にのうでプニ子です!
実は私、7月に結婚式を挙げました。なんだかんだ3ヶ月近くも経ってしまった…!
お互い結婚式自体はしたいと思いつつ、大人数で・チャペルで・感動の披露宴で…というイメージは全く持っておらず。(&非常に気恥ずかしかった)
色々と考えた末、コンセプトウェディングという選択肢を取り少人数で非常に愉快な式を挙げることができました。
折角の体験なので身バレ上等な気持ちで残そうと思います!見ていってね!
思いきり自分たちらしい結婚式をしよう!
そもそも結婚式って必要?
特に結婚式に強い憧れを持っている訳でもなく、婚約後ずっと式へのモヤモヤを抱え結婚準備が始められずにいた私たち。
結婚式なんて目玉が飛び出るほどのお金が掛かるし、決め事は多くて面倒くさそうだし、人前で主役になるなんて想像するだけで顔から火が出そうだしロマンチックな雰囲気なんて似合わない!ゲストに3万もご祝儀をもらうのも申し訳ないじゃん…!
でも親や友人に感謝は伝えたい気持ちはある。
人前で誓うけじめだって必要な気がする。
でもでもでも…ッ!!!!!
そんなモヤモヤを変えてくれたのが「コンセプト(オリジナル)ウェディング」との出会いでした。
どうせ時間とお金を掛けるなら思いっきり楽しいことがしたい!
っていうかむしろ人生でこんなにお金かけて皆と好きなこと出来るチャンスなんてないんじゃないか!?
コンセプトウェディングはそんな願望を思いっきり自由に叶えてくれるものでした。
「結婚式らしくない結婚式がしたい!」
その想いを胸に、式場ではなくウェディングプロデュース会社に向かった私たち。
お互いのこれまでや好きな事をじっくりヒアリングしていただき、私たちだけのウェディングコンセプトを提案してもらうことに。
「どんな結婚式にしたいか」だけでなく「何のためにするのか。誰のためにするのか」という所まで本当にじっくり考える時間となりました。
私たち二人の共通点。
それは「好きなものが多い」こと。
演劇サークルで出会い、映画が大好きで、ラスカルが大好きで、楽しいことが大好き。
そんな私たちの大好きな全てを詰め込んだ1日をゲストの皆と共有したい!
そんな想いを汲んで提案していただいたコンセプトはズバリ『PLAY THE LIFE!』というもの。
いただいた瞬間、なぜか泣きそうになる位感動したのを覚えてます。
・出来る限り低予算!
・家族と友人だけの少人数!
・主役は私たちではなくお世話になったゲスト!
・花嫁主体ではなく夫婦2人でしっかり考えたものにする!
舞台と映画とラスカルとその他私たちを作り上げている「好き」をたっぷり詰め込み、結婚式で思いっきり遊ぼうと決意を固めたのでした。
招待状もオンリーワンじゃなきゃ!
オリジナルの招待状が作れるというというのもプロデュース会社にお願いする大きな魅力。
担当のプランナーさん、デザイナーさんに本当に色々と提案していただき、超イケイケな招待状が完成。
ぱっと見で「舞台」をイメージできるフレームに招待状本紙はフライヤー風!
実はこれ組み立てるとフォトフレームになって飾れるのです!
招待状にはチケット付き!
ちなみにご祝儀なしの会費制です。
返信はがきは「主役は大好きなゲストの皆さん」という気持ちを込めて「ご出席」ではなく「ご出演」に。
(プラス「ご」を消すマナーにしゃらくせえ!と思いYES・NOにしたのもこだわり)
会場は渋谷「HOTEL EMANON」
会場ももちろん結婚式場ではなくコンセプトに合わせた場所に!
通常結婚式を挙げる際は式場を決めてから内容を決めていくという流れが多いとのこと。
ですが私たちの様な場合は「プロデュース会社を決める」→「テーマが決まる」→「会場選び」という流れになりました。
ホテルエマノンは貸切パーティーも行なっている渋谷のカフェレストラン。
決め手は展示スペースを確保できる部屋数の多さ。
一日貸切できる点も大きかった!
気恥ずかしさの無いオシャン度100億万点の外観に一目惚れ
丸ごと詰め込め!趣味の部屋
そんなエマノンをフル活用して、受付後やパーティー合間に見て貰える様にお互いの趣味を詰め込んだ趣味の部屋を2部屋用意。
その①ウルトラマンから始まるフィギュア遍歴や映画ポスター等の部屋
おしゃれさで誤魔化されたただのオタク部屋だ!
幼少期からのお気に入りを厳選して持参!
夫の同人誌の中でさりげない星野源をアピールする私
その②ラスカル部屋
「この部屋を作るために今までラスカルを集めていたんじゃ無いか」と思う程の夢に見た様な空間!
圧巻のラスカル!!
壁にはブログやツイッターにもよく載せている自慢のラスカル写真を展示。
普段家族や友人には見せる機会のないものばかりなのでビックリされましたw
自前・低予算のドレス&タキシードで賢く!
今回一番通常の結婚式と価格で差がついたかなと思うのが衣装!
動きやすさ&気取らなさを重視して超カジュアルスタイルに。
ドレスは主に2次会や海外ウェディング用のドレスを販売している店舗で3万円で購入。
タキシードはEDIFICEやBEAMSなどのセレクトショップで購入(合計約6万)
(夫の衣装はもはやただのセットスーツなので普段使いする気満々なのだ)
夫の靴は自前だし私に関してはネット通販で2000円!w
(ブランドや豪華なドレス姿に憧れがない自分に感謝)
式後、ガンガン普段履きとして活用しまくりです。
私たちがこんなカジュアル丸出しなのでゲストにも
女性…好きな日常着
男性…好きなシャツ
での来場をお願いしました。
ちなみにブーケ&ブートニアも造花で母と手作りしたので超リーズナブル&プライスレス!流石に安っぽいかなと心配したもののかなり評判が良く、一生飾って置けるので大満足しています。
前半・パーティー編
通常は挙式後→披露宴となりますが、私たちは順番を入れ替え
パーティー(兼舞台づくり)→挙式
という流れにすることに。
この時間でも殆ど結婚式らしくないイベントを次々実行!
文字通り“舞台を作る”
前述の通り私たちの出会いは演劇、そしてゲストの殆どが同じ演劇サークルの仲間!
主役は自分たちでなくお世話になったゲストの皆であり全員で今日1日を作り上げたいということで、
なんと文字通り「舞台を作る」ことに!
パーティーを先にした理由はこれにあります。
パーティー中に各グループに分かれながら挙式スペースへ移動
スタッフさんに用意していただいていた舞台に、
照明(電球)を一人一つずつつけてもらったり、
トンテンカンテンと釘を打ってもらいハートを作ってもらったりして
挙式の舞台が出来ました!!
一枚一枚貼ってもらったハート!
(ちなみにこちら後日切り取って配送してくれるとのことでどこに置こうか検討中ですw)
ケーキの代わりにレンバスを
結婚式は世界中の女性の夢だと言うけれど、私の夢もまた一つ叶いました。
そう、それはレンバスを食べること…!!
レンバスとは最早説明も要らないかと思いますが『ロード・オブ・ザ・リング』にて登場するパサパサ感の半端なさそうな非常食。
そもそもウェディングケーキは高価だしファーストバイトにも憧れがない&したくない。
だがレンバスなら話は別だ!!!!
「レンバスって作れますか…?」と言う無理を快く引き受けていただき、なんと実現してしまいました。
夢って…叶うんだなあ…
初めて食べるレンバスは思いの外パサつかず、素材の香ばしさがなんとも私好みなテイスト…!最高の体験になりました。
ゲストの皆からも驚きの声が上がり喜んでもらえてよかった。
根性で作った映画のレビュー本
今回オーダーしたり自分で作ったりしたものが山ほどあるのですが、中でも一番苦しめられた頑張ったのが「映画のレビュー本を作る」という試み…!
返信ハガキに「あなたの好きな映画を教えてください」という欄を作り、ゲストの好きな映画を一本づつ集め、2人で全て鑑賞しレビューを書きました。
正直、結婚準備のクソ忙しい時期に詰め込むべきでない激ハードメニューではなかった。けれど完成したレビュー本を手に取り、ゲストからの声をもらったら全部吹き飛美ました。
我ながらかなりの力作…!!
パーティー中にはこの中から何作か「どうしてこの作品を選んだのか」気になったゲストにインタビューしてもらったりも。
大好きな皆の「好き」をまた一つ知ってより近づけた気もします。
後半・挙式編
前半でゲストに作ってもらった舞台にて挙式がスタート。
バージンロードは希望通り2人だけで一緒に入場しました。
誓いの言葉はゲストから
実はパーティー中にゲスト席へそれぞれ配っていた森の動物カードに、ゲストから私たちへの誓って欲しい言葉を記入してもらっていました。
挙式ではその中から新郎新婦側のゲスト各3名づつに読み上げてもらったのですが、
「プニ子が不機嫌になっても付き合ってあげると誓いますか?」
「(新郎)の無駄遣いをやめさせると誓いますか?」
などなど我々を知っているが故の個性的な誓いの言葉ばかりで笑いっぱなし。
もちろん全部誓いました!頑張るぞ!
誓いの動物カードは全員分をまとめて結婚証明証に変身!
リングボーイ・ラスカルの頑張り
地味にこれが挙式中の1番のイベントと言っても過言でないであろう…
今回指輪を舞台まで運ぶ大役を任せた相手は、そう。
我らがラスカル!
ブンブーン!
ラスカル、扉を開けて堂々登場!
BGMはもちろん『ロックリバーへ』だ!
途中道を間違えそうになりながらも、ゲストに誘導してもらい…
なんとか到着!!
実は本番に向けて自宅でも会場でもストイックに特訓を重ねていたラスカル。
無事指輪を受け取る事が出来、ホッとしたと共にかなり感動しましたw
両親贈呈品はラスカルのウェイトドール
両親への感謝の気持ちを込めて何を送ろうか散々悩んだ末、定番のウェイトドールをラスカルのぬいぐるみで自作することに。
それぞれのラスカルが出生体重の重さになっているのだ!
(自分でちまちまと重さを微調整して頑張った!)
名前と誕生日、出生体重を刺繍したバンダナもつけてみました。
お母さんお父さん、ガンガン可愛がってね…!!!
最後は全員でカーテンコールだ!!
式の最後には、「ゲストの皆が今日の・そして私たちの人生のキャストだ」という気持ちを込めて、全員で紙吹雪を舞わせてカーテンコールとしました。
もう写真がめっちゃくちゃ良い…!!!!
ゲストの皆の笑顔がキラッキラしていて、それを見たら胸が苦しくなるくらい幸せな気持ちになりました…はあああ、結婚式やってよかった
プチギフトは例のアレ
最後にゲストの皆へ渡したプチギフトは
「洋画で良く見るボウルに入ったポップコーンをソファで食べるシーンを再現できるセット」
透明のボウルにキャラメルポップコーンを付けた特製セットなのだ…!
終わりに
結婚式を考えた当初、「バージンロードは歩かない、誓いのキスはしない、余興は頼まない、感動的にはしない」と「したくない」事ばかりだった私。
でもコンセプトやゲストへの感謝を考えれば考えるほど「したい」事が強くなっていくのに気づく事もあり、結果的に結婚式らしくない結婚式・感謝を伝える1日に仕上がってくれたかなと思います。
オリジナルウェディングは1から決めるや自分を大きく曝け出す作業も多く、通常の結婚式よりも大変な事も多いかもしれません。
でもだからこそ頑張れた時間のようにも思うのです。
自分自身のこと、私たちという夫婦、そして結婚ということをこんなにもじっくり考える機会はそうそうないんじゃないでしょうか…!
どうしても花嫁主体になりがちな結婚準備ですが、こういう形にしたことで夫もバリバリ意欲的に楽しんで共に作り上げることができたのもかなり意味があったなと思います。
何よりゲストの皆のとびきりの笑顔が見られて最高に嬉しかった!
こっちが幸せを沢山受け取った日だったなと思います。
泣けるほどしんどかった。でもやっぱりめちゃくちゃ楽しかった!
終了後のスタッフさんとの記念撮影
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