盗むやつもいた。そのため全て閉架扱いとなったのだった。
薬の副作用で醜い容姿になり、鬱や睡眠不足も起きていたため現実でもフィクションでもそんなものを味わう余裕などなかった。
それは今でもそうで、青春系のものを見ると自分はこのような青春を得ることが出来なかったという苦しみが湧いてくる。
青春というのはたいてい容姿で得られるか得られないかと言うのが決まる。
そして、それは思想などにも影響を与えそうだ。
最近は何が性的だとか性的じゃないかという議論が湧いているが、性的な青春を味わえるか味わえないかでも判断は色々と分かれてきそうだと思う。
ただ、最近思うのは理想というものを描けるのが青春だけという時代なのではないか。
勿論、異世界などだったらまた異なるだろう。
ただ、現実世界に即したもので言うと青春だけが理想を描けるものなのかもしれない。
醜い容姿で青春など得られるわけもなく、大学四年生になってしまった自分だが理想を描けられない。
そして、社会人やら大人で理想を描けていると思える作品もない。
基本的に策略とカネ 資本主義のえげつなさが広がるだけの社会だからだろうか。
大資本が苛烈な競争をしている現代で上手くいくものなどないとすら感じるものだ。
そういった欲望に応えられないで、収奪やら搾取の事態を起こしている資本主義というのは限界を迎えているのだろう。
中高生がターゲットのライトノベルを読んでいるからそう思うわけで、青春と関係なく理想を描いてる作品は世の中に沢山あるよ。 容姿関係なく幸せになるお話もいっぱいあるから読ん...