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作品の感想は各エントリーのコメント欄にお願いいたします。必ず目を通しております。
(Please let me know what you think about my novels. You can write in English or Japanese )


また、PixivのBoothにて支援商品を掲載しております。
全品100円です。
ファンサイト等の運営はいたしておりませんので、danna_storyを応援したい方はこちらを購入していただけますと幸いです。

[5月の作品] 豚化小説 Booth
[5月の作品] チェンジ・コンプレックス(部分交換) Booth
[6月の作品] 青いリボンから始まる俺の人生 Booth
[7月の作品] 私⇔ダッチワイフ Booth
[8月の作品] 彼女の入れ替えアプリBooth
[9月の作品] 強制ダイエット / 転生症Booth
[10月の作品] 僕達兄妹には不思議な能力がある / 交通事故で日替わり憑依 Booth
Boostしてお買い上げいただいた支援者の方にはここで厚くお礼申し上げます。

2018/10/05

ヌイグルミの皮

………。

あれ、私どうしてたんだっけ。
視界に入ってくるのは自分の部屋。
いつの間に寝たんだっけ…?

いや、違う。
たしか放課後にクラスの糸田さんに話しかけられて…。それから。
思い出せない。

2018/10/03

10月のBooth作品

1:僕達兄妹には不思議な能力がある (約7500文字)
 キスをすると入れ替わる兄妹。ある日妹の友達からのお願いがあって…。
2:交通事故で日替わり憑依 (約5000文字)
 交通事故に会った俺は意識不明のまま、不思議な現象を体験する。それは1日1人ずつ意識を乗っ取ってしまうことだった。



よろしくおねがいたします。 Booth

2018/09/25

ギルド職員の失踪

城塞都市。

王都から歩いて10日程、他国との国境付近にあるこの都市は流通の要であると共に他国からの侵入に対して監視、防御する役目を担っている。

城塞、というだけあって街と軍事拠点を大きな城壁が囲うようにして建造されており、4箇所ある外門を通らずして街に出入りすることは不可能である。
が、近頃その街の中で不思議な事件が多発しているのであった。

2018/09/13

身体だけ奪われたわたし


学校帰りにいつも、どこからか視線を感じていた。
警察や教師に相談して見回りをしてもらったり、友たちと一緒に帰る等対策はした。
だがどこから監視しているのか、わたしが一人になると決まって見られているという感覚が蘇る。

そしてついに、わたしの前にやつが姿を表したのだった。
塾の帰り、いつもは親に送ってもらっていたのに。
今日に限っては親が不在でバスで帰ることにしたのが悔やまれる。

2018/09/11

取扱変更届(4)

翌日。

今日は昨日行けなかった幼稚園へ通うことになっている。
幼稚園の方には事情を伝えてあり、子供たちと混ざってもいいし、見学という立ち位置でいてもらっても構わない、と言われている。
一方で身体に起きる問題(率直に言うとトイレや食事)に関しては管理上の都合で園児たちと同じものを一緒に取ってほしい、とのことだった。
子供たちを預かる上でのルールや条例などがあるらしい。

2018/09/09

取扱変更届(3)

思っていた以上にこの幼児になった身体には負担だったのだろうか。
気がつけば窓から朝日が差し込み始めていた。

夕飯を食べたかどうかの記憶さえおぼろげだ。
身体がキレイになっているのを見るとどうやらお風呂は済んでいる。
…恐る恐るパジャマをめくるが、オムツは濡れていなかった。

2018/09/04

あなたの衣装、交換されてませんか?


普段、あまり話さない絵梨花が声をかけてきた。
絵梨花はニコニコしているが、それがかえって不気味だ。

「ね、そこにいる佐藤くん、今日の姿どう思う?」

どう思うって言われても。
窓際で談笑している彼に視線をやるがいつもどおり変わらない。

「ふーん、そっかそっか。じゃあちょっと手を握って?」

絵梨花が左手を差し出してくる。
一体さっきからなんなんだろう、と思いつつも差し出された左手を握り返す。

「ぽち、ぽちっと。じゃあもう一回佐藤くん、見てみて?」

彼女が何をしたいのか、さっぱりわからない。
言われるがままに再び彼を見る…が。
え…ええ?!
思わず大声を出してしまい、慌てて口を抑える。
一瞬静寂が訪れ、周りからジロジロ見られるが、再び教室は喧騒に包まれる。


2018/09/03

ボツ作:番犬ロボに乗せられた私


油断した。
そう考えたときにはもう遅かった。

わたしはいわゆる産業スパイだ。
ライバル企業のロボット事業に関する情報が欲しい。
ある企業から依頼され、派遣社員として侵入に成功した…と思っていた。
資料に手を触れた途端、部屋に充満する白いガス。
…どうやら予想以上にセキュリティが硬かったようだ。

2018/09/01

9月のBooth作品


2つのお話が入っています。 

1:強制ダイエット (約12000文字)
 OD。肥満気味な子とバレー部の子が入れ替わります。  一応(?)ハッピーエンド。 

2:転生症 (約4200文字)  
 ブログで先に公開している転生症シリーズです。 異世界の種族と身体だけ入れ替わってしまうお話です。


よろしくおねがいたします。 Booth

2018/08/25

立場変換銃


「よう、よくもやってくれたな」

帰り道。
人通りの少ない道で張っていたのか、クラスメイト…いや、元クラスメイトか。
荒木美海菜(みみな)が物影から現れ、声をかけてきた。

「…あなたの自業自得じゃない?」

2018/08/23

解呪

アラトルズの街。
王城首都からはるか西に離れた辺境の地ではあり、魔族との境界線近くであるのだが、
希少な金属が多く産出され、魔物の素材を得やすいことから要塞都市として繁栄している。

街の住民も、訪れる冒険者も腕に覚えがある一線級の戦闘職、生産職が揃ってる。
そこに同じく居を構える神聖職もまた格別である。
あらゆる呪いを解くことができる僧侶が滞在しており、魔族との争いで被害にあった冒険者を救っている。
…まあその僧侶というのが私なんですけどね。

2018/08/18

謎のアルバイト

広さ8畳ほど、無機質な材質の壁で囲まれた部屋にはここへ入ってくるための扉と、壁にかけられた大きいテレビだけ。

実家の父の仕事がうまく行かず仕送りが減り、加えて努めていたバイト先が倒産し、学費をどうしたらよいのか、と思案していたところ、雑誌の隅に掲載されていた怪しげな高額な報酬のアルバイトを見つけ、応募してみたのだ。
夕刻、指定された場所を訪れると老齢な男性が待っており、この部屋に入るように言われたのだ。雇い主は別、とのことだった。

2018/08/10

世界一狭い檻 (下)


私が病院の汎用アンドロイドへ閉じ込められてからどれくらいが立っただろうか。
私の中にインストールされたメイドモジュールが私の意思をすべて抑えつけ、直立不動で笑顔のまま私を立たせ続けている。
私は目の前の人物がなにか指示をするか、危険にさらされない限りは待機を命じられている。数ヶ月前は院長がメイドモジュールのマスターであったのだが、つい最近になってマスターの譲渡が行われた。
その人物は…。