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2011年4月21日 (木)

ついにテスト線源発見!

ガイガーカウンターを自作するなどの記事では、テスト線源に蛍光灯のグローランプを上げてますが、我が家にある秋月製ガイガーカウンターでは検出できず。

弱すぎるのか、いまどきのはβ線源が塗られてないのか、ともかくテスト線源として使えるかどうかが確認できませんでした。

ガスランタンのマントルが放射性物質であるトリウムを含んでいるというコメントをいただいたので、これまで何種類か買ってみました。

が、ほとんどのマントルは無反応。

で、本日も2種類ほど買ってきました。

そのうちの一つが大当たり

Img_1634

あえてメーカーは書きませんが、それほどマイナーなメーカーではありません。3個で480円。

この秋月製ガイガーカウンターは通常2~4CPM、つまり1分間に2~4回程度しかなりません。

そんなガイガーカウンターを100~120CPMまで引き上げるほどの実力!これはすごい!

・・・しかし120CPMとは・・・

実は以前、ラドンがたまっている環境下に持って行った時で30CPM。これがこのカウンターのこれまでの最大検出量。それを今回あっさりとクリア。ちょっとこれ、やばいんじゃないの??

ですが、5cmも離せばカウンターもバックグラウンドレベルに戻るほどなので、大した飛距離ではありません。

上の写真を見るとわかりますが、ガイガーカウンターのふたを開けて直接GM管にあててます。こうしないと反応してくれません。

トリウムは天然ではトリウム232の同位体のみが存在し、半減期は140億年。α線を出すようです。

α線源ということもあるんでしょうね。割と簡単に遮蔽できます。飲み込んでしまわない限り深刻な被曝を引き起こすことはないそうです。

あたりまえですが、普通のお店に売ってるレベルのものですから、こう見えてもかなり弱い線源ですね。

さて、テスト線源を手に入れたものの、肝心の自作ガイガーカウンターは放置状態。

計数管本体をやっぱりフィルムケースで作ろうかと思ったところですが、なかなかフィルムそのものが売ってません。最近はあまり需要がなさそうです。

ところで今回α線源を入手したことで、実は別の放射線検知装置も作りたいなぁと考えてます。

”霧箱”と呼ばれるものです。

ガラス容器にドライアイス、エチルアルコールそしてα線源(このビデオではユークセン石というのを使ってます)があれば、放射線の軌跡が白い筋になって観察できるという装置です。

自然放射線でも筋が見えるそうですが、それなりのα線源を使うとこのビデオのようにはっきり見ることができます。

ドライアイスをどうやって調達するかですが・・・アイスクリームを買うとくれるところがあるので、もしやるときはそのあたりから調達しようかと。

放射線というのは目に見えない、感じることができないため、今回の件のようなことがあるとかなり恐い存在です。

が、ライターガスを使ったガイガーカウンターにせよ、この霧箱にせよ、案外単純な仕掛けで、比較的入手可能な材料を使ってとらえることが可能です。

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コメント

ドライアイスでしたら大抵のスーパーに無料でおいてますから、お店の方に聞いてみてください。
ラドンがたまっている環境下というと、温泉ですか。
天然温泉や、放射線治療で浴びる被曝線量は多くの人が許容するのに、ヒステリックになりすぎてる気がします(特に韓国)。

こんにちは、passoさん。

よくコインをもらって自分で入れる粉末ドライアイスがありますね。あれが一番よさげなドライアイスですね。

大量にアイスクリーム買って、1時間かかるとかいって大量にもらうという手もありますね。作るときになったら考えます。

ラドンがたまった環境下というのは、ウラン鉱脈のある坑道です。ちょっと特殊な場所ですね。

そこで坑道の壁にブラックライトを当てたところを見せてもらったのですが・・・所々青色に光って、まるでラピュタの一場面に出てくるような光景でした。

黄砂が飛んでくるくらいなので、風向き的には考えられないところから最近苦情が飛んできますね。

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