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首都圏で震度1 深夜の緊急地震速報「震度予測を過大に推定」気象庁

 

 関東地方で4日午前0時15分に発表された「緊急地震速報(警報)」について、気象庁は「地震の規模を示すマグニチュードを、実際の4.6から6.7と過大に推定した」と発表した。

 

 この地震は、4日午前0時15分ごろに千葉県東方沖を震源としたもので、気象庁は直後に、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県に対して緊急地震速報を発表した。

 

 対象地域では、茨城県と千葉県で最大震度4のほか、東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県で震度1の揺れが観測された。

 

 緊急地震速報は、最大震度が5弱以上と予想された場合に、テレビやラジオ、携帯電話やスマートフォン、防災無線を通じて伝えられるものだが、今回、予測震度を過大評価した理由について、気象庁は「実際の震源は、北緯35.8度、東経141.0度、震源の深さ30キロの銚子沖だったが、速報処理を行う過程で、推定震源を約50キロ沖合と決定し、マグニチュードを6.7と過大に評価してしまった」と説明している。

 

 地震が発生した場合、震源に近い地震計が感知した地震波が気象庁に伝えられる。この地震波には最初にやってくる「P波(Primary)」と、次に伝わる「S波(Secondary)」がある。実際に強い揺れをもたらすのは後からやってくるS波であることから、地震波の速度の違いを利用して、先に伝わるP波を検知した段階で、揺れの強さを予測し、緊急地震速報につなげている。

 

 気象庁は今回の速報について、「今後とも緊急地震速報の精度向上に努めたい」とコメントしている。

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