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前編はこちら「せめて水を抜いたペットボトルを投げろ」という情けない道徳論|青木真也×イケダハヤト


嫌われ者の縁切り論

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箕輪:『空気を読んではいけない』の中では青木さんの縁切り哲学が詳しく書かれてますが、イケハヤさんも気の会わない人とはあっさり縁を切りますよね。

イケダ:そうですね。「この人、めんどくさいなぁ」と思ったら切ります。

箕輪:どうして、そこまで割り切れるんですか?

イケダ:ドライですが、お金にある程度余裕があるからじゃないですかね。縁を切れないのは、金銭的に自立できていないから。サラリーマンだったら、上司との縁を切るのは難しいですよね。

箕輪:生き方とか価値観だと思ってんだけど、そこなんですね。

イケダ:お金があるから縁を切れるのか、縁を切れるからお金が集まるのか。ニワトリと卵の話みたいなところはありますが、突き詰めると「お金」の話でしょう。

あとは、ぼくらは家族がいるじゃないですか。妻と子供がいるんで、もう人との縁はこれで十分じゃないかな、みたいな。

青木:それは100パーセント同意ですね。

イケダ:ブログの世界でも、例えばAさんといざこざがあると、「Aさんと僕との共通の友人」が、「Aさんは実はいい人だからイケハヤさん、ちょっと飲み行きましょう」とか言われるんですよね。カネもらってもいかねーよ、って感じですが。

青木:僕は、普通に罵倒して終わりですよ。「うるせえよ、馬鹿。来るんじゃねえ」みたいな。

でもそれって丁寧に言い変えると「お互い違う世界で生きましょうよ」っていうことじゃないですか。

イケダ:うるさい=俺とお前は違う世界で生きていこう、と(笑)

青木:なので、世間の人が思うほど、縁を切るということについて、大ごとに思っていません。もしまた仕事で会って、お互いのメリットが一致したらやりましょう、という程度です。

そのくらいの話なんだけど、でもみんな人間関係ってすごいナーバスだから、すごい大ごとに捉えていますね。

箕輪:まあ、サラリーマン的な世界観だと縁なんて切らないですからね。

イケダ:名刺を集めるように、どんどん人脈を蓄積していって、背負っていく。それじゃあ、やりたいこともできないし、成果も出ないんですけどねぇ。


一流でいつづけるための「家族のマネジメント」

箕輪:結局のところ、二人は自分の没頭したいことが明確だから、それ以外はどうでもいいんでしょうね。

青木:僕は、自分の人生の中でやりたいことがあるので、「こどもにさせたいこと」とか全くない。

勝手に自分の好きなことやって、自分でなんとかしてほしい。

箕輪:イケハヤさんもそんな感じ?

イケダ:普通にそうですね。

箕輪:教育はテーマとして面白いですよね。お子さんがいらっしゃいますが、どういう考えをお持ちですか?

イケダ:青木さんと同じだと思いますが、なんかもう、「勝手に生きてくれればいいんじゃない?」みたいな感じです。

親としてできることはお金を用意してあげるくらいでしょう。そうそう、うちは学資保険入ってるんですよ。このあいだ払いましたよ!二人分、1400万!だからもうあとは知らない(笑)

青木:今ね、「ミー・トゥ」って言いそうになった!僕も学資保険を払い込んだ。汗が出ちゃったよ。額も一緒で(笑)

イケダ:え、そこ一致するんですか(笑)

青木:もし僕が死んでも、妻とこどもだけは食べれるようにはしてあるんです。そこまでできて、気はだいぶ楽になりました。

イケダ:わかりますねぇ。こどもが中学生くらいになったら、「お前の口座に700万入ってるから、お前が考えろ」って言えるからいいですよね。

箕輪:やっぱり、自分が好きなことをやるために、それ以外のことは整理してますね。

イケダ:多少ネガティブな言い方なんですけど、「家族のマネジメント」をちゃんとやっていかないと、仕事に影響が出るわけですよ

箕輪:それすげえな。俺まったくできてないです。

イケダ:家族をマネジメントしないと、ベストセラー出せないですよ(笑)

箕輪:うちはぐちゃぐちゃ。青木さんも完璧ですよね。

青木:だってさ、よく考えてくださいよ。仕事で2カ月間とか海外出ちゃうわけで、普通だったら嫁暴れますよ。

イケダ:ですよね(笑)

箕輪:青木さんのとこのシステムはすごいですよ。ボーナス制なんですよ。試合で勝つとボーナスが家族に配られる

イケダ:超面白い!まさにマネジメントですね。頭いいなぁ。

青木:そうすると、応援するじゃないですか。

箕輪:勝っても定額だと、なんで練習にそんなに頑張らなきゃいけないのってなるっていうことですよね。

青木:父ちゃんが試合に勝ったらオモチャがもらえる。どうやって僕がお金稼いできてるかという構造を知ってほしいんですよ。

イケダ:このテーマ面白いですねぇ……考えさせられます!そういう話も次回作では読みたいです。


ブロガーウォッチャーとしての青木真也

箕輪:あと、青木さんはブロガーウォッチャーですよね(笑)

青木:中川淳一郎さんとか、山本一郎さんとか、常見さんとかね。ほんと好きなんですよ。やっぱりみんなすごい優秀というか、面白い。すごい言葉だなっていうの発するじゃないですか。言葉が違う。

イケダ:よく見られてますね(笑)

青木:立ち位置論争ですからね。格闘技と同じ。

やり合っていても、お互いが本当に嫌いでやり合ってるわけじゃないってのが見えるので。常見さんとイケハヤさんだって。

イケダ:そうですね。常見さんの残念な感じは、すごい好きです。友だちにはなりたくないですが。

青木:打たれ弱いのがかわいいですね。一方で、中川さんは強いですよね。

イケダ:中川さんは安定感がありますねぇ。

箕輪:はあちゅうさんのすごさってどう分析してますか?

イケダ:この1年で、ものすごくレベルが上がっている感じがしますねぇ。なんだろう。とにかくスピード感がすごい。

箕輪:一緒にnoteマガジンやりましたが、ヤバいですよね。

イケダ:スピード感を高めるためにどういうふうに自分の環境を整えるか、かなり意識的に環境設定をしていますよね。もちろん人も選ぶし。「スピードを最大化させる」ことに意識的な感じが刺激的です。

あの速さはすごいですし、あとはやっぱりどんどん打ち手がうまくなってる感じがしますね。スピード感と同時に打ち手の精度も高まっていく。スーパーサイヤ人化しつつある感じで。

箕輪:最強に近づきつつありますね。

青木:はあちゅうはすごいよね。

イケダ:ぼくは最近、はあちゅう的なスピードから、あえて少し外れてみようとしてるんですけど、やっぱり難しい。

青木:動いてないと駄目な気がしちゃうんだよなぁ。僕よく「マグロ」って言ってるんですけど、常にずっと動いてないと死んじゃう。

イケダ:はあちゅうさんも、ぼくも、箕輪さんもマグロタイプですよね。常に動いている。

箕輪:だからイケハヤさんは回遊をやめて寝てみようかな、と。

イケダ:ですです。ちょっと目を開けて寝てみよう、みたいな。

青木:回遊魚はね、大金持ちにならんから。

箕輪:確かに。クジラじゃないと駄目なんだ。

青木:そうそう。やっぱり我慢して我慢して、ガバーッてやらないと駄目なんです。

だから、結婚するとき嫁にも、大金持ちと結婚したかったら俺はやめたほうがいいです、という話をしました。


やりたいことができない東京の辛さ

箕輪:お金といえば、イケハヤさんカネの考え方変わりました?あっち行って。

イケダ:それは変わりますよね。基本的には家も土地もある状態ですし、生活コストもほとんど掛からない。仮に一文無しになったとしても、普通に生きていけるという前提が整ってるのはでかいですよ。

箕輪:それ最強ですよね。

青木:家賃がないのは大きいですね。

イケダ:家なんて最悪自分で作ればいいし、という安心感がある中で生きられる、仕事ができるというのはラクですね。

箕輪:死なないために働くって一番辛いですよね。

イケダ:まぁ、都市だとだいたいそうなりますけどね。まさに東京で消耗。

青木:格闘技やるために東京出てきてる子が多いんですよ。でもやっぱり家賃と生活費で10万、15万必ず出てくじゃないですか。で、バイトする。東京で消耗して、ファイターなのにアルバイターになっていっちゃう人がほとんど

イケダ:本末転倒ですね。強くなるために来ているのに、暮らしていくために消耗して。

箕輪:コンビニで働いて。

イケダ:せめて木こりのバイトでもして、身体鍛えればいいのに。うちの木を伐ってほしいですよ、そういう若者には。


これからやりたいこと

箕輪:イケハヤさんは今後何をやってく感じですか?

イケダ:作りたい物が田舎にいるとどんどん出てきますよ。今だと「アブの捕獲機」を作りたくて。ネットで検索すると出るんですけど、情報が古過ぎて文字化けしてるんですよ。

箕輪:メーカーと組んで作るとか?

イケダ:いや、もう自作キットみたいな感じで。アブ捕獲機は結構売れる気がするんです。アブだらけですから。

箕輪:面白い。

イケダ:あとはススメバチの捕獲のシロップも作ろうかなと思って。ススメバチ捕獲シロップ高いんですよ。ここら辺にも売ってるんですけど、小さな捕獲罠が二つで880円くらいで売ってて。

けっこう、スズメバチって生息域によって好みが違うみたいで、市販の罠だと引っ掛からないことがあるんです。でも、僕の友人が作った撃退液はめちゃくちゃとれるんですよ。なので、生息域とかでシロップを分けると、すごい有効なものができる。

―生息域とかで分けて作るってのは、普通のメーカーだったらロットが少な過ぎて開発の対象にできないってことですよね。

イケダ:ですね。だから僕らのほうで、もうちょっとローカルに売っていって、ローカルで最適化していく。原液のコストがたかが知れてるので、ビジネスにもできるんじゃないかなぁ、と。

というアイデアレベルのものも含めると、とにかくいろいろできるわけです。

箕輪:超ブルーオーシャン。

イケダ:スズメバチ撃退シロップを作る人はたぶんフマキラーと僕くらいしかいないような気がします。いいですよ、田舎は。


箕輪:おっと、だいぶ時間を過ぎていますね。ここらへんで終わりにしましょう。

イケダ:そうですね、そろそろ東京をでないと。またゆっくりお話させてください。

青木:ありがとうございました。

イケダ:楽しかったです!


(了)


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