口座不正譲渡で聴取の区議 借金のウラでオタク活動に散財

他人に譲渡したキャッシュカードが特殊詐欺に利用されていたとして、東京都大田区の荻野稔区議(32)が今年5月、警視庁に犯罪収益移転防止法違反容疑で任意聴取されていたことが判明した。

荻野区議は3日都庁で会見し、被害に遭った大阪府堺市の60代女性に被害額の約200万円を弁償する意向を示すとともに、所属する「東京維新の会」から無期限の党員資格停止処分となったことを説明。昨年2月に親戚から依頼を受け、ネットで見つけた金融業者に100万円の借金を申し込み、「キャッシュカードを送れば口座に現金を振り込んでカードを返却する」と持ち掛けられたという。指定された住所に送ると、連絡が取れなくなったそうだ。

実は荻野区議は“オタク議員”として有名で、公式ホームページの活動報告は専らアニメやマンガ、ゲームに関することばかり。自身の議会活動をわざわざ依頼してマンガ同人誌にしてもらったり、

コスプレをしてイベントに参加するなど、熱心過ぎるオタク活動を報告していた。100万円の借金のウラで、オタク活動にずいぶんと散財している様子がうかがえる。

さらに驚きなのは、荻野区議はプライベートではなく公務としてコスプレイベントに参加し、税金を使ってマンガを製作していることだ。自身のホームページ上に公開している政務活動費によると、2017年第4四半期には、「区議会通信政策漫画製作費」として12万円を計上。荻野区議は昨年11月のニコニコニュースの取材で同人誌製作について「仮に、政治活動の一環となる場合は、政治資金の収支報告書に載せて、きちんと処理すれば大丈夫です」と開き直った。ここまでくると公私混同も甚だしい。

オタク活動に熱中するのはかまわないが、犯罪に加担したり“税金流用”は論外だ。

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