中国海軍の梁陽報道官は15日、4月下旬に青島で予定されていた閲艦式を中止すると発表した。同閲艦式は米ロなど14カ国の艦船を招待していが、日本の海上自衛隊は招待していなかった。米国も海上自衛隊を招待しなかったことに反発し、艦船の派遣見送りを検討していたとされる。梁報道官は、閲艦式中止の理由を、マレーシア航空機の事故発生とその後の経緯により判断したと説明した。
前回の国際閲艦式は2009年4月に開催した。09年の閲艦式でも、中国は自衛隊を招待しなかったが、米軍は招待に応じて艦船を派遣した。同閲艦式では、中央軍事委員会の胡錦濤主席(共産党総書記、国家主席、いずれも当時)が軍服でなく背広姿で出席したことなども「文民統制の意思表示ではないか」などと注目された。
4月末の閲艦式は中国人民解放軍海軍の創設65周年を記念するものだった。米露の海軍艦船は招待したが、日本の海上自衛隊は招待しなかった。米軍艦船は前回は同様の状況でも参加したが、今回は不快感を示し、艦船の派遣見送りを検討していたとされる。
中国海軍の梁報道官は15日、閲艦式の開催中止を発表した。理由としては「中国側はマレーシア航空機の失踪と捜索を極めて重視しており、中国海軍はさまざまな兵力を投入し、関連海域で絶え間なく捜索救助活動を展開している。マレーシア航空機の失踪の原因は不明であり、多くの国が長時間にわたって捜索しているが、成果は出てない。乗客のすべての家族に極めて大きな傷を与えている。この特殊な状況と雰囲気により、中国側は海軍設立記念日における国際閲艦式を開催しないことを決めた」と述べた。
閲艦式は、山東省青島市で開催される予定だった。同時期に予定されている「西太平洋海軍シンポジウム」は、予定通り開催される。同シンポジウムには海上自衛隊の河野克俊幕僚長が出席する予定だ。(編集担当:如月隼人)
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