いいモノ調査隊
燻製とぬか漬けのハイブリッド!

燻製が冷蔵庫で作れちゃう!? 「燻製麦ぬか床」がドハマりするおいしさ

こんにちは、ほそいあやです。
今日紹介するのは、最近はやりの「冷蔵庫用のぬか床」。ぬかの入ったパックや箱に食材を入れて、冷蔵庫に入れておくだけでぬか漬けができるお手軽アイテム……なのですが、なんとこちらは「燻製(くんせい)風味のぬか漬け」ができてしまうというミラクルな商品です。本当に燻製の風味が再現できるのか?

みたけ食品の「燻製麦ぬか床」

みたけ食品の「燻製麦ぬか床」

こちら、もともとは友人のブログで知ったのですが、何やら「燻製とぬか漬けのハイブリッド」なんていうもんですから、即ポチです。燻製もぬか漬けも好きな者としてはほっとけません。そして1週間かきまぜ要らずというのがズボラな俺らにぴったりだよね。

直感で好きなものを漬けてみよう


今回は
・ゆで卵
・うずらの卵(水煮)
・kiriクリームチーズ
・モッツァレラチーズ
・カニカマ
これらの食材を漬けてみたいと思います!


袋の中には味噌(みそ)のような真っ黒の麦ぬかが入っています。うん、燻製の香りするする。醤油(しょうゆ)がプラスされているので醤油の香りもします。

袋を大きく開けて、食材をグッと押し込みます。上の写真のように、ゆで卵なら4~5個入ります。小さめの食材ならたくさん入るので、数種類同時に漬けていきます。

今回は上に挙げた食材を約10時間漬けてみることにします。

冷蔵庫にイン。ドアポケットに入れておくと目に付きやすいので、漬けていることを忘れなくて便利

冷蔵庫にイン。ドアポケットに入れておくと目に付きやすいので、漬けていることを忘れなくて便利

こちらは公式サイトに記載されている、おすすめの食材と漬け時間の目安です(一般的なプロセスチーズやハムはもともと塩気が強いので、個人的には記載時間よりも少し短めにしたほうがいいかなと思いました。そのあたりは何度かやってみて好みの漬かり具合をみつけるのがよいと思います)。

今回私は下準備なしの食材を使っていますが、下準備の必要のある物のやり方や、商品のお手入れ方法・保存期限などは、こちらの「燻製麦ぬか床 Q&A」に詳しく載っています。

さて、10時間たったので食べてみましょう。漬けた食材はさっと水で洗い、ぬかを落としてそのまま食べられます。

ゆで卵は、ぬか漬けと醤油の味のする燻玉に


黒光りした表面がたまらなくそそりますね。食べてみると、燻玉にぬか漬けと醤油の風味が加わり、塩気もちょうどよし。普通の燻玉に比べて燻製感は弱いけど、代わりにぬか漬けの発酵味があるので奥深い。気の利いたおつまみって感じでおいしいです。

うずらの卵はすぐ漬かっておすすめ


当然だけど、ゆで卵と味はそんなに変わらない。小さい分、味が濃くなります。普通サイズのゆで卵よりも漬け時間を短くしたほうがいいかと思いましたが、塩気の強さでおつまみ感がアップしていてこれはこれでいいと思う。水煮を買ってくれば殻をむく手間もなく簡単。

大いなる変身を遂げたカニカマ

そして実験的に漬けたカニカマが、まさかのヒット。ビールにぴったりのおつまみに進化しましたよ。燻香と醤油の味が加わると、単調なカニカマの味が急に料理になる。ちょっと何を食べているか混乱するけど、とにかくおいしいカニカマに変身します!

こういった「水気が出ない」「ほんのり甘み程度の味」の食材は、いい線いくような気がします。

味のついていないチーズがめっちゃおすすめ!

カニカマ以上にヒットだったのがクリームチーズ(左上)とモッツァレラチーズ

カニカマ以上にヒットだったのがクリームチーズ(左上)とモッツァレラチーズ

クリームチーズはクリーミーさが燻香&麦糠香とバランスよく混じり合い、味もよく染み込んでいます。クリームチーズの醤油漬けより、複雑な旨味があってかなりいいんじゃないか。ちびちび箸でつまみながら飲める。これは日本酒が合いそう。

そしてモッツァレラも我が家でとても評判でした。ミルク感があるものは合うみたい。味がすごく染み込むけど、もともと塩気がないのでしょっぱくなりません。「コーヒー牛乳の味がする」という感想があったけど、わかるかも。とにかく大成功。ほかのチーズも試してみようと思います。

はんぺんはボリューム感がある

公式サイトのおすすめの食材にあった「はんぺん」を漬けてみました。二等分で漬けて、切って食べます。すり身はどんな味付けでも合うということもあるけど、普通においしかった。酸味が出たのがおもしろい。ちょっとぼそぼそするかなというのはあるけど、たくさん食べられてお得感がある。

個人的ランキング1位は「たこ」


クリームチーズもモッツァレラもカニカマも最高においしいけど、検証した中であえて一番を選ぶとしたら「たこ」。これがめっちゃ完成度高いのです! 塩分でちょっと締まった質感になり、かめばかむほど味が出る系。ちょっといい割烹(かっぽう)料理屋で出てきてもおかしくない酒の肴(さかな)です。ボイルされているやつを買ってきて、そのまま漬けるだけという手軽さが申し訳なくなるくらいうまい。


ヘビロテしすぎて、どこに行くときでも燻製ぬか漬け弁当を持参するようになってしまいました。これは旅館で一杯飲む用にお酒のアテとして持っていったやつ。
この日はちくわとウインナーを入れてみました。うーん、どちらもあまりピンとこなかったかも。やっぱりはじめから塩味がついているものは、燻製風味がつく前にしょっぱくなってしまうようです。

以上、みたけ食品の「燻製麦ぬか床」でいろいろ漬けてみた、でした。
短時間でできるモノも多い燻製と比べると時間は要しますが、煙くならずに燻製の風味が楽しめるのは革命的です。

今回「燻製麦ぬか床」で漬けてみて、おいしかった食材の個人的ランキングは……

1位:たこ
2位:モッツァレラチーズ
3位:kiriクリームチーズ

という結果。あくまで個人の感想であるし、今後もミラクルな食材に出合う可能性も大ありなので、参考程度の3位まででした。

我が家では、この「燻製麦ぬか床」がきてから酒のアテに困ることがなくなりました。いろいろな食材を漬けてみて、実験してる感じも楽しいですよ。

ピクニックのお供にもおすすめ! 料理という料理はしてないのにそれっぽい差し入れになる!

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ほそいあや

ほそいあや

猫2匹と蛇1匹を飼っています。趣味は珍味の探究、飲み歩き、銭湯めぐり、アウトドア。特技はおいしいナポリタンです。
ツイッター:@hosoi  ホームページ:晴天4号

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