とりあえずまとまりなく思いついたまま書いてみる。
ストリップ見に行くの自体は初めてではないが、今回行った場所は初めてだった。
もう明らかに還暦を過ぎたと思われるおばあさんが局部を意図的にさらしながら踊ってるのを、もっと歳いったおじいさん達がとても有難そうに眺めていた。
俺は別にそれが目当てだったわけじゃなかったので、なんだこれ?と思って、最初はちょっと引き気味に眺めてた。
今度は別のおじいさんが、しみじみと、おばあさんと握手をしていた。「ありがとうございます」という、静かだがはっきりとした声が聞こえた。
観音様を拝む様子ってこういうのか、なるほど、って思った。
そしたら何だか涙がこみあげてきた。
この人達はたった今こうやって今日も生きる糧を得た、そして命をつないだんだ。
踊り子も、おじいさんも。
人が生きていく上で、望みや救いは欠かせない。
はたからみればこんなの、卑しくてしょうもなく映るのかもしれない。
俺も最初はそうだった。
だけどある時から、もしかしたら違うかもってだんだん思えてきた。
俺はいわゆる就職氷河期世代の、いい年して収入も人並みとは言えず、結婚もできてない、間違いなく社会の落ちこぼれだ。学ぶべきことを学べず、学んだとしても遅すぎたし、今までさんざん世の中に迷惑をかけてきたし、都合のいいようにこき使われ、利用され、汚され、踏みつけられてきて、何が尊くて何が卑しいのか、わからなくなりそうな人生だったし今もそうだ。さんざん迷ったし今も迷っている。
世の中には、救いのないぎりぎりのところでかろうじて命をつないでなんとか生きている人がたくさんいる。その姿は必ずしも傍から見て美しいものではないのかもしれない。
こんなことを知り合いにも友人にも言えない。悲しいけど言えない。理解してもらえる自信がない。所詮その程度の人間関係しか築けなかった自分が悪い。
とにかくあのお年寄りたちの姿は尊いと思った。誰かにそれを伝えたいと思った。
こうやって人は生きていけるんだって思った。
何かに似てると思った。
漫画のcity hunterで冴羽僚が地元の町のおじいさん達と飲んでる姿だ。
ここまで書いて振り返ってみると、あのおじいさんたちの生活背景など俺が知るよしもなく、勝手にギリギリの生活をしているように決めつけてるだけかもしれないが、正直、あんまり裕福そうな感じではなかった。
そしてこの文章がネット上に明らかになった時、俺の至らぬ点がどれだけ熾烈に糾弾されることになるのか、それともかすかな知的好奇心を満たす者がいるのか、はたまた共感を得られるのか、予測はつかない。
あなたはよく頑張って生きてきた人だ 無垢笑えて欲しい けどストリップは卑しい仕事だ
俺も最初はいかがわしい目で見てたけど、 一生懸命な人の姿には心打たれるものがあります。 今どききれいごとっていわれるだろうけど、職業に貴賎はないって信じたいです。
恥の無い老人ってなりたくない姿
ニートでもマジメな人はマジメ。
場末の風景。それを見たあなたの感想、共感できるよ。 氷河期世代てえことは40代? 冴羽 獠知ってるなんて趣味が合うね。 30年以上会っていない高校時代の親友が言っていた。 冴...
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それはよかった。 確かに、なんで獣編なんだろうねー?