SFコロニー運営シム『RimWorld』10月17日についに正式リリースへ。5年半の開発に区切り

インディースタジオLudeon Studiosは10月7日、現在Steamにて早期アクセス配信中の『RimWorld』を、10月17日に正式リリースすると発表した。Ludeon StudiosのTynan Sylvester氏は今年1月に、『RimWolrd』はいくらでも開発・拡張していけるとしつつ、どこかでラインを引かなければいけないともコメント。5年(1月時点で)という開発期間は区切りになるとし、ひとまず正式リリースとし完成という形をとると語っていた。すでに段階的に準備が整えられてきたが、10月17日に正式リリースを果たすことになる。

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すでに正式リリースに近い状態であるBeta 19がリリースされており、正式版となるバージョン1.0は多くのバグ修正が入ること以外はほとんど同バージョンと変わらないという。しいていうなら、どの入植者と囚人に食事を許可するかを決められる食事制限システムが、新要素になるようだ。今回の発表では言及されていないが、前々から早期アクセスの終了にともない、ゲームの価格を引き上げるとされていた。『Factorio』と同様にセールされないことで有名な作品であったので、お安く買うなら今がそのチャンスかもしれない。

なお正式版は、Modをあてていないユーザーならば、ベータ18/19とのセーブデータと互換性はあるから問題はないという。一方で、Modを入れて遊んでいる方は、現在配信中のベータ19を導入し「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\workshop\content\294100」にあるファイルを「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\RimWorld\Mods」にペーストしておいてほしいと注意を促している。

『RimWorld』は未開の惑星を舞台とした、シミュレーションゲームだ。宇宙船の難破で辺境の惑星(RimWorld)に不時着したところから、ゲームが始まる。プレイヤーは不時着した3名の入植者に指示を与え、生き残りを目指す。宇宙船の断片や資源を拾い、生活基盤を作り上げ繁栄させていくのだ。食料や災害、病気や侵略のほかに、さまざまなランダムイベントが発生し入植者たちの生命を脅かす。見た目こそシンプルながら、膨大な要素がもたらす奥深さや不確定要素からともなう新鮮や難易度など、中毒性の高いゲームプレイにより盤石の評価を獲得している。Modも充実しており、遊び方をカスタムできるのも本作の魅力のひとつだろう。

『RimWorld』は、2013年11月にKickstarterで約27万カナダドルを獲得し、早期アクセスが進められていたほか、2016年7月からはSteamでも早期アクセス配信を開始。月間の平均プレイヤー数も常に5000人から1万人の間で推移し、多くの人々から愛されてきたタイトルだ。10月17日についにバージョン1.0が配信され、区切りがつけられることになる。

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