政治家の科学理解度 どこまで必要か 右か左は関係ない
今回おしどりマコリーヌさんが立憲民主党の参議院候補となったことで、私のSNS周りは騒然としています。(代表例やまもとさんのブログ:「立憲民主党がおしどりマコを参院比例で擁立」の衝撃)
彼女の福島に対する間違った発言は論外なのですが、当時の東電の行動を考えるといくらか仕方ない部分が存在します。そう彼女は福島を助けようと思い込んだ巨悪と戦い頑張ったのです。ただ知識不足に伴い結果が間違っていたのであって、いわゆる無知の親切は福島に対する虐待にすぎないという結果を生み出した行為でした。
昨日のブログで、医学には時間が必要と書かせていただきました。どれもこれも否定できないという事象を考えた際、最悪を述べることは正直危機管理の考え方として間違いではありません。でも時間というパラメーターがその仮説を否定した時(放射線の影響はそこまでひどくない)、そこでしっかり誤りに気づいて間違いを正すのか、それともさらに重箱の隅を突っつき自分の正当性を保とうとするのかでその人の科学リテラシーがわかります。
ただ当時間違えていたということで、その人の全人格を否定することは間違いです。当時の積極的行動を評価し、たとえ当時間違っていたとしてもそこから進歩したのであればしっかり評価すべきです。
今回大臣になった方にも問題は指摘されています。片山さつきさんが応援した池田としえ市議はHPVワクチンではまさにとんでもな方ですし、平井卓也大臣はあのEM菌を支持されている方のようですし、本当科学的知識をどう理解されているのかを政治家の基準とすることは正直必要と考えます。もちろん丁々発止の政治家特有の能力も必要ですが。
それこそ今テレビに出まくっている武田邦彦先生なんかも本当にとんでもない発言をされていました。でもこれも当時は仕方がなかったのかもしれません。訂正されたとのことですがよくわからず、程度は変わりましたが同様に放射線関連問題について言ってます。(武田教授が激怒。「原発の真実」を報じぬNHKや朝日新聞の大ウソ)そうこんな人は政治家以外に学者にもいますし、それこそどこにでもいます。
その人の考え方が右か左かに関係なく、冷静に科学を分析しているかどうか、正しい評価を政治家に行いましょう。間違えてもちゃんと反省し行動変容する人間を私は評価します。
「中村ゆきつぐのブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/dannapapa/
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