【大学生必見】教授の戦闘力を丸裸にするスカウター、グーグルスカラーの使い方を解説する

俺だ。

大学生のみんなはいかがお過ごしだろうか。うだつの上がらない日々、とくにやることもなく退屈な生活を送っている人も多いだろう。

そんな君達に、最高に、とまではいかないけど、使い方次第でものすごい面白いツールの使い方を教える。

そのツールの名は、グーグルスカラー、Google Scholar、ぐーぐるすからー、だ!!!

研究室にはいって、ちゃんと活動している人なら知っている人も多いはず。

このグーグルスカウター、もといグーグルスカラーは何が特徴かというと、

 

普段ふんぞり返ってる偉そうな教授がへっぽこだってことがよく分かることだ!!!

具体的に説明しよう。

google scholar

グーグルの検索画面にそっくりなサイトが出てくる。

検索バーの下には、「巨人の方に乗る」と書いてある。

これは、かの有名なアイザック・ニュートンの言葉である。先人たちが今までに積み上げた知識を吸収し、それを発展・応用することで、学問の未知で最先端の領域を開拓することができる、ということなのだ。

巨人の肩に乗ると、今までは見えなかった、はるか遠くの景色が見えるよねってこと。

それで、このグーグルスカラーの検索バーに、まあ教授なら誰でもいいが、自分の大学の教授でも、自分の知ってる有名な研究者でも、とりあえずその人の名前を入力してみる。

基本、英語で調べたほうが圧倒的に情報量は多いので英語で検索(ファーストネーム + ラストネーム)ですることをオススメする。けど英語が壊滅的だったらしゃあない。

ここでは例として、最近頭角を表してきた日本の若手研究者、落合陽一氏を取り上げる。

研究者名 + profile と入力すると、その研究者のことをまとめたページが検索結果の一番上に出てくる。出てこないときは、今回紹介する手法が使えないので、他の研究者をターゲットにしょう。

プロフィールサイトに飛んだ結果がこちら。

https://gyazo.com/595aeef139084add07a2c2bdb1593fc9

 

ここで注目してほしいのが、画像右側の棒グラフと、その上に書いてあるh-index, i-10指標、という数字。

この数値の大小が研究者としての能力の大小を表している。

まず、h-indexという数値は何かというと、これはその研究者の論文の引用がどれだけされたかを示すものだ。

N本の論文がそれぞれN回引用されたとき、h-indexの値はNになる。

この意味がわかっただろうか?

10本の論文が、それぞれ最低10回以上どこかの論文で引用された場合、h-indexは10である。この指標のキモは、数値が上がれば上がるほど、1つ1つ数字を上げていくことが急激に難しくなることである。

h-indexを5から6に上げるのと、100から101に上げるのでは、後者の難易度のほうがはるかに高い。

数字1つの違いが、実はとても大きな差であるということ。

この場合、落合陽一氏のh-indexは9である。少なくとも9本の論文がそれぞれ、少なくとも9回以上なにかの論文で引用されている、ということがわかる。

次に、i10指標について。

こちらはもっと単純で、10回以上引用された論文の数を表している

落合陽一氏の場合は、10回以上引用された論文が8本あることになる。

くどいぐらい丁寧に説明してきたので、そろそろデータの見方がわかったと思う。

例外はあるが、十中八九、このH−indexとi10指標が高ければ高いほど有能な教授だ。日本だと、h-indexが7以下の教授もそこら辺にゴロゴロしてるらしい。 終身雇用が保証された教授が、ぬるま湯につかりながら、税金を食いつぶす。日本の大学産業は、どうやらそんな状態らしい。

例外について、いくつかパターンを挙げる。

①そもそも、英語で教授の名前を検索しても、検索結果がとても少ない場合。

⇒そもそも論文を英語で発表していない。そういう教授はクソ☆

②まだまだ若手で、論文が評価されるまでに時間がかかる場合。

⇒落合陽一氏あたりは、このケースだろう。5年後、10年後には、数値がものすごい伸びてるはず。

③論文のレベルが高すぎて、それを評価できる人材がいない場合

⇒ABC予想を証明したと言われる、京大の望月新一教授がいい例。ちなみに氏は、ABC予想を証明するために、宇宙際タイヒミューラー理論という、全く新しい数学の分野を生み出したそう。色々次元が違いすぎる。

さらにちなみに、このABC予想が正しいなら、かつて数百年間、数多の数学者を葬り続け、その末に天才数学者アンドリュー・ワイルズによって討伐された、数学史の伝説に残る超ド級モンスター「フェルマーの最終定理」を一瞬で証明できる。しゅごい。

※各分野ごとで、論文をどれ位引用するか、とか研究がどれくらい盛んであるかは違う。だから、異なる分野の教授同士のh-indexやi10指標を比べて、こっちの教授のほうがすごい!!、とは一概にはいえない。

落合陽一氏の他にも、何人か比べる対象がいたほうがわかりやすいので、ちょっと紹介する。

古澤明氏。いま、東大の粒子物理学の教授。このまえに、粒子テレポーテーションの検証実験とやらで、バズった人。

h-index 45

i10指標 90

文字通り、桁が違う。

この両方の数値が二桁いっている日本の研究者って、めちゃくちゃ少ないはず。

古澤明氏は、このまえ「プロフェッショナル」かなにかで特集されてたから、興味ある人は見てね。

https://gyazo.com/a3d3fd1c48bf93de4338cf542633dd1d

 

次は、海外の、化け物級の研究者に目を向けてみよう。

プロフィールを公開していて、名前に「a」という文字がある研究者を調べてみた。

 

https://gyazo.com/9e2f5a1395eaa1c42988fe91f807e33d

え、うそだろ…

 

https://gyazo.com/26ebb43ba9359dd37ddabe47bdce308b

戦闘力、504933?!?!?!?!?!?!?!

トリプルスコアである。引用数に至っては、もはやよくわからない。とりあえず、たくさんってことはわかった。

どうやら心理学の教授らしい。これはあれかな。心理学の論文って、めちゃんこデータとか大事だから、他から論文を引用してくることが多いのかな。

それにしても、504933はヤバイwww

 

そんな感じで、大学つまんなーーーい、ってぶーたれてる人は、これを使って遊んでみてはいかが?

もしかしたら、これがきっかけになって、学問が好きになるかもしれないし、実は自分の大学の教授がポンコツだと知って、色々楽しくなるかもしれない。

ぼくの通う早稲田大学には、

waseda.pure.

という便利なサイトがある。早稲田の教授はほとんどここのデータベースに登録されて、h-indexとi10指標がまるわかりになる。

自分のクラスの授業を担当している教授が、実はへっぽこだと知ったときの気持ちたるや、簡単には言い表せないぜ。笑

以上!!

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