アメリカの政治家であるベンジャミン・フランクリンは自分の勉強に投資することこそが、常に最大の利子を生み出すと言っていた。成功してお金を稼ぐ人の多くは学びに対して貪欲だ。成功とは学びをお金に換えることと言えるほど、学びとお金は切り離せない関係と言われている。今回はきずな出版の「お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?」(著者:稲村徹也)から大事だと思った内容と感想を紹介していきたい。
目次
1 失敗事例から経験を学ぶ
2 時間が空いたら迷わず読書で体験を学ぶ
3 デール・カーネギーに悩みの解決法を学ぶ
4 クリティカル思考で物事の相関関係を見つける力を学ぶ
5 成功を手にするための習慣化を学ぶ
6 まとめ
1 失敗事例から経験を学ぶ
2 時間が空いたら迷わず読書で体験を学ぶ
3 デール・カーネギーに悩みの解決法を学ぶ
4 クリティカル思考で物事の相関関係を見つける力を学ぶ
5 成功を手にするための習慣化を学ぶ
6 まとめ
失敗事例から経験を学ぶ
発明王のトーマス・エジソンは失敗は発明の母という言葉で有名だが、失敗も発明の重要なファクターだと考えていることだ。このことから成功例を学ぶとともに、失敗例も学ぶことが重要になる。失敗を経験することも貴重ではあるが、失敗に費やすエネルギー、コスト、なによりも時間が多くかかる。
人生の時間は限られている。限られた時間の人生で実際に自身の失敗経験からしか学ぼうとしないとなると、限られた少ない事例しか身に付けることができない。先人の多くの失敗事例に目を向け、自身の経験へとつなげられるように失敗事例から学ぶことが成功への近道となる。
時間が空いたら迷わず読書で体験を学ぶ
お金を身近な存在とし続けることができている人ほど、読書量が多い傾向がある。読書の利点は自分のペースで好きなときに短時間で効率的に知識を増やせること。本に書かれている経験をしようと思ったらどれくらいかかるか分からない時間を、数時間で擬似体験することができる。
但し、やみくもに本を読めばいいという訳ではない。読書をするときに知識を蓄えることに意識を働かせ、日常で知識を試す機会をつくることが成功を引き寄せる。重要なのは読書で体験のバランス。読書で得たことを自分に置き換えて試すことだ。成功している人は見識を行動に変えるスピードが優れている。読書することだけが目的にならず、読書から見識を蓄え、行動に変えることが重要だ。
デール・カーネギーに悩みの解決法を学ぶ
成功したりお金持ちになる人に共通する心のありようと、逆に成功やお金持ちから遠ざかる人に共通する心のありようがあると言われている。前者を億万長者マインド、後者を貧乏マインドと言われている。億万長者マインドは自分自身に可能性を見出している人、貧乏マインドは可能性を感じるよりも先に自分に対して制限をかけてしまう人。
作家のデール・カーネギーは貧乏マインドをする人に悩みの解決法を提唱している。
1.起こりうる最悪のことは何かを考える。
2.そのことを受け入れる覚悟をする。
3.落ち着いて最悪のことを改善していくことを始める。
3の対応は人それぞれだと思うが、この覚悟があると前向きに問題を対処しようという意識が芽生える。アメリカ元大統領のドワイトアイゼンハワーは軍人のキャリアから、「作戦そのものは役に立たない。作戦を立てる行為こそが不可欠なのだ」と言っていた。結果よりもその結果を得る準備が不可欠と考えている。
悩みの解決は余裕のある心理状態が必要。人は比較で物事を考える生き物、起こる確率が少ない最悪のケースを想定することで、相対的に自分の経験の方がまだましと思える工夫が悩み解決にはいいのだろう。
クリティカル思考で物事の相関関係を見つける力を学ぶ
クリティカル思考は物事の相関関係を見つける力、さまざまな客観的データを総合して分析して成功への近道を見つける考える力とも言える。クリティカル思考で有名なトムソーヤのエピソード。トムは塀をペンキで塗るアルバイトをするが、ひとりでは進まないし疲れる。
そこでトムは楽しそうに塀を塗る。その様子を見て自分もやりたいと言う友人に申し出を断り続けると、手土産持参で列を作って懇願される。トムはアルバイト料と手土産をもらい、自分は何もせずにペンキ塗りを終わらす。
トムはペンキ塗りに付加価値を見出した。ペンキ塗りを楽しそうに見せて、興味を持たせるのはマーケティングだ。周囲の友人の興味度合いを分析してペンキ塗りという行為の価値を高めた。成功にはこのクリティカル思考を身につけることが求められる。
成功を手にするための習慣化を学ぶ
成功をお金持ちとして、お金持ちをミリオネアで純資産を最低でも1億円以上有している人とした場合、毎年変動はあるが全世界で2000万人弱、人口比で約0.2%となる。日本では60万人〜80万人の中に入らなければならない。成功を手にするためにお金を貯めることを習慣化することが勧められている。
1つ目は毎月一定額積み立てること。月に1万円でも5000円でも資産を増やして達成感得る。2つ目は消耗品にお金をかけないこと。100円ショップを有効活用するなど、大量に使う消耗品を中心に支出を抑える。3つ目は家計簿をつけること。お金の流れを管理して数字と向き合う習慣をつけるといい。コツは細かくやり過ぎず大まかでいいからお金の流れを抑えて継続させることだ。
まとめ
・失敗事例から経験を学ぶ
・時間が空いたら迷わず読書で体験を学ぶ
・デール・カーネギーに悩みの解決法を学ぶ
・クリティカル思考で物事の相関関係を見つける力を学ぶ
・成功を手にするための習慣化を学ぶ
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