「オタク・イズ・リアリー・デッド」の裏付けとして。
偶然にも先週、20歳そこそこの男子、女子のアニメファンから数か所、複数人で話が聞けた。
まぁ西小金井村塾の塾生も若いので、そこからも話が聞ける。
決定的だったのは、やはり「オタク」が減っているということだ。
四六時中アニメの話ばかりしている変な人間がいなくなった。
代わりに、多趣味で普通の人が「深夜アニメ観てるよ」と言ってくるらしい。
オタク第四世代、「普通人」の世代の到来だ。
そしてそれはもはや、オタクとは呼べない体裁となっている。
オタクは滅びつつあるのだ。
そしてそうさせまいと、自分の我欲をむき出しにして最後の抵抗を続けているのが、ご存知オタク第三世代、「アイデンティティ」の世代だ。
彼らは何より自分が大事、自分のためにアニメを利用し、引いては潰すことさえ厭わない。
しかし彼らはアニメ業界を買い支えようという気はさらさらない。それに気付き始めた業界が、オタクと距離を置き始めている。
そして彼らは焦り、更に半狂乱となる。
しかし、もう時間の問題だろう。
「お前ら俺達オタクのためにアニメ作ってんだろうがぁ!」
「いえいえとんでもない、だってあんたら何も買わないんでしょう?」
強引に「新潮45」の休刊に話を繋げてしまうが、ネット言論も含め、言論、いや社会全体に自然淘汰が起きている。
要はキチガイの喚くことなど聞く耳持たないということだ。
ようやく、と言ったところだが、それだけ長きにわたって、SNS含めITが猛威を揮った、としか言いようがない。
デジタルネイティブとなった若い世代、特に20代は、極めて冷静、冷酷な目でアニメも、そして日本も見つめていくことだろう。
どれだけ狂ったことを言ってようが声が大きかったら勝ち、の時代は終わる。
アニメはITとの親和性が極めて高い。
意外とこの変化は急速かも知れない。