こんにちは。村山晶(むらやま あき)と申します。
現在、クレカのなるほど!を届けるメディア「CREVIEW」というメディアで、コンテンツ作成を担当しています。
とはいえ、私は実はクレジットカードに詳しいわけではないんです。
むしろ逆です。
最近まで「リボ払い」やら「ポイント」やら「利用枠」やら、クレジットカードとデビットカードの区別もつかず、ナンノコッチャ、という状態でした。
ではなぜ私が今の仕事をしているのか、といえば、一つだけ、他の人がしていないであろう、貴重な経験をしているからです。
その経験とは「借金を返しきれなくなったこと」です。
リボ払い地獄に陥った
詳しい話は以下のリンク先の記事にありますが、私は学生の時にクレジットカードの「リボ払い」で、借金を返しきれなくなってしまった経験があります。
https://creditcard-view.jp/special-story/01/(初任給の1/2が返済に…リボ払い地獄に陥った22歳女子の反省文)
リボ払いとは、要するに「クレジットカードでした借金の分割払い」です。
返済額に高い金利がついてしまうので、普通であれば利用はしないと思います。(後から知りました)
でも、自分のクレジットカードが「リボ払い」になってしまうことも知らなかったくらい、私はお金に関して「情報弱者」でした。
なぜこんな事になってしまったのか。
これには少し話があります。
私がはじめてカードを持ったのは、大学生2年生の冬のことでした。
サークル活動で「企業のスポンサー」を募る活動をしていたとき、ある大手の信販会社が「サークルの皆がクレジットカードに入会すれば、スポンサーになろう」と言ってくれたんです。
そのため、私もクレジットカードを持つことになりました。
年会費も無料ですし、なによりも「クレジットカードを持つ」ということが、何か大人になったように感じられたからです。
担当者の方が申込用紙を持ってきてくれ、付箋を貼ったところに記入して、丸をつけてくれればいいよ、という感じで契約が終わり、入会特典のQUOカードも貰えて、無事カードが届きました。
が、その時の契約には、私が全く気にしていなかったことが含まれていました。
「3万円以上の返済が生じるときには、自動的にリボ払いになる」という契約だったんです。
本当に、何気なく「◯」をつけた項目が、リボ払いをする、という項目でした。
つまり、月3万円以上カードを使ったときには、その残額が必ず「高金利の借金(年利15%くらい)」となる仕組みでした。
ロクに契約書を見ないで、QUOカードにつられて契約した私が悪いのですが、それを知ったときには後の祭り。
銀行口座から「今月はちょっと使ったな」というときも、3万円しか引き落とされていないのにちょっと不信感を感じつつも、「まあいいか」で済ませていました。
振り返ると、結構カードを使っていたと思います。
月の生活費が大体7万円〜10万円くらいだったのですが、服に、カフェのお茶に、映画に、飲み代になど、月に3万円は普通に超えていました。
でも、3万円しか引き落とされていない。
怪しいと思いつつ、途中からはもう、カードの明細を見るのも怖くなって、「これくらい振り込んでおけば大丈夫」なんて、自分を納得させて。
私の借金は、水面下でどんどん膨らみました。
結局、私は学生のときには借金を返しきれず、母に泣きついて、一括で借金を返済しました。
(母は、父には内緒にしてくれました。ありがとうお母さん)
銀行で作ったカードも「リボ払い」だった
実は、私はもう一枚、クレジットカードを持っていました。
上のカードを作った後、大学3年生の夏に、ある銀行で口座開設をしようとしたときです。
普通に口座開設だけをすればよかったのですが、そのときの窓口の方が、「口座と一緒にクレジットカードを作れます。今ならギフト券がもらえますよ」といって勧誘してきました。
よくありますよね。銀行系のカード。
窓口の勧誘も増えていると聞きます。
私はすでに一枚、カードを持っていましたが、「まあ、もう一枚くらいなら。ギフトカードももらえるし」と思って、気軽に申込みをしました。
で、実はそれも、後から調べたら、「リボ払い」の契約だったんです。
本当、知らないって恐ろしいです。
まあでも、人のせいにしちゃダメですよね。
私は仕事や学校の授業については真面目な方でした。
が、お金のことになると、途端に腰が重くなります。
一度、公共料金を払い忘れて、電気もガスも水道も止まってしまったりしたことがありました。
クレジットカードも同じで、契約の内容や明細を確認したのは、本当に「やばいのかも」と怖くなってから。
私のような、お金に腰が重い人こそ、「クレジットカード」に対してもっと慎重になるべきだ、と気づきました。
とはいえ「クレジットカード」無しで生活するのは厳しい
ということで、この話を友達などにすると、
「クレジットカードなんて、使わないほうがいいんじゃない?」とよく言われます。
たしかにそのとおりです。特に私は、クレジットカードで痛い思いをしているので、尚更そう思います。
使わなくて済むなら、使いません。
とはいえ「クレジットカード」無しで生活するのは、今の時代はちょっと厳しいことも事実です。
例えばAmazonを利用をするとき。
例えば映画のインターネット予約をするとき。
クレジットカードがなければ、利用しにくいサービスがあまりにも多すぎます。
なので今の私のクレジットカード利用方針は、
1.できるだけ現金を使う
2.クレジットカードは、支払いを透明化するため1枚にまとめる。(ほかは解約する)
3.レシートを受け取り、毎回使った分だけ給与口座から、クレジットカードの引き落とし口座にお金を移す
とくに3がめちゃくちゃ面倒です。
が、クレジットカードを使うのが面倒だ、というカセをはめることで、クレジットカードをむやみに使うことを防いでいます。
一度あんな目にあったので、クレジットカードを使うのが怖くて仕方ない私には、ちょうどいいくらいです。
本来、お金は身の丈にあった使い方をしなければならないですよね。
そんな私がクレジットカードメディアでコンテンツを作成し続ける理由は、大げさかもしれないですが、クレジットカードで困る人を一人でも減らしたい、と思っているからです。
余談ですが、母が内緒にしてくれたクレジットカードでの借金ですが、父につい先日、上の記事の「反省文」が見つかってしまいました。
ちゃんと母に毎月お金を返していたので、父は「面白かったよ」と言ってくれましたが、両親にこれ以上心配をかけないよう、頑張りたいと思います。
【プロフィール】
クレカのなるほど!を届けるメディアCREVIEW 編集部 村山晶(むらやま あき)
誕生日:1995年11月13日生まれ
血液型:A型
出身:長野県長野市育ち、末っ子
学歴:立教大学現代心理学部映像身体学科 2018年卒
好きな食べ物:奈良漬け
趣味:映画と音楽と散歩
尊敬する人:糸井重里
興味関心のあるジャンル:ジェンダー、演劇、アート、縄文時代、社会的マイノリティ、ドキュメンタリー、ローカル