オバロ☆マギカ   作:神坂真之介
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いえーい、とりあえず寝かせてたのを投稿だよ。


6、こんな仕様絶対、おかしいよ!

―――夢を見た―――。

 

それは、非日常に誘う、白い獣の夢

それは、邂逅した金色の魔法少女の夢

それは、黒い魔法少女の決意の夢

それは、一人ぼっちの先輩の、希望と転落の夢

それは、青い魔法少女の実らずはじけた泡沫の恋の夢

それは、赤い魔法少女の無償の祈りの夢

それは、繰り返される時間の歯車の夢

それは、それは、それは、それは――――――。

 

それは、幾つも消えては生まれる、記憶の夢。

鹿目まどかと言う少女が、日常を守るために、日常から外れていく過去の映像。

 

私は、巴マミの弱さを知っている。受け入れられた喜びを知っている。その儚く散った願いを知っている。

私は、美樹さやかの思慕を知っている、伝えられなかった想いと、絶望を知っている。

私は、佐倉杏子の孤独を知っている、夢に裏切られ、幼い後悔の先に、それでも最後は献身に生きた事を知っている。

いる。

私は、明美ほむらの覚悟を知っている、絶望の闇を友達の為にひたすら走り続け、ただ一つの願いの為にすべてを捨てて壊れ続けたその愛を知っている。

私は、鹿目まどかを知っている、希望と夢を守る為に、その存在の全てを捧げた概念の、尽きせぬ慈愛を知っている。

 

私は彼女達の全てを知っていた。

 

だけれど私は知らない、私はそれを何処で知ったのかを、私が誰であったのかを、私が何であったのかを

 

 

 

――――――私は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

/とあるプレイヤーの回顧録

 

天使領域セフィロト

ユグドラシル後期、サービス終了2年前に発見された特殊ワールドであり、とあるプレイヤーが攻略に成功しギルド化した拠点。

約11のエリアに分布されたこのギルド拠点は、入り口である第一のセフィラには巨大な扉と門前街が築かれており。此処ではNPCによるポーション等の消耗品が販売されている。

続く第二第三のセフィラは善のカルマ値に偏ったアクティブモンスターの巣窟となっておりプレイヤーに襲い掛かって来る様になっているのだが、所詮は拠点のポップモンスターなので30レベル止まりとなって居る。

フィールドの特殊仕様により、善のカルマ値のクリーチャーに強化(バフ)、悪のカルマのクリーチャーに弱体化(デバフ)が常時施されておりその効果は最大で±5レベル相当と地味に強い。

最大限嵌れば敵にとって相手の強化が+10レベル相当になる、だが、30レベルが40レベル相当になっても100レベルプレイヤーには1ミリ2ミリ違う雑魚でしかない。

 

意気揚々と最初のセフィラを踏破すると次に謎掛けが待つ、これらが伝説や神話のものであればマイナー所であろうともネット検索の助けを借りて対抗出来たが、そんな甘いものでは無く高校から大学、果ては大学院生レベルの理数経済歴史に外国語まで網羅した現代(リアル)での高等知識で埋め尽くされており、ファンタジー問題は答えられても、それ以外が問題に出た場合、それらの学歴を持たない者には何気に無理ゲーである、今までどれだけのプレイヤーがこのギルドに挑戦したかはうかがい知れないが、それでも過半数の廃人プレイヤーの心をへし折りうると言わざるを得ない。

 

それでもしぶとく謎掛けを乗り越えた私達が第四第五のセフィラに辿り着くとワールドエネミーがお待ちかねである。何を言ってるのかと言われるだろうが、いるのだから仕方ない。また、ボスモンスター以外のポップモンスターもどういう訳か至高天の熾天使(セラフジエンピリアン)120レベル相当を筆頭に最低アベレージが100レベルの善のクリーチャーがわいて出ている。

ワールドエネミーはいわゆるセフィラーの十天使の一柱、このギルドへの侵入条件であるアイテムをドロップする存在だ。

如何にワールドエネミーといえども、攻略法が確立された一度倒した相手であれば、勝つことは不可能ではない。無いのだが此処で問題が出る。

 周囲のポップモンスターの強度(レベル)である。我々がこのワールドエネミーを打倒した時、多数対一体であった。

 取り巻きも居なかった訳ではない、だがこの領域ではポップモンスターは100~120のレベルを誇り、ついで、フィールド効果により強化されているのだ。そして取り巻きの出現数は通常フィールドよりも多い。

 

 救いはその戦闘AIがプレイヤーメイドの嫌らしいさに満ちたプログラムではなく、単純なスタンダードAIであった事だろうか。

 

 それでも数で囲んで棒で叩く戦法よろしく、単純故に隙の無い天使モンスター達の猛攻にあえなく私達は全滅、気づけば、ホームに死に戻りである。

 異界門による転移を試みたが案の定、転移妨害が施されており失敗、すなわちあのギルドに再び挑む為にはセフィラーのアイテムをそろえなければならないと言う事だ。

 私達は検討の末、そこまでの苦労をして攻略する事へのメリットを見だせず、再挑戦は反対多数により断念された。

 

 後に、ギルメンが運営に対してワールドエネミーがプレイヤー拠点に出現する事に対し問い合わせをしたが、仕様であるとのメールを受けたという。

 あれは未だ確認されていないワールドアイテムの能力であったのか、今となっては判らない。

 

 

 

 ・せふぃろと☆アフター

 さて、セフィロト攻略その後の話です。

 ハッスルする賢者さんが用事を終えるまでそれなりに時間が掛かりましたが、その辺の話は横に置いておきまして、結果的な所の話ですね。

 

 まず、ドロップ品のお話。

 と言ってもそれ程、深い話はありません。

 アンコモン品は外して入手したレアデータクリスタルを五段評価でざっくりと言うと

 

 レア1×5169

 レア2×2346

 レア3×790

 レア4×192

 レア5×42

 

 神器武器や最高級の消費アイテムの作成や強化に必須な物はレア4、5からになります。

 私達に必要なアイテムを取り置いて、残りはエクスチェンジボックスに、一部の需要の高い品はプレイヤー市場に放流。その際、アインズウールゴウン関係だと変なお客様が現れるので、私が懇意にしているギルドの方々に代わりに販売してもらいます。

 彼等は異形種のリーダーと人間種の他種族混合ギルドで、此方の苦労を理解してくれる気の良い方々です。

 ちなみに、ギルド名はSUREINだそうです。代表の『スルメの紗那』さんはオーバーロードの異形種です。どこかで聞いたような名前で、見かけた時は思わず直ぐに声を掛けてしまいました、それからの付き合いです。

 売買金額はナザリック大墳墓の維持費用の1年分に相当。1日分の狩りとしてはかなりの凄い実入りだと思います。

 

 

 続いて限界突破について。

 後日の話ですがLV限界値が10上昇していたみたいです。110Lvまで上がると言う事ですね。

 中途半端に見えますが、限界を超えた時点で十分強力な状態。ただ必要経験値が凄い事になってます。

 101Lvに上げる為に必要な経験値が1~100Lvに上がるための経験値と同等です。かなり大量の経験値が必要な訳ですね。

 効率的なレベルアップが追及された今のユグドラシルではカンストまでに掛かる時間は最速5日だそうですが、 それはゲームに人生をかけた廃神な人達の話なので、私ではちょっと時間が掛かると思います。

 まぁ、一応100Lv+99%分の経験値が蓄積されて居るので101Lvになるだけなら私もモモンガさんも直ぐになれましたが。

 生命の実は消費型のイベントアイテム的な扱いだったみたいです。以後ステータスに追加コマンド増設されていました。もともと、微妙にあった空白部分で人によってはここに隠し要素があるんじゃないか、いや、ただの余白 だろうと言われていた部分です。意味はあったんですねぇ、としみじみとモモンガさんがウンウンと頷いていました。

 

 追加されたステータスコマンドにはデータクリスタルをセットして消費する事が出来ます。

 レア1~4はそもそも、セットできませんでしたが、レア5はセット出来ました。

 ただ、一つ二つでは何もなく、検証の為10近く消費した所、最大値Lv110が解除されるのが確認されました。

 どうも最高レアクラスのデータクリスタルを消費する事で最大値の増加が出来るみたいで、此方も後のレベル上げでモモンガさんが先行して確認した所、最大値が120LVになっていたそうです。

 最大値が何処まで上がるかは現時点ではわかりませんが、120を解除するのにレア5を100つも消費したそうです。

 カンスト解除毎に10倍の量のクリスタルが必要なのかもしれません、もしもそうなら200LVを解除するにはあと、10億ものクリスタルが必要と言う事に……。

 レア5は本来一ヶ月位頑張って一つドロップするかどうかなので物凄ーく、厳しいです。

 

 でも、モモンガさんはヤル気で、手持ちのアイテムを注ぎ込んでいました。

 一ヶ月後の話ですがその時には114Lv……モモンガさんがんばりすぎです。

 同時点の私の場合は105Lvです、毎日ログインしているけれど、毎日ガッツリは出来ないの。

 

 ちなみに、限界突破後、私はセフィラーの十天使のクラスの一つ、【小四文字】(メタトロン)を習得。理由は種族スキルの一つが面白そうだったからで『祈りに応えるもの』の名を持つそれの能力は要約するとワールドチャット。

 (伝言/メッセージ)の魔法にちょっと似てるけれど、その内容はまた違います。

 フレーバーテキストでは神託を届ける側の能力であり、直接脳内に声を届ける力だとか。伝言(メッセージ)が電話だとしたらこちらは心話(テレパシー)と言う事ですね。

 その仕様は『ワールド/エリア/PC、NPC/名称/レベル/カルマ値/会話種別』等々で詳細設定を決め、その会話ログを閲覧、受信、もしくは送信するスキルです。これはスキルである為か、魔法で妨害出来ません。

 盗み聞き検索スキルと言っても良いかもしれませんね、ただ取って試した感想から言いますと、制限しないと一気に色んな声が聞こえて来るだけで何を言ってるか分からないし、ログは文字だらけになって必要な情報を取捨択一するだけで物凄い時間が掛かります。あまり有効活用は出来なさそうですね。

 気楽に色んな人と双方向通信が出来るのでそういう使い方で結構楽しんでいます。

 

 

 最後に入手した『十戒の石板』はナザリックの九階層に設置されました。

 そして、十の契約のどれを適用したかと言うと、『拠点統合』です、それ以外の能力も強力なのですが、現在ナザリック大墳墓を攻略しに来る人って、ほぼ居ないんですよね。

 最期にまともに攻略に来たプレイヤーは大体1年前で、それ以降、まともに攻略プレイヤーは来ていません。1500人大虐殺が効いているらしいです。

 拠点統合は複数の拠点を統合する機能と言うのは字面から想像できると思います。

 拠点を統合する事により、拠点同士が転移ポイントで接続され、拠点ポイントが主となる拠点を其の儘に、従属となる拠点ポイントの半分が加算されます。そのまま丸ごと加算式では無い様です。

 初見クリア報酬の諸王の玉座を取らなかったので、拠点ポイントの+500は無いので、3000が二分の一で+1500となります。

 

 なので、ナザリック大墳墓+セフィロトの拠点ポイントは総計で現在4250、ポイントの振り分けについては二人で攻略したので半分こにしましょうとなりました。

 モモンガさんはこの750をNPC作成では無くて拠点増強に使うそうです。

 

 「拠点維持費軽減、ですか。」

 「ええ、当時は皆でこのナザリックを最強不落の拠点をと作りました、その結果現在もナザリックは完成された不沈の防衛拠点です。なら、足元を補強するべきかと思いまして。」

 

 「実際、維持費を稼ぐのにかなり時間を使いますよねー」

 「ぶっちゃけると、維持費が半分になるなら拠点ポイント500も惜しくは無いです。」

 

 更に言うと、拠点統合の結果、維持費が20%程増大してるらしいので、削減出来るならしておかないと、と言う事でもあります。

 ポイントの残り250は残存メンバーの三人がログインした時に相談して決めるそうです。皆の分を残したいという全体主義な所、モモンガさんらしいですね。

 私もそれなら200~300は皆の分に残そうとしたのですが、モモンガさん強硬に遠慮してきます。

 「成果は二人で出したものですし」とか「情報元はまどかさんじゃないですか」とか「ポイントを残すのは俺の拘りですよ」そんな事を言って一歩も譲ってくれません。もぅっ、モモンガさん強情だよ。

 

 ( ̄д ̄)

 ( ^^) _旦~~

 

 アイコンによる睨み合いが竜子相打つのですが、モモンガさんの交渉術が唸りを上げます。

 小さく握った右手と左手の人差し指をふりふりするとくに意味は無い仕草をしながら痛い所をついてくるのです。

 というか、その仕草は何ですか、なんか可愛いんですけど、なんだかポイントを分けようとしている私が強情に我儘を押し付けてる苛めっ子みたいな気分になるのですけど。

 

 しおしおと私の方の強情な気持ちが萎えてきます。

 そういえば、モモンガさんと意見の対立っぽい事が起きた時って、私、全然、勝った覚えがありません。

 あれ?もしかしてモモンガさん狙ってやってる?

 

 「それに、セフィロトと言う拠点の防衛機構を積むなら750でも少ないくらいじゃないですか」

 「う、確かに獲得と同時にダウンサイジングされましたけど」

 

 敵だととても強いボスとか必殺技も、味方に回ると、何故か微妙になる法則はそれなりに頻繁にあると思います。

 ごたぶんにもれず、セフィロトをギルド拠点に統合すると、ポップモンスターのレベルが30レベル台にまで落ちました。セフィラーの十天使もどこかに消えてしまったので。ギルド拠点としては微妙です。

 ナザリック在中のNPCや拠点設備で共有出来る物はそれで間に合わせるとしても、750と言うのはカツカツだと思います。

 ただ、侵入経路がセフィラのアイテム十種での転移以外では、ナザリック第八層の片隅辺りに設置した転移ポイントだけなので。意外と攻略プレイヤーはあんまり来ないかもしれません。

 

 ともあれ、拠点ポイント750を好きにして良いと言うのは破格と言って良いです。

 全盛期のアインズウールゴウンならギルドメンバー全員で協議の末、分配されたポイントを譲って貰ったり、譲ったり、交渉したりして使い所を決めたはずですから、当時ナザリック墳墓を攻略した際のギルドメンバーは27人だったそうです。(うろ覚えですが)たぶん初期は一人100ポイントです。人によっては拠点作成に興味が無かったり、遠慮したりして増減はあったでしょうけれど。

 そう考えると一人750って凄いと判るのではないでしょうか、ギルドメンバーが5人に減って、ユグラドシル全体が衰退期に入ったからこそというのが、とても皮肉な話ですが。

 

 さて、このポイントを使ってどうするか考えてみましょう。

 10層の玉座の間で拠点設定をコンソールで操作することができるので、どんな変化が出来るか内容を見ます。

 拠点設定からツリーダイヤグラムが出てきてフィールド、ポップモンスター、NPC作成、出現比率等々の項目が 出て来る。その項目ごとにさらにツリーが下に延びて行きその数は一項目に付き百近くあって、全部で数百項目を超える凄い量になる。

 ユグドラシルの運営は本当に凝り性だと思う。作りこむ人はすごく喜んで使い込むだろうけど、普通の人はやれることが多すぎて何をすればいいのか分からなくなりそうなんですけどこれ。

 んん?拠点フィールド解放?これはどんなのだろう?

 ……ふむふむ?

 

 「モモンガさん、モモンガさん」

 「はい、何でしょう」

 

 「これ見てください」

 「拠点フィールド開放?これが何か?」

 

 「これ、指定した一部のエリアをフリーダンジョン仕様に戻す仕様みたいですよ」

 「え、もしかしてその区画だけポップモンスターのレベル制限30が解除されるって事ですか」

 

 「しかもボスモンスターまで復活」

 「ええー」

 

 「さらにポップモンスターの分布だけならこっちでも操作できちゃう」

 「えー」

 

 「でも、モンスターはこっちも襲ってきます」

 「駄目じゃないですか」

 

 「倒すとデータクリスタルドロップと経験値も獲得可」

 「お、それは横殴りがまず起きない安全な狩場と考えると良いですね」

 

 将来転移した時の事や、現状のギルド運営でのバランスを考えて行くと、セフィロト自体は生産方面の拠点にしたいと思います。

 その時も解放エリアでデータクリスタルが落ちるかも?と考えるとちょっとお得かもしれませんが。

 敵対的な100レベル以上のモンスターがポップすると考えると危ないなんてレベルじゃないので、終了日前には設定は戻した方が良いかもしれないですね。

 

 

 とりあえずセフィロトにはナザリック経由からの進攻は難しくてもセフィラの十天使のアイテムからの転移はアイテムさえあり、用法を知れば何時でも可能なので、一番最初のセフィラを友好的で毒にも薬にもならないクラフトショップ系ギルドに設定しておきましょう。

 

 さらに100レベルクラスのプレイヤーの侵攻を考えた、防衛能力も最低限必要です。

 拠点中枢に向かう経路を謎解き必須にすれば、力押しの侵入者はかなり抑えられると思うけれど……最終的に武力が必要になると思います。

 

 そう考えると、自動ポップのモンスターや現状の拠点ポイントで作成出来るNPCだけでは心許ないのでさらに

 今までの課金ガチャで手に入れたけどナザリックの雰囲気(悪のギルド)に合わないのでに使わないまま仕舞ってあるモンスターも全部ここに開放しましょうか。

 ふふふ、課金増設倉庫を覗けば私のボーナスやお小遣いの数々が此処に……あ、自分が注いだ課金の総額が見えてきそうでちょっと見たくなくなってきました。こんなに大金を注いでしまった自分が怖い。

 手元にあるだけでも200体を超える課金レアモンスターに眩暈を覚える私です。

 さらに拠点開放をした領域を後半のセフィラに挟みましょう。

 あとは100レベルのNPCが数体用意したいですね、自由になるポイントの総数から考えると3,4体が限界でしょうか。

 

 ナザリックの三首脳と同等の知性を持つ子が一人は必要かな?極善か中立辺りで。

 前世の記憶の四人の魔法少女が過ぎるけれど、懐かしい様な望郷にも似た気持ちを頭を振って追い出す。

 彼女達の模倣を作るのは、何か違う気がするのだ。

 彼女達はあの世界で精いっぱいを生きた、その偽物を作るのは、多分違うと思う。

 

 

 

 

 

 ……

 

 ………

 

 …………?

 

 ……なにか、自分の思考に、矛盾が、ある、ような……。

 

 

 

 

 

 

 

 「……ところで、まどかさん」

 「あ、はい、なんです?」

 

 「複数拠点を持つ場合、管理者が必要になるみたいなんですよ」

 「……?……だから私が仮にセフィロトの管理役になんですよね?」

 

 「いっそ、副ギルド長になりません、まどかさん?」

 「……ふぁっい?」

 

 




も一つ行くよ。







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