石破氏が反撃ののろし 安倍首相の“改憲ヤルヤル詐欺”暴露
「早くも反撃開始か」――。自民党総裁選で安倍首相に迫った石破茂元幹事長に対し、ネトウヨが大騒ぎだ。石破は5日、〈自民・石破茂元幹事長を生出演で直撃! 安倍改造内閣の評価は? 総裁選の裏側は〉と題したフジテレビ系のバラエティー番組「バイキング」に生出演。政治アナリストの伊藤惇夫氏とともに改造内閣について持論を展開した。
自民党の現職議員が改造内閣に批判的な論調が目立つ番組に生出演するのは珍しい。とりわけ、石破氏は新内閣発足直後、「全員野球だって言葉だけで言われても困る。何を言わんとしているのか」「ものすごく厳しい『試合』だと思う」と辛口トークを繰り広げていただけに注目が集まった。
あらためて番組で新内閣の感想を求められた石破氏は、是非は答えなかったものの、「『政治は結果』といつも安倍さんは得意のフレーズで言っていますね」とニヤリ。要するに「結果が出なけりゃ当然、退場でしょ」というホンネが透けて見えた。麻生財務相の留任批判についても「判断は主権者である国民が選挙することです。今一番大事なことは先進国最悪の財政をどうするか。人口が減り始めて高齢化率が上がる中、どれだけきちんとしたものを示せるか、それが財務大臣のお仕事でしょ」と言い、アベノミクスで経済の好循環が訪れた、という安倍首相のウソをやんわり批判した。