さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、本当に久々となる健康に関するお話でございます。
日本でも数年前から、肥満や糖尿病を予防するため、炭水化物の摂取比率や摂取量を制限する食事療法である「低炭水化物ダイエット」( Low-Carb Diets → ローカーボ・ダイエット)がブームになっています。
書店に行けば、それに関するダイエット本が山積みされ、女性誌だけでなく、最近では週刊●春や週刊●潮といった、硬派の週刊誌までこの話題について取り上げています。
炭水化物( carbohydrate →カーボハイドレート)を多く含む白米や麺類(パスタやうどんなど)、パン、ジャガイモといった食べ物や、糖質を多く含むお菓子などの摂取量を減らし、代わりに野菜をはじめ、タンパク質や脂質を多く含む肉や卵、チーズ、豆類、魚介類などの摂取を増やすというダイエット法なのですが、炭水化物を多く含む食べ物を減らすのではなく、こうした食べ物を一切摂取しないという極端なダイエット法を勧める人も出るなど、ブームはやや過熱気味。
実際、このダイエットにハマった、とある有名芸能人が人気のラーメン店で「味噌ラーメン、麺抜きで」と真顔で注文したという都市伝説も…。
というわけで最近は、加熱するブームへの反動からか、このダイエット法への疑問の声も出始めているわけですが、そんななか、最近、欧米で「炭水化物ダイエットは早死につながる可能性がある」という衝撃的な研究結果が話題になっているのです。今週の本コラムは、この話題についてご説明いたします。
8月16日付の英紙ガーディアンや同月17日付の英紙デーリー・テレグラフ、同月20日付の英BBC(いずれも電子版)などが一斉に、低炭水化物ダイエットを続けることによって、寿命が最大、4年も短くなる可能性があるなどと報じています。
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