アフタヌーンティーを食べた後は夜まで時間があったので、テキトーにガイドブックを見て「ジェイド・マーケット」なる翡翠を扱った屋台が集まっている市場まで足を伸ばすことにした。
もともと寄るつもりはあまりなかったんだけど、ペニンシュラ・ホテルのショッピングモールで見た翡翠が美しすぎたせいで魔が差してしまった。
ジェイド・マーケットまでは尖沙咀からMTRに乗ってジョーダンで降り、そこから徒歩で10分ほどかけて到着。
ジェイド・マーケットは辛い
しかしこのジェイド・マーケット、マジで辛いです。行かないほうがいい。というのも、店の数は山のようにあっても置いてある商品にはほとんど差がなく、どれも安物か(着色しただろう)偽物ばかり。
「これうちのおじいちゃんが彫りました」と声をかけてきた店員が見せてきた十二支のキーホルダーをちょっと先の店で見つけたり(それも彼女の爺さんが彫ったのかもわからんけど)。歩いても歩いても観光客向けに作られた安っぽい似たようなものばかりが並んでいて、徒労感しかない。
木彫りのチェスセットが気になって手にとったら「500ドルだ」と言われてついつい「高すぎる」と言ったら値引き合戦になって260ドルに落ち着いたけれど、別にすごく欲しいわけでもないものを買ってしまって地味に後悔した(まだ開封すらしていない)。
テンプル・マーケットも辛い
その後てくてく歩いて近くにあるテンプル・マーケット(男人街)も冷やかしてみたんだけど、ここはここで辛い。
テンプル・ストリート・ナイト・マーケット | 香港政府観光局
道路の両サイドにずらっと続くテントの群れは、やはりどこも似たようなラインナップで、駄家電、Tシャツ、偽ブランド、そして再び駄家電、Tシャツ、偽ブランド、と、バリエーションがあるだけジェイド・マーケットよりはマシだけど、わざわざ来るほどのものか? と疑問符がついてしまう。
これだったら台湾の夜市のほうが、よっぽど面白かったなあ(食べ物を食べる気にはあまり気にならななかったけど)。
あと、台湾市民にはあまり評判がよろしくない九份も(台湾からの観光客に「九分行ったよ」と言ったら「旅行者から人気ありますねー」と他人事のように言われた)、なんだかんだでちゃんと古いものや伝統品があって見ごたえがあったんだけど、香港のマーケットは『観光客向けに作られたイミテーション』しか並んでないのが辛い。
でも町並みや雰囲気はかなり香港香港していて良かった。
なんだか寂しいイルミネーション・オブ・ライツ
夜8時から始まるイルミネーション・オブ・ライツを見るために再び尖沙咀まで移動。ここも30分ぐらい前に着いて前の方に腰掛けてボーッと待っていたら、いつの間にか立ち見まで出るものすごい人が集まっていて驚いた。
これはさぞかしすごい見世物が始まるのだろう、と思っていたら、
うん、まあ、キレイだね。
しかし明らかにレーザの本数が足りない気がする。花火と違って爆音もないし、割とワンパターンの動きなので早めに飽きてしまう。これは、山の方から見るべきものなんでないのかなー。
意外に面白かったのは金魚街
期待しないで見に行って、意外と感動したのが金魚街。
ここはその名の通り金魚を売る店が軒を連ねており、ビニール袋に入れられた無数の金魚がずらりと並んでいるところが見どころとして紹介されているんだけど、それよりも何よりも店内が凄かった。
撮影禁止の店ばかりなのが残念なんだけど、金魚店というよりもガチンコの熱帯魚店が多く、世界水草レイアウトコンテストに出場してそうなゴージャスかつ美しい水槽がどの店にも並んでいるのに圧倒された。
東京に行けばすごい水槽を置いている店なんていくらでもあるんだけど、金魚街はそういう店が一箇所にまとまっているから飽きが来ない。店同士で美しさを競い合っているんだよなあ。
香港では色んなストリートに行ったけれど、本当の本物のオリジナルを本気で売って地元の人が熱狂的に買っていたのはここだけだったかもしれない。熱帯魚好きなら絶対オススメ。
セブンイレブンで〆
テキトーなところで切り上げて、小腹は空いたものの本格的に食べるレベルでもなかったので、セブンイレブンで軽食セット的なものを頼み、サンミゲルで〆。
セイコーマートのホットシェフみたいな感じで温かいものをその場で買ってこれるのはいいんだけど、味の方は普通。
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午前の早い段階から歩きまくったのでだいぶ疲れてこの日は泥のように眠った。明日も歩くぞー。