メディアマーカーが終了したので、EverNoteで蔵書管理・購入履歴管理する方法を考えた

長らくブログを書いてなかったんですが、これはさすがに自分にとって大事件と言ってもいいことだったので久しぶりに書いてます。

なんと、長らく愛用していたMediaMarker(メディアマーカー)がサービス終了するとのアナウンス。

↓これは公式サイトのお知らせ。

突然でありますが、2019年1月20日をもって当サービスを終了させていただきます。 すでに、Amazonデータを利用する新規登録などはできなくなっていますが、 Amazonデータを使わないコメント編集などはサービス終了まで可能となっています。

引用:メディアマーカー – お知らせ / メディアマーカーを終了します。

2019年1月20日で終了するとのことですが、自分が利用していた「AmazonからEverNoteへの登録」はすでに使えなくなっていました。

ブックマークレットからとても簡単に投稿できていたので重宝していたんですけどね・・・。

代替サービスとしてはブクログが候補に出てきたんですが、例えばキーボードやDIYなどの、購入履歴すべてを管理するものとして蔵書管理サービスは向いていないというのが正直なところ。

なのでいろいろ試行錯誤して、書籍(読書メモ)も、それ以外の商品もすべて管理できて、あとから編集・検索も使いやすい方法を探しました。

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EverNoteで購入履歴管理

長くなるので先に答えを書いておきます。目的によっては最適な方法ではないので、あくまで自分の使い方に合っているかどうか検討するのがおすすめ。

  • Chrome拡張「Evernote Web Clipper」使用
  • 転送したいAmazon商品ページでEvernote Web Clipper起動
  • 形式から「Amazon」を選択
  • ※レビューは長いので対象から外すなど、必要ないもののチェックを外す
  • コメントに購入日・購入先・金額を入力
  • 「クリップを保存」をクリック

拡張機能の詳しい使い方や、蔵書管理・購入履歴管理に使う場合の注意点などは、あとで図解付きで詳しく解説していきます。

蔵書管理・購入履歴管理に求める条件

蔵書管理の方法としてはブクログがそこそこ有名で利用している人も多いと思いますが、蔵書管理サービス全般に言えることとして、だいたい書籍や映像などのメディア商品が主な対象なんですよね。

そのため、日常生活で買った消耗品やパソコン周辺機器なども含めた全ての商品(Amazonにあるすべての商品)が登録できて、EverNoteと連携しやすいものがMediaMarkerしかありませんでした。

↓自分が蔵書管理・履歴管理したい条件はこんな感じ。

購入履歴管理の条件
  • 購入先はネットショップだけでなく、実店舗もすべて
  • 書籍だけでなく、Amazonにある商品すべて
  • いつ、何を、何円で買ったか
  • 商品画像(サムネイルの一覧性を高めるのに必要)
  • Amazonへのリンク
  • あとからタグ検索・全文検索・日付絞り込みできる
  • 情報を追記できる(読書メモや商品の評価など)

これらの条件で、なるべく手間のかからない方法でEverNoteに転送できる方法が必要でした。

AmazonからEverNoteに記録する方法

メディアマーカーには及びませんが、なんとか探した中で及第点だと思う方法を紹介していきます。

まず、何はともあれChrome拡張機能をインストール。

Evernote Web Clipper

※EverNote純正のWebクリッパー拡張機能。動作がやや重たいですが、「Amazon」形式が選べるためにレイアウトが一番マシだったのでこの方法を採用しました。

次に、保存したい商品のAmazonページへ起動。

↓例えば、以下のキャプチャはキーボードの商品ページで起動したところ。

クリップの形式に「Amazon」を選択することがとても重要で、とくにスマホで見やすいレイアウトはこれしかありません。

コメント部分に購入日・購入店舗・金額を書いておけば、後で見返した時にいくらで購入したのかわかるので、次の買い物の参考になります。(同じ商品を2回目以降の買い物では、EverNoteに追記)

それ以外にも、コメントはEverNoteの全文検索の対象になるので、自分がどんな使い方をするのかによって自由に入力してください。

ーーー

注意点としては、カスタマーレビューを取り込むと後で全文検索の邪魔になるので、Webクリッパーでチェックを外しておいたほうが良いと思います。(どうやら毎回チェックを外さないといけないので面倒・・・)

製品の仕様などは見返す時に便利かもしれないので、オンオフはお好みで。

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で、クリップしたのはそのまんまだとスマホで見にくいので、

パソコンのクライアントで、本文の編集状態でCtrl+スペースを押して「書式を簡略化」します。(本文を右クリックして「書式の簡略化」をクリックでもOK)

するとパソコンのほうはほとんど変化がありませんが、スマホのほうは若干見やすくなりました。

※URLが長いのは変えられないので見た目は微妙ですが、まぁタップしやすいと思えば・・・。

EverNoteは後から全文検索・タブ検索・専用ノートだけを対象に検索・日付絞り込みなど、多様な検索ができるのが強みです。

見た目はイマイチだが

EverNoteの見た目はブクログなどの蔵書管理サービスには及びませんが、後々検索で活用できるシチュエーションがあるならとても有用なサービスです。

1000個以上・数年間の蓄積など、記憶から引っ張り出すのが難しくなるほどデータが大量な人との相性は抜群だと思います。

ーーー

ちなみにEverNoteに保存される情報はこんな感じになってます。何かメモしたいことがあれば好きなだけ追記。

画像は大きなものもそのまま保存されてしまうようですが、500x500pxのそこそこ大きな画像4枚でもノートの容量は100KB前後だったので、無料のEverNoteアカウントでもまぁ大丈夫だと思います。

読書管理・蔵書管理に使う場合

読書メモに使うなら、EverNoteに追記していくだけです。

商品画像の下あたりにでもメモを書いていけば良いんじゃないでしょうか。

EverNoteでの読書メモって、Amazonから登録した商品のノートの、好きな場所に書けるし、

あとから画像の挿入・音声の挿入はもちろん、

手描きスケッチなんてこともできます。(直線は自動補正機能あり)

1ノート1書籍になっているので、一般的な蔵書管理サービスと同じように検索できるし、機能的にも使い勝手の点でもなかなか優れてると思いますよ。

購入履歴管理に使う場合

AmazonからEverNoteへ商品情報を登録すると、1商品1ノートが基本になるので、商品に対する評価をメモしていれば、自分専用のデータベースができあがります。

例えば特定のジャンルに詳しくて、友達に「どれを買ったら良いのか教えて」と言われた時。

  • 購入履歴ノートから検索して絞り込み
  • サムネイルでだいたいの記憶から判断して
  • ノートの中身を見ておすすめするものを決定して
  • Amazonリンクを長押しして友達に共有

ということが、ほぼEverNoteに蓄積した情報だけでできてしまいます。

もし商品数が膨大で絞り込みに時間がかかりそうだったら、タグで「★5」「★4」「★3」「★2」「★1」などを事前に付けておくのもあり。

その他、タグはメーカー名やカテゴリ的なものなど、工夫の余地がいろいろありますね。

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例えば自分の場合、購入履歴専用のノートの中から「キーボード」で検索すると、今まで購入したキーボードがすぐに抽出できるようになっているし、

「tag:キーボード」というふうにタグ検索するとさらに高い精度で検索できます。(でも購入履歴ノートから検索するなら全文検索でも精度に問題ありません)

EverNote蔵書管理の注意点

これで、最初に書いた以下の条件を満たす流れができました。

購入履歴管理の条件
  • 購入先はネットショップだけでなく、実店舗もすべて
  • Amazonにある商品すべて
  • いつ、何を、何円で買ったかわかる
  • EverNoteに画像とAmazonへのリンクがある
  • あとからタグ検索・全文検索できる
  • 情報を追記できる

ただし注意点もあるので少し書いておきます。

スマホから登録できない

例えばiPhoneの共有ボタンの中にEverNoteがありますが、これを使うとレイアウトがぐちゃぐちゃになるので使い物になりません。

↓こんな感じで、レイアウトがぐちゃぐちゃになるし、ノートを開くまでやたら時間がかかるようになるためおすすめしません。

アプリがない

スマホで使えないのと同じ意味になりますが、アプリにそのような機能ができるものがありません。

本に限れば蔵書管理サービスとIFTTTを組み合わせればできるという情報も見かけますが、Amazon全ての商品を投稿できる方法は見当たりませんでした。

つまりパソコンからしか商品登録できないということになるので、実店舗で買ったものを記録し忘れることがあるかもしれません。

ーーー

まぁ一度EverNoteに登録さえできてしまえば、スマホからの閲覧・検索・編集はわりと自由にできるようになるので、EverNoteに蓄積してある情報の検索性や使い勝手はとても良いと思います。

まとめ

以上、パソコンからしか登録できないという縛りはありますが、登録した後は使い勝手が良いので、EverNoteでの管理はなかなかおすすめです。

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ちなみにこの方法にたどり着くまでにいろいろ試しました。

  • Amazonの注文履歴一覧画面からコピペ→レイアウトだめ、必要な情報が足りない
  • Amazonの注文履歴詳細画面からコピペ→同上
  • Amazon商品ページからコピペ→同上
  • Webクリッパー拡張で「選択範囲」→選択が面倒・必要な情報が不足

もうちょっと時間をかけて探せば、今回紹介した「Evernote Web Clipper」より良い方法があるかもしれませんね。

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関連:EverNoteからOneNoteへの移行は無理|「タグ」という超えられない壁

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制作物:「ノイズレスサーチ

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