では、テングワールシンダリンのベレリアンドモードに慣れる練習!
フロドはやっとの思いで裂け谷にたどり着き、なんとか元気になって、広間でビルボに会います。
なつかしいビルボ! 大好きなビルボ! たくさんたくさん話をして、部屋を抜け出すとき、エルフの歌が聞こえる。エルベレスを讃える歌。美しい歌。美しいエルフ語。
で、それをテングワールで書くとこうなる。
さぁ、原書でも訳書でもいいから開いて、どれがどこだか指さしながら読んでみよう!
ほとんどの子音はもうやったし、母音も覚えたから、大体分かるはずだよー。
知らない字は、そーか、これがこれなのかぁ!と頷きながら読もう。
指輪物語第1部旅の仲間下の第1章、数々の出会いの終わりの方。訳本の文庫では3巻の55ページ。
読んでみた?
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・・・と、こうなるわけでした。
初めて出てきた子音は、上に棒が出てるやついろいろ。名付けて上棒族。
ス、と、フ。
th f
h みたいのが th になる。これは覚えやすいかな。
で、下に横棒を引くと、f になる。
thは、日本語の「す」とは違って摩擦音だけ。舌の先を上の歯にちょっとあてる感じにして息を出す。
thththththth~~~って言ってみよう!
thはね、英語だと字を2つ使うけど、テングワールではひとつでいいの。
t と h 、とって並べないから気をつけよう。
じゃあ、f の方。
日本語の「ふ」って、唇に歯を当てたりしないけど、 f は上の歯をちょっと下唇につけるようにして言う。
だからほら、下の棒は唇だと思えばいいよ。
はい、皆さん、ffffffff~~~って言ってみよう! 歯を使うんだよ~
で、あとは前にやったのと同じ。
曲線2本になると、にごる。
ス、と、ズ。 かんたん。
th dh
th も dh も歯と舌がポイント。
フ、と、ブ。 かんたん。
f v
f も v も歯と唇がポイント。
さて、上で読んだ歌の最後の段の nef の f がになっている。
グワの奴、間違えたな~~!! って思った人いるでしょ。へへへー (~ー~)
これは、ブでいいのでした。
ここはネブって読む。だから字も「ブ」になってる。
単語の最後が f だと v の発音になる。 それを発音通りに書くと上のようになる。
ほら、The Lord of the Rings って、カタカナにすると、ザ・ロード・オブ・ザ・リングズ でしょ。オブでしょ。オフじゃないよね。あれと同じ。 f って書いてあっても発音通りに ブ って書く。
訳本も「ネブ」に直した方がいいと思うな。
トールキン先生もここはもちろんを使って書いている。
この歌は、先生がテングワールで書いたのがこの本に載ってるよ。
でも上のとちょっと違う。先生、母音を抜かしたりとかしてるし、解説のページのと楽譜の周りのはまたちょっと違う。
上のグワが書いた緑の字は、指輪の本の通りにしてあります。
はい、ここまでで覚えたのは、
おぉぉぉぉぉ・・・・ こんなに増えた! すばらしい・・・・
さて、次。
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