4日午後7時10分ごろ、山形県鶴岡市ほなみ町の市道で、同市朝暘町、職業不詳斎藤節子さん(61)が後ろから来たフォークリフトにひかれ、胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡した。鶴岡署は自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いでフォークリフトを運転していた秋田市寺内後城、会社員今野淳容疑者(41)を逮捕した。同署によると、今野容疑者は市道北側のホームセンターに商品を搬送中だった。

こちらもおすすめ

宇宙からきた「生命」米大学が発表

生命の重要な構成要素であるリン酸塩は宇宙から来たようだ──。リン酸塩が、地球の誕生当初からあったものなのか、隕石や彗星によってもたらされたものなのかは、大きな議論となっている。しかし、ハワイ大学マノア校の研究チームが発表した論文が、リン酸塩が宇宙で生成され、地球誕生後10億年以内に隕石によって地球にもたらされたことを示す有力な証拠を示している。 リン酸塩と二リン酸は分子生物学において不可欠な2大要素だ。遺伝子情報を含む染色体の主要な構成要素であり、リン酸塩と二リン酸がないと自己複製ができなくなる。 「リン酸塩は地球上では生命にとって有害な物質だ」と論文の筆頭著者のAndrew Turnerは英科学誌「Nature Communications」で発表した声明の中で述べている。 「しかし、星間媒質においては、ホスフィン(リン酸塩)が生体関連分子の形成が始まるような、稀な化学反応経路を促す。それが、生命の分子進化を引き起こす可能性がある」 研究チームは、華氏-450度(摂氏で約-270度)の超真空チャンバーの中で二酸化炭素と水で覆われた星間に存在する氷粒子を再現し、その粒子を宇宙線のようなイオン化放射線にさらしたところ、複数のオキソ酸としてのリン酸が形成されたという。 「レーザーによる高度な分析と、質量分析計やガスクロマトグラフ質量分析計を駆使して行った実験で、検出されたオキソ酸としてのリン酸から、ホスフィンに由来するリン原料が発見された、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のような彗星の氷の中で形成された可能性がある」とハワイ大学マノア校のRalf Kaiser教授は述べた。 これが正しければリン酸塩は隕石によって地球だけでなく月など他の惑星にもたらされていると考えられる。 「彗星には太陽系を形成した原始惑星円盤の材料の残余物が、少なくとも少量は含まれているため、星間に存在するホスフィンを保持した氷を含む星間媒質とひもづけられる可能性がある」とニース・ソフィア・アンティポリス大学のCornelia Meinertが述べた。 リン酸塩のような物質がどのように形成されたかを研究することは、生命の誕生を解明することや、地球外生命体を探すことに寄与する。

Forbes JAPAN ロゴ Forbes JAPAN
海外

旭日旗拒否に慰安婦問題、逆行の韓国

日韓の未来志向の関係発展をうたった「日韓パートナーシップ宣言」を小渕恵三首相と韓国の金大中(キム・デジュン)大統領(いずれも当時)が平成10(1998)年に発表してから8日で20年となる。北朝鮮情勢をはじめ、地域の平和と安定に日韓の連携は不可欠で、昨年は両国間の人の往来が過去最多を記録した。ただ、韓国側で未来志向に逆行するような動きが相次ぎ、関係発展の阻害要因となっている。 「日韓関係は大事だ」。安倍晋三首相は5日、恵三氏の次女、優子衆院議員らと官邸で面会し、こう語った。9日に都内で開かれる記念イベントへの出席を要請されると快諾。20年の節目を重視しているようだ。 だが、同じ5日、防衛省は11日に韓国が済州島で主催する国際観艦式への護衛艦派遣見送りを決めた。自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求められたためだが、韓国の要求は国際常識に照らせば「著しく礼を欠く行為」(元自衛隊幹部)だ。 ほかにも韓国側の「過去志向」の動きは多い。日韓両政府は平成27年、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」に合意し、国際社会で互いに非難しないこととしたが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9月の国連総会で「韓国は日本軍の慰安婦被害を直接経験した」と言及した。元徴用工による訴訟など解決済みの戦後補償問題を蒸し返す動きも続く。 ...

産経新聞 ロゴ 産経新聞
国内
消費増税、リーマンのようなことない限り来年10月に実施=菅官房長官

消費税引き上げ、菅長官が従来の見解

[東京 7日 ロイター] - 菅義偉官房長官は7日のNHKのテレビ番組で、来年10月に予定されている10%への消費税引き上げは「リーマンショックのようなことがない限り実施する」との従来見解を堅持した。日米関係については、9月末の日米首脳会談において「貿易問題で大激論したが、最終的には日本の目指す方向で共同声明が作れた」と指摘。「世界の平和を考えるとアメリカの存在は極めて大きく、日米同盟を生かしながら、世界全体の問題についても信頼・連携するのが大事。今はできている」と述べた。安倍晋三首相と公明党で温度差も指摘されている憲法改正について「自民党内をまとめて自民党案を取りまとめるのが大事。公明党には粘り強く説明していく」と述べた。自治体による高額返礼品が問題視されている「ふるさと納税」は「一定の抑制が必要だが、制度の仕組みは継続したい」と述べた。菅官房長官が積極的に提唱している携帯電話料金の引下げについて「政治が発言するのはおかしいとの指摘もあるが、世界と比較してあまりに高すぎるため」と説明した。大手携帯事業者3社が「事実上、国民を囲っており恥ずかしい。公正取引委員会から独占禁止法抵触の可能性も指摘されている」と批判した。大阪・北海道地震や西日本集中豪雨で外国人観光客に「影響が出ている」と指摘しつつ、今後「回復してくる」との見立てを示し、政府が掲げる2020年に4000万人との外国人観光客目標は「実現できる」との見方を示した。*写真を追加して再送します。(竹本能文 編集:田巻一彦)

Reuters ロゴ Reuters
国内

正日氏と面会、韓国スパイの工作活動

【AFP=時事】北朝鮮の故金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記との面会を前に、韓国の元情報局員「ブラックビーナス」は、シャワーを浴びて服装をきちんと整え、夜遅くまで起きているよう指示された──。そして面会中、彼の尿道には、超小型レコーダーが隠されていた。 ブラックビーナスはコードネームだ。本名はパク・チェソ(Park Chae-seo)氏(64)。彼のように、敵対する国の指導者にこれほどまで接近できたスパイはあまりいないだろう。北朝鮮のような孤立した国ではなおさらだ。 パク氏は1990年代、不満を抱いてビジネスマンに転身した元韓国兵を装い、韓国企業のコマーシャルを北朝鮮の景勝地で撮影しながら、工作活動を展開していた。 金総書記との面会に至る過程でパク氏は、金一族のために古い焼きものの売却に協力し、また政治的陰謀を企てた韓国人からの賄賂の札束を数える北朝鮮当局者らの姿も目の当たりにしたという。 パク氏のこうした話を基に先ごろ、本と映画が制作された。これらを通じて、朝鮮半島の非武装地帯(DMZ)を超えた、経済的あるいは政治的な闇のつながりが改めて浮き彫りとなった。 北朝鮮と韓国の融和ムードが急速に広がる中で公開された映画『The Spy Gone North(工作)』は、公開からわずか3週間で、韓国の人口の約10%にあたる500万人を動員する大ヒットとなった。また同じ題名の本も、発売から瞬く間にベストセラーとなった。 AFPの取材に応じたパク氏は、「うっかり口を滑らせるなどのささいなミスで、正体がばれる恐れがあった。スパイとして生きることには、非常に大きなストレスを感じた」とコメントした。同氏が海外メディアのインタビューに答えることは稀だ。 パク氏によると、韓国に送られる北朝鮮の工作員とは異なり、拘束された際に瞬時に自ら命を絶つことのできる毒薬は渡されていなかったという。ただ、自身の指で急所を突いて死ぬ訓練は受けていたと話した。■高級腕時計ロレックスの模造品 パク氏は、1990年に韓国軍の情報部に入り、当時まだ初期段階にあった北朝鮮核開発についての情報収集に当たった。 ここでは、韓国にルーツを持つ中国人原子物理学者との関係を築き、後に100万ドル(約1億1500万円)の報酬と引き換えに、北朝鮮が低性能の核兵器2発を製造したとの情報を入手した。 1995年には、当時の韓国情報機関だった国家安全企画部(ANSP)に配属され、そこで「ブラックビーナス」というコードネームが与えられた。 パク氏は当初、中国・北京に拠点に置き、中国の農産物を輸入する韓国企業に紛れ込んでいた。ここで取り扱っていた物品は、非関税扱いの北朝鮮製品として偽装されていた。こうした仕事を通じて、徐々に北朝鮮側の接触者やその他の情報提供者らとのネットワークを構築していったのだという。 北朝鮮の高官らに接触するためには賄賂も使った。北朝鮮情報機関のナンバー2が北京を訪問した際には、高級腕時計ロレックスの精巧な模造品を贈った。 大きなチャンスが訪れたのは、北朝鮮の現指導者、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の叔父、張成沢(チャン・ソンテク、Jang Song-Thaek)氏の甥を、中国の刑事施設から釈放されるよう根回しした時だ。張氏の甥は、中国の複数の貿易会社に対して16万ドル(約1800万円)の負債があったが、パク氏が返済を手助けしたのだという。なお、張氏は2013年、裏切者として処刑されている。 甥の釈放を喜んだ張氏の家族は、パク氏を平壌に招いた。これをきっかけにパク氏は、朝鮮民族発祥の聖地とされる白頭山(Mount Paektu)や南北離散家族の再開行事が行われる金剛山(Mount Kumgang)など、北朝鮮各地でのCM撮影を可能にする400万ドル(約4億6000万円)の契約を北の観光当局と結んだ。 北朝鮮は当時、主要な支援国だった旧ソ連の崩壊に続く社会主義経済の低迷によって壊滅的な資金不足に陥り、数百万人の市民が飢餓に喘いでいた。 他方でパク氏は、北朝鮮で出土の青磁器を韓国の富裕層に売却するために、金一族を手助けしたこともある。数百万個がまだ埋もれたままとなっている妙香山(Mount Myohyang)付近の発掘現場を一緒に訪れたある専門家は、これらの青磁器に10億ドル(約1100億円)以上の価値を見出したとされる。 数回目の北朝鮮訪問となった1997年、パク氏は百花園迎賓館(Paekhwawon Guest House)に案内され、そこで故金正日総書記と初めて会った。金氏は、ここでいつも夜遅くまで仕事をしていたという。 部屋に通されると、金総書記は握手を交わす素振りすら見せず、青磁器売却の話ばかりをしていたとパク氏は話す。「彼の声は少しハスキーだったよ。正体がばれることを恐れて緊張するどころか、私はむしろ安心した。なぜなら、北朝鮮の信用を完全に勝ち取っていたからね」 この時、パク氏の尿道には小さなレコーダーが隠されていたという。■北からの追い風 パク氏によると、金総書記は当時、目前に迫っていた韓国の大統領選に大きな関心を示していたという。 韓国で大統領選がある年には、それに合わせるかのように、南北間の軍事的緊張が高まる傾向にある。これは、無党派層の票が保守系に流れる原因にもなり、韓国では「北風」現象として知られている。 1987年の韓国大統領選直前には、アンダマン海(Andaman Sea)上空で大韓航空(Korean Air)858便が北朝鮮工作員によって爆破され、115人の命が失われた。大統領選まで3週間を切ったタイミングでの事件だった。 パク氏本人も1997年の大統領選を前に、南北間のある緊張状態を目の当たりにしていた。保守系候補者・李会昌(イ・フェチャン、Lee Hoi-Chang)氏の支持者ら3人から、投票日の数日前に武力攻撃を仕掛けるよう依頼されたと話す北朝鮮の役人らを見たというのだ。 北京のホテルの一室でパク氏が見たのは、韓国側から受け取った(報酬とみられる)ドル紙幣を数える北朝鮮の役人らの姿だった。彼らの前には「10万ドル(約1100万円)の札束が36束あった」と同氏は主張する。 パク氏は、ANSPの上司らと当時リベラル系候補だった金大中(キム・デジュン、Kim Dae-Jung)元大統領の選挙事務所にこれを報告。同事務所がそれを公にしたため「事件」は未然に防がれることとなった。選挙では金氏が僅差での勝利を収めた。 李氏の支持者ら3人は、北朝鮮との接触を禁じる韓国の国家保安法(National Security Law)に違反したとして後に有罪判決を受けた。だが上訴審でパク氏が証言を拒んだことから、最終的には無罪放免となっている。■いざという時のための保険 身元が割れたパク氏は情報機関から解雇された。 韓国の保守系が与党に返り咲き、情報機関のトップが入れ替わった。そしてパク氏は2010年、ソウルで逮捕された。法廷では、北朝鮮の信用を得る目的で重要度の低い情報を提供しただけと主張したが、北に機密情報を漏らしたことを問題視され有罪判決を言い渡された。「6年間、独房にいた」とパク氏は話す。そして、自身の収容については、政治的意図によるものだと主張する。 韓国の国家情報院は、パク氏の主張についてコメントを拒否している。 映画評論家のリ・ヨンチョル(Lee Yong-cheol)氏は、韓国の映画雑誌「Cine21」で、パク氏のストーリーは、南北朝鮮間の「疑われてはきたものの、これまでアクセスすることのできなかった真実」のほんの一部を描くものだと指摘する。 今後、地政学的な風向きが再び変わってその立場が危うくなった時、パク氏には保険がある。故金氏や故張氏などの当局者らと面会した時の音声記録だ。 パク氏によるとこれら音声記録は、2010年に逮捕された時には手元になかったが、現在は「国外」でしっかりと保管されているという。【翻訳編集】AFPBB News

AFPBB News ロゴ AFPBB News
海外
フィードバック

興味のあるストーリーが見つかりましたか?

Facebook で「いいね」を押すと、似たようなストーリーをご覧いただけます


MSN にご意見ご感想を送信します

ご入力いただき、ありがとうございました!

サイトの全体的な評価をお聞かせください: