かにたまです。
富山県内で実際に使える仮想通貨が2018年11月下旬に誕生します。
地方創生プラットフォーム「Yell(エール)」
SAMURAI Security株式会社(代表取締役:濱川智、本社:東京都渋谷区)は、ブロックチェーン技術を利用した地域通貨(暗号通貨)と、地方経済に求められる消費・観光・投資を促進する分散型アプリケーション(DApps)から構成される地方創生プラットフォーム『Yell(エール)』を開発。2018年11月より富山県で展開される地域経済の活性化プロジェクト『Yell TOYAMA』への提供を皮切りに、都道府県・市町村の地方創生担当者、地域自治体へのプラットフォーム提供を開始することをお知らせいたします。
・・・「地方を応援したい。」
そんな気持ちから始まった地方創生プラットフォーム「Yell」が誕生しました。
正確な予定開始日時は11月21日から。
地方創生プラットフォームYellの仕組み
地域通貨である仮想通貨Yellを購入して、実店舗ではQRコードを利用して商品を購入する形になっています。またインターネットを使って架空の商店街で加盟店ページやオークションでも買い物ができるとのことです。
その地域のお酒造りなどの体験や、各種イベント等も商品として扱い、観光客の増加も目指します。
この第1弾として、富山県をターゲットとした「Yell TOYAMA」が11月21日予定で開始されます。
「Yell TOYAMA」は、雄大な立山連峰を望む自然環境と富山湾の恵まれた海の幸、製薬や鋳物などの伝統産業、そして幸福度ランキング上位の常連である富山県に溢れる魅力を「価値」として国内外に流通させるプロジェクトです。
「地域応援通貨Yell(エール)」を通じて富山を愛するファンと地域事業者のコミュニティを形成し、地域愛や愛着心を価値に変える「応援経済」を富山によって消費・投資の最大化を図ります。
「YellTOYAMA」の特徴
公式ウェブサイトはこちら
1Yell=1円
1Yell=1円で交換になっています。
現状の仮想通貨の欠点として、日本では仮想通貨で買い物をすると税金がかかる仕組みになっています。
また、相場で価値が大きく変動するなどの欠点等がありました。
値動きがないことで価格変動リスクが消え、買い物等をしても税金はかかりません。
富山の魅力的なマーケット
富山県の銘品や特別な体験を販売・購入できるチケットマーケットが存在します。顔の見える情報発信の仕組みや、寄附や募金、投資など富山の事業者のチャレンジを応援する仕組み、富山と世界を「お金」で結ぶ場を提供します。
ファンと事業者の交流
富山の事業者とYell TOYAMAを訪れる富山ファンが対話できるコミュニケーション機能、メッセージングサービスを通じて、生産者と消費者、ファンと送り手の結びつきを強めます。
これは近年、無人マーケット化する中で、人によっては需要がありそうな気がして、いいな~と思います!
何で電子マネーではないの?
人によっては電子マネーや日本円で良いと思うかもしれません。
しかし、地域応援通貨Yellは、ブロックチェーンによって全ての取引を記録・管理して安全性を高めています。
そして、Yellは電子マネーのような単なるキャッシュレス決済の手段としてではなく、お金と一緒に地域を応援するメッセージを贈るYOSEGAKI機能が内包されています。
仮想通貨は、このようなメッセージを送る機能などを付け足して後からどんどん通貨そのものの性能を上げることができます。
また、仮想通貨で日本だけではなく、世界から資金を集めることも可能になります。
「Yell TOYAMA」では、2020年には世界中からアクセスできる環境を作り、富山と世界が「お金 (地域通貨)」で繋がる地域創生のTOYAMAモデルを国内外に展開することを目標にされています。
最後に
第1章 第1節 1 (2)将来推計人口でみる50年後の日本|平成24年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府
現在、日本の人口はどんどん減少しています。
内閣府が発表した資料によると、あと50年も経てば日本の人口は現在の6割ほどになり、特に若者が大きく減少します。
その一方で、東京の人口は年々増え続けています。
現在、地方では、若者が東京に行き、跡継ぎがいない等の問題が起こっています。
これからますます限界集落化(※)が進んでいくでしょう。
(※)限界集落とは、人口の50%以上が高齢者であり共同生活を維持していくことが困難なことを意味します。
地方に人が増えない理由は「雇用がない」理由が大きいと言われています。
しかし、僕は、特に「行った事がない」ということが、とても大きいと思いますね。
上のブログなどを拝見すると「風情があっていいな~」とは思うのですが、行く理由がないのでなかなか現地には向かいません。
実際には違うと思うのですが、地方には、どこも同じような印象があります。
言い方は悪く聞こえるかもしれませんが、これは本音です。
「空気が良くて人が温かくて風情がある場所=地方」というイメージです。
魅力は伝わっていますが、風情のある場所なら他の地域にも存在していますので、他にはないオリジナルのものがあると興味が出てきて行きたくなるかな、と思っています。
地域応援通貨Yelはコミュニティを重視したり、イベントも絡めることで実際にその地方に行く機会が増えることになりそうですので面白くなりそうです。
Yellが地方の活性化となるか、楽しみです。