jura今回はアイランズモルトの中から、アイル・オブ・ジュラ10年を飲みます。

ジュラ島は、アイラ島に隣接するように存在する島です。
しかし多くの蒸溜所が建設されたアイラ島に比べ、ジュラ島ではクレイグハウスにあるジュラ島蒸溜所があるだけです。

ジュラ島蒸溜所は1810年に建設されましたが、 1901年に閉鎖、取り壊されました。
1963年に改めて再建され、現在に至っています。

では、まずストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々濃いめの琥珀色 、香りはレモンと青リンゴの爽やかさが入り混じった感じです。

口に含むと、アルコールの刺激は少なく、リンゴ、ハチミツの甘い香りがメインに来ます。
味わいもアルコールからの辛さはほとんどなく、全体的に甘さが主体、奥から酸味、軽いビターと塩っ気が訪れる感じです。 

ロックにすると、ほんのりとエステリーな香りと洋梨の爽やかさが表に来ます。その後で樽からのウッディさも感じ取れます。
味わいは酸味がメインになり、ビターも強めです。奥からしょっぱさも感じられます。

加水が進むと、リンゴやハチミツの香りが広がるようになり、味わいも甘さが再び表に出るようになります。

最後にハイボールにすると、ロック同様のエステリーさとナシの香りが相まって感じ取れます。
味わいは、若干のビターのあと、甘さも出てきます。

独特のピートが強いお隣のアイラモルトに比べ、ジュラモルトは甘くてフルーティな香りがメインで、ストレートやトゥワイスアップでとても飲みやすく感じられました。

700mL、アルコール度数40度、価格は4000円。
少々お高いですが、甘いウイスキーが好きな人にはうってつけではないでしょうか。

<個人的評価>

  • 香り A: リンゴ、ハチミツ、少々のレモン。ロックでは洋梨、エステリーさが開く。
  • 味わい A: ストレートでもアルコールの辛さはなく、甘さがしっかり出る。
  • 総評 A: 初心者でもとっつきやすく、とてもフルーティなボトル。