ため息氏のLさんへのコメント(茶字)です。
http://seigi.accsnet.ne.jp/sigh/blog/?p=13222&cpage=1#comment-18404
キメラからホストのT細胞を含まない体細胞を得るというのは、結構面倒なことがわかりましたが、そもそも、これができるという前提でTCR再構成を利用したんでしょうね(1)。 「注入した細胞の再構成パターンをあらかじめ知る必要はない」は素人の私でも考えつくことですが(2)、学さんに何回言ってもわかってもらえないのであきらめました。 (1) (2)の記載部分において、ため息氏のコメントがおかしいです。
ため息氏にとって、あたりさわりのなさそうなことを選んだつもりでも、そうなっていないのです。
結局、彼のジグソーパズルがつながっていないことを自ら示しています。
多分、ご自身では(打倒学とみ子で)自信をもって書かれた文章でしょうが、見当はずれです。 ホスト細胞のT細胞を含まない体細胞を得ることができるとSTAP実験者が思ったと、ため息氏は、言いたいのでしょうか?ため息氏には、実験者の気持ちがわかるのですか?
(1)に関しては、Lさんは実験ミスを指摘しています。
>問題は、笹井先生と丹羽先生が入ってくる前のサイエンスの段階では、そこに気づいてなかったという事でしょう。(Lさん) Lさんは、ホストマウスのT細胞が混じらない実験法を模索して説明してくれました。
(可能性ですが)キメラのT細胞の多くはホスト細胞がつくるはずと予想されるため、キメラTCRをPCRで増幅してしまうと、無数パターンのTCR出てきてしまいます。
Lさんの提案は、キメラ内にT細胞がつくれないタイプの免疫不全マウスをホストとして使う、あるいは、ホストがT細胞をつくらないうちに、TCRを解析する方法を提案していました。
その条件で、キメラからTCRが検出できた時、T細胞からキメラができたと言えると、Lさんは説明しています。 Lさんの説明から離れます。
STAP―T細胞が、キメラ構成に寄与した場合を考えます。 STAP‐T細胞がキメラの体細胞を形成したことを証明できれば実験は成功だったことは、皆、知っています。”キメラ体細胞にTCRがある”で、”キメラはT細胞からできた”が十分です。
その場合でも、特許の図にあるようなD2J2バンドは、不鮮明になるように思います。 なぜなら、注入したSTAP‐T細胞が、さまざまなTCRパターンを持っているからです(つまり、モノクローナルではない)。
STAP細胞塊に含まれた個々のT細胞が持っていたさまざまなTCRを反映して、D2J2は何本もバンドがでるでしょう。つまり、不鮮明です。 一方、D2J2がクリアなバンドパターンで出るためには、1個(ないし少数)のSTAP‐T細胞が大きく増殖してキメラの体細胞(例えば尻尾の主要部分)にならないといけないはずです。
その場合、D2J2部分をPCRで増幅すると、キメラの体細胞は、1個(ないし少数)に固定されたSTAP‐TCRが増幅されるので、(その細胞数が圧倒的に多い結果で)、D2J2バンドもクリアになるのではないでしょうか?
血液由来のTCRは少なくなるので・・。
すなわち、ハンナさんの実験のように、モノクローナルなB細胞でキメラを作る実験条件に近くなります。
モノクローナルなSTAP‐T細胞でなくともよいが、それに極めて近い状態で同一TCR大多数で存在しないと、PCR増幅D2J2バンドもクリアにならないと思います。
西村先生は、そうした特殊な条件で、D2J2バンドが1-2種類と言ったと思います。
ため息氏は、素人でもわかると言っていますが、それは違います。 研究者たちは、TCRを理解できなくて(若山研究室員ですら)間違ったのです。 ため息氏は、いまだにTCRを理解していないのです。 ため息ブログにおけるLさんのコメントで大事なところ(青字)を書いてみました。Lさん、勝手にこんなことをしてすみません。
詳しくは、ため息ブログ
での議論を見てください。
絶望的に酷いT細胞発生が抑えられているマウスを宿主に使えばTCRは使えますし、胎生早期でキメラ解析しても使えると思いますよ。
・・・・
あるいは、TCRのデータは全部外して、CD45ソートだけで体細胞からの初期化の議論を展開しても良かったと思います。
・・・・
キメラ体内のT細胞はほぼ100%宿主由来で占められ、正常な免疫機能が保たれると予想されます。
・・・
注入した細胞の再構成パターンをあらかじめ知る必要はない(というか、細胞株化されていなければ技術的に不可能)ですが、
この部分のLさんの説明についてですが、細胞株化されていないと、1個のTCRのT細胞を増やせないという意味です。
しかし、PCR増幅してD2J2バンドをきれいなパターンでみるためには、1個のTCRをもつT細胞が増殖してキメラ内で陣地取りに勝利しないといけないと思います。
こうしたことは、現実的には起こらないと思います。
つまり、ため息氏のせりふ「注入した細胞の再構成パターンをあらかじめ知る必要はない」
の状態では、ゲル図でTCRバンドがきれいに見れる状態にはならないと思います。
ため息氏は、ゲル図のバンドの出方まで考えていないでしょう。
ゲル図で、本当に体細胞由来TCRをクリアに見たい時には、TCRの数が少なく限定されていることが必要と思います。
それはモノクローナルということになるのです。
なぜ、単一なのかですが、少ない種類のTCRなら、バンドはクリアかもしれませんが、キメラのTCRの種類は人工的に調整できないのです。
一方、1個のTCRなら人工的に調整できます。
CD45細胞には、T細胞よりもっと増殖能力に長けた細胞がいます。
T細胞の宿命として、特異的抗原刺激が増殖に必要だと言っても、ため息氏には通じません。
なぜ、キメラのT細胞が、ホスト細胞で占められるのか?を考えてください。
ハンナさんの実験でも、最終段階のBCRをもつB細胞に遺伝子を挿入してもなお、初期化にはとても苦労しているんですよ。
追記です。
以下のLさんのコメントについて、学とみ子が知りたいと思ったことがあります
(すでに、2018/10/7(日) 午前 9:22、コメント欄に書いたことの繰り返しです)
Lさん、もし、お時間許せばですがよろしければ、ご教授くださるとうれしいです。
>その陽性バンドを切り取ってサブクローニングし、配列を読めば、再構成バンドがSTAP由来TCRか非特異増幅か確定します。(Lさん)
陽性バンドに、母胎側胎盤の血液(子宮を提供しているマウス)由来のT細胞の影響はいかがでしょうか? 理論的には、胎児と母親の血液は混じりませんが、微量では混じります。たとえば、男児を出産したことのある女性は、後にY染色体の断片が体内に残り、後の免疫系の病気のリスクの可能性が指摘されています。今回のキメラの体内の母由来T細胞は、その逆の問題です。 胎児を取り出す時の母胎血汚染もしっかり除去しないとなりません。 この実験をがんばってもバンド陰性の可能性が高くありませんか?陽性でも汚染の指摘がでそうです。 実際にやられていない実験に関する内容で申し訳ないです。 Lさんが、もう線路は続けないということであれば、それでかまいません。
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コメント(3)
アノ姐さん、
>以前、アノさんは[わたし(アノ姐)が(検査?. 実験?)をやると、精度高くやれる]などと自慢していましたが、
このような話題をおっしゃっていませんでしたか?
それと社会的問題のある方々をケアしていたとかも、おっしゃっていませんでしたか?社会的問題を抱える人たちの思考過程が理解できるとか、おっしゃっていませんでしたっけ?
その部分の記録を当方は、すぐ探せないので、もしアノ姐さんが言ったことがないというなら、まずは謝りたいと思います。
そうした情報をネットに載せたことがないのですね?
一般論で恐縮ですが、権威ある医療系組織とは、保健所、厚労省関連を意味します。
そうした関連のことをおっしゃていないと言うことなら、大変失礼しました。ごめんなさい。
そもそも、ネットで相手の職種をうんぬんするのも、大変なエチケット違反ですものね。
議論をする時には、相手の職種がわかっていた方が便利ではありますが、やはり、エチケット違反であることに変わりありません。
2018/10/8(月) 午前 1:43 返信する
ため息さん、
以前より、理解が進んだような質問内容になってきました。
以前は答えられないような質問内容でしたからね。
相手を侮辱して、教えてもらえるなんてこんなうまい話は他には無いですよ。
今後、ため池一家の議論を見れば、誰が理解していて、誰が理解できていないかわかります。
ため池一家は、当ブログを攻撃するために全神経を集中しています。
ですから、学とみ子は、承認する必要もないし、答える義務もありませんね。
私は、ため池一家の教育係ではありませんので・・・。
教育係をお望みなら、糞ばあさん、認知症コメントをやめなさい。
そちらのコメントはゼロになりますね。
そちらでは、oTakeさんが、ため池の維持にがんばってくれるようです。
どうぞ、そちらで議論をつくしてください。
又、Lさんもアドバイスをくれるかもしれませんよ。
再び、学とみ子を無能呼ばわで何かを書いて、自らの無知を天下にさらさないことを祈ります。
人の上に立つあなたは、自らの無知はいさぎよく認めてくださいね。
2018/10/8(月) 午前 10:09 返信する
> ため息さん
>以前から全く同じ質問だったんですけど、
あなたのは質問でなく、あくまで第三者向けのパフォーマンスだ。
やり取りの内容がわからない人からすると、どちらが正論かがわからない。ため息氏は、そうした方に向けて、自らが正しいとパフォーマンスすればよいでしょう。
あなたの社会的地位から、廻りの人は非難しないでしょうし、今まで通り楽しく過ごせますよ。
あくまで、ご自身の優位性を顕示して過ごされたらいいでしょう。
今回でため息氏がやっとTCRを理解できたとしても、最初からわかっていたふりをして、今後も過ごされてください。
学とみ子からすると、このレベルの医学部教官がいることを知って、社会勉強になりました。
ホント、ありがとう。
2018/10/8(月) 午後 0:02 返信する