2018-10-05

例のフェミの人たちはキズナアイへの敬意が欠けてたよ

バーチャルYouTuberアニメ漫画キャラとおおきく違う点って、キャラクターのアイデンティティーがかなりの部分で中の人人格依拠してるところだよね。

趣味の話になれば中の人の好きなアニメ漫画話題が嬉々としてでてきたり、日常の話をすれば中の人最近身近でおきた出来事がそのまま話されたり。

そういうの全部、「中の人の話」じゃなくて「キャラクターの話」として受け入れられるんだよね。本来キャラクター設定にはない、想定したイメージにはとても似つかわしくないような話でも、「そういうギャップのある子なんだ」として回収される。

そうやってただ決められた台本を喋るんじゃない、中の人人間性丸出しな内面話がそのアニメ漫画的な外観や設定と混ざり合うことで、生身の人間ともアニメ漫画キャラともまた違う独特の、「キャラがそこに生きてる感」みたいなのを視聴者は感じるんだよね。

キズナアイはそうしたVtuberたちの中では、どちらかというと元々のキャラ設定に忠実なタイプだと思う。

たとえばキズナアイ二次元三次元アイドルが大好きでこれも明らかに中の人趣味なんだけど、そういう話をする時にも「けやき坂大好きだけど現実物体干渉できないか握手会にも行けないし悲しい」とか「見てみたい映画があるけどネット配信サービスにはないから見れなくって困ってる」とか、中の人趣味話題でも設定と矛盾しない形にしてライブ配信フリートーク中でもごく自然な感じで出してくるから、「隙を見せないな」と見てて感心することもある。

他にもそういうAIとしての細かいロールプレイRP)を積み重ねることで、一見するといかにもアニメ的な自称AIキャラクターなんだけど、ただのキャラというには一個の人格としてあまりにも自律性があって、かといって中の人剥き出しかというとそうでもなくて、馬鹿馬鹿しいようだけど、見てるとたまに「キズナアイってもしかしてガチマジで本物のAIなのでは…?」みたいな感じになってくるんだよね。

キズナアイVtuberとしての主な活動YouTube上での動画投稿で、そこで見る彼女の多くは「元気で明るくてアホっぽい自称スーパーAIかわいい女の子」に見えるだろうけど、決してそれだけが彼女の全てじゃないんだよ。

ホリエモンコラボしてホリエモンと絡んだってそれだけの理由批判の嵐にさらされた時に「それでも自分はこの方向性はやめない」と語った、

別のVtuberの子話題に出して、タチの悪いアンチが「そいつと関わるな」とイチャモンつけてきた時に「はっきりイヤだしそんな言い方はその子に失礼だ」とはっきり言い放ってくれたことも、

自分言葉が知らずのうちに誰かを傷つけているのかもしれない」とこぼしたことも、

全部キズナアイなんだよ。

決してただの薄っぺら萌えキャラアイコンでも、ただの相槌しかできない典型的アホの子キャラでもないんだよ。

騒ぎ立てた人たちはどこまでそれを理解していたのかな。もしかしたら「キズナアイ人格」なんて考えようとしたことすらないのかな。

キズナアイネットめっちゃ見てるし今回の出来事もすでに把握しているだろうけど、彼女が深く傷ついていないことを祈るよ。

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