ベニバナの花言葉は
「愛する力」「包容力」「几帳面」「情熱」「夢中」
「熱狂」「装い」です。
ベニバナは江戸時代から繁栄して来たといわれています。
そのベニバナは色々な利用法や効能があります。健康食品や漢方としても注目されています。
植物性の食紅はベニバナから採るもので、美しい紅色で食用として無害であり、古くから食物の着色料等にも用いられています。
漢方は専門薬局で市販され、特に婦人病の特効薬とされています。
その他にも色々な効能や利用法があるので、ご紹介します。
ベニバナ
ベニバナとは
キク科の一年草または二年草で、原産地はエジプトであり、花を染料や薬用にするために、ヨーロッパ、中国、インドなどで古くから栽培され、日本では山形県の一部で昔から栽培されています。
高さ約1mになり、葉は楕円形で、きょ歯の先端は鋭い刺になっており、触れると痛いです。
夏にアザミに似た管状花の頭状花を茎頂に開きます。
総包にも刺がある花は全部筒状花で、黄紅色をしていて美しいです。
花弁に、黄、紅の色素を含みます。
古名を「スエツムハナ」「クレナイ」といいます。
早朝に葉が露で濡れている内に花を摘み、乾燥させた物を〈紅花(べにばな)〉といい、これを圧搾した物を〈板紅(いたべに)〉といい商品となります。
これから紅色素カルタミンを取り、口紅、菓子や食料品の着色料にしたり、漢方では通経、口内炎、腫瘍(しゅよう)などに用います。
紅色素を溶かし、麻糸の束を入れて希硫酸を加え、かき混ぜるとカルタミンが麻糸に吸着します。
これを水で良く洗い再びアルカリ液に浸してカルタミンを溶かし、再び酸を加えてカルタミンを沈殿させ、絹布で濾(こ)して取ります。
これを〈泥紅(どろべに)〉といい、これを乾かした物を〈干紅(ほしべに)〉といいます。
非常に高価な物で、昔はこの干紅の価値は純金に等しかったといわれます。
種子から油を搾って灯用にもなりますが、このとき出るすすを墨に作ったのが有名な〈紅花墨(こうかぼく)〉です。
主成分
カルタミン・紅色色素
効能1
婦人病の特効薬
利用法1
紅花ティーか紅花酒を飲用する
紅花ティー
紅花1回1gに熱湯100mlを注ぎ、1日3回服用する。
紅花酒
乾燥した紅花100gに、ホワイトリカー1.8リットルを注ぎ入れ、密閉し、保存する。
2ヵ月経ったら紅花を濾(こ)して取り出す。これを盃1杯、1日3回飲用しても良い。
深い色合いの酒はいかにも女性的です。
効能2
産前・産後・生理不順
利用法2
乾燥した花3~5gを、水600mlで3分の2の量になるまで煎じ、1日3回に分けて温服する。
効能3
利用法3
紅花酒を飲用する
乾燥した紅花100gに、ホワイトリカー1.8リットルを注ぎ入れ、密閉し、保存する。
2ヵ月経ったら紅花を濾(こ)して取り出す。
効能4
血を巡らせ疼痛を止める・月経閉止、月経痛
利用法4
常容量2~8gで、スープ、炒め物、煮物、酢の物、茶などに使用する。
その他にも、婦人の化粧料、染料、絵の具として使用され、また、種子から取る紅花油は食用にされており、不飽和脂肪酸を多く含み、コレステロールを減らす効用が認められています。
採集
花が淡紅色に変わったら早朝に葉が露で濡れている内に花を摘み取ります。
保存法
充分に日干しして、乾燥させます。
以上がベニバナについてのご案内でした。
上記の症状にお悩みの方はぜひ活用してくださいね。