2018年10月5日
トレンドマイクロでは、App Store上の当社アプリに関する問題解決に向けてAppleとの調整をこの数週間行ってまいりました。本件に関する当社の一層の理解と調整における進展を受けて、これまでの経緯についてご報告いたします。
当社製macOS向け6アプリでのブラウザ履歴収集に関して、データ収集に関するプライバシーならびに情報開示の観点での懸念から、Appleでは9月10日に当社アプリを一時公開停止しました。当該アプリによって行われていたブラウザ履歴の収集は、最新の脅威の特定とブロックを目的にインストール直前の24時間以内の履歴に限定したものです。新たな脅威の出所を特定することは、お客さまを保護するとともにマルウェアやアドウェアの流通を阻止するためのセキュリティ上正当な取り組みです。前述のブラウザ履歴に関するファイルは、安全な形でAWS上のトレンドマイクロが運営するUSにあるサーバへアップロードされ、個人を特定できないよう匿名化された形で保存されており、当社のGDPRポリシーに則り収集から3か月後に自動的に削除されていました。また、第三者への共有、広告収入目的での利用といった、お客さまの保護以外のいかなる目的に対しても当該データは利用しておりません。
当社ではデータ収集とその利用にあたり、GDPRやその他プライバシー要件を満たす形で取り組んでおりますが、本件発生直後に2つの問題点を確認したため、更新版の提出にむけこれらの対応を速やかに実施しました。具体的には、共通モジュールの使用によりセキュリティに関連しない3アプリにおいてもブラウザ履歴の収集を行っていた点、1つの有料アプリでの匿名化されたユーザデータ収集に対し、追加でオプトインで同意を取得する仕組みが欠如していた点の2点になります。これらの問題点についてお詫びいたします。お客さまから収集したデータの流出は確認されておらず、またセキュリティ以外の目的で利用されたこともございません。
当社における実施済みの対応
ブラウザ履歴収集に関するお客様のご懸念を踏まえ、当社では当該アプリからブラウザ履歴取得のモジュールを削除したうえで、収集プロセスをインフラ上で無効化し、AWS上から当該データの全削除を速やかに行いました。加えて、利用状況に関する匿名化されたデータの収集に関してオプトインで同意を得る仕組みを、App Storeから提供する該当のアプリに組み込みました。そのうえで、アプリ一時公開停止の措置から数日中に更新版アプリをAppleに再提出しました。当社では進展があるものと判断しており、近日中に問題が解決され、アプリを順次公開できるものと考えております。
当社アプリの一時公開停止を受け、当社では当措置がブラウザ履歴収集モジュールの入った6つのアプリによるものであることを確認しました。そのうえで、App Storeでの当社アプリ再公開に向けてAppleの正規プロセスを通じた対応を継続して行ってきております。それと並行して、App Store経由で提供する当社アプリすべてにおいて一層透明性を持たせるための改善に取り組んでおります。
今後の対応について
セキュリティ企業として、当社ではプライバシー並びにコンプライアンスを重要事項として、お客さまを最優先に取り組んでまいりました。当社では、消費者のプライバシー保護におけるAppleの模範的な取り組みに賛同するとともに、本件からの教訓を活かし、徹底した法規制準拠プログラムの維持ならびにプライバシーに関する利用者の信頼と利用体験へのより一層の注力という点で当社の今後の取り組みのさらなる改善に取り組んでまいります。
お客さまの信頼と利用体験のさらなる改善を行う目的で、当社では以下のような対応を実施 いたします。
本件に関して、Appleならびにお客さまの要件に沿う上で必要なアップデートに関して理解を当社では一層深めております。アプリ審査並びに更新のプロセスには時間を要するため、お客さまにはご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2018年9月12日
当社のmacOS、iOS向けアプリがMac App StoreおよびApp Store上で一時公開停止されていることを確認しています。詳細は現在確認中です。
該当製品の詳細はこちら(https://appweb.trendmicro.com/SupportNews/NewsDetail.aspx?id=3271)をご覧ください。
トレンドマイクロがユーザデータを不正に取得し、中国のサーバへ送信しているという報道がありましたが、それは誤りです。
トレンドマイクロのmacOS向け製品であるDr. Cleaner(国内製品名:ライトクリーナー LE)、Dr. Cleaner Pro(国内製品名:ライトクリーナー)、Dr. Antivirus、Dr. Unarchiver、Dr. Battery、Duplicate Finder は、アプリをインストールする直前の24時間以内のブラウザ履歴を一度だけ取得します。
これらのデータを取得するのは、ユーザがアドウェアやその他の脅威に遭遇したかを分析するなど、セキュリティの目的及び製品やサービスの品質改善のためです。
上記以外の当社の法人向け及び個人向け製品にはブラウザ履歴を取得する機能は含まれておりません。
なお、日本国内で提供しているのは、ライトクリーナー LEならびにライトクリーナーです。
前述のブラウザ履歴などのデータは、AWS上のトレンドマイクロが運営するUSにあるサーバへアップロードされておりました。
当社はお客さまのご懸念を踏まえて、製品からブラウザ履歴に関するデータを取得する機能を削除しました。
加えて、USのAWSサーバ上にあるブラウザ履歴に関するデータも削除しました。
お客さまにはご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。