ホワイトテクノロジーカンパニー誕生

今日付でホワイトテクノロジーカンパニーという会社を武雄市に設立しました。略称はWTCとかホワテクとかかな。

本当は2月のどこかでって思ったんですが、既に問合せがかなり来ているのと、お日柄担当役員が「1月18日が良い!」と力説したので、この日となりました。

これからセキュリティに関するコンテンツ、サービスを皆さんに喜んで頂ける価格で秋くらいから次々に出していきたいと思っています。

何で、セキュリティ始めようかと思ったのか、ですが、個人的な要素が大きい。それと武雄市長時代、役所の情報漏洩にはピリピリしていました。

以下、最新のメルマガでこんなことを書きました。

(引用開始)

セキュリティの会社、1月18日に立ち上げることにしました。当初は、2月と思っていたのですが、関係者にいろいろ聞いてみると、それじゃ、遅い、とのこと(苦笑)。このメルマガだったり、Facebookだったり、セキュリティ関係の話をちょっとずつ書き込んでいたら、僕の市長時代のことが引き合いに出されていて、やれ、「Yahoo!ブリーフケースから自分の情報漏洩させた」とか「フリッカー(写真格納サービスの1つ)から写真漏洩
させた」とか、まあ、事実は事実だし、反省しない僕が反省した訳だけど、何でそんなことが起きたかというとね、非公開設定を公開設定にしていたから(笑)。

そういや、Amazonにウィッシュリストがあるじゃない。あれも、「樋渡がこんな商品ほしがっている。」って書かれて、何で知っているんだろうって思ったら、絶賛公開設定。良かったよ、ヘンな商品挙げていなくて。まあ、僕の情報リテラシーってそんなもの。これで開き直るわけでもないけど、あの頃から、僕みたいなそういう意味ではフツーの人間が、安心してネットサービスを使えたらいいよね、って何となく思っていたのが、去年の夏に、郷里の大先輩古川さんが「樋渡君ね、こんな技術があるよ。特許も取ってあるし、一緒に世の中に広めるのを手伝ってくれないか。」と力説。

まあ、「僕のところには幸いにして、山のようにこういう案件が来るし、ちょっと時間的余裕が無いんですよ。」って切り返したら、以下こんなやり取りが。

古川)今まで情報漏洩は盗まれたら終わりだったけど、これは違う。
樋渡)どう違うの?

古川)例えば、情報が盗まれた瞬間に、その情報に暗号がかかって文字化けして読めなくなってしまう。
樋渡)それは強い暗号なの?

古川)いやそれほど強い暗号では無いが。大元のパスワードは瞬時に変えられるし、事実上、解読はほぼ不可能。
樋渡)そうか。発想の転換ですね。今までは、巨額の予算を投じて、もの凄いセキュリティーウォールを万里の長城よろしくおっ立てまくっていたのが、これは、万里の長城の穴を塞ぐ、という発想なのね。

古川)そう。情報漏洩って結局はベネッセもそうだったけど、人なんだよね。システムよりは人。すなわち、故意とか不注意とか。故意に情報漏洩させるのは論外だけど、例えば、社員がさ、USBメモリーに情報入れて、帰宅してから作業しようと思ったら、それが盗まれたりとか。あるいは使用後、放置してたら、
持って行かれたりとか。僕が知っている企業で、顧客名簿が流れて潰れそうになったところもいくつかあるくらい。
樋渡)佐賀の学校は、生徒の情報が、Wi-Fi乗っ取られて漏れまくったり、それってどこにでも起きうる話ですね。まあ、僕も派手に流出させましたけど(笑)。要は、万里の長城にセロテープ貼るわけよね。

古川)それに近いかもしれないし、もっと言えば、価値ある情報を無価値化する、例えば、頑張って金庫からお金を出しても、出した瞬間木の葉に変わるとか、液体になるとか、そんなイメージかな。
樋渡)ふーん。なんでそんな凄い技術が世の中に広まらなかったの?また、これって特許とってあるんですか?

古川)あるよ。ぜひ、手伝ってくれないか?
樋渡)今抱えている仕事が整理できたら考えます。

がスタート。その古川さん、下の名前は宏三郎さんって言うんだけど、著書「首長パンチ」でも登場する私の政治家としての産みの親稲富正敏県議と同級生。かつ、僕の最大の応援団長である古川五朗さんの実兄。この古川さん、70歳に手が届こうとしているのに意気軒昂。さすが、野村證券に古川という暴れ馬がいると評されたとおりの御仁。僕が仕事をやる基準は、市長時代は
絶対にできなかったけど、気持ちが通じる人間とだけ仕事をすること。それができるだけでも民間人になったメリットはある。始まりはこんな感じです。

大体、始まるときは、こんな緩い感じで始まる。それが上手く行くかどうかは分からないけどね。ただ、先週、政府のある人(セキュリティー世界の人)やセキュリティーの専門家にこの技術を説明したら、共通して「これ、いいですね。ただ、いくつか課題がありますが、これもクリアーできそうだし。しかし、この盗まれても大丈夫というのは我々セキュリティ界の人間からは出てこない発想ですね」とのこと。

それとそうそう、セキュリティの会社をやるので、あんまり派手にやりません。静かにスタートします。派手にやると、僕らのセキュリティも犯される(笑)。このメルマガやFacebookで告知するくらい。あれだけ話題を呼んだ代官山蔦屋書店もそうだったけど、宣伝もしなかったどころかチラシも配っていない。
口コミを信じたそうな。今回、僕も同じ。世の中に受け入れられなかったら、この会社も終わり。仕方が無いよね。ただ、誰も買わなくても、僕だったら、絶対に欲しい、しかも、思った以上に安い価格で出す、ということに心を砕いていきたいと思っています。詳しくはこの技術(省略)をベースにします。そこに樋渡オリジナルを加えて世に出していきます。お楽しみに。

(引用終了)

 

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