(ちなみに多分森元首相にインタビューすればいいと思うよ!)
それでも大分以前よりはまともですがところどころにあらがみえてきます。
まずヤフーのタイトル。「科学誌9割はうそ 本庶氏説く」。バズフィードのこの記事のサブタイトルがこれ(「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」 ノーベル賞の本庶佑氏は説く、常識を疑う大切さを。 「自分の目で確信できるまでやる。それが僕のサイエンス」)
>僕はいつも「ネイチャー、サイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割だ」と言っていますし、大体そうだと思っています。最高の科学誌においても、発表当時は正しい実験結果でも、10年後にも正しいものは1割という意味ですよ。どうもヤフーのこのタイトルでは誤解を生むよな。正直科学の進歩というものをどう考えるかという教育がこの記者にできていないだろうな。
こんなメディアの不勉強の弊害が免疫治療。オプジーボとクリニックでやっている免疫治療は違うからね。でもヤフーはまだ免疫クリニックの広告出しているよな。
あとノーベル賞を取ったとはいえ、単剤ではまだある種のがんの3割にしか効かないからね。それでも前回書いたように0を30にするのはどれだけ大変なことか。そして現在これがさらに改善しているからすごいんだよ。ちなみに10年前にPD-1ががんに効果があると言っていたらそれはとんでも医療だからね。だからどこも最初は製品化しなかったんだよ。
時間によって科学は進歩します。今は正しくても10年後は否定されるということ、その繰り返しで進歩してきたんです。だから近藤医師や内海医師の言っていることは科学の進歩を取り込めないただの勉強不足の詐欺医師に過ぎないのです。そしてメディアが頑張らないとこの不十分なタイトル「科学誌9割はうそ 」で患者が騙されこのような詐欺医師がのさばるのです。
ただ正直言います。免疫治療は難しいです。一般の人や普通の医師でもなかなかわかりません。今日だって免疫治療を理想的と言っていた解説の人がいたけど、「がんは免疫をすり抜けて出てきたもの」の原則からいうと本来免疫だけではがんは治せません。それに風穴開けたPD-1とCTLA-4。この治療で多種多様な副作用は出てますからね。本来それを理想的というかは別ですからね。
それでもがんで死ななくなる時代が来る可能性があるのです。10年前は考えられないことです。医療は時間が大切なんです。