実施時期 |
2001年3月、夕方17:00台 |
気象条件 |
晴れ、気温12.4度、常時微風 |
測定条件 |
シェラカップに一杯(約350cc)の水を汲み、石で組んだスタンドに載せ、専用オイルを一杯に給油したZIPPOで火にかける。オイル切れで火が消えたらすぐに再給油して燃焼を繰り返す。(給油中は時間に含めず)
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使用した水 |
河川源流部 砂防ダム上の湿地から汲んだ水。水道水よりは冷たい
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実測結果 |
グラグラ沸き立つ完全沸騰には至らず、一応沸騰と思えたのは53分48秒
実験開始~24分33秒
追加給油なしに沸騰できるだろう、と高をくくっていたのが見事に裏切られる。少しぬるい缶コーヒー程度の温かさ。飲み物程度ならこれくらいでもいいかも。
給油後、測定継続~通算49分52秒
オイル切れで給油後、通算35分経過した当たりで、飲み物・スープとしては十分な程度に。だんだん底に泡がたってきて、この時点では指を浸けられないほどの熱さに。あともう少し!って所でオイル切れ。沸騰まであと一息
再給油、測定継続~通算53分48秒
今度こそと、再給油しての3回目。なかなかいい調子。しきりに小さな泡が次々と湧いてきて一応沸騰かな?という事で計測をスプリット。ちなみにこの後も燃焼を続けたものの、期待していたグラグラ沸き立つ完全沸騰には遂に至らず。という事で計測終了。
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実 感 |
期待していた完全沸騰には遂に至らなかった。夕方で気温が寒かったのも敗因か?夏だったら気温的に結構いいかもしれないし、常温の水ならなお可能性があるかも
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結 論 |
1人分の飲み物・インスタントスープ程度には取り敢えず使えるが、炊事能力はない。ソロクッカー程度の炒め物にはそこそこ使えるかも。とはいえ、シェラカップ1杯を沸かすのにすら50分以上もかかっては、実用的とはいえず、可燃物がある場所ではZIPPOは本来の着火具に徹していた方が賢明。
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