永井均『マンガは哲学する』。藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄[異色短編集]1 ミノタウロスの皿』・〈異色短編集〉2『気楽に殺ろうよ』
Posted on 2015.01.17 Sat 07:53:18 edit
やあ、ワタクシはあなたの人生に何回登場しましたかな。
最近あなたの人生に登場する回数が少ないと思いましたので登場したのですぜ。
あなたはニーチェぐらいにまじめな人と出会ったことがあるかな。
あるならば、あなたは狂人と出会ったことになる。
ニーチェぐらいまじめ=狂っている、なので結局は狂っていることになるからね。
さあ、まじめに考えよう。そして同時に狂って考えよう。
まじめと狂うは「神」一重。
二兎を追う者は実は一兎を追っているのだ。
ゆかいな狂人の著作の、始まり始まり~
永井均『マンガは哲学する』講談社 2004-08
今回の引用ページは↑であって↓ではありません。
「まえがき」より
“ 私はまじめな話がきらいである。この世の規範や約束事をこえた、途方もないくらいまじめな話ならいい。少なくともニーチェのような水準のまじめさなら、まあゆるせる。中途半端にまじめな話はだめだ。ところが、世の中はそうした中途半端にまじめな話で満ちあふれている。
私だってまともな大人だから、それが必要であることは、もちろん百も承知だ。それでもやはり、この世の中で通用している通念や規範を最終根拠とするご立派な主張を耳にしたり(ときには口にしたり)すると、ばかばかしさがこみあげてくるのをどうすることもできない。そうしたすべてをぶち壊すような真実の声を聞きたい、そうでなければやりきれないではないか!
マンガに、ときにそれが聞き取れることを、私は以前から感じていた。その点で、つまり発想の破天荒という点で、マンガは小説などの他のジャンルをはるかに凌駕しているように私には思われたのである。
二十世紀後半の日本のマンガは、世界史的に見て、新しい芸術表現を生みだしているのではないだろうか。世の中の内部で公認された問題とはちがう、世の中の成り立ちそのものにひそむ問題が、きわめて鋭い感覚で提起されているように思われる。だれもが自明と思い、その自明性のうえに通常の世の中的な対立が形づくられているような、《もとのもと》の部分がそこで問題化されている。哲学という形で私が言いたかったこと、言いたいことの多くが、萌芽的な形態において、マンガ作品のうちに存在している。
いや、それどころか、ひょっとすると、マンガという形でしか表現できない哲学的問題があるのではないか、と私は感じている。私はその理由を解明していない。現在のところは、表現形式の問題もさることながら、ジャンルの世の中での位置のようなものが影響しているのではないかと思っている。マンガは《子ども》が読むものだという通念が、大人が読むマンガの中にまで波及していて、大人の常識に惑わされない問題提起をゆるしているように思われる。たとえばアンデルセンなどの童話が、トルストイやドストエフスキー、夏目漱石や森鷗外などよりもはるかに深く、そして単純な意味で哲学的であるのと似ているだろう。
私がマンガに求めるもの、それはある種の狂気である。現実を支配している約束事をまったく無視しているのに、内部にリアリティと整合性を保ち、それゆえこの現実を包み込んで、むしろその狂気こそがほんとうの現実ではないかと思わせる力があるような大狂気。そういう大狂気がなくては、私は生きていけない。その狂気がそのままその作者の現実なのだと感じたとき、私は魂の交流を感じる。それゆえ、私がマンガに求めているものは、哲学なのである。
この本は二兎を追っている。マンガ愛好者には、マンガによる哲学入門書として役立つと同時に、哲学愛好者には、哲学によるマンガ入門書として役立つ、という二兎である。マンガ好きの方々には、君たちはそれとは知らずにじつは哲学に興味を持っていたのだよ、とぜひとも言ってみたかったし、哲学好きの方々には、その問題ははるかにポピュラーな形でもうマンガに表現されているのだよ、と言ってみたかった。
私自身のほんとうの執筆意図はむしろ後者にあったが、じっさいには前者の意味で読まれるほうが多いかもしれない。もちろんそれでいい。哲学の兎とマンガの兎に見えたものは、なんとじつは一ぴきの兎だったのだというのが、この本における私の究極のメッセージなのだから。
一九九九年十一月
永井均“
《もとのもと》《子ども》は原典では《》は存在せず、《》内の部分に傍点。
第一章 意味と無意味
1 相対主義の原理と限界――藤子・F・不二雄「気楽に殺ろうよ」,「流血鬼」
“ 藤子・F・不二雄は、現実をつねにありえたかもしれない他の可能性との対比の中で見ている。われわれが信じて疑わないこの現実が、彼の目には、そうでなくてもよかったひとつの偶然的なあり方のように見えているのである。藤子のようなこういう感覚をばかばかしいと感じる人もいるだろう。しかし私は、このような感覚に強いリアリティを感じる。
現実を支配している規範を単純に信じ込んでいるような人のほうが、私にはばかばかしい。「気楽に殺ろうよ」は、性欲よりも食欲が隠されるべきもので、殺人の権利が売買されるのがあたりまえであるような、別の世界に入り込んでしまった男の話である。ある日、目覚めてみると、まわりのすべての人がそう信じていたとしたら、どうだろうか。自分のほうが正しいと確信できるだろうか。それとも、自分のほうがおかしくなったと思いはじめるだろうか。
それ以前に、そもそも人前でセックスをすることは恥ずかしいことなのに、人前で食事をすることはなぜ恥ずかしくないのだろうか。ついでに言えば、売買食はゆるされるのに、
なぜ売買春は禁止されているのであろうか。正直のところ、私には意味がわからないことのひとつである。
このようなことを言うと、世の中のまともな(つまりばかばかしい)人々は、すぐに、それではあなたは売買春を肯定するのか、といった話をはじめる。そうじゃないんだよな。そういう種類の話がしたいんじゃないのさ。“p.18-19
人口爆発の解決策として、殺人権利ではなく、生存権の売買が行われる社会が到来しそうだ。生存「券」を大量所有するのは結局のところ銀行に類似した機関あるいは白人至上主義支配者に集まるんだろうなあ。
生存権の権利って実質は殺人の権利だから、売買できるとなると、死が日常的になってしまい、結果、生殖行為への本能が活発化してタブー度が食事と逆転することがありうるかもしれない。
大量殺人をしたくてしたくてたまらない主人公が、前半と中盤までは殺人「券」を大量に集め、殺人権大量所有者になるために頭脳バトルが繰り広げられるが、殺人権大量所有所者となったあとの中盤以降は主人公が大量殺人を喜々としてやりまくり最高の生の充足を他者の大量死のおかげで達成し、最期は自分を殺す権利も買っておいたので、殺人権売買世界では最高難易度の自殺権の行使により、自殺し、歴史書に記録が消滅するまで残ることになる、という物語を考えた。このアイデアは盗作禁止ですよ。
“ われわれが絶対的な悪だと思っているものも、いったん彼らの視点に立ってみれば、そしてすべての人がそうなってみれば、現在の多数派がつくりだしている世界よりも、はるかによい世界なのかもしれない。ひょっとしたらオウム真理教がそうかもしれないなどと言うと、またまた顰蹙を買いそうなのでやめておこう。
ともあれ、どうしても王様が裸に見えてしまうので「王様は裸だ!」と叫んでしまったあの子どもは、まわりの進歩的な大人たちにくらべて、あまりに保守的であっただけだ、という可能性があることは忘れてはならないだろう。さて、それでは、何がそれを決めるのであろうか。”p.22
家畜人ヤプール人 ウルトラマンA 宇宙のエース
↑
家畜人ヤプー
http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%AE%B6%E7%95%9C%E4%BA%BA%E3%83%A4%E3%83%97%E3%83%BC
よりの引用
“10 : ななしのよっしん:2012/08/02(木) 21:30:17 ID: AM3+5oneAk >>5 勘違いしていないか?
あの小説で描かれているのは
白人の楽園ではなくて日本人の天国なんだぞ。
生きる意味、日々の幸せ、死んでいく理由、
それら全てを完璧なまでに保証されているヤプーが
一番人生を楽しんでるんだよ。羨ましくないか?
別に俺はマゾじゃないけどそう思うよ“
↓
ミノタウロスの皿
http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%9A%BF
”主人公
原作では名無し。アニメ版では「立花」という苗字のみがついている。
ビーフステーキが好物。
宇宙船で事故に遭い、たった1人行き残りイノックス星に不時着。
助けてくれたミノアに惚れ、ズン類に食べられる事になった彼女を助けようと奔走する。
ミノア
主人公を助け、彼と交流を持つ美少女。実は「ウス」の中でも特に最高級とされる育ちで
本人もおいしく食べられる事を誇りに思っており、逃げる様説得しつづける主人公とは
まったく会話が噛み合わない。
本作での設定
・イノックス星を支配しているのは牛のような容姿の「ズン類」で、人間のように見える「ウス」を食用、愛玩用などに飼育している。
・「ズン類」はおおむね理性的かつ文化的だが、宇宙船を飛ばす程の文明はまだない。一方で、「ウス」をおいしく食べるための「活け造り」の技術など妙なところで高いテクノロジーを持つ。
・地球人と酷似した「ウス」は言葉も通じ感情もあり、服なども着ているが、自分達が食べられる存在である事に疑問も持っておらず、むしろおいしく食べられることを誇りと考え同族で競い合っている。特に大祭の時に食べられる「ミノタウロスの皿」に選ばれることは最高の誉れであり、等級が落ちハムやソーセージや肥料にしかならないことを死以上の屈辱と考えている。
”
2 異文化との出会い?――藤子・F・不二雄「ミノタウロスの皿」,「サンプルAとB」,「絶滅の島」
異星人が地球人AとB(男女の若いカップル)を観察し母星に報告する話「サンプルAとB」
性行為=“外皮を取り去った両者の体には相違点がある(…)ともあれAとBはその相違点を奇妙な形で利用しあったのである。(…)この行為は相求める両者の欲求の帰結であったらしい。AもBも深い充足感に満たされた”
※相違点利用図=挿入断面図つき。
服って確かに、最外部の皮膚=第二の皮膚だよな
剣による戦い
=“彼等の行動の意味は我われには理解しがたいものであった。上肢に持った金属片を相手の体の中に挿入するのが目的のようである”
食事
=台上の物体にはかつて生命活動をおこなっていたらしい形跡がある。A、A´、A″はこれを身体上部の穴へ押しこみはじめた“
「絶滅の島」
保護獣指定動物「チキューケナシザル」
3 この話に作者はいるか――手塚治虫「ブラック・ジャック――第七話 幸運な男」
“街で、このところ会っていない人にたまたま出会ったとき、その人が「いやあ、近ごろ、出番が少ないんでね」なんて言ってくれたら、どんなにすばらしいか――あるいはどんなに気味が悪いか――と思うのだが、そんな経験は一度もない。私の人生の作者は、出番のバランスというものをさほど気にしない方のようである。”p.31
4 言語ゲームと哲学的感度――吉田戦車『伝染るんです』
“ 話はそれるが、私は大学の教員をしていて、哲学を学ぶことが哲学的感度を殺してしまう例を、毎年のように見ている。大学一、二年のときには、まだ輝くほどの哲学的感度を持っていた学生が、本格的に哲学の勉強をし、大学院進学を決意しはじめるころには、もうすでに、哲学界で哲学の問題であるとされているものを、ただこねくりまわすだけの人になってしまっているという例を、何度見てきたことだろうか。”p.41-42
吉田戦車「伝染るんです。」ベストセレクション その1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm252657
吉田戦車「伝染るんです。」ベストセレクション その2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5085790
吉田戦車「伝染るんです。」ベストセレクション その3
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8424168
哲学を学ぶほどに哲学をただ研究するだけの人になってしまう。これは歴史学者に似ている。歴史学の真に正しい姿勢とは定説も自説もどうでもいいと思って取り組むことであるが、そんな者はそもそも歴史学者になりはしない、という構造に似ている。となると、アマチュアの重要性は極めて高いと言える。そして同時に、素人の見解、特に素朴で常識的な疑問こそが大事なのだ。専門バカはこの文章読んでも理解できないだろうな。理解できても実践しなけりゃ理解していないのと同じです。
6 感情の客観性(2)――諸星大二郎「感情のある風景」
感情は形となって周囲の空間に示されるので、他人に対して自分の感情を偽ることができない世界を描く。
あなたの感情が目に見える形で外部に現われたらどんな形をしていますか。
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私の今の感情の形は↓
<⇋⇋⇋⋛∰≓⊂(⌒,_ゝ⌒)⊃≓∰⋛⇋⇋⇋>(´´ψ←剣の形してるね)
では決してありません。
第三章 夢――世界の真相――
3 現実という性質は客観的か――佐々木淳子「メッセージ」
夢と現実の大きな違い二つ
①夢には現実のような一貫性、連続性がない
②現実の側からは、夢に言及して、夢について(現実の中で)語ることができるが、夢の側からは現実に言及して現実について、(夢の中で)語ることができない。現実は夢に一方的攻撃を――こちらは正しいと(「正しい」という語はそぐわないはずなのだが)――加えているとも言えよう。
4 現実は映像か――佐々木淳子「Who!」
少年の周囲に誰もいなくなる。
ある女性に出会う。
事情を述べると、その女性は、
「ああ 映像物感触回路の故障ね」
と言って、どこかのスイッチをカチリと入れる。
すると少年の周囲に突如として人物に溢れた街並みが現われる。
“ もちろん、もっともっともっともっと哲学的な人が、どこまでもいるだろう。哲学とは、要するに、なぜだか最初から《少し》哲学的だった人が、本来のまともな人のいる場所で――哲学をすることによって――帰ろうとする運動なのだが、小さな隔たりをうめようとするその運動こそが、おうおうにして深淵をつくりだしてしまうのである。”p.106 《》は原典にはない。実際は傍点。
世界最高レベルに哲学的なひとはただの一般人なのかもしれない。
6 神の不在証明は可能か――楳図かずお『洗礼』
“証拠という性質は相対的である。それは、ある根本的な世界解釈の内部でしか役立たない。根本的な世界解釈それ自体を、証拠だてるものなどは存在しない。“p.119
“「人は……真理にしたがって生きるよりも……作り出したかりそめのありえぬ夢に、自分自身をなぞらえ……人生をあてはめ作りあげていこうとする」。しかし、「真理」とは何か?それもまた、つくりだされたかりそめの夢ではないのか。
また、物語の最後に、谷川先生の口からは、次のような言葉が聞かれる。「狂った世界の中にただ一人狂わない者がいたとしたら、はたしてどちらが狂っていると思うだろう?」。だが、おそらく、狂った世界の中にただひとり狂わない者がいるなどということは、《ありえない》のである。「狂っている」という性質は、世界の中のあるひとりを除いて他の全員がそうであることができるような性質ではないのだ。“p.121
《ありえない》の《》は原典にはない。実際は傍点五つ。
狂っている=極少数派に属する、という定義であるから、大多数が狂う=多くの人が極少数派に属する、ということは言葉では作れても現実ではありえない。
第四章 時間の謎
1 ドラえもんは何のためにいるのか――藤子・F・不二雄『ドラえもん』
のび太のせいで大借金をいまだ払い続けている孫のセワシ君は、「特定意志薄弱児童監視指導員」の肩書きを持つドラえもんをのび太のもとに送り込む。ここまではいい。
では、のび太が借金を子孫まで残すような大失態をやらかす原因が、ドラえもんによって消えたならば、ドラえもんがのび太のもとにいる原因(理由)そのものが消えてしまう。
そう、ドラえもんは、自分自身の存在理由自体を消し去ることが存在理由なのだ!
“自分の存在理由を消し去ることがその存在理由である存在! 彼が少しでも内省力のあるロボットなら、ある日そのことに気づいて、「ぼくっていったい何のために存在しているのだろう」という実存の不安に襲われるはずである(実際にはそんなようすはまったく見られない。のび太ほどの思索力もない、能天気なやつなのである)。p.125-126
ドラえもんはのび太ほどの思索力もない、能天気なやつなのかー。
のび太の言うことの方が哲学的な気がする。
蛇足
ドラえもんを送り込んだセワシ君自信は借金から逃れられないんじゃないの?
けいと@keitotanner
1970年に自分がタイムトラベルするとしたら、そのときその瞬間に起きた出来事は、「自分が1970年に行った」なのか。それとも、「自分の周りの世界が全て復元された」のか?(「タイムトラベルの
哲学」からかいつまんで引用)
2 殺されつづけるのは誰か――手塚治虫『火の鳥――異形編』
“火の鳥の道徳観が浅薄であるのは、とにかく殺人はいけないという一般原理の水準でしかものを考えておらず、殺人禁止の規範の成立根拠までさかのぼって思考していないことにもとづく、と私は考えた。だが、手塚治虫のような大衆的な大御所マンガ家には、錯誤にもとづく道徳観を持つ必要性=必然性があるのだ。
だれもが「とにかく人を殺してはいけない」と信じている社会と「場合によっては人を殺してもよい」と信じている社会とでは、どちらが安全で快適な社会か、と言えば、明らかに前者である。じつを言えば、みんながそう信じ込むということは、安全で快適な社会を実現するための手段にすぎないのだが、そういう社会を確実に実現するためには、道徳がそのための手段にすぎないという事実は、知られないほうが都合がいい。だから、道徳は盲目的に信じ込まされるほうが――信じ込まされる当人にとってさえ――好都合なのである。そして、手塚治虫のような人こそが、そのために一役買う使命を負わされているのである。”p.136-137
「嘘は絶対についちゃいけない」と子どもも大人も嘘をつく。
道徳の嘘と原発の守護者・手塚治虫
5 自分会議の決定を尊重すべきか――藤子・F・不二雄「自分会議」
“ このとき、過去や未来の自分は一種の他人であるという、この章のこれまでの考察から得られた結論が効いてくるのではないだろうか。私はなぜ、九年後や、二十三年後や、三十三年後の自分のために、いまの自分の利益や幸福を犠牲にしなければならないのだろうか。それは一種の利他主義にならないだろうか。長期的な利己的配慮は、それを要求する「自分」たちが他者としていまここに実在してしまえば、もうすでに利《他》主義であり、一種の道徳に転化するのである。真の利己主義は利《今》主義を含むはずなのである。「己」は「今」を含むからである。
しかし、完璧に利今主義的な利己主義者は少ない。たいていの人は、多少とも将来の自分のためにいまの自分を犠牲にする。なぜそうなのか、理由はわからない。だが、もしそうでなかったとしたら、つまりすべての人が利今主義的な利己主義者だったとしたら、道徳や法律は機能しなくなるにちがいない。
道徳や法律というのは、要するに、他人の利害を将来の自分の利害に換算するシステムなのではあるまいか。それらは、結局、他人に害を与えれば、それが(将来の)自分に害を与えることになるようにつくられた社会システムなのだと思う。道徳は、そんなことをすることは《結局は》自分のためにならないと説教し、法律は、未来の当人を処罰する。真に利今主義的な利己主義者にとっては、それらは無意味な──抑止力のない──制度にすぎないだろう。“p.154-155
《》内部は本文では傍点
第五章 子ども VS.死――終わることの意味
1 未来にまかれた種としての子ども――楳図かずお『漂流教室』
“社会が崩壊したときにはこれまでの常識道徳は役に立たない。だが、道徳的な《しばり》はこれまで以上に必要不可欠になる。このとき必要なのは、道徳の本質に対する洞察である。それは何のために存在し、何を実現しようとするのか。その原理を直観的にであれ、とらえていないと、これまでの安定した社会状態を前提にした常識道徳に頼った、まちがった判断をしてしまいがちなのである。”p.160
《》は原典では傍点。
道徳は個人的感情から生まれた、秩序維持の手段であるから、平時と非常時とでは当然違ってくる。平時では「道徳だから守れ」で上手く行くが、非常時ではそれを主張する「善人」はただの邪魔であり、とんでもない損害を生みかねない。なにせその「善人」は道徳の意味を理解せず、ただ何も考えずに守っているだけだから融通がきかないのだ。実はその意味では、「善人」は全く道徳的でないのだ。不道徳な善人もいれば、道徳的な悪人もいるのだ。
「善人」は道徳的に正しい主張がいつでもどこでも優先されると考えている点で決定的にまちがえている。正しい道徳は大抵の場合は実行されるべきだが、非常時は「大抵」には含まれないのだ。
3 なぜ子どもは大人になるのか――諸星大二郎「子供の遊び」
あなたは大人から生まれたのに、子どもという種族で生まれた。
子どもは不完全な大人ではない。
子どもとは独立した種族なのだ。
ある日、子ども族のあなたは変な動物を飼い始める。
その動物は大人という種族の胎児なのだ。
大人族の胎児は成長し、大人という成人となる。
そして育て親の子どもであるあなたと交替する。
では、あなたはどこへ行ったのですか。
子供が変化して大人になるのならば、変化の基体が変化後にも存在し続ける、つまり、変わらない何かが存在しなければならない。
もし変化の基体が存在しなければそれば変化ではなく消滅(と別のものの誕生)である。
子供と大人の共通点がまったくないのであれば、子供から大人に「変化」することはありえないということ。
【閲覧注意】諸星大二郎の意味不明さは異常 駅から出られらないやつの恐怖感は異常
http://narcissu.doorblog.jp/archives/21164103.html
7 包み込まれていく死――しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』
“ 死ぬということを、この世的な意味の次元に引きもどして考えるなら、だれかの夢の世界に入ることと考えるのがいちばん美しく、またいちばんふさわしい。
だが、ほんとうの死は、その夢からもなお排除されることなのである。子どもの死も同じことだろう。ある意味では大人の夢の世界に取り込まれることによって、しかしまた同時に別の意味ではそこからも排除されることによって、子どもは死ぬからである。”p.188
私が死ねば主観的には完全に死ぬ。
そして私の死は半分完了される。
そして、私の記憶と記録がすべてなくなれば、客観的にも完全に死ぬ。
そして私の死は完了される。
第六章 人生の意味について
4 捨てるべきものがあれば――坂口尚『あっかんべェ一休』
後小松天皇の子供であるが、南朝の志を継ぐ可能性を封じるために幼少時に出家させられた一休さんの貴種流離譚の趣のある、真の悟りあるいは禅を求めるお話。
“おまえが〝チリ〟という時〝清浄〟が
〝浄らか〟という時〝汚れ〟たものが
おまえの心の中に生まれるのじゃ
おまえが〝善き〟ものと思う時
おまえの心は〝悪しき〟ものを生んでいるのじゃ”
坂口尚『あっかんべェ一休』上, 講談社漫画文庫, 1998年,P.278
欲を断ち切ろうと思う時点で、「欲を断ち切ろうという欲」という欲から逃れられていない。この無限背進を断ち切るにはどうしたらよいのか。
無意識においてははじめから達成されているのだが。意識ではどうしようもないのかもしれない。
“このマンガの中で、彼は「人の世の争いは無くならぬものでしょうか」という問いに「争いを無くしたいなら平安も求めぬことだ。平安という夢を…信仰を…!」と答えている。過激だが、水で薄められていない禅の極意があるのかもしれない。”p.206
組織に属している限り悟りなんてありえない。
悟りって楽しいの?
7 これも究極超人だ――赤塚不二夫『天才バカボン』
“ 言葉でやたらに駄洒落を言う人はいるが、あれはくだらない。バカボンのパパは、言葉で駄洒落を言うのではなく、行為で駄洒落を《する》のだ。と言うより、人生そのものが駄洒落みたいなものなのだ。こんなふうに次々とギャグそのものを生きているような人がいたら、さぞ疲れるだろう、というのが私の正直な感想である。
駄洒落というのは、言葉の表層上の類似だから、当然、意味上のつながりを欠いている。意味連関が欠けた生を生きるということは、人生をきわめて短期的に生きていくということだ。キリストも、明日のことを思い煩うな、程度のことは言ったが、三十秒後のことを思い煩うな、とまでは言わなかったし、ましてそんなことを実践することはできなかった。あしたはあしたの風が吹く、どころではないのだ。一瞬ごとに、次は次の風が吹く、ということなのである。人生の意味もへったくれもない。そんなことを言っているから駄目なんだ!
この類型は、文字どおりの超人(スーパーマン)であるから、常人にはまねをすること自体が不可能である。しかし、これが人生の理想の一方の極であることはまちがいない。一休が最後にたどりつくべきなのは、このバカボン・パパの境地なのではあるまいか?“p.213-215
“だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。”
マタイによる福音書の第6章34節
バカボンのパパって絶対に世話をする人が必要だよね。
俺の生活はまかせた。俺は駄洒落をする。←キャーカッコイイ(?)。みたいな感じだ。
バカボンパパと結婚することを決めたママって凄いな。
おまけ 感想や引用がない箇所のタイトル
5 感情の客観性(1)――中川いさみ『クマのプー太郎』
7 感覚の客観性――城アラキ・甲斐谷忍『ソムリエ』
8 合理性の洞察――福本伸行『カイジ』
第二章 私とは誰か?
1 死んだのは誰か――萩尾望都『半神』
2 愛は記憶を超える?――萩尾望都『A-A'』
3 私は記憶を超える?――吉野朔美『ECCENTRICS』
4 この身体は私のものか――士郎正宗『攻殻機動隊』
5 もうひとりの私――高橋葉介「壜の中」
6 私は二人いる――川口まどか「ツイン・マン」
7 今はオレだ!――田島昭宇・大塚英志『多重人格探偵サイコ』
1 夢はわたしに覚める――高橋葉介「夢」
2 固有の夢こそが現実をつくりだす――佐々木淳子「赤い壁」
5 夢の懐疑とロボットの懐疑――諸星大二郎「夢みる機械」
4 回帰は実在するか――佐々木淳子「リディアの住む時に」
2 子どもという狂気――楳図かずお『わたしは真悟』
4 大人のなり方(1)――松本大洋『鉄コン筋クリート』
5 大人のなり方(2)――吉野朔美『ぼくだけが知っている』
6 純化された死――永井豪「霧の扉」
1 被差別空間の感触――西原理恵子「はにゅうの夢」
2 人生の意味と幸福――業田良家『自虐の詩』
3 「真実の愛」が見つかるまで――しりあがり寿『ヒゲのOL藪内笹子』
5 いながらにしていない――つげ義春「無能の人」
6 これが究極超人か!――ゆうきまさみ『究極超人あ~る』
第七章 われわれは何のために存在しているのか
1 倫理から存在論へ――星野之宣『2001夜物語』
2 答えを超える問い――石ノ森章太郎『リュウの道』
3 何も守らぬ闘い――永井豪『デビルマン』
4 守るべきもののリアリティ――岩明均『寄生獣』
5 私は何のために生まれてきたの?――星野之宣『スターダストメモリーズ』
藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄[異色短編集]1 ミノタウロスの皿』小学館文庫 1995-07
表紙が素晴らしい。あたらしく出たやつよりもこっちのほうが表紙がいいね。
読書ガイド↓
Fの異色短編集、何が好き?
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/50926133.html
漫画家 藤子・F・不二雄氏(以下F氏)が手がけた漫画作品群である、「SF異色短編」(以下、「SF短編」)の事について解説する。
http://dic.nicovideo.jp/a/sf%E7%9F%AD%E7%B7%A8
オヤジ・ロック
商品を売りつける相手と自分をひそかに、その商品が売れている場面がある未来へ飛ばし、日本人は「周りに合わせる教」大好きなので超効く「その他の人も買っているよ買っていないのはあなただけ」だと見せつける。そしてひそかに元の時空に戻り、商品を買わせる。
濡れ手に粟だね。
しかし、現代で商品が売れる理由が未来にあるというのは変だな。買う場面を見せないとだめだから一つは買う人がいないといけない。まあ身内に自作自演させればいいか。
スタンピード【stampede】
=大挙して逃げたり押し寄せたりする、群衆の突発的行動やパニック。
じじぬき
じじが死ねばみんな上手くいくんだ、という家族たち。
じじは死にました。じじは天国へ。天国でばばと再会。
――――
じじは天国の役所(死役所だね)の戸籍係にお願いして生亡(生き返るという意味だろう)するがやはり家族に嫌がらせをされたので、ついに堪忍袋(どこにあるのだろうか股間かな)の緒が切れたじじは、息子に対して、
おまえを一人前にするまでの養育費 学資のいっさい、今の物価指数に換算して合計してある。応ぜねば訴訟!! 敗訴覚悟で徹底的に争って広く世間にわしの最後っ屁
を撒き散らしてやるんじゃと狂った笑いをした
―――――
という事実はなく、単なる天国の戸籍係の人が、蘇りたいと希望するじじに見せた予見夢だった。
じじは蘇ることをやめて、ばばと一緒に暮らします。
締めに、墓参りに来た家族のうち、母親のおじいちゃんがお喜びになるような良い子になるのよと言う。
今さらおせーよ。おじいちゃんが生きているうちから良い子でいろよ。
それにしても孫の目が怖すぎ。
・自分会議
学生のぼくはある日突然、時価約三億円の山林の相続者となった。
ここで九年後のぼくが登場する。
九年後のぼくはドボンのギャンブルにはまって金に困っていることは勿論言わずに、山林を売って自分に預けろ(よこせ)と言う。
ここで二十三年後のぼくが登場する。
二十三年後のぼくは、九年後のぼくがギャンブルで金に困っていることを暴露する。
二十三後のぼく(一人称わし)は、わしの時代は爆発的なインフレで三億円が紙クズ同然になっているから山林は売るなと主張する。
ここで三十三年後のぼく(一人称わし)が登場する。
わしの時代では一切の土地が国有化されてしまい今や一文なしじゃ、山林を売るべきじゃ、山林を宝石に変えて全部わしに預けろと主張するのだ。
これらのぼくの主張は皆、学生のぼく視点では本当か確かめるすべがない。
より年上の自分に、より年下の自分の言っていることが正しいかと確かめることはできるが、凶暴されていたらアウトだし。
九年後のぼくがギャンブルにはまっていて金に困っているのは本当っぽいけど。
学生のぼくを主人公にすると、はっきり言って未来のぼくも過去のぼくも他人だから、みな別の時代のぼくを騙そうとしても別におかしくない。
「自分は他人のはじまり」
そうしているうちに未来のぼく(学生のぼく基準で九年後、二十三年後、三十三年後、の三人)と主人公の合計四人が山林を売るか売らないかで多数決をとるが、九年後と三十三年後は売る派、現代のぼくと二十三年後のぼくは売る派となる。同数である。不毛な多数決だなあ。
過去の自分にも発言権があるはずだと幼いぼくを一人呼ぶ。
だが未来の三人の良い争いは激化する。
解決策。
二十三年後のぼくに、学生のぼくの頃でも二十三年後でも高い価値があるものをきいて、それを買っておいて、年代ごとに等分したらいいじゃない。
が、そのような結論にいたる前に、険悪すぎる雰囲気に耐えられなくなった幼いぼくが窓から落ちた。
飛び降りたのか、単にどこでもいいから出ようとしたらたまたま窓だったのかはわからないので、最後のコマを見るに死んだのだろう。
つまり主人公も主人公の未来も死にましたとさ。
めでたくなし。めでたくないはなし。
最終的な決定権は学生のぼくにあるのだから、実は学生のぼくが最高権力者なんだけどね。
ぼくの人数が少ないのはわざとかな。大勢にしようとしたが短編では収拾がつかなくなったのかもしれない。
9、23、33って数秘術を意識していそうだね。
おまけ
5 自分会議の決定を尊重すべきか――藤子・F・不二雄「自分会議」
“ このとき、過去や未来の自分は一種の他人であるという、この章のこれまでの考察から得られた結論が効いてくるのではないだろうか。私はなぜ、九年後や、二十三年後や、三十三年後の自分のために、いまの自分の利益や幸福を犠牲にしなければならないのだろうか。それは一種の利他主義にならないだろうか。長期的な利己的配慮は、それを要求する「自分」たちが他者としていまここに実在してしまえば、もうすでに利《他》主義であり、一種の道徳に転化するのである。真の利己主義は利《今》主義を含むはずなのである。「己」は「今」を含むからである。
しかし、完璧に利今主義的な利己主義者は少ない。たいていの人は、多少とも将来の自分のためにいまの自分を犠牲にする。なぜそうなのか、理由はわからない。だが、もしそうでなかったとしたら、つまりすべての人が利今主義的な利己主義者だったとしたら、道徳や法律は機能しなくなるにちがいない。
道徳や法律というのは、要するに、他人の利害を将来の自分の利害に換算するシステムなのではあるまいか。それらは、結局、他人に害を与えれば、それが(将来の)自分に害を与えることになるようにつくられた社会システムなのだと思う。道徳は、そんなことをすることは《結局は》自分のためにならないと説教し、法律は、未来の当人を処罰する。真に利今主義的な利己主義者にとっては、それらは無意味な──抑止力のない──制度にすぎないだろう。“永井均『マンガは哲学する』講談社 2004-08
p.154-155
《》内部は本文では傍点
・間引き
ほのぼの狂気が実に上手い。
無差別殺人ではない。ちゃんと相手を厳選しているから差別殺人である。厳選は大事。
人間が食糧になる時代が来る。必ず来るって。狂っていようがいまいが腹は減るのだから。配給制度が始まりお食事券ならぬお食事権を取り合う汚職事件が大量発生するだろうね。共食いもするだろうし。動物もどんどん減っていくだろう。食べるものないから。ペットも全部食用になるかもね。
芥川龍之介の『河童』では河童が本にされております。
人間が食料になるどころか、あますところなく死体があるいは生きたまま利用される時代が来――てほしくないな。人骨の家具なんて嫌だ。
あ、中身の話しなくちゃ。
表紙が主人公であるお爺さんの結末そのまま。
腹が減ればモラルも減る、愛情も減る、いろいろ減る。あなたをHELL!
秩序なき世界へGO! この話の感想なのか考察なのか意識か無意識たれながしの無秩序文章へGO!
どころかすでに無秩序だよん。
クレーマーにはご飯あげることで怒りが緩和されるらしい、という言説って間違いじゃなさそうですね。電話とかだとどうしようもありませんが。
新聞記者の名前を木地捏造って名前にすればよかったのに。
カロリー保険
①被保険者の死亡年齢を平均寿命からさし引き、
②今後摂取されたであろうカロリーの三分の一を食券として遺族に渡す、
③料金は掛け捨てだが安い、
④本人の承諾なしでその本人を他人(家族限定かも)が勝手に入れることができる保険。
(掛け捨て=払った金は戻って来ない、だが決してそうは言わないのが詐欺ポイント)
(死亡原因には言及されていないのが怖い)
つまり、早く死ぬと腹をすかした遺族が得する保険であり、長生きすると払った金は無駄になるからこの保険に入った人はほぼ間違いなく早死にする超恐ろしい保険である。
(カロリー保険の危険性をわかりやすく説明せよって問題思い付いた。漫画読んで解釈する問題も入試でありだと思う)
愛情を薄れさせるように働きかければ完璧だね。
“On 5月 29th, 2013, まっこうモグラ(管理人) さんのコメント:
人口爆発は収束しないと考えています。
根拠は主に二つ。
時間がない。あと数十年で限界値ですから。
そして、もう一つは、掛け算で増えていく人口に対して、資源量は足し算で増えるしかないからです。
むしろ、日本の現状は「人口を減らす=収めるためのテスト地域」ではないのかさえ自分は考えていますし。
先進国だから人口は減ってく。収まるわけで、多数の後進国が存在しないと成り立たない国=先進国であるわけです。
大多数の後進国では、人口増加は押さえられません。
だからこそ、後進国に自分達のための経済活動を斡旋しながら「人口を直接的に調整する」方向性が、今、出てきているのだと思います。
もし、人口調節のために原発からの放射能流出を計画していたのがテスト地域の日本でなら、BRICSで、もしくは、それに続きそうな国で、数年後に原発事故がおきる可能性があるかもしれません。
人口調整のためにエイズがばら撒かれた、これは、よく考えれば、実に理にかなった「人間というのが平等という考えから離脱した場合」では、「正しいこと」と言えてしまう訳です。“
“On 5月 29th, 2013, まっこうモグラ(管理人) さんのコメント:
人間=平等ではなく、それ以上の視点で正しいことをすべきか?は、啓蒙思想の土台です。
人口が掛け算で増えていくことと、そこらへんの啓蒙思想がどう関わったかは、今、自分達の経済活動がどうなのか、チョコレートを食べたことがない人が、先進国のためにカカオを育てている経済活動の理由とか、ここらへんは、この記事あたりから、関連記事を追いかけていくとわかりやすいかも、しれません。
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/17/577“
ベジタリアンで知る今ここにある食の危機【20130502】
http://www.mkmogura.com/blog/2013/05/02/1374
選民思想は経済学から進化論へ【20091217】
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/17/577
・3万3千平米
広い土地とマイホームが欲しい主人公だが、現実は24坪≒80㎡(一辺4√5≒9メートル)の土地が限界だったが買うかどうか決めかねる。売り手が信頼できる友人だから騙されないことが保障されている土地のなのにそれを買わずに、いかにも詐欺師みたいなやつに、もうまとまりかけている話がなどという典型的な騙し言葉(あせらせて判断力奪う。限定、ぐずぐずしていると他の人に取られて「損をする」と思わせれば簡単に引っ掛かってくれる)に乗せられてそいつから別の土地を買ってしまう。
その土地は緑地地域(緑地帯を維持することを目的に建築物の新増設や景観の変更が厳しく制限される)であり、家が建てられないのだ。法律条件はきちんと満たされているので業者側に落ち度はないので裁判しても負ける。
物権説明書はちゃんと読まないとカモ。
主人公は土地と家が欲しい癖に不動産のこと全然勉強してないのな。抜け目抜け穴だらけですな。
子どもに家を建ててやれないなんてなどと失意に沈む主人公だが、息子は家なんてめんどくさいものいらないし、借家でいいからもっと広い家に引っ越そうと家だけに建設的なことを言う。不況時代を先取りしとる思考ですな。
以前より、寺主(主人公名)の家に奇妙な格好をした開発局用地課の男が現れ、寺主の持っている3万3千平米の土地を売ってほしいといわれていたのだが、主人公には意味が分からない。
結局、強制的に主人公の3万3千平米の土地は時価三億円の宝石で買い上げられた。主人公は億万長者になり、広い土地とマイホームを手に入れる。
主人公は思い出した。千円出して一万坪の火星の土地を買ったことを。
火星の土地権利証を持っていることを。
開発局用地課の男は
①火星を開発しようとしている異星人
②未来の地球人
のどちらかでしょうね。①だろうけど。
異星人は律義に地球人が勝手に決めた権利や法律を守ろうとし、
地球人は法律を盾に詐欺まがい契約がされているという対比も印象的だった。
異星人が主人公に(とばっちりだが)まったく誠意がないと言われているし。
おまけ
宅地建物取引業法第35条http://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AE%85%E5%9C%B0%E5%BB%BA%E7%89%A9%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%A5%AD%E6%B3%95%E7%AC%AC35%E6%9D%A1
(重要事項の説明等)
第35条
1. 宅地建物取引業者は、宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の相手方若しくは代理を依頼した者又は宅地建物取引業者が行う媒介に係る売買、交換若しくは貸借の各当事者(以下「宅地建物取引業者の相手方等」という。)に対して、その者が取得し、又は借りようとしている宅地又は建物に関し、その売買、交換又は貸借の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、少なくとも次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面(第五号において図面を必要とするときは、図面)を交付して説明をさせなければならない。
一 当該宅地又は建物の上に存する登記された権利の種類及び内容並びに登記名義人又は登記簿の表題部に記録された所有者の氏名(法人にあつては、その名称)
二 都市計画法 、建築基準法 その他の法令に基づく制限で契約内容の別(当該契約の目的物が宅地であるか又は建物であるかの別及び当該契約が売買若しくは交換の契約であるか又は貸借の契約であるかの別をいう。以下この条において同じ。)に応じて政令で定めるものに関する事項の概要
三 当該契約が建物の貸借の契約以外のものであるときは、私道に関する負担に関する事項
四 飲用水、電気及びガスの供給並びに排水のための施設の整備の状況(これらの施設が整備されていない場合においては、その整備の見通し及びその整備についての特別の負担に関する事項)
五 当該宅地又は建物が宅地の造成又は建築に関する工事の完了前のものであるときは、その完了時における形状、構造その他国土交通省令で定める事項
六 当該建物が建物の区分所有等に関する法律 (昭和三十七年法律第六十九号)第二条第一項 に規定する区分所有権の目的であるものであるときは、当該建物を所有するための一棟の建物の敷地に関する権利の種類及び内容、同条第四項 に規定する共用部分に関する規約の定めその他の一棟の建物又はその敷地(一団地内に数棟の建物があつて、その団地内の土地又はこれに関する権利がそれらの建物の所有者の共有に属する場合には、その土地を含む。)に関する権利及びこれらの管理又は使用に関する事項で契約内容の別に応じて国土交通省令で定めるもの
七 代金、交換差金及び借賃以外に授受される金銭の額及び当該金銭の授受の目的
八 契約の解除に関する事項
九 損害賠償額の予定又は違約金に関する事項
十 第41条第1項に規定する手付金等を受領しようとする場合における同条又は第41条の2の規定による措置の概要
十一 支払金又は預り金(宅地建物取引業者の相手方等からその取引の対象となる宅地又は建物に関し受領する代金、交換差金、借賃その他の金銭(第四十一条第一項又は第四十一条の二第一項の規定により保全の措置が講ぜられている手付金等を除く。)であつて国土交通省令で定めるものをいう。以下同じ。)を受領しようとする場合において、第六十四条の三第二項の規定による保証の措置その他国土交通省令で定める保全措置を講ずるかどうか、及びその措置を講ずる場合におけるその措置の概要
十二 代金又は交換差金に関する金銭の貸借のあつせんの内容及び当該あつせんに係る金銭の貸借が成立しないときの措置
十三 当該宅地又は建物の瑕疵を担保すべき責任の履行に関し保証保険契約の締結その他の措置で国土交通省令で定めるものを講ずるかどうか、及びその措置を講ずる場合におけるその措置の概要
十四 その他宅地建物取引業者の相手方等の保護の必要性及び契約内容の別を勘案して国土交通省令で定める事項
2. 宅地建物取引業者は、宅地又は建物の割賦販売(代金の全部又は一部について、目的物の引渡し後一年以上の期間にわたり、かつ、二回以上に分割して受領することを条件として販売することをいう。以下同じ。)の相手方に対して、その者が取得しようとする宅地又は建物に関し、その割賦販売の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、前項各号に掲げる事項のほか、次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面を交付して説明をさせなければならない。
一 現金販売価格(宅地又は建物の引渡しまでにその代金の全額を受領する場合の価格をいう。)
二 割賦販売価格(割賦販売の方法により販売する場合の価格をいう。)
三 宅地又は建物の引渡しまでに支払う金銭の額及び賦払金(割賦販売の契約に基づく各回ごとの代金の支払分で目的物の引渡し後のものをいう。第42条第1項において同じ。)の額並びにその支払の時期及び方法
3. 宅地建物取引業者は、宅地又は建物に係る信託(当該宅地建物取引業者を委託者とするものに限る。)の受益権の売主となる場合における売買の相手方に対して、その者が取得しようとしている信託の受益権に係る信託財産である宅地又は建物に関し、その売買の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、少なくとも次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面(第五号において図面を必要とするときは、図面)を交付して説明をさせなければならない。ただし、その売買の相手方の保護のため支障を生ずることがない場合として国土交通省令で定める場合は、この限りでない。
一 当該信託財産である宅地又は建物の上に存する登記された権利の種類及び内容並びに登記名義人又は登記簿の表題部に記録された所有者の氏名(法人にあつては、その名称)
二 当該信託財産である宅地又は建物に係る都市計画法 、建築基準法 その他の法令に基づく制限で政令で定めるものに関する事項の概要
三 当該信託財産である宅地又は建物に係る私道に関する負担に関する事項
四 当該信託財産である宅地又は建物に係る飲用水、電気及びガスの供給並びに排水のための施設の整備の状況(これらの施設が整備されていない場合においては、その整備の見通し及びその整備についての特別の負担に関する事項)
五 当該信託財産である宅地又は建物が宅地の造成又は建築に関する工事の完了前のものであるときは、その完了時における形状、構造その他国土交通省令で定める事項
六 当該信託財産である建物が建物の区分所有等に関する法律第二条第一項 に規定する区分所有権の目的であるものであるときは、当該建物を所有するための一棟の建物の敷地に関する権利の種類及び内容、同条第四項 に規定する共用部分に関する規約の定めその他の一棟の建物又はその敷地(一団地内に数棟の建物があつて、その団地内の土地又はこれに関する権利がそれらの建物の所有者の共有に属する場合には、その土地を含む。)に関する権利及びこれらの管理又は使用に関する事項で国土交通省令で定めるもの
七 その他当該信託の受益権の売買の相手方の保護の必要性を勘案して国土交通省令で定める事項
4. 取引主任者は、前三項の説明をするときは、説明の相手方に対し、取引主任者証を提示しなければならない。
5. 第1項から第3項までの書面の交付に当たつては、取引主任者は、当該書面に記名押印しなければならない。
劇画・オバQ
=「オバQの世界」-漫画的許容+現実的シビアさ。
表紙怖い。
皆が集まって酒に酔っているシーンで、頭だけが子どものころに戻っているコマがある。酔わなければ子どもには戻れないのだ。子どもはもはや異常な状態となってしまっているのだ。
「因囚はね、酔った時しか子どもに戻れないの」
「無意識こそが子どもなんだよ。でも殆どの人は意識が大人になって、意識が強くなりすぎて因囚になっていくんだ」
ドジ田ドジ郎の幸運
超大きな悪運偏差のせいで運が超悪い(らしいが死んだり大けがはしていない)ドジ田ドジ郎が、ゴンスケという、自己修復回路の故障で3.5次元の世界を漂流していたロボット(外見は『21エモン』に出てくるゴンスケまんま)と出会う。
ゴンスケの肩書きは「宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長」。
主人公は突然運が良くなるが、周りの人は運が悪くなった。
ゴンスケは確率操作できるのか。ドラえもんと是非闘っ――いやもしもボックスあるから――いや「たまたま」壊れたんだ――やっぱりゴンノスケの方が――ドラえもんがゴンノスケの能力を知っていて、ゴンノスケはドラえもんの存在すら知らないのならドラえもんの勝ち――以下略
T・M(タイムマシン)は絶対に
“しられたくない秘密はだれにでもあるもんだ。
個人の情事から、それこそ国家機密にいたるまで。
それがあるうちはT・Mは実用化されないんだよ永久に。“
p.151
タイムマシンが実用化されない理由は技術的問題だけじゃないことを描く。
過去に行って過去の自分に出会っても別に何も起こらないからね。
いや、その過去に行った自分が過去の自分に出会ったという記憶があったら会っていいし、なかったら会っちゃだめ、というのが正しいかな。
ちなみに、過去に行った自分にとっては、過去世界は未来世界だ。過去世界は未来から来た人にとっては新天地にすぎないからね。
あと、侵入者は国家機密側の人だろうね。
・ミノタウロスの皿
傑作すぎる。まず見るべし。
アニメ版のできもいい。
ミノタウロスの皿
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12672294
イノックス星の家畜(ウス)=見た目は地球の人間
何号舎の所属か決められている。
とはいえ、狭い場所に閉じ込められているわけではない。
愛玩種、労働種、食用種の三種類あるいはそれ以上の区分がある。
ミノア(髪の毛がソーセージに見える)が血統のいい肉用種と呼ばれていたが、これは食用種のさらなる区分けの一つかもしれない。
自分の境遇に関して疑問や抵抗感を全く抱かず、食用種はズン類に「おいしく食べられる」ことこそが一番の栄誉と考えており、自身が「おいしくなる」ために幼い頃から競いあう。「発育が悪い」と判定されたり、体に傷や痣がついて等級が下がりハムやソーセージ(自分の腸の中に自分の他の部位の肉が詰められるのかうげげ)や肥料にしかならないことは何よりも忌まわしい屈辱と考えていて、死への恐れはそれに比べて小さい。
大祭のときに食べられる「ミノタウロスの皿」と判定されることが最高の栄誉で、食われるウス(ヒロイン)が賞賛の言葉を聞きながら食べられたいので、活け造り(人工肺で意識を保るので自分自身が食べられている様子が見られるうげげ)になることを自ら希望するほど。
草や木の実ばかりをエサとして(料理ではない。ウス≒人間は自分たちが食べるものをエサと呼ぶ)食べていることから草食性かもしれないが、単に作者が牛の食べ物を人間に似た生き物に食わせているだけかもしれない。
イノックス星の人類(ズン類)=見た目は地球の牛人間ミノタウロス
外観は地球の牛によく似ていて、二足歩行をする。
ウスと違って肉も食べる。ウスの肉も当然食べるので、地球人からみれば牛が人間をくっているように見える。
ズン類はウスを保護し住居とエサを与え、ウスはその愛情にこたえおいしくなろうとつとめる。
また、愛護週間、ギャクタイには厳罰を与えるなど非常に食べ物として大切にしている。
多少訛りがあるもの(東北弁などの地方訛り?)の言葉を喋り(ウスより高い身分であることも象徴かもしれない。身分ごとに言葉が違う)、性格は温厚で理性的。
宇宙船を作るほどの科学技術はないが、ウスを美味しく食べるために麻酔薬とソースを兼ねた人工血液や「活け造り」用の人工心肺を作るなどかなり高い技術力を持つ。
家畜人ヤプーよりは設定がソフトだな。
家畜人ヤプーほどスサマジイものもあまりないだろうけど。
http://www.fujiko-f-fujio.com/fan/sf/sakuhin/mino.html
“【ミノタウロス】
ギリシア神話で、半人半牛の怪物。ミノスの王妃が牡牛と通じて生んだ子。後にテセウスがアリアドネの助けで迷宮ラビュリントスで退治した。
【ミノア】
『ミノア文明』クレタの伝説的な王ミノスの名にちなんでいう。紀元前20~15世紀を最盛期としてクレタ島に栄えた文明で、エーゲ文明の中心。20世紀初頭、エヴァンズによるクノッソス宮殿の発掘でその存在が知られた。ギリシア本土にも影響を及ぼし、ミュケナイ文明興隆の一因となった。
【イノックス星】
ミノア文明の遺跡。20世紀初頭にエヴァンズが発掘。迷宮ラビュリントスや壁画で有名。
【カストル条約】
『カストル』双子座の首星。白色で光度1.6等の連星。“
冒頭で主人公は水も食料もない状態でどうやって行きのびろというんだというシーンでは仲間の死体が描かれている。そう、その死体を食糧および水分補給源だと思っていないことがわかる。
昔はウス=人間似、も食べられるのは嫌だったのでしょう。ですが、おそらくは戦争で負けてそのあとで徹底的な洗脳がはじまったのでしょう。そして今や支配するズン類側でもその歴史を知る者はほとんどあるいはまったくいない状態になっているのではないでしょうか。
“「ここにいたら食べられちゃうんだぞ。」
「じゃ、地球では食べられないの?」
「あったりまえだ!!
牛が人間を食うなんて、そんなベラボーな!」
「まあっもったいない。
ただ死ぬだけなんて……なんのために生まれてきたのか、わからないじゃないの。
あたしたちの死は、そんなむだなもんじゃないわ。
おおぜいの人の舌をたのしませるのよ。
とくべつおいしかったら、永久に大祭史に名がのこるのよ。
競争がはげしいの。生まれたときからその日のために努力するの。
すこしでもおいしくなるよう。あたし自信があるわ。
発育が悪いとそりゃみじめなものよ。
並肉でだめならハムかソーセージ。
もっと悪けりゃ畠の肥料……」”p.171-172
どうせ死ぬなら生きてきた意味と栄誉が欲しい。この報酬と引き換えにウスは命を差し出すのだ。
これはイノックス星の存在からすれば残ぎゃくではない。相互理解し、虐待などを禁じているのだからかなり良心(?)的である。傷つけずに管理するのに一番合理的だったからかもしれないけど。
だから、主人公が「残ぎゃくな風習」と言って食人をやめさせようとするが、ズン類の一人は「意に反すて生命をうばわれる」ことだと返す。
有史以来五千年間、食べる者、食べられる者 身分について疑問を持たれた例はかつてない。おおきな視点でみれば食物連鎖の一環に過ぎない。ウスは草を食い ズン類はウスを食い 死ねば土にかえって草をそだてる。うらみっこなしでしょうが。と風呂に入っていたズン類は風呂から出てウス女性に体をふかせたりマッサージさせたりしながら言う。
正論ゆえに恐ろしい。
言葉は通じるのに話が通じない奇妙な恐ろしさだった。
あ、これって人口爆発対策になるね。これから本当にそうなりそうだな。食料がなくなるから。人口減らしつつ食糧確保。うげげ。
あなたは、
「米を食べるなんて残虐過ぎる!
すぐにやめなさい!
だって、相手の了解をとらずに一方的に斬り殺して死体を煮て食べるなんておかしい!」
と言われて、米を食べるのをやめますか?
稲は人間の食料にされているが、それは同時に、稲は人間に種の保存を補助させているともいえる。
主人公の子孫がやってきて、今度はウスがズン類を食べるのが当たり前になっている世界になっていたという続編を考えた。
が、それ単なる地球だった。否、牛の知性は人間と同等ではないから事情が違うな。
言葉だ無理なら暴力しかないと大祭を中止させようとするが無理だった。
ウスのエサである木の実や草を食べながら主人公は、救助船が来ればうまいビフテキが食える 人造肉じゃないのを腹いっぱい! と思ったり、
鼻輪をつけながら星際法(国際ではない)ってものがあるんだぞ! カストル条約にてらし宇宙連合に提訴し、聯合艦隊をくりだして
おまえらをビフテキに――など叫んだり、
最後のコマでステーキを食べて泣いたりしている
のですが、
この地球人の主人公の考えはまんまズン類=牛人間と同じ構造だといういうことに本人はまったく気づきません。
主人公はズン類を食べるための牛だと見ていましたし。
人造肉。たしかにズン類がウスからつくった肉も人造肉ですな。
第一処理室で消化器系統を洗浄され、
第二処理室で血をいれかえられ、人工血液により麻酔と味をつけられ、
第三処理室で香料風呂に入ったミノアは食われ、食われている最中で人工心肺につながれて首だけになっておいしいと言う賛辞を聞きながら喜びそして死ぬのでしょう。
ズン類とウスにとってはハッピーエンド。
主人公にとってはバッドエンド。
ちなみに、若い女性の肉がおいしいとは限らないそうです(どこ情報?)。おっぱいは脂肪の塊ですので燃料に使われます。骨はどうするんだろうね。
ウスの味覚は描写されていないので分りませんが。
カノッサの屈辱的には
女性=医薬用外劇物、だそうですから当然ですね。
おまけ
猿は肉を食べるのか その1【20121125】
http://www.mkmogura.com/blog/2012/11/26/1218
猿は肉を食べるのか その2【20121126】
http://www.mkmogura.com/blog/2012/11/25/1211
人は人を食べるのか【20121127】
http://www.mkmogura.com/blog/2012/11/27/1224
女性を、“医薬用外劇物”
“「クリスマス」は異性との生殖行為を誘発するための日”
だと定義づけた貴重な、女性の化け学をかたる動画
クリスマス化学史 元素記号Hの発見
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18681098?group_id=deflist
日本のクリスマス
“「もみの木」はドイツ、「サンタクロース」はスウェーデン、「くつ下」はトルコ
「七面鳥」はイギリス、「きよしこの夜」の曲はオーストリア“
ミノアが最後当たりの場面で見につけている、○+Tみたいな円形の取っ手の付いた十字は、古代エジプトにおける生命の象徴アンクだね。
もしかして○の部分は太陽で、Tの部分は南十字星?
キリスト教十字のモデルかもね。
エジプト十字(エジプトじゅうじ)とも呼ばれる。そもそも、 Ankh という古代エジプト語自体が生命を意味しており(ツタンカーメンの項目の語源解説を参照のこと)、生命的宗教的象徴とされる。
ツタンカーメンも Tut-ankh-amen の ankh の部分にこの文字が用いられている
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AF
アンクについて
http://www.karakusamon.com/egypt/ankh.html
ツタンカーメン(トゥトアンクアムン、Tutankhamun[1]、Tutenkh-、-amen、-amonとも。紀元前14世紀、紀元前1342年頃 - 紀元前1324年頃)は、古代エジプト第18王朝のファラオ(在位:紀元前1333年頃 - 紀元前1324年頃)。より厳密な表記ではトゥト・アンク・アメン (Tut-ankh-amen)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3
父アクエンアテンの生存中に、唯一神アトン信仰が説かれていたためにトゥトアンクアテン(Tutankhaten、「アテンの生ける似姿」の意)[2]と名乗っていた。アクエンアテンの死後、即位すると伝統的な神であるアムン=ラー(アメン=ラー)[3]の信仰を復活させ、トゥトアンクアムン(「アムン神の生ける似姿」の意)と改名した。
一千年後の再開
盲亀の浮木・優曇華の華。
もしかしたら、漫画で出てきたゼロよりは大きい最低確率で、ギネス記録かもしれないね。
・ヒョンヒョロ
藤子・F・不二雄 「ヒョンヒョロ」
http://www.youtube.com/watch?v=1wRF8xmAwn8
【藤子】ヒョンヒョロ【短編】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7521671
よりコメント抜粋
ヒョンヒョロ※ジョジョ7部のD4Cの元ネタだろうなとなりのせかい・・・?
ここの宛名が重要なわけね
↑ あいらぶ湯
<◎> <◎>ボクヲ ツカマエタ ツモリ?幼児言葉
たぶん緑色の大男も宇宙人だな
「常識」ってのがね
「誘拐されるのは子供」という固定観念が、後の大惨事を招いたのか・・・
子供を巻き込まないでくれ・・・これ伏線な
まーちゃん以外の人類全員誘拐されましたあれは息子に対しての脅迫状、そして誘拐の対象は・・・ウサギ族には子供がいない、つまり子供だからという概念は・・・↑いや子供以外を誘拐するのは当初の予定からだぞ だからこそ最初の宛名は「子供宛」だったんだよ
まー君が隣の世界に誘拐されて、あえてそっちを描いたのかと思ってた(隣の世界はドラえもんで言う鏡の世界みたいなもんかと)
子供を巻き込まなかったことの伏線は「それによって、ヒョンヒョロの正体が絶対に露見しなくなった」部分だよな。
「子供は巻き込まない」って約束しちゃったからもう渡す機会ないよ
たかだか地球人ほぼすべての命であの星人からひょんひょろ守ったんだから、結果勝ちでは?大うさぎが「うちの子供と関わらないでくれ」という約束を遵守したら永久に・・・
←何故って事件性もないことに呼び出されたら怒るでしょ
藤子世界って男性の身長低いよね 女性の方が高い傾向がある
Fはドラえもんを「子供を見降ろさない高さ」に設定している
藤子作品の大人「非常識から目をそらす」
まあ確かに死体の肉片食ってるな
俺の持ってる版だと おかしな人→きちがい になってるな
修正前のセリフ「精神病の血統はないんだけどな」
精神病→変な病気、に修正した意図が分からん。精神病は別に差別用語じゃないだろう…
小学館の言葉狩りに酷さは異常
分裂繁殖すげえww
あんたが今やってるのはひょっとして
生体の組織に異物を挿入しこれを破壊しようという試みではありませんか。
ならば無駄です次元が違う。
日本の漫画の言論統制が酷い件【言葉狩り】
http://narcissu.doorblog.jp/archives/20775737.html
大きなうさぎ型の地球外存在の名前はヒョンヒョロではないが、大きな以下略は長くて面倒なのでヒョンヒョロをうさぎっぽいこいつ↓の呼称にするかもしれません(ではこいつの名前を「うさヒョン」にしようそうしない)。
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・大人が理解できない存在。なかったことにしたい存在
・子どもだけに見える空想上の友達――ではなく実際は別次元の宇宙人
・単性生殖、分裂による増殖を行う生物
・地球人の次元の干渉が一切不可能な存在
・自分の手紙を読むのがとても恥ずかしい
冒頭の“あいらぶ湯”p.210でなごむとびっくり仰天度が増しますな。
“きょうはく状
ヒョンヒョロをください
くださらないと誘拐するてす
マーちゃんどの”p.212
(する「で」すではなくする「て」す)
宛先がマーちゃんであって両親ではない。
(そもそもあのウサギもどきに子どもと大人区別があるのか不明。分裂で増えるのはわかっているけど)
あと何を誘拐するかを書いていない。
人間の子どもは誘拐される対象だという「常識」で大人たちは対応する。警部らしき人が幼児言葉なのはわざとだね。
保護するためにマーちゃんは遠ざけられる。ヒョンヒョロの意味を知っている人が関われなくなってしまった。
マーちゃんは大うさぎを両親の前に連れてくるが両親は幻覚として無視。徹底的にスルー。
“葉ッパヤ魚ノ死体ヲ食ウデスカ?
タイヘン素ボクナ食事デアルネ。”p.219
両親無視。
寝室で両親が、なんでマーくんがあんなになったのかと話をする精神病のけはないんだけどなあとかいって口論になるも仲直りしチューしたあとで二人目をつくるんですかねというところにうさヒョン乱入。
風でドアが開いたと両親は華麗にスルー。
“ドウシテヤメルデスカ キョウミアルデス。
ボクノ星ノ生物ミナ分裂繁殖。
イッペン有性生殖ノ実サイヲ観察シタカッタデアリマス。”p.225
ウサギ族ちゃんには子供がいないだろう(大きさは半分なのかは知らない。一気に三体以上に分かれるのかもしれない)。
ボクという一人称があるが、分裂生殖に異性は不要なので、おそらくは股間のかたちが人間のオスににているからボクにしたのかもしれないし、ボクは女性でも(俺よりは多分)使うので僕が異性も同性も好きになれないのはきっと自分が実は異性生殖生命体にたまたま似ている単性分裂生殖生命体だったんだ――!
話中断――、「私」でいいじゃんそれなら。
おちけつ私!
皆分裂生殖ってことはヒョンがいるところはヒョンみたいなのしかいないのか、他の生物も分裂するんだろうな。
地球の風俗を考証しても、子どもと大人の区別は暗黙の了解なので調べた資料には書かれていなかったのかもしれない。
息子に対しての脅迫状を送ってもなんらおかしくない。
そして誘拐の対象は、子どもと大人を区別しないうえに、人数は書かれていない(もしかして数と言う概念がない? いやいや分裂という概念があるなら数の概念はあるはず。場所と時刻指定の概念もあるし)。
脅迫状の誘拐対象を書かなかったヒョンちゃん側も問題だな。
子どもと大人を区別しない(というよりそういう概念がない)うさぎ存在との対比だね。
出て行けとパパがものを投げる。このときはじめてパパとママはともに同じものを見ているとわかり、でかいうさぎもどきが本物だと確信する。
自分以外にも見えているかどうかもっとはやく確認すればあの悲劇は――否それでもさけられなかっただろうね。
小さな子どもには現実と空想の区別がつかないとパパは言うが、両親の方が現実と空想(幻覚)の区別がついていない皮肉。
で、“続きょうはく状”(日時と時刻が指定されている)を警察に届け、パパはどなりながら依頼する。
誘拐予告犯が警官の目の前にいたりして混乱する警部らしき人。
誘拐のお手本を見せるためにパトカーと運転手をトナリノ世界へと送る。
平行世界なのかひょんうさぎの世界なのか別の世界なのかはわからない。
狂乱の警部はうさぎもどきに手錠をかけたり銃をぶっぱなしするが無効。
“アンタガ今ヤッテルノハヒョットシテ、
生体ノ組織ニ異物ヲ挿入シコレヲ破壊シヨウトイウココロミデハアリマセンカ。
ナラバムダデス次元がチガウ。”p.231
三次元より上の次元では三次元のようにものとものが衝突することはないから当然、手錠や銃も無駄。高次元から射影で三次元世界に存在しているのがこの兎なのだろうか。うさぎが本来四次元存在なら、この兎のすがたは四次元存在の「断面」=三次元立体、であるが、このようなはなしは別の機会があればすることにする。
ドラえもんの四次元ポケットにあんなにも詰め込めるのは、この「詰め込む」ということ自体が四次元では当て嵌まらないからだ。四次元では三次元のようなものとものの衝突はありえないから。
これいじょう子どもをまきこむのはやめてくれ、とパパは頼むが
エッソレハチョットオカシイノデハ……
という大きな兎。
となると、うさヒョンには子どもと大人の区別がついていることになるな。
でも子どものマーちゃんはきょうはくのまさに当事者である。
だって最後の場面で明かされるが、ヒョンヒョローって落ちてきた星(のかけら)こそがヒョンヒョロなのであり、マーちゃんが持っているのだから。
マーちゃんにひょんうさがきょうはく状を送ったのは、そのマーちゃんこそがヒョンヒョロの所有者だからだ。
例えばヒョンヒョロ初版版を要求するならば、ヒョンヒョロ初版版を持っている人に要求するように。
しかし変則ダガヤクソクスルデス。
と言ったように子どものマーちゃんをまきこまないことを約束するでかうさぎ。
もはやヒョンヒョロを渡す機会は失われ、ヒョンヒョロの正体が絶対にわからなくなってしまう。
時間通りにパパが
宝石や札束=石ころと紙クズ、をもってくるがうさぎは激怒。
ヒョンヒョロとは何かと大人たちはきく。
“宇宙最高最大ノ価値アル、アノヒョンヒョロヲ!?
非常識ナ! アマリニモ非常識ナ!!
イーヤ信ジラレナイ!!“p.237
知っているのに知らない振りして誤魔化したと思ったのだろう。
これが兎側の「常識と非常識」だ。
“誘拐ヲ実行スル!!”p.237
| ∥ // “LW”
実” ヽ ∥ // ノ
“行 ヽ ∥ // / .誘
ス ┴┴───くY/ .拐 ..
ル / ミ m三三三mlllヽ ヲ
!! / ;;;ミ( \三三/);;|
三三/⌒彡彡 ̄(⌒)⌒三ミ
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/ ;;;;;;|l||||||||||||\レ|lll/;;;)
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Ci^iっ / \___)/
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ヒョンヒョロ所有しているマーちゃん以外の全員が誘拐されてしまったというおち。
うさぎちゃんをドラえもんで置き換えて読み返してみよう。
ドラえもんが受け入れられたことが最大の謎だとわかるから。
このうさぎはD4Cの元ネタと言っている人がいる。
D4C(いともたやすく行われるえげつない行為)とは、漫画スティール・ボール・ランの登場人物である、ファニー・ヴァレンタイン大統領の持つスタンド能力である。
ファニー・ヴァレンタイン
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3
”非常に長いスタンド名なため、作中では「D4C」と呼ばれる。物同士に挟まれる事により無数の別次元に移動する能力を持つ。別次元の物を持ち込む事もできるが、同じ物同士が出会うと破壊されてしまう。人間も同様。例外は大統領のみ。自分自身は例外なのを利用してダメージを受けた時、別次元の無傷の大統領と入れ替わってくる事ができたり、平行世界の自分を基本世界へ連れて来て共同で相手を襲ったりできる。
詳しくは『D4C』の項目を参照。
D4C -ラブトレイン-
終盤においてD4Cが大統領の所有する遺体(遺体化したルーシー)の力を得た際のスタンド名。遺体を軸にして空間に次元の狭間が出現し、大統領のみがその次元の狭間に入ることが出来る。次元の隙間にいる限り、大統領に対するあらゆる攻撃が無効化し、この世界の誰かがその攻撃を代わりにくらう。即ち、(大統領にとっての)幸運のみを残し不幸を地球上のどこかに吹き飛ばすというとんでもない能力である。ただし”未知なる回転エネルギー”は例外で、次元の壁を打ち破り対抗することができる。”
http://dic.nicovideo.jp/a/d4c
”そっくりそのままの少しだけ違う世界を行き来できる能力を持ち、移動の際には何かの間(ガラス片や水滴のような液状物でも可)に挟まることが必要である。
また、対象を何かの間に挟むことで、それを別世界へ送ることもできる。
一つの世界に「同じもの」は大統領本人を除いて存在することはできず、同じ者同士が出会ってしまった場合、それらはお互いに細切れのスポンジのように崩れ、消滅を始める。(つまり、別世界から金を持ってきても消滅してしまい、お金持ちにはなれない。)
複数の世界から大統領を複数人連れてくることもできる。
さらに、同じ空間上に隣の世界の出来事を同時に起こす事も出来る。
隣の世界は基本的に基準の世界と同じ運命を辿ることになり(時差は有るが)、大統領本人がその運命に干渉できる。
能力の特性上、たたきつけたり、挟み込んで押しつぶすような攻撃が通用せず(Dioの場合は「手刀で突き刺す」方法で攻撃、実際効果はあった)、大統領を絶命させることができずに別世界へ逃亡を許した場合、別世界の『無傷』の大統領が入れ替わり襲いかかってくることとなる。
なお大統領自身は意識を共有しており、作中ではすでにDioとホット・パンツによって3人は倒されている。しかしそのたびに『別次元の大統領』を連れてくるため、実質不死身も同然である。倒すには新たに『別次元の大統領』をつれてくる前に、大統領を全員殺害するしかない。ただし平行世界移動能力を持つのは基本世界の大統領のみであり、他の次元のD4Cは単純な近距離パワー型スタンドと思われる。
”
”D4C-ラブトレイン-
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
聖なる遺体をその身に宿したルーシー・スティールを中心に世界中からルーシーにとって「吉良(きちりょう)」なるものが集まり、反対に「害悪」となるものは遠くへとはじかれていく。
その過程でできたルーシーを中心として放射状にできる空間のすき間をD4Cは移動することができる。
すき間にいる大統領およびD4Cへの攻撃(害悪なるもの)はそのすき間の延長線上にいる誰かに何らかの不幸という形でふりかかり(ヘタをつかまされる)、大統領に敵対する人物が何らかの形で負った傷(これも害悪なるもの)もはじかれてその心臓や頸動脈などに到達する。
これを利用して大統領はすき間から一方的に攻撃を加えることが可能になり、その攻撃によって負った傷はかすり傷でも致命傷となる。
また攻撃を加えたものはすき間からヘタをつかまされた誰かの不幸を目の当たりにすることになる。
”
言葉狩りについて
いかなる言葉も差別用語にすることができる!
「食べ物」を差別用語にして見せよう
「人間」を差別用語にして見せよう
「差別用語」自体を差別用語にしてみせよう
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7521671にあるコメント抜粋(今はあるかわかりません)
“
俺の持ってる版だと おかしな人→きちがい になってるな
小学館の言葉狩りに酷さは異常
修正前のセリフ「精神病の血統はないんだけどな」
精神病→変な病気、に修正した意図が分からん。精神病は別に差別用語じゃないだろう…“
そう、しらないひとがきいたらきちがいだと思うよ。
きちがい→おかしな人
言葉を変えてごまかしても子ども使いまくってるんですけどきちがいって言葉。むしろ子どものほうがよく使います。
きちがいは異常な言葉狩りをする方だ。作者死んでるのに。
わが子スーパーマン
幼い子どもがスーパーマンの力を持ち、超ささいな悪いことをしたものにも過大な暴力を加えて「正義」を実行する話。
ヒーローもののテレビ番組の悪役の中の人をぶっ殺すのだから、現実と虚構の区別すらできていない。
強大な暴力を誰が持つか、使うかが大事だと痛感。
成長したらどうなるんだろうか。
個人が正義を行う時点で、客観的正義なんてありえないし。
・コロリころげた木の根っ子
谷崎潤一郎『途上』
江戸川乱歩『赤い部屋』
確率殺人
(蓋然性犯罪)
=成功する「かも」しれない殺人(事故・病死・老衰・自然災害・人間以外生物など)
昔のくみ取り式便所はメタンガスが溜まりやすいので、トイレでタバコ吸うと爆発したりする。
サルは致死性の感染症を媒介し得る
などなどを利用するのです。
糞夫作家がすべてを知っていたのならそれはそれで面白いな。ガス抜き工作?
不健康になる方法が書かれているので反面教師として健康になれるかもしれないサイト
http://white.ap.teacup.com/otokotosake/106.html
http://white.ap.teacup.com/otokotosake/107.html
『気楽に殺ろうよ』(小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉2)
・ミラクルマン
木関(きせき)
=名前の通り奇跡を起こし、思った出来事を実現できるサラリーマン。
=奇跡↓
マンガ物理学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6
“マンガ物理学(マンガぶつりがく、Cartoon physics)とは、アニメーションでは通常の物理法則が、ユーモラスな方向で無視されるという事実を、冗談めかして指す言葉である。
例えば、カートゥーンアニメのキャラクターが走って崖の端を越えてしまっても、しばらくそのキャラクターに重力が作用しない、など。”
“空中、または水面を走ることが出来るケース 仲間が危機に陥っている、あるいは自身が敵に追跡されているなどの理由で忘我状態にある場合に限り、特殊な装備や能力を持たなくとも空中あるいは水面を走ることができる。ただし、本人が空中あるいは水面にいる事に気づくと落下あるいは落水する(ただし、溺れているように手足をばたつかせることで数秒間空中に留まれることもある)。『ドラえもん』の野比のび太や『ルパン三世』に例が見られる。より現実的な例としては、同様のきっかけによって足の悪い少女が歩き出すというものがある。”
VS
郷里(ごうり)
=木関の話を合理的に説明するサラリーマン。
=合理↓
夢の仕組み パノラマ視現象
http://d.hatena.ne.jp/ugon105/20101005/1286291962
“また、夢の中で飛び降りたら現実世界でベッドから落ちた、という経験はないでしょうか。仮説ですが、これは「夢の中で飛び降りたから現実でも身体が動いて落ちた」というより、「ベッドから落ちる"瞬間"に飛び降りる夢を見ている」のではないかと思います。事故の瞬間に走馬灯のように映像が浮かんでくるという現象も同じ原理だと考えます。”
・大予言
脳はせいぜい少し先の未来までくらいしか考えるようにできていない。現在を最優先するのは当然。
・老雄大いに語る
オチの後が気になる。
・光陰
時間が早く流れるようになる=状態変化が早まる、とする。
主人公たちの状態変化は早まっていなくても、周囲よりは遅くなっているならば、相対的に主人公たちの周りの時間が早く流れるようになっているので主人公の主張は正しい。
・幸運児
創造主は不平等待遇を採用しているなり。
中ピ連
=“中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合(ちゅうぜつきんしほうに はんたいし ピルかいきんを ようきゅうする じょせいかいほう れんごう)は1970年代前半に活動した戦闘的なウーマンリブ団体。中ピ連の略称で知られた。代表は元薬事評論家の榎美沙子。新左翼のものを模した♀印のついたピンク色のヘルメットと過激な活動内容でマスコミを賑わせ、当時の社会現象となった。”
“1973年10月23日には突如日本家族計画連盟主催の討論会「産児制限を考える」に乱入し、「ピルを解禁せよ」とシュプレヒコールをあげたほか、1975年4月5日には京都市内で開催されていた日本産婦人科学会総会に押しかけ、ピル解禁を政府に勧告するよう要求するなどしている。このほか人工妊娠中絶の制限を主張し国会で優生保護法改正を提案していた自由民主党の参議院議員、玉置和郎と当時その秘書だった村上正邦(後に自民党参議院議員、賄賂で逮捕)に対し、「優生保護法改悪反対運動」等と称し街頭で玉置・村上を四方八方から取り囲んでもみくちゃにしたり、玉置・村上の自宅や参議院議員会館に押しかけたりした[1]。
1^ 玉置・村上の支持団体である宗教法人、生長の家が妊娠中絶に反対している。”のでこの団体が支持している人が叩かれたりしたそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%B5%B6%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%B3%95%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%83%94%E3%83%AB%E8%A7%A3%E7%A6%81%E3%82%92%E8%A6%81%E6%B1%82%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7%E8%A7%A3%E6%94%BE%E9%80%A3%E5%90%88
風の子 @makeanovel·1月17日
間接統治などにマイノリティを使う
RT @kitsuchitsuchi キリスト教とその変形が大衆に八百長を見せている。在日とユダヤは単なるバイト
↓両方ともボスは和風キリスト教。
自民党=ワールドメイト+生長の家+神道政治連盟。
民主党=ワールドメイト+生長の家+スピリチュアル
和風キリスト教 紅卍字会
スピリチュアル
↑
金光教→大本教 → 世界救世教
↓ ↓ ↓
↓三五教 真光
↓ 神道=✝↓
↓→ワールドメイト
↓
生長の家→ 白光真宏会
↓
幸福の科学(+ GLA)
knznymmmy@knznymmmy
神道修成派の教庁は杉並区松庵。幸福の科学の総合本部が一時杉並区松庵に置かれていた。大川隆法(中川隆)の父で善川三郎(中川忠義)はGLAに籍を置いていたが生長の家に。生長の家に池田大作氏も傾倒。生長の家の谷口雅春氏は大本の出身。
大本の聖師出口王仁三郎は御嶽教で免許を授かっている。
yamtom/山口智美@yamtom·5月27日
日本の右派の歴史に、生長の家が果たした役割も大きいし、日本会議を支えている最大の団体は神社本庁だし。70年代以来、フェミニズムは、とくに妊娠中絶をめぐって、生長の家と闘ってきたともいえるし。
生長の家の現役・過去の幹部・有力信者
http://blogs.yahoo.co.jp/mikaeru0628/38314807.html
”>そもそも「生長の家」なるカルトはいったいだれが入信しているのでしょうか?
確か、竹内まりや・・・。良い歌歌っているのに残念ですね。
選挙パワーだけなら創価学会が最強です。しかし、生長の家の
恐ろしさは、楯の会、一水会、在特会、つくる会、日本会議、
チャンネル桜、頑張れ日本はすべて、生長の家のカルトであり、
右翼組織という暴力装置を支配しているのが生長の家の特徴の
1つ目であり、2つ目の特徴は、生長の家から、法の華三法行、
幸福の科学、白光真宏会、国際正法協会といった、問題の
カルトを多数輩出している点、この2つの危険性です。GLAも
実質は、生長の家の講師だった園頭広周が内部に潜入して、
教団をGLAと国際正法協会の2つに割ったことから、生長の家の
影響下です。幸福の科学の教祖である大川隆法は、昔、生長の家と
GLAの2教団に入信しておりました。これで、分かるでしょ、
生長の家のヤバさが。
~生長の家の現役・過去の幹部・有力信者~
★→生長の家の確実に信者
☆→生長の家の信者疑惑あり
★鈴木邦男
⇒一水会の最高顧問、産経新聞社の元記者
★大川隆法
⇒幸福の科学(カルト宗教)の総裁
★古賀浩靖(改名後:荒地浩靖)
⇒楯の会(三島由紀夫が創設した右翼テロ組織)のメンバー、
生長の家の幹部、生長の家の第2代総裁である谷口清超の娘婿
★小賀正義
⇒楯の会(三島由紀夫が創設した右翼テロ組織)のメンバー
★松浦芳子
⇒楯の会(三島由紀夫が創設した右翼テロ組織)のメンバー、
チャンネル桜の発起人の1人、頑張れ日本(右翼団体)の
事務局長
★高橋史朗
⇒チャンネル桜の発起人の1人、新しい歴史教科書をつくる会の
役員
★伊藤哲夫
⇒日本会議(生長の家{カルト宗教}の傘下の右翼政治結社)の
常任理事
★福永法源
⇒法の華三法行(カルト宗教)の教祖
★園頭広周
⇒国際正法協会(カルト宗教)の教祖、GLA(カルト宗教)の幹部
★五井昌久
⇒白光真宏会(カルト宗教)の教祖
★井脇ノブ子
⇒衆議院議員、小泉チルドレンの1人、中曽根康弘
(内閣総理大臣)の秘書
★衛藤晟一
⇒参議院議員、安倍晋三(内閣総理大臣)の兄貴分
★村上正邦
⇒参議院議員
★竹内まりや
⇒歌手
☆平沼赳夫
⇒日本維新の会の国会議員団代表、たちあがれ日本の発起人、
経済産業大臣、徳川将軍一族
☆稲盛和夫
⇒京セラの創業者、KDDIの創業者、JALの名誉会長
☆リチャード・コシミズ
⇒ただのデブ、バイセクシャル、嘘つき、精神病患者
<おまけ>
え~~と、独立党の東北支部の渡部という男が、
生長の家に入信している可能性が強いと私は思っております。
独立党とチャンネル桜を繋ぐものは生長の家。
311当時、被災した渡部さんは、なんと独立党の天敵であるはずの。
チャンネル桜のインタビューに答えて、
しかもチャンネル桜の「2000人委員会の方」として紹介されておりました。
独立党には生長の家もいっぱいいるということです。(高英の言うとおりだ!)
リチャードもそうじゃね?w
チャンネル桜は統一教会ではなく、
生長の家が母体になっているようです。
~チャンネル桜の発起人と役員と番組審査員の名簿~
☆発起人☆
★田形竹尾
誇りある日本をつくる会の会長、日本書道教育学会の参与
★梅沢重雄
日本航空学園の理事長、中国国際商会四川商会国際顧問
中国西部国際博覧会組織委員会国際顧問、JAA財団の会長
★松浦芳子→生長の家系
生長の家の信者、楯の会のメンバー、頑張れ日本!の事務局長
★高橋史朗→生長の家系
生長の家の信者、新しい歴史教科書をつくる会の役員”
”この一水会の鈴木邦男さんが、赤軍派の塩見孝也とかオウム村井を刺した徐さんとか、関東連合の中野ジローさんとかとも仲がいいのです。
(自分のお誕生日パーティーに呼んでるから~~~w)”
・やすらぎの館
主人公にやすらぎの館に浸らせて厄介払いしようという作戦だったのかもね。
大きな家具と巨人症の女性により幼い時代に精神後退させる。ガキ大将を母親役が追っ払うことによりお客の母親役に対する依存度を上げ成功率をあげる。真っ白な空間すなわち周りの小道具を置かないことで想像力により更なる幼児退行を促す。すべての義務から解放されすべてを母親に委ねるやすらぎを味わいつくす。
これは逃れられない快楽ですな。箱男みたい。
・定年退食
鳥の鳴き声はするが、鳥の姿がまったくないので食べられてしまったか環境汚染で死んだか他の土地に移住したのだろう。いてもロボット鳥だし。
肥満剤と満腹感剤を使う程切羽詰まっているのになんで畑だらけになっていないんだよ。牛肉作るよりは鶏肉の方が餌に比べて肉が得られる量が多く、イナゴなら更に多い。虫を食うのが盛んになるはずだしするだろう。汚染で虫が死にまくったのかもしれないけど飼育箱で育てればいいし。
定員法…非生産者となる定年のことを1次定年(56歳から)とし、国家の扶養を失う事を2次定年(75歳から)=切り捨てとする法律。
楢山節考首相が、定員法の更なる縮小を宣告し、一次定年56歳、二次定年57~72歳となり、主人公への食糧年金医療などすべての国家保障は打切りとなった。
・サンプルAとB
小森麻美作画。元ネタはロミオとジュリエット。
・語り手は炭素系生物ではない(人間を炭素系生物と表現しているので)。
・p.117“各個体の外観は まちまちで 体の大部分は繊維質の外皮に包まれている。”
外皮=服。
p.117“上肢に持った金属片を 相手の体の中に挿入”
=剣術。
語り手は金属系生物ではないだろう。金属系なら我々の一部などと表現するだろうし。プラズマ生命体かな。
・p.118“彼等は二本の下肢の付根を支点とし 重心の移動によって前進する。”
彼等という表現から語り手は個体の区別がついている生命体であり、全員で一個体=群体ではないことがわかる。
・受光孔(眼)と太陽光で認識。
・大気の振動でコミュニケーションを行う。
・p.120“石と木で構築された巣。巣に共生する他の個体 いずれもAグループ。サンプルAと近似点多し。以下A´と呼ぶ。A´´と呼ぶ。台上の物体には かつて生命活動を おこなっていたらしい形跡がある。A、A´、A´´はこれを身体上部の穴へ押しこみはじめた。”
サンプルA=ロミオ。Aグループ(モンタギュー家陣営)
・p.121“彼等は これを摂取 することによって 身体構成素子を増殖し活動のエネルギー源としているらしい。 数時間後 不要物質の排出が見られた。 摂取→排出孔は 曲りくねった長い管で接続されている。 極論すれば この生物のモデルは 一本のチューブで表わし得るわけだ。 その後の観察によって チューブを満たす行為は彼らの日常生活の 主目的となっていることが明らかにされた。”
・p.122“彼等の目的地は Bグループその他の大群生地であった。これは先刻の激しい反発ぶりからみて不可解というほかはない。
群は上肢をつなぎあい律動ある単調な運動をくり返している。”
手をつないでダンスしている。観察存在には戦いの訓練という概念がないのかもしれない。
・p.124“一つの因子と推定されたのは頭部表面の凹凸である。 他の個体の観察例を集計した結果 凹凸の微妙な差と異変との間に明らかな相関関係が示された。”
美醜=頭部表面の凹凸の微妙な差。
美人=「異変を起しやすい」絵と、不美人=「きわめて起しにくい」絵が描かれている。
・p.125“二個は発振孔を接した。前述した通り発振孔は栄養摂取孔をもかねている。 彼等はこのような時にも栄養摂取欲を失わないのである“
キスの起源は口移しかも。
・p.126“AはBグループ群生地に引き返しBの静止室に接近した。
註:彼等は 生活単位時間の 三分の一を静止状態で過す。このための区画が静止室だ。”
観察存在に睡眠の概念はないのだろう。
・p.128“静止不足”=睡眠不足。
・p.129“A、B両者が恒常的に近接して存在したい”=結婚したい。
・p.130“この儀式には A、B、Xの他に第三者が介在していたようだ。「至高の存在・万能者」などとXは呼んでいた。 そんな高等動物にならぜひ会ってみたいと 手をつくして探査したが ついに発見できなかった。”
儀式=ロミオとジュリエットの内密の結婚式
X=僧ロレンス。
ゴッド=高等動物、ならば探査すれば見つかるはずだという合理的思考。
・p.132“鉄片はa´の中に吸いこまれた。 組織が破壊され搬送液がまきちらされた。 a´は生命活動を停止した。 おどろくべきもろさである。 こんどはAがbの生命活動を停止させたのだ。 前出の規制者(Zと呼ぶ)がきた。 ZはAに対し棲息地を遠く移すことを命じた。 A、Bは永遠に離れて存在することを強いられたわけである。”
語り手は人間よりは死ににくいらしい。
・p.133“Bは受光孔から液体を分泌した。この液体は他の個体の思考波に影響を及ぼすものらしい。Yは影響された。”
涙。
p.134“外皮を取り去った両者の体には相違点がある。 他のあらゆるサンプルについても この相違点は認められた。種族の違いか? それとも単なる個体差か? ともあれAとBはその相違点を奇妙な形で利用しあったのである。 この行為は相求める両者の欲求の帰結であったらしい。AもBも深い充足感に満たされた。 相違点の利用は夜中 飽くことなくくり返された。”
相違点利用図=女性器及びその内部の男性器を示す断面図。
交尾しまくったということ。
=有機物質で構成された先が丸い円柱状のものを、同じく有機物質の壁によって構成された蠕動する窪みに挿入する行為の繰り返し。
充足感という概念などから、観察存在は人間に似通っている(そもそもそうしないと人間が理解できない)。
・p.135“朝をむかえ A、Bは大気振動を交わす。 以下はその大意である。
ちがう あの大気振動は昼行性飛行小型生物によるものではない。あれは夜行性飛行小型生物のものである。
事実と相違する。遠距離上方を受光せよ。 分裂していく浮遊水滴集団をふちどる朝の光を ただちにこの位置から移動しなければ 生命活動停止あるのみ。
それもよい 光は衛星からのものと仮説する 大気振動は夜行生物のものと仮説する。 Aも移動したくはない。現状の継続こそ望ましいのだ。
いや朝だ あの不快な大気乱振動は昼行生物のもの。時間を消費せず移動せよ。光量が増大してくる。
Aは長距離移動した。“
ここで中野好夫訳『ロミオとジュリエット』(新潮文庫)の該当箇所が登場する。これは気が狂っていた(虚航船団風)ということはない。
p.135あたりから始まる第三幕 第五場が元ネタ。
p.136”ほら、御覧、あの向うの東の空、別れていく雲の裂目を縁どって、あの意地悪い朝の光を。(中略)往って生命を助かるか、ぐずぐずすれば死があるだけだ。“
観察している存在は昼夜の区別があるところに住んでいるのだろうか。
p.136より観察存在も生命活動停止は一大事であることがわかる。
p.137“恒常的近接生活は 通常 非生命体との間にはおこなわれない。 したがってBは「元生命体貯蔵所」に放置されるはずだ。”
p.138“頭部保護細管”=頭髪。
・休日のガンマン
虚構を楽しむコツは俗世間のことを持ちこまないことさ!
このテーマパークってリピーターが少なそうだな。金持ち以外。
現実世界での資金力と立場が反映されるテーマパークなんて願い下げさ!
・分岐点
辿らなかった方の人生の分岐点を辿っても特別良いことなんかないよ。
・換身
藤子先生作品では男は女よりも背が低くて太っているな。
・気楽に殺ろうよ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E6%A5%BD%E3%81%AB%E6%AE%BA%E3%82%8D%E3%81%86%E3%82%88
“価値観の変わったもの[編集]
食欲と性欲
種の保存と繁栄に必要不可欠な性欲は公益的性格を持つが故に罪深いものではなく、むしろ個体の生存にのみ必要不可欠である食欲の方が独善的性格を持ち、罪深く恥ずかしいことである。そのことからすると、性を扱った本や映像記録を持つことは恥じることではない。そのため、子供用の絵本であるはずのシンデレラが結婚したシーンに、王子とシンデレラが性交をしている描写がある。逆に食事中の写真をもつ事は恥であり、またポルノの換わりであるという事になる。ちなみに病院の先生は乱食パーティーの写真や8ミリをコレクションしていた。
平日と休日
月曜日が休日となっていることから、日曜日が平日になっている。
公共交通機関
主人公の知り合いが、切符を値切っている。
殺人
殺人が公認されているのだが、1人殺すためには子供を1人作って権利書を貰う必要があると考えられる。
登場人物[編集]
主人公
名字は河口で、名前は不明。突然価値観が違う世界に入り込んでしまう。
妻
主人公の妻。夫がおかしくなったと感じ、病院に行くように勧める。
先生
主人公の担当医。
学生のカップル
体型が父親に似た赤ん坊をゴミ箱に捨てて、新しい子供を作るべく駅のプラットホームで性交しようとしたが、駅員に注意される。
駅員
子供を捨てたカップルに対して、「ちゃんとスペア(次の子供)を作ってから保健所へ電話するのが順序だろ」と注意をする。
”
・ウルトラ・スーパー・デラックスマン
USDマンと略される。
【藤子】ウルトラ・スーパー・デラックスマン【短編】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15927984
ウルトラスーパーデラックスマン
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13714659
マンガ物理学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6
最近あなたの人生に登場する回数が少ないと思いましたので登場したのですぜ。
あなたはニーチェぐらいにまじめな人と出会ったことがあるかな。
あるならば、あなたは狂人と出会ったことになる。
ニーチェぐらいまじめ=狂っている、なので結局は狂っていることになるからね。
さあ、まじめに考えよう。そして同時に狂って考えよう。
まじめと狂うは「神」一重。
二兎を追う者は実は一兎を追っているのだ。
ゆかいな狂人の著作の、始まり始まり~
永井均『マンガは哲学する』講談社 2004-08
マンガは哲学する (講談社プラスアルファ文庫) (2004/08) 永井 均 商品詳細を見る |
今回の引用ページは↑であって↓ではありません。
マンガは哲学する (岩波現代文庫) (2009/04/16) 永井 均 商品詳細を見る |
「まえがき」より
“ 私はまじめな話がきらいである。この世の規範や約束事をこえた、途方もないくらいまじめな話ならいい。少なくともニーチェのような水準のまじめさなら、まあゆるせる。中途半端にまじめな話はだめだ。ところが、世の中はそうした中途半端にまじめな話で満ちあふれている。
私だってまともな大人だから、それが必要であることは、もちろん百も承知だ。それでもやはり、この世の中で通用している通念や規範を最終根拠とするご立派な主張を耳にしたり(ときには口にしたり)すると、ばかばかしさがこみあげてくるのをどうすることもできない。そうしたすべてをぶち壊すような真実の声を聞きたい、そうでなければやりきれないではないか!
マンガに、ときにそれが聞き取れることを、私は以前から感じていた。その点で、つまり発想の破天荒という点で、マンガは小説などの他のジャンルをはるかに凌駕しているように私には思われたのである。
二十世紀後半の日本のマンガは、世界史的に見て、新しい芸術表現を生みだしているのではないだろうか。世の中の内部で公認された問題とはちがう、世の中の成り立ちそのものにひそむ問題が、きわめて鋭い感覚で提起されているように思われる。だれもが自明と思い、その自明性のうえに通常の世の中的な対立が形づくられているような、《もとのもと》の部分がそこで問題化されている。哲学という形で私が言いたかったこと、言いたいことの多くが、萌芽的な形態において、マンガ作品のうちに存在している。
いや、それどころか、ひょっとすると、マンガという形でしか表現できない哲学的問題があるのではないか、と私は感じている。私はその理由を解明していない。現在のところは、表現形式の問題もさることながら、ジャンルの世の中での位置のようなものが影響しているのではないかと思っている。マンガは《子ども》が読むものだという通念が、大人が読むマンガの中にまで波及していて、大人の常識に惑わされない問題提起をゆるしているように思われる。たとえばアンデルセンなどの童話が、トルストイやドストエフスキー、夏目漱石や森鷗外などよりもはるかに深く、そして単純な意味で哲学的であるのと似ているだろう。
私がマンガに求めるもの、それはある種の狂気である。現実を支配している約束事をまったく無視しているのに、内部にリアリティと整合性を保ち、それゆえこの現実を包み込んで、むしろその狂気こそがほんとうの現実ではないかと思わせる力があるような大狂気。そういう大狂気がなくては、私は生きていけない。その狂気がそのままその作者の現実なのだと感じたとき、私は魂の交流を感じる。それゆえ、私がマンガに求めているものは、哲学なのである。
この本は二兎を追っている。マンガ愛好者には、マンガによる哲学入門書として役立つと同時に、哲学愛好者には、哲学によるマンガ入門書として役立つ、という二兎である。マンガ好きの方々には、君たちはそれとは知らずにじつは哲学に興味を持っていたのだよ、とぜひとも言ってみたかったし、哲学好きの方々には、その問題ははるかにポピュラーな形でもうマンガに表現されているのだよ、と言ってみたかった。
私自身のほんとうの執筆意図はむしろ後者にあったが、じっさいには前者の意味で読まれるほうが多いかもしれない。もちろんそれでいい。哲学の兎とマンガの兎に見えたものは、なんとじつは一ぴきの兎だったのだというのが、この本における私の究極のメッセージなのだから。
一九九九年十一月
永井均“
《もとのもと》《子ども》は原典では《》は存在せず、《》内の部分に傍点。
第一章 意味と無意味
1 相対主義の原理と限界――藤子・F・不二雄「気楽に殺ろうよ」,「流血鬼」
“ 藤子・F・不二雄は、現実をつねにありえたかもしれない他の可能性との対比の中で見ている。われわれが信じて疑わないこの現実が、彼の目には、そうでなくてもよかったひとつの偶然的なあり方のように見えているのである。藤子のようなこういう感覚をばかばかしいと感じる人もいるだろう。しかし私は、このような感覚に強いリアリティを感じる。
現実を支配している規範を単純に信じ込んでいるような人のほうが、私にはばかばかしい。「気楽に殺ろうよ」は、性欲よりも食欲が隠されるべきもので、殺人の権利が売買されるのがあたりまえであるような、別の世界に入り込んでしまった男の話である。ある日、目覚めてみると、まわりのすべての人がそう信じていたとしたら、どうだろうか。自分のほうが正しいと確信できるだろうか。それとも、自分のほうがおかしくなったと思いはじめるだろうか。
それ以前に、そもそも人前でセックスをすることは恥ずかしいことなのに、人前で食事をすることはなぜ恥ずかしくないのだろうか。ついでに言えば、売買食はゆるされるのに、
なぜ売買春は禁止されているのであろうか。正直のところ、私には意味がわからないことのひとつである。
このようなことを言うと、世の中のまともな(つまりばかばかしい)人々は、すぐに、それではあなたは売買春を肯定するのか、といった話をはじめる。そうじゃないんだよな。そういう種類の話がしたいんじゃないのさ。“p.18-19
人口爆発の解決策として、殺人権利ではなく、生存権の売買が行われる社会が到来しそうだ。生存「券」を大量所有するのは結局のところ銀行に類似した機関あるいは白人至上主義支配者に集まるんだろうなあ。
生存権の権利って実質は殺人の権利だから、売買できるとなると、死が日常的になってしまい、結果、生殖行為への本能が活発化してタブー度が食事と逆転することがありうるかもしれない。
大量殺人をしたくてしたくてたまらない主人公が、前半と中盤までは殺人「券」を大量に集め、殺人権大量所有者になるために頭脳バトルが繰り広げられるが、殺人権大量所有所者となったあとの中盤以降は主人公が大量殺人を喜々としてやりまくり最高の生の充足を他者の大量死のおかげで達成し、最期は自分を殺す権利も買っておいたので、殺人権売買世界では最高難易度の自殺権の行使により、自殺し、歴史書に記録が消滅するまで残ることになる、という物語を考えた。このアイデアは盗作禁止ですよ。
“ われわれが絶対的な悪だと思っているものも、いったん彼らの視点に立ってみれば、そしてすべての人がそうなってみれば、現在の多数派がつくりだしている世界よりも、はるかによい世界なのかもしれない。ひょっとしたらオウム真理教がそうかもしれないなどと言うと、またまた顰蹙を買いそうなのでやめておこう。
ともあれ、どうしても王様が裸に見えてしまうので「王様は裸だ!」と叫んでしまったあの子どもは、まわりの進歩的な大人たちにくらべて、あまりに保守的であっただけだ、という可能性があることは忘れてはならないだろう。さて、それでは、何がそれを決めるのであろうか。”p.22
家畜人ヤプール人 ウルトラマンA 宇宙のエース
↑
家畜人ヤプー
http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%AE%B6%E7%95%9C%E4%BA%BA%E3%83%A4%E3%83%97%E3%83%BC
よりの引用
“10 : ななしのよっしん:2012/08/02(木) 21:30:17 ID: AM3+5oneAk >>5 勘違いしていないか?
あの小説で描かれているのは
白人の楽園ではなくて日本人の天国なんだぞ。
生きる意味、日々の幸せ、死んでいく理由、
それら全てを完璧なまでに保証されているヤプーが
一番人生を楽しんでるんだよ。羨ましくないか?
別に俺はマゾじゃないけどそう思うよ“
↓
ミノタウロスの皿
http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%9A%BF
”主人公
原作では名無し。アニメ版では「立花」という苗字のみがついている。
ビーフステーキが好物。
宇宙船で事故に遭い、たった1人行き残りイノックス星に不時着。
助けてくれたミノアに惚れ、ズン類に食べられる事になった彼女を助けようと奔走する。
ミノア
主人公を助け、彼と交流を持つ美少女。実は「ウス」の中でも特に最高級とされる育ちで
本人もおいしく食べられる事を誇りに思っており、逃げる様説得しつづける主人公とは
まったく会話が噛み合わない。
本作での設定
・イノックス星を支配しているのは牛のような容姿の「ズン類」で、人間のように見える「ウス」を食用、愛玩用などに飼育している。
・「ズン類」はおおむね理性的かつ文化的だが、宇宙船を飛ばす程の文明はまだない。一方で、「ウス」をおいしく食べるための「活け造り」の技術など妙なところで高いテクノロジーを持つ。
・地球人と酷似した「ウス」は言葉も通じ感情もあり、服なども着ているが、自分達が食べられる存在である事に疑問も持っておらず、むしろおいしく食べられることを誇りと考え同族で競い合っている。特に大祭の時に食べられる「ミノタウロスの皿」に選ばれることは最高の誉れであり、等級が落ちハムやソーセージや肥料にしかならないことを死以上の屈辱と考えている。
”
2 異文化との出会い?――藤子・F・不二雄「ミノタウロスの皿」,「サンプルAとB」,「絶滅の島」
異星人が地球人AとB(男女の若いカップル)を観察し母星に報告する話「サンプルAとB」
性行為=“外皮を取り去った両者の体には相違点がある(…)ともあれAとBはその相違点を奇妙な形で利用しあったのである。(…)この行為は相求める両者の欲求の帰結であったらしい。AもBも深い充足感に満たされた”
※相違点利用図=挿入断面図つき。
服って確かに、最外部の皮膚=第二の皮膚だよな
剣による戦い
=“彼等の行動の意味は我われには理解しがたいものであった。上肢に持った金属片を相手の体の中に挿入するのが目的のようである”
食事
=台上の物体にはかつて生命活動をおこなっていたらしい形跡がある。A、A´、A″はこれを身体上部の穴へ押しこみはじめた“
「絶滅の島」
保護獣指定動物「チキューケナシザル」
3 この話に作者はいるか――手塚治虫「ブラック・ジャック――第七話 幸運な男」
“街で、このところ会っていない人にたまたま出会ったとき、その人が「いやあ、近ごろ、出番が少ないんでね」なんて言ってくれたら、どんなにすばらしいか――あるいはどんなに気味が悪いか――と思うのだが、そんな経験は一度もない。私の人生の作者は、出番のバランスというものをさほど気にしない方のようである。”p.31
4 言語ゲームと哲学的感度――吉田戦車『伝染るんです』
“ 話はそれるが、私は大学の教員をしていて、哲学を学ぶことが哲学的感度を殺してしまう例を、毎年のように見ている。大学一、二年のときには、まだ輝くほどの哲学的感度を持っていた学生が、本格的に哲学の勉強をし、大学院進学を決意しはじめるころには、もうすでに、哲学界で哲学の問題であるとされているものを、ただこねくりまわすだけの人になってしまっているという例を、何度見てきたことだろうか。”p.41-42
吉田戦車「伝染るんです。」ベストセレクション その1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm252657
吉田戦車「伝染るんです。」ベストセレクション その2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5085790
吉田戦車「伝染るんです。」ベストセレクション その3
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8424168
哲学を学ぶほどに哲学をただ研究するだけの人になってしまう。これは歴史学者に似ている。歴史学の真に正しい姿勢とは定説も自説もどうでもいいと思って取り組むことであるが、そんな者はそもそも歴史学者になりはしない、という構造に似ている。となると、アマチュアの重要性は極めて高いと言える。そして同時に、素人の見解、特に素朴で常識的な疑問こそが大事なのだ。専門バカはこの文章読んでも理解できないだろうな。理解できても実践しなけりゃ理解していないのと同じです。
6 感情の客観性(2)――諸星大二郎「感情のある風景」
感情は形となって周囲の空間に示されるので、他人に対して自分の感情を偽ることができない世界を描く。
あなたの感情が目に見える形で外部に現われたらどんな形をしていますか。
☆♪д^∑※√㈲㈹㈱㏍㍿㍾㍽㍼㍻℡㏾㍘㊤㊥㊦㊧㊨㊚㊛㊟㊂㊃㊄㊅㊆㊇㊈㊉㊊㊋㊌㊍㊎㊏㊐㊑㊒㊓㊔㊖㊗㊘㊙㊜㊝㊞㊠㊡㊢㊣㊩㊪㊫㊬ ㊭㊮㊯㊰жЯЧ₭₡₪¢¤₮₯₫₦฿ƒ£₥€₤₨৲৳₩₠₢ℳ₣₧㎜㎝㎞㎎㎏㏄㎟㎠㎢㎣㎤㎥㎡㍲㍳㍴㍵㍶㎀㎁㎂㎃㎄㎅㎆㎇㎈㎉㎊㎋㎌㎍㎐㎑㎒㎓㎔㎕㎖㎗㎘ ㎙㎚㎛㎧㎨㎩㎪㎫㎬㎭㎮㎯㎰㎱㎲㎳㎴㎵㎶㎷㎸㎹㎺㎻㎼㎽㎾㎿㏀㏁㏂㏃㏅㏆㏇㏈㏉㏊㏋㏌㏎㏏㏐㏑㏒㏓㏔㏕㏖㏗㏘㏙㏚㏛㏜㏝½℃々№㌀㌁㌂㌃㌄㌅㌆㌇㌈㌉㌊㌋ ㌌㌍㌎㌏㌐㌑㌒㌓㌔㌕㌖㌗㌘㌙㌚㌛㌜㌝㌞㌟㌠㌡㌢㌣㌤㌥㌦㌧㌨㌩㌪㌫㌬㌭㌮㌯㌰㌱㌲㌳㌴㌵㌶㌷㌸㌹㌺㌻㌼㌽㌾㌿㍀㍁㍂㍃㍄㍅㍆㍇㍈㍉㍊㍋㍌㍍㍎㍏㍐㍑㍒㍓ ㍔㍕㍖㍗ℳฺℴฺℯゔ〲ヷヸヹヺ ≦≧∪⊃⊂⊇∩⊆∋∈ 〒※≒÷±-×+=≠〓▢▪▫▬▭▮▯▰▱◌◍◈◉◚◛◜◝◞◟◠◡ ◦◧◨◩◪◫◬◭◮☇☈☊☋☄☌☍☡ ☣☤☥☦☧☨☩☪☫☬☭ ☮☯☹☺☻☽☾☿♁♃♄♅♆♇♈♉♊ ♋♌♍♎♏♐♑♰♱✁✂✃✄✌✍✎ ✏✆✇✈✉✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✟✠✡✢✣✩✪✫✬ ✭✤✥✦✧✸✺✼❏❐❑❒❍❘❙❚❛❜❝❞❖❡❢❣❤❥❦❧❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓ ➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾
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私の今の感情の形は↓
<⇋⇋⇋⋛∰≓⊂(⌒,_ゝ⌒)⊃≓∰⋛⇋⇋⇋>(´´ψ←剣の形してるね)
では決してありません。
第三章 夢――世界の真相――
3 現実という性質は客観的か――佐々木淳子「メッセージ」
夢と現実の大きな違い二つ
①夢には現実のような一貫性、連続性がない
②現実の側からは、夢に言及して、夢について(現実の中で)語ることができるが、夢の側からは現実に言及して現実について、(夢の中で)語ることができない。現実は夢に一方的攻撃を――こちらは正しいと(「正しい」という語はそぐわないはずなのだが)――加えているとも言えよう。
4 現実は映像か――佐々木淳子「Who!」
少年の周囲に誰もいなくなる。
ある女性に出会う。
事情を述べると、その女性は、
「ああ 映像物感触回路の故障ね」
と言って、どこかのスイッチをカチリと入れる。
すると少年の周囲に突如として人物に溢れた街並みが現われる。
“ もちろん、もっともっともっともっと哲学的な人が、どこまでもいるだろう。哲学とは、要するに、なぜだか最初から《少し》哲学的だった人が、本来のまともな人のいる場所で――哲学をすることによって――帰ろうとする運動なのだが、小さな隔たりをうめようとするその運動こそが、おうおうにして深淵をつくりだしてしまうのである。”p.106 《》は原典にはない。実際は傍点。
世界最高レベルに哲学的なひとはただの一般人なのかもしれない。
6 神の不在証明は可能か――楳図かずお『洗礼』
“証拠という性質は相対的である。それは、ある根本的な世界解釈の内部でしか役立たない。根本的な世界解釈それ自体を、証拠だてるものなどは存在しない。“p.119
“「人は……真理にしたがって生きるよりも……作り出したかりそめのありえぬ夢に、自分自身をなぞらえ……人生をあてはめ作りあげていこうとする」。しかし、「真理」とは何か?それもまた、つくりだされたかりそめの夢ではないのか。
また、物語の最後に、谷川先生の口からは、次のような言葉が聞かれる。「狂った世界の中にただ一人狂わない者がいたとしたら、はたしてどちらが狂っていると思うだろう?」。だが、おそらく、狂った世界の中にただひとり狂わない者がいるなどということは、《ありえない》のである。「狂っている」という性質は、世界の中のあるひとりを除いて他の全員がそうであることができるような性質ではないのだ。“p.121
《ありえない》の《》は原典にはない。実際は傍点五つ。
狂っている=極少数派に属する、という定義であるから、大多数が狂う=多くの人が極少数派に属する、ということは言葉では作れても現実ではありえない。
第四章 時間の謎
1 ドラえもんは何のためにいるのか――藤子・F・不二雄『ドラえもん』
のび太のせいで大借金をいまだ払い続けている孫のセワシ君は、「特定意志薄弱児童監視指導員」の肩書きを持つドラえもんをのび太のもとに送り込む。ここまではいい。
では、のび太が借金を子孫まで残すような大失態をやらかす原因が、ドラえもんによって消えたならば、ドラえもんがのび太のもとにいる原因(理由)そのものが消えてしまう。
そう、ドラえもんは、自分自身の存在理由自体を消し去ることが存在理由なのだ!
“自分の存在理由を消し去ることがその存在理由である存在! 彼が少しでも内省力のあるロボットなら、ある日そのことに気づいて、「ぼくっていったい何のために存在しているのだろう」という実存の不安に襲われるはずである(実際にはそんなようすはまったく見られない。のび太ほどの思索力もない、能天気なやつなのである)。p.125-126
ドラえもんはのび太ほどの思索力もない、能天気なやつなのかー。
のび太の言うことの方が哲学的な気がする。
蛇足
ドラえもんを送り込んだセワシ君自信は借金から逃れられないんじゃないの?
けいと@keitotanner
1970年に自分がタイムトラベルするとしたら、そのときその瞬間に起きた出来事は、「自分が1970年に行った」なのか。それとも、「自分の周りの世界が全て復元された」のか?(「タイムトラベルの
哲学」からかいつまんで引用)
2 殺されつづけるのは誰か――手塚治虫『火の鳥――異形編』
“火の鳥の道徳観が浅薄であるのは、とにかく殺人はいけないという一般原理の水準でしかものを考えておらず、殺人禁止の規範の成立根拠までさかのぼって思考していないことにもとづく、と私は考えた。だが、手塚治虫のような大衆的な大御所マンガ家には、錯誤にもとづく道徳観を持つ必要性=必然性があるのだ。
だれもが「とにかく人を殺してはいけない」と信じている社会と「場合によっては人を殺してもよい」と信じている社会とでは、どちらが安全で快適な社会か、と言えば、明らかに前者である。じつを言えば、みんながそう信じ込むということは、安全で快適な社会を実現するための手段にすぎないのだが、そういう社会を確実に実現するためには、道徳がそのための手段にすぎないという事実は、知られないほうが都合がいい。だから、道徳は盲目的に信じ込まされるほうが――信じ込まされる当人にとってさえ――好都合なのである。そして、手塚治虫のような人こそが、そのために一役買う使命を負わされているのである。”p.136-137
「嘘は絶対についちゃいけない」と子どもも大人も嘘をつく。
道徳の嘘と原発の守護者・手塚治虫
5 自分会議の決定を尊重すべきか――藤子・F・不二雄「自分会議」
“ このとき、過去や未来の自分は一種の他人であるという、この章のこれまでの考察から得られた結論が効いてくるのではないだろうか。私はなぜ、九年後や、二十三年後や、三十三年後の自分のために、いまの自分の利益や幸福を犠牲にしなければならないのだろうか。それは一種の利他主義にならないだろうか。長期的な利己的配慮は、それを要求する「自分」たちが他者としていまここに実在してしまえば、もうすでに利《他》主義であり、一種の道徳に転化するのである。真の利己主義は利《今》主義を含むはずなのである。「己」は「今」を含むからである。
しかし、完璧に利今主義的な利己主義者は少ない。たいていの人は、多少とも将来の自分のためにいまの自分を犠牲にする。なぜそうなのか、理由はわからない。だが、もしそうでなかったとしたら、つまりすべての人が利今主義的な利己主義者だったとしたら、道徳や法律は機能しなくなるにちがいない。
道徳や法律というのは、要するに、他人の利害を将来の自分の利害に換算するシステムなのではあるまいか。それらは、結局、他人に害を与えれば、それが(将来の)自分に害を与えることになるようにつくられた社会システムなのだと思う。道徳は、そんなことをすることは《結局は》自分のためにならないと説教し、法律は、未来の当人を処罰する。真に利今主義的な利己主義者にとっては、それらは無意味な──抑止力のない──制度にすぎないだろう。“p.154-155
《》内部は本文では傍点
第五章 子ども VS.死――終わることの意味
1 未来にまかれた種としての子ども――楳図かずお『漂流教室』
“社会が崩壊したときにはこれまでの常識道徳は役に立たない。だが、道徳的な《しばり》はこれまで以上に必要不可欠になる。このとき必要なのは、道徳の本質に対する洞察である。それは何のために存在し、何を実現しようとするのか。その原理を直観的にであれ、とらえていないと、これまでの安定した社会状態を前提にした常識道徳に頼った、まちがった判断をしてしまいがちなのである。”p.160
《》は原典では傍点。
道徳は個人的感情から生まれた、秩序維持の手段であるから、平時と非常時とでは当然違ってくる。平時では「道徳だから守れ」で上手く行くが、非常時ではそれを主張する「善人」はただの邪魔であり、とんでもない損害を生みかねない。なにせその「善人」は道徳の意味を理解せず、ただ何も考えずに守っているだけだから融通がきかないのだ。実はその意味では、「善人」は全く道徳的でないのだ。不道徳な善人もいれば、道徳的な悪人もいるのだ。
「善人」は道徳的に正しい主張がいつでもどこでも優先されると考えている点で決定的にまちがえている。正しい道徳は大抵の場合は実行されるべきだが、非常時は「大抵」には含まれないのだ。
3 なぜ子どもは大人になるのか――諸星大二郎「子供の遊び」
あなたは大人から生まれたのに、子どもという種族で生まれた。
子どもは不完全な大人ではない。
子どもとは独立した種族なのだ。
ある日、子ども族のあなたは変な動物を飼い始める。
その動物は大人という種族の胎児なのだ。
大人族の胎児は成長し、大人という成人となる。
そして育て親の子どもであるあなたと交替する。
では、あなたはどこへ行ったのですか。
子供が変化して大人になるのならば、変化の基体が変化後にも存在し続ける、つまり、変わらない何かが存在しなければならない。
もし変化の基体が存在しなければそれば変化ではなく消滅(と別のものの誕生)である。
子供と大人の共通点がまったくないのであれば、子供から大人に「変化」することはありえないということ。
【閲覧注意】諸星大二郎の意味不明さは異常 駅から出られらないやつの恐怖感は異常
http://narcissu.doorblog.jp/archives/21164103.html
7 包み込まれていく死――しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』
“ 死ぬということを、この世的な意味の次元に引きもどして考えるなら、だれかの夢の世界に入ることと考えるのがいちばん美しく、またいちばんふさわしい。
だが、ほんとうの死は、その夢からもなお排除されることなのである。子どもの死も同じことだろう。ある意味では大人の夢の世界に取り込まれることによって、しかしまた同時に別の意味ではそこからも排除されることによって、子どもは死ぬからである。”p.188
私が死ねば主観的には完全に死ぬ。
そして私の死は半分完了される。
そして、私の記憶と記録がすべてなくなれば、客観的にも完全に死ぬ。
そして私の死は完了される。
第六章 人生の意味について
4 捨てるべきものがあれば――坂口尚『あっかんべェ一休』
後小松天皇の子供であるが、南朝の志を継ぐ可能性を封じるために幼少時に出家させられた一休さんの貴種流離譚の趣のある、真の悟りあるいは禅を求めるお話。
“おまえが〝チリ〟という時〝清浄〟が
〝浄らか〟という時〝汚れ〟たものが
おまえの心の中に生まれるのじゃ
おまえが〝善き〟ものと思う時
おまえの心は〝悪しき〟ものを生んでいるのじゃ”
坂口尚『あっかんべェ一休』上, 講談社漫画文庫, 1998年,P.278
欲を断ち切ろうと思う時点で、「欲を断ち切ろうという欲」という欲から逃れられていない。この無限背進を断ち切るにはどうしたらよいのか。
無意識においてははじめから達成されているのだが。意識ではどうしようもないのかもしれない。
“このマンガの中で、彼は「人の世の争いは無くならぬものでしょうか」という問いに「争いを無くしたいなら平安も求めぬことだ。平安という夢を…信仰を…!」と答えている。過激だが、水で薄められていない禅の極意があるのかもしれない。”p.206
組織に属している限り悟りなんてありえない。
悟りって楽しいの?
7 これも究極超人だ――赤塚不二夫『天才バカボン』
“ 言葉でやたらに駄洒落を言う人はいるが、あれはくだらない。バカボンのパパは、言葉で駄洒落を言うのではなく、行為で駄洒落を《する》のだ。と言うより、人生そのものが駄洒落みたいなものなのだ。こんなふうに次々とギャグそのものを生きているような人がいたら、さぞ疲れるだろう、というのが私の正直な感想である。
駄洒落というのは、言葉の表層上の類似だから、当然、意味上のつながりを欠いている。意味連関が欠けた生を生きるということは、人生をきわめて短期的に生きていくということだ。キリストも、明日のことを思い煩うな、程度のことは言ったが、三十秒後のことを思い煩うな、とまでは言わなかったし、ましてそんなことを実践することはできなかった。あしたはあしたの風が吹く、どころではないのだ。一瞬ごとに、次は次の風が吹く、ということなのである。人生の意味もへったくれもない。そんなことを言っているから駄目なんだ!
この類型は、文字どおりの超人(スーパーマン)であるから、常人にはまねをすること自体が不可能である。しかし、これが人生の理想の一方の極であることはまちがいない。一休が最後にたどりつくべきなのは、このバカボン・パパの境地なのではあるまいか?“p.213-215
“だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。”
マタイによる福音書の第6章34節
バカボンのパパって絶対に世話をする人が必要だよね。
俺の生活はまかせた。俺は駄洒落をする。←キャーカッコイイ(?)。みたいな感じだ。
バカボンパパと結婚することを決めたママって凄いな。
おまけ 感想や引用がない箇所のタイトル
5 感情の客観性(1)――中川いさみ『クマのプー太郎』
7 感覚の客観性――城アラキ・甲斐谷忍『ソムリエ』
8 合理性の洞察――福本伸行『カイジ』
第二章 私とは誰か?
1 死んだのは誰か――萩尾望都『半神』
2 愛は記憶を超える?――萩尾望都『A-A'』
3 私は記憶を超える?――吉野朔美『ECCENTRICS』
4 この身体は私のものか――士郎正宗『攻殻機動隊』
5 もうひとりの私――高橋葉介「壜の中」
6 私は二人いる――川口まどか「ツイン・マン」
7 今はオレだ!――田島昭宇・大塚英志『多重人格探偵サイコ』
1 夢はわたしに覚める――高橋葉介「夢」
2 固有の夢こそが現実をつくりだす――佐々木淳子「赤い壁」
5 夢の懐疑とロボットの懐疑――諸星大二郎「夢みる機械」
4 回帰は実在するか――佐々木淳子「リディアの住む時に」
2 子どもという狂気――楳図かずお『わたしは真悟』
4 大人のなり方(1)――松本大洋『鉄コン筋クリート』
5 大人のなり方(2)――吉野朔美『ぼくだけが知っている』
6 純化された死――永井豪「霧の扉」
1 被差別空間の感触――西原理恵子「はにゅうの夢」
2 人生の意味と幸福――業田良家『自虐の詩』
3 「真実の愛」が見つかるまで――しりあがり寿『ヒゲのOL藪内笹子』
5 いながらにしていない――つげ義春「無能の人」
6 これが究極超人か!――ゆうきまさみ『究極超人あ~る』
第七章 われわれは何のために存在しているのか
1 倫理から存在論へ――星野之宣『2001夜物語』
2 答えを超える問い――石ノ森章太郎『リュウの道』
3 何も守らぬ闘い――永井豪『デビルマン』
4 守るべきもののリアリティ――岩明均『寄生獣』
5 私は何のために生まれてきたの?――星野之宣『スターダストメモリーズ』
藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄[異色短編集]1 ミノタウロスの皿』小学館文庫 1995-07
表紙が素晴らしい。あたらしく出たやつよりもこっちのほうが表紙がいいね。
ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉) (1995/07) 藤子・F・不二雄 商品詳細を見る |
読書ガイド↓
Fの異色短編集、何が好き?
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/50926133.html
漫画家 藤子・F・不二雄氏(以下F氏)が手がけた漫画作品群である、「SF異色短編」(以下、「SF短編」)の事について解説する。
http://dic.nicovideo.jp/a/sf%E7%9F%AD%E7%B7%A8
オヤジ・ロック
商品を売りつける相手と自分をひそかに、その商品が売れている場面がある未来へ飛ばし、日本人は「周りに合わせる教」大好きなので超効く「その他の人も買っているよ買っていないのはあなただけ」だと見せつける。そしてひそかに元の時空に戻り、商品を買わせる。
濡れ手に粟だね。
しかし、現代で商品が売れる理由が未来にあるというのは変だな。買う場面を見せないとだめだから一つは買う人がいないといけない。まあ身内に自作自演させればいいか。
スタンピード【stampede】
=大挙して逃げたり押し寄せたりする、群衆の突発的行動やパニック。
じじぬき
じじが死ねばみんな上手くいくんだ、という家族たち。
じじは死にました。じじは天国へ。天国でばばと再会。
――――
じじは天国の役所(死役所だね)の戸籍係にお願いして生亡(生き返るという意味だろう)するがやはり家族に嫌がらせをされたので、ついに堪忍袋(どこにあるのだろうか股間かな)の緒が切れたじじは、息子に対して、
おまえを一人前にするまでの養育費 学資のいっさい、今の物価指数に換算して合計してある。応ぜねば訴訟!! 敗訴覚悟で徹底的に争って広く世間にわしの最後っ屁
を撒き散らしてやるんじゃと狂った笑いをした
―――――
という事実はなく、単なる天国の戸籍係の人が、蘇りたいと希望するじじに見せた予見夢だった。
じじは蘇ることをやめて、ばばと一緒に暮らします。
締めに、墓参りに来た家族のうち、母親のおじいちゃんがお喜びになるような良い子になるのよと言う。
今さらおせーよ。おじいちゃんが生きているうちから良い子でいろよ。
それにしても孫の目が怖すぎ。
・自分会議
学生のぼくはある日突然、時価約三億円の山林の相続者となった。
ここで九年後のぼくが登場する。
九年後のぼくはドボンのギャンブルにはまって金に困っていることは勿論言わずに、山林を売って自分に預けろ(よこせ)と言う。
ここで二十三年後のぼくが登場する。
二十三年後のぼくは、九年後のぼくがギャンブルで金に困っていることを暴露する。
二十三後のぼく(一人称わし)は、わしの時代は爆発的なインフレで三億円が紙クズ同然になっているから山林は売るなと主張する。
ここで三十三年後のぼく(一人称わし)が登場する。
わしの時代では一切の土地が国有化されてしまい今や一文なしじゃ、山林を売るべきじゃ、山林を宝石に変えて全部わしに預けろと主張するのだ。
これらのぼくの主張は皆、学生のぼく視点では本当か確かめるすべがない。
より年上の自分に、より年下の自分の言っていることが正しいかと確かめることはできるが、凶暴されていたらアウトだし。
九年後のぼくがギャンブルにはまっていて金に困っているのは本当っぽいけど。
学生のぼくを主人公にすると、はっきり言って未来のぼくも過去のぼくも他人だから、みな別の時代のぼくを騙そうとしても別におかしくない。
「自分は他人のはじまり」
そうしているうちに未来のぼく(学生のぼく基準で九年後、二十三年後、三十三年後、の三人)と主人公の合計四人が山林を売るか売らないかで多数決をとるが、九年後と三十三年後は売る派、現代のぼくと二十三年後のぼくは売る派となる。同数である。不毛な多数決だなあ。
過去の自分にも発言権があるはずだと幼いぼくを一人呼ぶ。
だが未来の三人の良い争いは激化する。
解決策。
二十三年後のぼくに、学生のぼくの頃でも二十三年後でも高い価値があるものをきいて、それを買っておいて、年代ごとに等分したらいいじゃない。
が、そのような結論にいたる前に、険悪すぎる雰囲気に耐えられなくなった幼いぼくが窓から落ちた。
飛び降りたのか、単にどこでもいいから出ようとしたらたまたま窓だったのかはわからないので、最後のコマを見るに死んだのだろう。
つまり主人公も主人公の未来も死にましたとさ。
めでたくなし。めでたくないはなし。
最終的な決定権は学生のぼくにあるのだから、実は学生のぼくが最高権力者なんだけどね。
ぼくの人数が少ないのはわざとかな。大勢にしようとしたが短編では収拾がつかなくなったのかもしれない。
9、23、33って数秘術を意識していそうだね。
おまけ
5 自分会議の決定を尊重すべきか――藤子・F・不二雄「自分会議」
“ このとき、過去や未来の自分は一種の他人であるという、この章のこれまでの考察から得られた結論が効いてくるのではないだろうか。私はなぜ、九年後や、二十三年後や、三十三年後の自分のために、いまの自分の利益や幸福を犠牲にしなければならないのだろうか。それは一種の利他主義にならないだろうか。長期的な利己的配慮は、それを要求する「自分」たちが他者としていまここに実在してしまえば、もうすでに利《他》主義であり、一種の道徳に転化するのである。真の利己主義は利《今》主義を含むはずなのである。「己」は「今」を含むからである。
しかし、完璧に利今主義的な利己主義者は少ない。たいていの人は、多少とも将来の自分のためにいまの自分を犠牲にする。なぜそうなのか、理由はわからない。だが、もしそうでなかったとしたら、つまりすべての人が利今主義的な利己主義者だったとしたら、道徳や法律は機能しなくなるにちがいない。
道徳や法律というのは、要するに、他人の利害を将来の自分の利害に換算するシステムなのではあるまいか。それらは、結局、他人に害を与えれば、それが(将来の)自分に害を与えることになるようにつくられた社会システムなのだと思う。道徳は、そんなことをすることは《結局は》自分のためにならないと説教し、法律は、未来の当人を処罰する。真に利今主義的な利己主義者にとっては、それらは無意味な──抑止力のない──制度にすぎないだろう。“永井均『マンガは哲学する』講談社 2004-08
p.154-155
《》内部は本文では傍点
・間引き
ほのぼの狂気が実に上手い。
無差別殺人ではない。ちゃんと相手を厳選しているから差別殺人である。厳選は大事。
人間が食糧になる時代が来る。必ず来るって。狂っていようがいまいが腹は減るのだから。配給制度が始まりお食事券ならぬお食事権を取り合う汚職事件が大量発生するだろうね。共食いもするだろうし。動物もどんどん減っていくだろう。食べるものないから。ペットも全部食用になるかもね。
芥川龍之介の『河童』では河童が本にされております。
人間が食料になるどころか、あますところなく死体があるいは生きたまま利用される時代が来――てほしくないな。人骨の家具なんて嫌だ。
あ、中身の話しなくちゃ。
表紙が主人公であるお爺さんの結末そのまま。
腹が減ればモラルも減る、愛情も減る、いろいろ減る。あなたをHELL!
秩序なき世界へGO! この話の感想なのか考察なのか意識か無意識たれながしの無秩序文章へGO!
どころかすでに無秩序だよん。
クレーマーにはご飯あげることで怒りが緩和されるらしい、という言説って間違いじゃなさそうですね。電話とかだとどうしようもありませんが。
新聞記者の名前を木地捏造って名前にすればよかったのに。
カロリー保険
①被保険者の死亡年齢を平均寿命からさし引き、
②今後摂取されたであろうカロリーの三分の一を食券として遺族に渡す、
③料金は掛け捨てだが安い、
④本人の承諾なしでその本人を他人(家族限定かも)が勝手に入れることができる保険。
(掛け捨て=払った金は戻って来ない、だが決してそうは言わないのが詐欺ポイント)
(死亡原因には言及されていないのが怖い)
つまり、早く死ぬと腹をすかした遺族が得する保険であり、長生きすると払った金は無駄になるからこの保険に入った人はほぼ間違いなく早死にする超恐ろしい保険である。
(カロリー保険の危険性をわかりやすく説明せよって問題思い付いた。漫画読んで解釈する問題も入試でありだと思う)
愛情を薄れさせるように働きかければ完璧だね。
“On 5月 29th, 2013, まっこうモグラ(管理人) さんのコメント:
人口爆発は収束しないと考えています。
根拠は主に二つ。
時間がない。あと数十年で限界値ですから。
そして、もう一つは、掛け算で増えていく人口に対して、資源量は足し算で増えるしかないからです。
むしろ、日本の現状は「人口を減らす=収めるためのテスト地域」ではないのかさえ自分は考えていますし。
先進国だから人口は減ってく。収まるわけで、多数の後進国が存在しないと成り立たない国=先進国であるわけです。
大多数の後進国では、人口増加は押さえられません。
だからこそ、後進国に自分達のための経済活動を斡旋しながら「人口を直接的に調整する」方向性が、今、出てきているのだと思います。
もし、人口調節のために原発からの放射能流出を計画していたのがテスト地域の日本でなら、BRICSで、もしくは、それに続きそうな国で、数年後に原発事故がおきる可能性があるかもしれません。
人口調整のためにエイズがばら撒かれた、これは、よく考えれば、実に理にかなった「人間というのが平等という考えから離脱した場合」では、「正しいこと」と言えてしまう訳です。“
“On 5月 29th, 2013, まっこうモグラ(管理人) さんのコメント:
人間=平等ではなく、それ以上の視点で正しいことをすべきか?は、啓蒙思想の土台です。
人口が掛け算で増えていくことと、そこらへんの啓蒙思想がどう関わったかは、今、自分達の経済活動がどうなのか、チョコレートを食べたことがない人が、先進国のためにカカオを育てている経済活動の理由とか、ここらへんは、この記事あたりから、関連記事を追いかけていくとわかりやすいかも、しれません。
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/17/577“
ベジタリアンで知る今ここにある食の危機【20130502】
http://www.mkmogura.com/blog/2013/05/02/1374
選民思想は経済学から進化論へ【20091217】
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/17/577
・3万3千平米
広い土地とマイホームが欲しい主人公だが、現実は24坪≒80㎡(一辺4√5≒9メートル)の土地が限界だったが買うかどうか決めかねる。売り手が信頼できる友人だから騙されないことが保障されている土地のなのにそれを買わずに、いかにも詐欺師みたいなやつに、もうまとまりかけている話がなどという典型的な騙し言葉(あせらせて判断力奪う。限定、ぐずぐずしていると他の人に取られて「損をする」と思わせれば簡単に引っ掛かってくれる)に乗せられてそいつから別の土地を買ってしまう。
その土地は緑地地域(緑地帯を維持することを目的に建築物の新増設や景観の変更が厳しく制限される)であり、家が建てられないのだ。法律条件はきちんと満たされているので業者側に落ち度はないので裁判しても負ける。
物権説明書はちゃんと読まないとカモ。
主人公は土地と家が欲しい癖に不動産のこと全然勉強してないのな。抜け目抜け穴だらけですな。
子どもに家を建ててやれないなんてなどと失意に沈む主人公だが、息子は家なんてめんどくさいものいらないし、借家でいいからもっと広い家に引っ越そうと家だけに建設的なことを言う。不況時代を先取りしとる思考ですな。
以前より、寺主(主人公名)の家に奇妙な格好をした開発局用地課の男が現れ、寺主の持っている3万3千平米の土地を売ってほしいといわれていたのだが、主人公には意味が分からない。
結局、強制的に主人公の3万3千平米の土地は時価三億円の宝石で買い上げられた。主人公は億万長者になり、広い土地とマイホームを手に入れる。
主人公は思い出した。千円出して一万坪の火星の土地を買ったことを。
火星の土地権利証を持っていることを。
開発局用地課の男は
①火星を開発しようとしている異星人
②未来の地球人
のどちらかでしょうね。①だろうけど。
異星人は律義に地球人が勝手に決めた権利や法律を守ろうとし、
地球人は法律を盾に詐欺まがい契約がされているという対比も印象的だった。
異星人が主人公に(とばっちりだが)まったく誠意がないと言われているし。
おまけ
宅地建物取引業法第35条http://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AE%85%E5%9C%B0%E5%BB%BA%E7%89%A9%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%A5%AD%E6%B3%95%E7%AC%AC35%E6%9D%A1
(重要事項の説明等)
第35条
1. 宅地建物取引業者は、宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の相手方若しくは代理を依頼した者又は宅地建物取引業者が行う媒介に係る売買、交換若しくは貸借の各当事者(以下「宅地建物取引業者の相手方等」という。)に対して、その者が取得し、又は借りようとしている宅地又は建物に関し、その売買、交換又は貸借の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、少なくとも次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面(第五号において図面を必要とするときは、図面)を交付して説明をさせなければならない。
一 当該宅地又は建物の上に存する登記された権利の種類及び内容並びに登記名義人又は登記簿の表題部に記録された所有者の氏名(法人にあつては、その名称)
二 都市計画法 、建築基準法 その他の法令に基づく制限で契約内容の別(当該契約の目的物が宅地であるか又は建物であるかの別及び当該契約が売買若しくは交換の契約であるか又は貸借の契約であるかの別をいう。以下この条において同じ。)に応じて政令で定めるものに関する事項の概要
三 当該契約が建物の貸借の契約以外のものであるときは、私道に関する負担に関する事項
四 飲用水、電気及びガスの供給並びに排水のための施設の整備の状況(これらの施設が整備されていない場合においては、その整備の見通し及びその整備についての特別の負担に関する事項)
五 当該宅地又は建物が宅地の造成又は建築に関する工事の完了前のものであるときは、その完了時における形状、構造その他国土交通省令で定める事項
六 当該建物が建物の区分所有等に関する法律 (昭和三十七年法律第六十九号)第二条第一項 に規定する区分所有権の目的であるものであるときは、当該建物を所有するための一棟の建物の敷地に関する権利の種類及び内容、同条第四項 に規定する共用部分に関する規約の定めその他の一棟の建物又はその敷地(一団地内に数棟の建物があつて、その団地内の土地又はこれに関する権利がそれらの建物の所有者の共有に属する場合には、その土地を含む。)に関する権利及びこれらの管理又は使用に関する事項で契約内容の別に応じて国土交通省令で定めるもの
七 代金、交換差金及び借賃以外に授受される金銭の額及び当該金銭の授受の目的
八 契約の解除に関する事項
九 損害賠償額の予定又は違約金に関する事項
十 第41条第1項に規定する手付金等を受領しようとする場合における同条又は第41条の2の規定による措置の概要
十一 支払金又は預り金(宅地建物取引業者の相手方等からその取引の対象となる宅地又は建物に関し受領する代金、交換差金、借賃その他の金銭(第四十一条第一項又は第四十一条の二第一項の規定により保全の措置が講ぜられている手付金等を除く。)であつて国土交通省令で定めるものをいう。以下同じ。)を受領しようとする場合において、第六十四条の三第二項の規定による保証の措置その他国土交通省令で定める保全措置を講ずるかどうか、及びその措置を講ずる場合におけるその措置の概要
十二 代金又は交換差金に関する金銭の貸借のあつせんの内容及び当該あつせんに係る金銭の貸借が成立しないときの措置
十三 当該宅地又は建物の瑕疵を担保すべき責任の履行に関し保証保険契約の締結その他の措置で国土交通省令で定めるものを講ずるかどうか、及びその措置を講ずる場合におけるその措置の概要
十四 その他宅地建物取引業者の相手方等の保護の必要性及び契約内容の別を勘案して国土交通省令で定める事項
2. 宅地建物取引業者は、宅地又は建物の割賦販売(代金の全部又は一部について、目的物の引渡し後一年以上の期間にわたり、かつ、二回以上に分割して受領することを条件として販売することをいう。以下同じ。)の相手方に対して、その者が取得しようとする宅地又は建物に関し、その割賦販売の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、前項各号に掲げる事項のほか、次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面を交付して説明をさせなければならない。
一 現金販売価格(宅地又は建物の引渡しまでにその代金の全額を受領する場合の価格をいう。)
二 割賦販売価格(割賦販売の方法により販売する場合の価格をいう。)
三 宅地又は建物の引渡しまでに支払う金銭の額及び賦払金(割賦販売の契約に基づく各回ごとの代金の支払分で目的物の引渡し後のものをいう。第42条第1項において同じ。)の額並びにその支払の時期及び方法
3. 宅地建物取引業者は、宅地又は建物に係る信託(当該宅地建物取引業者を委託者とするものに限る。)の受益権の売主となる場合における売買の相手方に対して、その者が取得しようとしている信託の受益権に係る信託財産である宅地又は建物に関し、その売買の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、少なくとも次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面(第五号において図面を必要とするときは、図面)を交付して説明をさせなければならない。ただし、その売買の相手方の保護のため支障を生ずることがない場合として国土交通省令で定める場合は、この限りでない。
一 当該信託財産である宅地又は建物の上に存する登記された権利の種類及び内容並びに登記名義人又は登記簿の表題部に記録された所有者の氏名(法人にあつては、その名称)
二 当該信託財産である宅地又は建物に係る都市計画法 、建築基準法 その他の法令に基づく制限で政令で定めるものに関する事項の概要
三 当該信託財産である宅地又は建物に係る私道に関する負担に関する事項
四 当該信託財産である宅地又は建物に係る飲用水、電気及びガスの供給並びに排水のための施設の整備の状況(これらの施設が整備されていない場合においては、その整備の見通し及びその整備についての特別の負担に関する事項)
五 当該信託財産である宅地又は建物が宅地の造成又は建築に関する工事の完了前のものであるときは、その完了時における形状、構造その他国土交通省令で定める事項
六 当該信託財産である建物が建物の区分所有等に関する法律第二条第一項 に規定する区分所有権の目的であるものであるときは、当該建物を所有するための一棟の建物の敷地に関する権利の種類及び内容、同条第四項 に規定する共用部分に関する規約の定めその他の一棟の建物又はその敷地(一団地内に数棟の建物があつて、その団地内の土地又はこれに関する権利がそれらの建物の所有者の共有に属する場合には、その土地を含む。)に関する権利及びこれらの管理又は使用に関する事項で国土交通省令で定めるもの
七 その他当該信託の受益権の売買の相手方の保護の必要性を勘案して国土交通省令で定める事項
4. 取引主任者は、前三項の説明をするときは、説明の相手方に対し、取引主任者証を提示しなければならない。
5. 第1項から第3項までの書面の交付に当たつては、取引主任者は、当該書面に記名押印しなければならない。
劇画・オバQ
=「オバQの世界」-漫画的許容+現実的シビアさ。
表紙怖い。
皆が集まって酒に酔っているシーンで、頭だけが子どものころに戻っているコマがある。酔わなければ子どもには戻れないのだ。子どもはもはや異常な状態となってしまっているのだ。
「因囚はね、酔った時しか子どもに戻れないの」
「無意識こそが子どもなんだよ。でも殆どの人は意識が大人になって、意識が強くなりすぎて因囚になっていくんだ」
ドジ田ドジ郎の幸運
超大きな悪運偏差のせいで運が超悪い(らしいが死んだり大けがはしていない)ドジ田ドジ郎が、ゴンスケという、自己修復回路の故障で3.5次元の世界を漂流していたロボット(外見は『21エモン』に出てくるゴンスケまんま)と出会う。
ゴンスケの肩書きは「宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長」。
主人公は突然運が良くなるが、周りの人は運が悪くなった。
ゴンスケは確率操作できるのか。ドラえもんと是非闘っ――いやもしもボックスあるから――いや「たまたま」壊れたんだ――やっぱりゴンノスケの方が――ドラえもんがゴンノスケの能力を知っていて、ゴンノスケはドラえもんの存在すら知らないのならドラえもんの勝ち――以下略
T・M(タイムマシン)は絶対に
“しられたくない秘密はだれにでもあるもんだ。
個人の情事から、それこそ国家機密にいたるまで。
それがあるうちはT・Mは実用化されないんだよ永久に。“
p.151
タイムマシンが実用化されない理由は技術的問題だけじゃないことを描く。
過去に行って過去の自分に出会っても別に何も起こらないからね。
いや、その過去に行った自分が過去の自分に出会ったという記憶があったら会っていいし、なかったら会っちゃだめ、というのが正しいかな。
ちなみに、過去に行った自分にとっては、過去世界は未来世界だ。過去世界は未来から来た人にとっては新天地にすぎないからね。
あと、侵入者は国家機密側の人だろうね。
・ミノタウロスの皿
傑作すぎる。まず見るべし。
アニメ版のできもいい。
ミノタウロスの皿
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12672294
イノックス星の家畜(ウス)=見た目は地球の人間
何号舎の所属か決められている。
とはいえ、狭い場所に閉じ込められているわけではない。
愛玩種、労働種、食用種の三種類あるいはそれ以上の区分がある。
ミノア(髪の毛がソーセージに見える)が血統のいい肉用種と呼ばれていたが、これは食用種のさらなる区分けの一つかもしれない。
自分の境遇に関して疑問や抵抗感を全く抱かず、食用種はズン類に「おいしく食べられる」ことこそが一番の栄誉と考えており、自身が「おいしくなる」ために幼い頃から競いあう。「発育が悪い」と判定されたり、体に傷や痣がついて等級が下がりハムやソーセージ(自分の腸の中に自分の他の部位の肉が詰められるのかうげげ)や肥料にしかならないことは何よりも忌まわしい屈辱と考えていて、死への恐れはそれに比べて小さい。
大祭のときに食べられる「ミノタウロスの皿」と判定されることが最高の栄誉で、食われるウス(ヒロイン)が賞賛の言葉を聞きながら食べられたいので、活け造り(人工肺で意識を保るので自分自身が食べられている様子が見られるうげげ)になることを自ら希望するほど。
草や木の実ばかりをエサとして(料理ではない。ウス≒人間は自分たちが食べるものをエサと呼ぶ)食べていることから草食性かもしれないが、単に作者が牛の食べ物を人間に似た生き物に食わせているだけかもしれない。
イノックス星の人類(ズン類)=見た目は地球の牛人間ミノタウロス
外観は地球の牛によく似ていて、二足歩行をする。
ウスと違って肉も食べる。ウスの肉も当然食べるので、地球人からみれば牛が人間をくっているように見える。
ズン類はウスを保護し住居とエサを与え、ウスはその愛情にこたえおいしくなろうとつとめる。
また、愛護週間、ギャクタイには厳罰を与えるなど非常に食べ物として大切にしている。
多少訛りがあるもの(東北弁などの地方訛り?)の言葉を喋り(ウスより高い身分であることも象徴かもしれない。身分ごとに言葉が違う)、性格は温厚で理性的。
宇宙船を作るほどの科学技術はないが、ウスを美味しく食べるために麻酔薬とソースを兼ねた人工血液や「活け造り」用の人工心肺を作るなどかなり高い技術力を持つ。
家畜人ヤプーよりは設定がソフトだな。
家畜人ヤプーほどスサマジイものもあまりないだろうけど。
http://www.fujiko-f-fujio.com/fan/sf/sakuhin/mino.html
“【ミノタウロス】
ギリシア神話で、半人半牛の怪物。ミノスの王妃が牡牛と通じて生んだ子。後にテセウスがアリアドネの助けで迷宮ラビュリントスで退治した。
【ミノア】
『ミノア文明』クレタの伝説的な王ミノスの名にちなんでいう。紀元前20~15世紀を最盛期としてクレタ島に栄えた文明で、エーゲ文明の中心。20世紀初頭、エヴァンズによるクノッソス宮殿の発掘でその存在が知られた。ギリシア本土にも影響を及ぼし、ミュケナイ文明興隆の一因となった。
【イノックス星】
ミノア文明の遺跡。20世紀初頭にエヴァンズが発掘。迷宮ラビュリントスや壁画で有名。
【カストル条約】
『カストル』双子座の首星。白色で光度1.6等の連星。“
冒頭で主人公は水も食料もない状態でどうやって行きのびろというんだというシーンでは仲間の死体が描かれている。そう、その死体を食糧および水分補給源だと思っていないことがわかる。
昔はウス=人間似、も食べられるのは嫌だったのでしょう。ですが、おそらくは戦争で負けてそのあとで徹底的な洗脳がはじまったのでしょう。そして今や支配するズン類側でもその歴史を知る者はほとんどあるいはまったくいない状態になっているのではないでしょうか。
“「ここにいたら食べられちゃうんだぞ。」
「じゃ、地球では食べられないの?」
「あったりまえだ!!
牛が人間を食うなんて、そんなベラボーな!」
「まあっもったいない。
ただ死ぬだけなんて……なんのために生まれてきたのか、わからないじゃないの。
あたしたちの死は、そんなむだなもんじゃないわ。
おおぜいの人の舌をたのしませるのよ。
とくべつおいしかったら、永久に大祭史に名がのこるのよ。
競争がはげしいの。生まれたときからその日のために努力するの。
すこしでもおいしくなるよう。あたし自信があるわ。
発育が悪いとそりゃみじめなものよ。
並肉でだめならハムかソーセージ。
もっと悪けりゃ畠の肥料……」”p.171-172
どうせ死ぬなら生きてきた意味と栄誉が欲しい。この報酬と引き換えにウスは命を差し出すのだ。
これはイノックス星の存在からすれば残ぎゃくではない。相互理解し、虐待などを禁じているのだからかなり良心(?)的である。傷つけずに管理するのに一番合理的だったからかもしれないけど。
だから、主人公が「残ぎゃくな風習」と言って食人をやめさせようとするが、ズン類の一人は「意に反すて生命をうばわれる」ことだと返す。
有史以来五千年間、食べる者、食べられる者 身分について疑問を持たれた例はかつてない。おおきな視点でみれば食物連鎖の一環に過ぎない。ウスは草を食い ズン類はウスを食い 死ねば土にかえって草をそだてる。うらみっこなしでしょうが。と風呂に入っていたズン類は風呂から出てウス女性に体をふかせたりマッサージさせたりしながら言う。
正論ゆえに恐ろしい。
言葉は通じるのに話が通じない奇妙な恐ろしさだった。
あ、これって人口爆発対策になるね。これから本当にそうなりそうだな。食料がなくなるから。人口減らしつつ食糧確保。うげげ。
あなたは、
「米を食べるなんて残虐過ぎる!
すぐにやめなさい!
だって、相手の了解をとらずに一方的に斬り殺して死体を煮て食べるなんておかしい!」
と言われて、米を食べるのをやめますか?
稲は人間の食料にされているが、それは同時に、稲は人間に種の保存を補助させているともいえる。
主人公の子孫がやってきて、今度はウスがズン類を食べるのが当たり前になっている世界になっていたという続編を考えた。
が、それ単なる地球だった。否、牛の知性は人間と同等ではないから事情が違うな。
言葉だ無理なら暴力しかないと大祭を中止させようとするが無理だった。
ウスのエサである木の実や草を食べながら主人公は、救助船が来ればうまいビフテキが食える 人造肉じゃないのを腹いっぱい! と思ったり、
鼻輪をつけながら星際法(国際ではない)ってものがあるんだぞ! カストル条約にてらし宇宙連合に提訴し、聯合艦隊をくりだして
おまえらをビフテキに――など叫んだり、
最後のコマでステーキを食べて泣いたりしている
のですが、
この地球人の主人公の考えはまんまズン類=牛人間と同じ構造だといういうことに本人はまったく気づきません。
主人公はズン類を食べるための牛だと見ていましたし。
人造肉。たしかにズン類がウスからつくった肉も人造肉ですな。
第一処理室で消化器系統を洗浄され、
第二処理室で血をいれかえられ、人工血液により麻酔と味をつけられ、
第三処理室で香料風呂に入ったミノアは食われ、食われている最中で人工心肺につながれて首だけになっておいしいと言う賛辞を聞きながら喜びそして死ぬのでしょう。
ズン類とウスにとってはハッピーエンド。
主人公にとってはバッドエンド。
ちなみに、若い女性の肉がおいしいとは限らないそうです(どこ情報?)。おっぱいは脂肪の塊ですので燃料に使われます。骨はどうするんだろうね。
ウスの味覚は描写されていないので分りませんが。
カノッサの屈辱的には
女性=医薬用外劇物、だそうですから当然ですね。
おまけ
猿は肉を食べるのか その1【20121125】
http://www.mkmogura.com/blog/2012/11/26/1218
猿は肉を食べるのか その2【20121126】
http://www.mkmogura.com/blog/2012/11/25/1211
人は人を食べるのか【20121127】
http://www.mkmogura.com/blog/2012/11/27/1224
女性を、“医薬用外劇物”
“「クリスマス」は異性との生殖行為を誘発するための日”
だと定義づけた貴重な、女性の化け学をかたる動画
クリスマス化学史 元素記号Hの発見
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18681098?group_id=deflist
日本のクリスマス
“「もみの木」はドイツ、「サンタクロース」はスウェーデン、「くつ下」はトルコ
「七面鳥」はイギリス、「きよしこの夜」の曲はオーストリア“
ミノアが最後当たりの場面で見につけている、○+Tみたいな円形の取っ手の付いた十字は、古代エジプトにおける生命の象徴アンクだね。
もしかして○の部分は太陽で、Tの部分は南十字星?
キリスト教十字のモデルかもね。
エジプト十字(エジプトじゅうじ)とも呼ばれる。そもそも、 Ankh という古代エジプト語自体が生命を意味しており(ツタンカーメンの項目の語源解説を参照のこと)、生命的宗教的象徴とされる。
ツタンカーメンも Tut-ankh-amen の ankh の部分にこの文字が用いられている
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AF
アンクについて
http://www.karakusamon.com/egypt/ankh.html
ツタンカーメン(トゥトアンクアムン、Tutankhamun[1]、Tutenkh-、-amen、-amonとも。紀元前14世紀、紀元前1342年頃 - 紀元前1324年頃)は、古代エジプト第18王朝のファラオ(在位:紀元前1333年頃 - 紀元前1324年頃)。より厳密な表記ではトゥト・アンク・アメン (Tut-ankh-amen)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3
父アクエンアテンの生存中に、唯一神アトン信仰が説かれていたためにトゥトアンクアテン(Tutankhaten、「アテンの生ける似姿」の意)[2]と名乗っていた。アクエンアテンの死後、即位すると伝統的な神であるアムン=ラー(アメン=ラー)[3]の信仰を復活させ、トゥトアンクアムン(「アムン神の生ける似姿」の意)と改名した。
一千年後の再開
盲亀の浮木・優曇華の華。
もしかしたら、漫画で出てきたゼロよりは大きい最低確率で、ギネス記録かもしれないね。
・ヒョンヒョロ
藤子・F・不二雄 「ヒョンヒョロ」
http://www.youtube.com/watch?v=1wRF8xmAwn8
【藤子】ヒョンヒョロ【短編】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7521671
よりコメント抜粋
ヒョンヒョロ※ジョジョ7部のD4Cの元ネタだろうなとなりのせかい・・・?
ここの宛名が重要なわけね
↑ あいらぶ湯
<◎> <◎>ボクヲ ツカマエタ ツモリ?幼児言葉
たぶん緑色の大男も宇宙人だな
「常識」ってのがね
「誘拐されるのは子供」という固定観念が、後の大惨事を招いたのか・・・
子供を巻き込まないでくれ・・・これ伏線な
まーちゃん以外の人類全員誘拐されましたあれは息子に対しての脅迫状、そして誘拐の対象は・・・ウサギ族には子供がいない、つまり子供だからという概念は・・・↑いや子供以外を誘拐するのは当初の予定からだぞ だからこそ最初の宛名は「子供宛」だったんだよ
まー君が隣の世界に誘拐されて、あえてそっちを描いたのかと思ってた(隣の世界はドラえもんで言う鏡の世界みたいなもんかと)
子供を巻き込まなかったことの伏線は「それによって、ヒョンヒョロの正体が絶対に露見しなくなった」部分だよな。
「子供は巻き込まない」って約束しちゃったからもう渡す機会ないよ
たかだか地球人ほぼすべての命であの星人からひょんひょろ守ったんだから、結果勝ちでは?大うさぎが「うちの子供と関わらないでくれ」という約束を遵守したら永久に・・・
←何故って事件性もないことに呼び出されたら怒るでしょ
藤子世界って男性の身長低いよね 女性の方が高い傾向がある
Fはドラえもんを「子供を見降ろさない高さ」に設定している
藤子作品の大人「非常識から目をそらす」
まあ確かに死体の肉片食ってるな
俺の持ってる版だと おかしな人→きちがい になってるな
修正前のセリフ「精神病の血統はないんだけどな」
精神病→変な病気、に修正した意図が分からん。精神病は別に差別用語じゃないだろう…
小学館の言葉狩りに酷さは異常
分裂繁殖すげえww
あんたが今やってるのはひょっとして
生体の組織に異物を挿入しこれを破壊しようという試みではありませんか。
ならば無駄です次元が違う。
日本の漫画の言論統制が酷い件【言葉狩り】
http://narcissu.doorblog.jp/archives/20775737.html
大きなうさぎ型の地球外存在の名前はヒョンヒョロではないが、大きな以下略は長くて面倒なのでヒョンヒョロをうさぎっぽいこいつ↓の呼称にするかもしれません(ではこいつの名前を「うさヒョン」にしようそうしない)。
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三三/⌒ ⊂⊃ ⌒三ミ
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・大人が理解できない存在。なかったことにしたい存在
・子どもだけに見える空想上の友達――ではなく実際は別次元の宇宙人
・単性生殖、分裂による増殖を行う生物
・地球人の次元の干渉が一切不可能な存在
・自分の手紙を読むのがとても恥ずかしい
冒頭の“あいらぶ湯”p.210でなごむとびっくり仰天度が増しますな。
“きょうはく状
ヒョンヒョロをください
くださらないと誘拐するてす
マーちゃんどの”p.212
(する「で」すではなくする「て」す)
宛先がマーちゃんであって両親ではない。
(そもそもあのウサギもどきに子どもと大人区別があるのか不明。分裂で増えるのはわかっているけど)
あと何を誘拐するかを書いていない。
人間の子どもは誘拐される対象だという「常識」で大人たちは対応する。警部らしき人が幼児言葉なのはわざとだね。
保護するためにマーちゃんは遠ざけられる。ヒョンヒョロの意味を知っている人が関われなくなってしまった。
マーちゃんは大うさぎを両親の前に連れてくるが両親は幻覚として無視。徹底的にスルー。
“葉ッパヤ魚ノ死体ヲ食ウデスカ?
タイヘン素ボクナ食事デアルネ。”p.219
両親無視。
寝室で両親が、なんでマーくんがあんなになったのかと話をする精神病のけはないんだけどなあとかいって口論になるも仲直りしチューしたあとで二人目をつくるんですかねというところにうさヒョン乱入。
風でドアが開いたと両親は華麗にスルー。
“ドウシテヤメルデスカ キョウミアルデス。
ボクノ星ノ生物ミナ分裂繁殖。
イッペン有性生殖ノ実サイヲ観察シタカッタデアリマス。”p.225
ウサギ族ちゃんには子供がいないだろう(大きさは半分なのかは知らない。一気に三体以上に分かれるのかもしれない)。
ボクという一人称があるが、分裂生殖に異性は不要なので、おそらくは股間のかたちが人間のオスににているからボクにしたのかもしれないし、ボクは女性でも(俺よりは多分)使うので僕が異性も同性も好きになれないのはきっと自分が実は異性生殖生命体にたまたま似ている単性分裂生殖生命体だったんだ――!
話中断――、「私」でいいじゃんそれなら。
おちけつ私!
皆分裂生殖ってことはヒョンがいるところはヒョンみたいなのしかいないのか、他の生物も分裂するんだろうな。
地球の風俗を考証しても、子どもと大人の区別は暗黙の了解なので調べた資料には書かれていなかったのかもしれない。
息子に対しての脅迫状を送ってもなんらおかしくない。
そして誘拐の対象は、子どもと大人を区別しないうえに、人数は書かれていない(もしかして数と言う概念がない? いやいや分裂という概念があるなら数の概念はあるはず。場所と時刻指定の概念もあるし)。
脅迫状の誘拐対象を書かなかったヒョンちゃん側も問題だな。
子どもと大人を区別しない(というよりそういう概念がない)うさぎ存在との対比だね。
出て行けとパパがものを投げる。このときはじめてパパとママはともに同じものを見ているとわかり、でかいうさぎもどきが本物だと確信する。
自分以外にも見えているかどうかもっとはやく確認すればあの悲劇は――否それでもさけられなかっただろうね。
小さな子どもには現実と空想の区別がつかないとパパは言うが、両親の方が現実と空想(幻覚)の区別がついていない皮肉。
で、“続きょうはく状”(日時と時刻が指定されている)を警察に届け、パパはどなりながら依頼する。
誘拐予告犯が警官の目の前にいたりして混乱する警部らしき人。
誘拐のお手本を見せるためにパトカーと運転手をトナリノ世界へと送る。
平行世界なのかひょんうさぎの世界なのか別の世界なのかはわからない。
狂乱の警部はうさぎもどきに手錠をかけたり銃をぶっぱなしするが無効。
“アンタガ今ヤッテルノハヒョットシテ、
生体ノ組織ニ異物ヲ挿入シコレヲ破壊シヨウトイウココロミデハアリマセンカ。
ナラバムダデス次元がチガウ。”p.231
三次元より上の次元では三次元のようにものとものが衝突することはないから当然、手錠や銃も無駄。高次元から射影で三次元世界に存在しているのがこの兎なのだろうか。うさぎが本来四次元存在なら、この兎のすがたは四次元存在の「断面」=三次元立体、であるが、このようなはなしは別の機会があればすることにする。
ドラえもんの四次元ポケットにあんなにも詰め込めるのは、この「詰め込む」ということ自体が四次元では当て嵌まらないからだ。四次元では三次元のようなものとものの衝突はありえないから。
これいじょう子どもをまきこむのはやめてくれ、とパパは頼むが
エッソレハチョットオカシイノデハ……
という大きな兎。
となると、うさヒョンには子どもと大人の区別がついていることになるな。
でも子どものマーちゃんはきょうはくのまさに当事者である。
だって最後の場面で明かされるが、ヒョンヒョローって落ちてきた星(のかけら)こそがヒョンヒョロなのであり、マーちゃんが持っているのだから。
マーちゃんにひょんうさがきょうはく状を送ったのは、そのマーちゃんこそがヒョンヒョロの所有者だからだ。
例えばヒョンヒョロ初版版を要求するならば、ヒョンヒョロ初版版を持っている人に要求するように。
しかし変則ダガヤクソクスルデス。
と言ったように子どものマーちゃんをまきこまないことを約束するでかうさぎ。
もはやヒョンヒョロを渡す機会は失われ、ヒョンヒョロの正体が絶対にわからなくなってしまう。
時間通りにパパが
宝石や札束=石ころと紙クズ、をもってくるがうさぎは激怒。
ヒョンヒョロとは何かと大人たちはきく。
“宇宙最高最大ノ価値アル、アノヒョンヒョロヲ!?
非常識ナ! アマリニモ非常識ナ!!
イーヤ信ジラレナイ!!“p.237
知っているのに知らない振りして誤魔化したと思ったのだろう。
これが兎側の「常識と非常識」だ。
“誘拐ヲ実行スル!!”p.237
| ∥ // “LW”
実” ヽ ∥ // ノ
“行 ヽ ∥ // / .誘
ス ┴┴───くY/ .拐 ..
ル / ミ m三三三mlllヽ ヲ
!! / ;;;ミ( \三三/);;|
三三/⌒彡彡 ̄(⌒)⌒三ミ
/ ;;;;;人____人__ノ
/ ;;;;;;|l||||||||||||\レ|lll/;;;)
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Ci^iっ / \___)/
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ヒョンヒョロ所有しているマーちゃん以外の全員が誘拐されてしまったというおち。
うさぎちゃんをドラえもんで置き換えて読み返してみよう。
ドラえもんが受け入れられたことが最大の謎だとわかるから。
このうさぎはD4Cの元ネタと言っている人がいる。
D4C(いともたやすく行われるえげつない行為)とは、漫画スティール・ボール・ランの登場人物である、ファニー・ヴァレンタイン大統領の持つスタンド能力である。
ファニー・ヴァレンタイン
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3
”非常に長いスタンド名なため、作中では「D4C」と呼ばれる。物同士に挟まれる事により無数の別次元に移動する能力を持つ。別次元の物を持ち込む事もできるが、同じ物同士が出会うと破壊されてしまう。人間も同様。例外は大統領のみ。自分自身は例外なのを利用してダメージを受けた時、別次元の無傷の大統領と入れ替わってくる事ができたり、平行世界の自分を基本世界へ連れて来て共同で相手を襲ったりできる。
詳しくは『D4C』の項目を参照。
D4C -ラブトレイン-
終盤においてD4Cが大統領の所有する遺体(遺体化したルーシー)の力を得た際のスタンド名。遺体を軸にして空間に次元の狭間が出現し、大統領のみがその次元の狭間に入ることが出来る。次元の隙間にいる限り、大統領に対するあらゆる攻撃が無効化し、この世界の誰かがその攻撃を代わりにくらう。即ち、(大統領にとっての)幸運のみを残し不幸を地球上のどこかに吹き飛ばすというとんでもない能力である。ただし”未知なる回転エネルギー”は例外で、次元の壁を打ち破り対抗することができる。”
http://dic.nicovideo.jp/a/d4c
”そっくりそのままの少しだけ違う世界を行き来できる能力を持ち、移動の際には何かの間(ガラス片や水滴のような液状物でも可)に挟まることが必要である。
また、対象を何かの間に挟むことで、それを別世界へ送ることもできる。
一つの世界に「同じもの」は大統領本人を除いて存在することはできず、同じ者同士が出会ってしまった場合、それらはお互いに細切れのスポンジのように崩れ、消滅を始める。(つまり、別世界から金を持ってきても消滅してしまい、お金持ちにはなれない。)
複数の世界から大統領を複数人連れてくることもできる。
さらに、同じ空間上に隣の世界の出来事を同時に起こす事も出来る。
隣の世界は基本的に基準の世界と同じ運命を辿ることになり(時差は有るが)、大統領本人がその運命に干渉できる。
能力の特性上、たたきつけたり、挟み込んで押しつぶすような攻撃が通用せず(Dioの場合は「手刀で突き刺す」方法で攻撃、実際効果はあった)、大統領を絶命させることができずに別世界へ逃亡を許した場合、別世界の『無傷』の大統領が入れ替わり襲いかかってくることとなる。
なお大統領自身は意識を共有しており、作中ではすでにDioとホット・パンツによって3人は倒されている。しかしそのたびに『別次元の大統領』を連れてくるため、実質不死身も同然である。倒すには新たに『別次元の大統領』をつれてくる前に、大統領を全員殺害するしかない。ただし平行世界移動能力を持つのは基本世界の大統領のみであり、他の次元のD4Cは単純な近距離パワー型スタンドと思われる。
”
”D4C-ラブトレイン-
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
聖なる遺体をその身に宿したルーシー・スティールを中心に世界中からルーシーにとって「吉良(きちりょう)」なるものが集まり、反対に「害悪」となるものは遠くへとはじかれていく。
その過程でできたルーシーを中心として放射状にできる空間のすき間をD4Cは移動することができる。
すき間にいる大統領およびD4Cへの攻撃(害悪なるもの)はそのすき間の延長線上にいる誰かに何らかの不幸という形でふりかかり(ヘタをつかまされる)、大統領に敵対する人物が何らかの形で負った傷(これも害悪なるもの)もはじかれてその心臓や頸動脈などに到達する。
これを利用して大統領はすき間から一方的に攻撃を加えることが可能になり、その攻撃によって負った傷はかすり傷でも致命傷となる。
また攻撃を加えたものはすき間からヘタをつかまされた誰かの不幸を目の当たりにすることになる。
”
言葉狩りについて
いかなる言葉も差別用語にすることができる!
「食べ物」を差別用語にして見せよう
「人間」を差別用語にして見せよう
「差別用語」自体を差別用語にしてみせよう
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7521671にあるコメント抜粋(今はあるかわかりません)
“
俺の持ってる版だと おかしな人→きちがい になってるな
小学館の言葉狩りに酷さは異常
修正前のセリフ「精神病の血統はないんだけどな」
精神病→変な病気、に修正した意図が分からん。精神病は別に差別用語じゃないだろう…“
そう、しらないひとがきいたらきちがいだと思うよ。
きちがい→おかしな人
言葉を変えてごまかしても子ども使いまくってるんですけどきちがいって言葉。むしろ子どものほうがよく使います。
きちがいは異常な言葉狩りをする方だ。作者死んでるのに。
わが子スーパーマン
幼い子どもがスーパーマンの力を持ち、超ささいな悪いことをしたものにも過大な暴力を加えて「正義」を実行する話。
ヒーローもののテレビ番組の悪役の中の人をぶっ殺すのだから、現実と虚構の区別すらできていない。
強大な暴力を誰が持つか、使うかが大事だと痛感。
成長したらどうなるんだろうか。
個人が正義を行う時点で、客観的正義なんてありえないし。
・コロリころげた木の根っ子
谷崎潤一郎『途上』
江戸川乱歩『赤い部屋』
確率殺人
(蓋然性犯罪)
=成功する「かも」しれない殺人(事故・病死・老衰・自然災害・人間以外生物など)
昔のくみ取り式便所はメタンガスが溜まりやすいので、トイレでタバコ吸うと爆発したりする。
サルは致死性の感染症を媒介し得る
などなどを利用するのです。
糞夫作家がすべてを知っていたのならそれはそれで面白いな。ガス抜き工作?
不健康になる方法が書かれているので反面教師として健康になれるかもしれないサイト
http://white.ap.teacup.com/otokotosake/106.html
http://white.ap.teacup.com/otokotosake/107.html
『気楽に殺ろうよ』(小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉2)
気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉) (1995/07) 藤子・F・不二雄 商品詳細を見る |
・ミラクルマン
木関(きせき)
=名前の通り奇跡を起こし、思った出来事を実現できるサラリーマン。
=奇跡↓
マンガ物理学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6
“マンガ物理学(マンガぶつりがく、Cartoon physics)とは、アニメーションでは通常の物理法則が、ユーモラスな方向で無視されるという事実を、冗談めかして指す言葉である。
例えば、カートゥーンアニメのキャラクターが走って崖の端を越えてしまっても、しばらくそのキャラクターに重力が作用しない、など。”
“空中、または水面を走ることが出来るケース 仲間が危機に陥っている、あるいは自身が敵に追跡されているなどの理由で忘我状態にある場合に限り、特殊な装備や能力を持たなくとも空中あるいは水面を走ることができる。ただし、本人が空中あるいは水面にいる事に気づくと落下あるいは落水する(ただし、溺れているように手足をばたつかせることで数秒間空中に留まれることもある)。『ドラえもん』の野比のび太や『ルパン三世』に例が見られる。より現実的な例としては、同様のきっかけによって足の悪い少女が歩き出すというものがある。”
VS
郷里(ごうり)
=木関の話を合理的に説明するサラリーマン。
=合理↓
夢の仕組み パノラマ視現象
http://d.hatena.ne.jp/ugon105/20101005/1286291962
“また、夢の中で飛び降りたら現実世界でベッドから落ちた、という経験はないでしょうか。仮説ですが、これは「夢の中で飛び降りたから現実でも身体が動いて落ちた」というより、「ベッドから落ちる"瞬間"に飛び降りる夢を見ている」のではないかと思います。事故の瞬間に走馬灯のように映像が浮かんでくるという現象も同じ原理だと考えます。”
・大予言
脳はせいぜい少し先の未来までくらいしか考えるようにできていない。現在を最優先するのは当然。
・老雄大いに語る
オチの後が気になる。
・光陰
時間が早く流れるようになる=状態変化が早まる、とする。
主人公たちの状態変化は早まっていなくても、周囲よりは遅くなっているならば、相対的に主人公たちの周りの時間が早く流れるようになっているので主人公の主張は正しい。
・幸運児
創造主は不平等待遇を採用しているなり。
中ピ連
=“中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合(ちゅうぜつきんしほうに はんたいし ピルかいきんを ようきゅうする じょせいかいほう れんごう)は1970年代前半に活動した戦闘的なウーマンリブ団体。中ピ連の略称で知られた。代表は元薬事評論家の榎美沙子。新左翼のものを模した♀印のついたピンク色のヘルメットと過激な活動内容でマスコミを賑わせ、当時の社会現象となった。”
“1973年10月23日には突如日本家族計画連盟主催の討論会「産児制限を考える」に乱入し、「ピルを解禁せよ」とシュプレヒコールをあげたほか、1975年4月5日には京都市内で開催されていた日本産婦人科学会総会に押しかけ、ピル解禁を政府に勧告するよう要求するなどしている。このほか人工妊娠中絶の制限を主張し国会で優生保護法改正を提案していた自由民主党の参議院議員、玉置和郎と当時その秘書だった村上正邦(後に自民党参議院議員、賄賂で逮捕)に対し、「優生保護法改悪反対運動」等と称し街頭で玉置・村上を四方八方から取り囲んでもみくちゃにしたり、玉置・村上の自宅や参議院議員会館に押しかけたりした[1]。
1^ 玉置・村上の支持団体である宗教法人、生長の家が妊娠中絶に反対している。”のでこの団体が支持している人が叩かれたりしたそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%B5%B6%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%B3%95%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%83%94%E3%83%AB%E8%A7%A3%E7%A6%81%E3%82%92%E8%A6%81%E6%B1%82%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7%E8%A7%A3%E6%94%BE%E9%80%A3%E5%90%88
風の子 @makeanovel·1月17日
間接統治などにマイノリティを使う
RT @kitsuchitsuchi キリスト教とその変形が大衆に八百長を見せている。在日とユダヤは単なるバイト
↓両方ともボスは和風キリスト教。
自民党=ワールドメイト+生長の家+神道政治連盟。
民主党=ワールドメイト+生長の家+スピリチュアル
和風キリスト教 紅卍字会
スピリチュアル
↑
金光教→大本教 → 世界救世教
↓ ↓ ↓
↓三五教 真光
↓ 神道=✝↓
↓→ワールドメイト
↓
生長の家→ 白光真宏会
↓
幸福の科学(+ GLA)
knznymmmy@knznymmmy
神道修成派の教庁は杉並区松庵。幸福の科学の総合本部が一時杉並区松庵に置かれていた。大川隆法(中川隆)の父で善川三郎(中川忠義)はGLAに籍を置いていたが生長の家に。生長の家に池田大作氏も傾倒。生長の家の谷口雅春氏は大本の出身。
大本の聖師出口王仁三郎は御嶽教で免許を授かっている。
yamtom/山口智美@yamtom·5月27日
日本の右派の歴史に、生長の家が果たした役割も大きいし、日本会議を支えている最大の団体は神社本庁だし。70年代以来、フェミニズムは、とくに妊娠中絶をめぐって、生長の家と闘ってきたともいえるし。
生長の家の現役・過去の幹部・有力信者
http://blogs.yahoo.co.jp/mikaeru0628/38314807.html
”>そもそも「生長の家」なるカルトはいったいだれが入信しているのでしょうか?
確か、竹内まりや・・・。良い歌歌っているのに残念ですね。
選挙パワーだけなら創価学会が最強です。しかし、生長の家の
恐ろしさは、楯の会、一水会、在特会、つくる会、日本会議、
チャンネル桜、頑張れ日本はすべて、生長の家のカルトであり、
右翼組織という暴力装置を支配しているのが生長の家の特徴の
1つ目であり、2つ目の特徴は、生長の家から、法の華三法行、
幸福の科学、白光真宏会、国際正法協会といった、問題の
カルトを多数輩出している点、この2つの危険性です。GLAも
実質は、生長の家の講師だった園頭広周が内部に潜入して、
教団をGLAと国際正法協会の2つに割ったことから、生長の家の
影響下です。幸福の科学の教祖である大川隆法は、昔、生長の家と
GLAの2教団に入信しておりました。これで、分かるでしょ、
生長の家のヤバさが。
~生長の家の現役・過去の幹部・有力信者~
★→生長の家の確実に信者
☆→生長の家の信者疑惑あり
★鈴木邦男
⇒一水会の最高顧問、産経新聞社の元記者
★大川隆法
⇒幸福の科学(カルト宗教)の総裁
★古賀浩靖(改名後:荒地浩靖)
⇒楯の会(三島由紀夫が創設した右翼テロ組織)のメンバー、
生長の家の幹部、生長の家の第2代総裁である谷口清超の娘婿
★小賀正義
⇒楯の会(三島由紀夫が創設した右翼テロ組織)のメンバー
★松浦芳子
⇒楯の会(三島由紀夫が創設した右翼テロ組織)のメンバー、
チャンネル桜の発起人の1人、頑張れ日本(右翼団体)の
事務局長
★高橋史朗
⇒チャンネル桜の発起人の1人、新しい歴史教科書をつくる会の
役員
★伊藤哲夫
⇒日本会議(生長の家{カルト宗教}の傘下の右翼政治結社)の
常任理事
★福永法源
⇒法の華三法行(カルト宗教)の教祖
★園頭広周
⇒国際正法協会(カルト宗教)の教祖、GLA(カルト宗教)の幹部
★五井昌久
⇒白光真宏会(カルト宗教)の教祖
★井脇ノブ子
⇒衆議院議員、小泉チルドレンの1人、中曽根康弘
(内閣総理大臣)の秘書
★衛藤晟一
⇒参議院議員、安倍晋三(内閣総理大臣)の兄貴分
★村上正邦
⇒参議院議員
★竹内まりや
⇒歌手
☆平沼赳夫
⇒日本維新の会の国会議員団代表、たちあがれ日本の発起人、
経済産業大臣、徳川将軍一族
☆稲盛和夫
⇒京セラの創業者、KDDIの創業者、JALの名誉会長
☆リチャード・コシミズ
⇒ただのデブ、バイセクシャル、嘘つき、精神病患者
<おまけ>
え~~と、独立党の東北支部の渡部という男が、
生長の家に入信している可能性が強いと私は思っております。
独立党とチャンネル桜を繋ぐものは生長の家。
311当時、被災した渡部さんは、なんと独立党の天敵であるはずの。
チャンネル桜のインタビューに答えて、
しかもチャンネル桜の「2000人委員会の方」として紹介されておりました。
独立党には生長の家もいっぱいいるということです。(高英の言うとおりだ!)
リチャードもそうじゃね?w
チャンネル桜は統一教会ではなく、
生長の家が母体になっているようです。
~チャンネル桜の発起人と役員と番組審査員の名簿~
☆発起人☆
★田形竹尾
誇りある日本をつくる会の会長、日本書道教育学会の参与
★梅沢重雄
日本航空学園の理事長、中国国際商会四川商会国際顧問
中国西部国際博覧会組織委員会国際顧問、JAA財団の会長
★松浦芳子→生長の家系
生長の家の信者、楯の会のメンバー、頑張れ日本!の事務局長
★高橋史朗→生長の家系
生長の家の信者、新しい歴史教科書をつくる会の役員”
”この一水会の鈴木邦男さんが、赤軍派の塩見孝也とかオウム村井を刺した徐さんとか、関東連合の中野ジローさんとかとも仲がいいのです。
(自分のお誕生日パーティーに呼んでるから~~~w)”
・やすらぎの館
主人公にやすらぎの館に浸らせて厄介払いしようという作戦だったのかもね。
大きな家具と巨人症の女性により幼い時代に精神後退させる。ガキ大将を母親役が追っ払うことによりお客の母親役に対する依存度を上げ成功率をあげる。真っ白な空間すなわち周りの小道具を置かないことで想像力により更なる幼児退行を促す。すべての義務から解放されすべてを母親に委ねるやすらぎを味わいつくす。
これは逃れられない快楽ですな。箱男みたい。
・定年退食
鳥の鳴き声はするが、鳥の姿がまったくないので食べられてしまったか環境汚染で死んだか他の土地に移住したのだろう。いてもロボット鳥だし。
肥満剤と満腹感剤を使う程切羽詰まっているのになんで畑だらけになっていないんだよ。牛肉作るよりは鶏肉の方が餌に比べて肉が得られる量が多く、イナゴなら更に多い。虫を食うのが盛んになるはずだしするだろう。汚染で虫が死にまくったのかもしれないけど飼育箱で育てればいいし。
定員法…非生産者となる定年のことを1次定年(56歳から)とし、国家の扶養を失う事を2次定年(75歳から)=切り捨てとする法律。
楢山節考首相が、定員法の更なる縮小を宣告し、一次定年56歳、二次定年57~72歳となり、主人公への食糧年金医療などすべての国家保障は打切りとなった。
・サンプルAとB
小森麻美作画。元ネタはロミオとジュリエット。
・語り手は炭素系生物ではない(人間を炭素系生物と表現しているので)。
・p.117“各個体の外観は まちまちで 体の大部分は繊維質の外皮に包まれている。”
外皮=服。
p.117“上肢に持った金属片を 相手の体の中に挿入”
=剣術。
語り手は金属系生物ではないだろう。金属系なら我々の一部などと表現するだろうし。プラズマ生命体かな。
・p.118“彼等は二本の下肢の付根を支点とし 重心の移動によって前進する。”
彼等という表現から語り手は個体の区別がついている生命体であり、全員で一個体=群体ではないことがわかる。
・受光孔(眼)と太陽光で認識。
・大気の振動でコミュニケーションを行う。
・p.120“石と木で構築された巣。巣に共生する他の個体 いずれもAグループ。サンプルAと近似点多し。以下A´と呼ぶ。A´´と呼ぶ。台上の物体には かつて生命活動を おこなっていたらしい形跡がある。A、A´、A´´はこれを身体上部の穴へ押しこみはじめた。”
サンプルA=ロミオ。Aグループ(モンタギュー家陣営)
・p.121“彼等は これを摂取 することによって 身体構成素子を増殖し活動のエネルギー源としているらしい。 数時間後 不要物質の排出が見られた。 摂取→排出孔は 曲りくねった長い管で接続されている。 極論すれば この生物のモデルは 一本のチューブで表わし得るわけだ。 その後の観察によって チューブを満たす行為は彼らの日常生活の 主目的となっていることが明らかにされた。”
・p.122“彼等の目的地は Bグループその他の大群生地であった。これは先刻の激しい反発ぶりからみて不可解というほかはない。
群は上肢をつなぎあい律動ある単調な運動をくり返している。”
手をつないでダンスしている。観察存在には戦いの訓練という概念がないのかもしれない。
・p.124“一つの因子と推定されたのは頭部表面の凹凸である。 他の個体の観察例を集計した結果 凹凸の微妙な差と異変との間に明らかな相関関係が示された。”
美醜=頭部表面の凹凸の微妙な差。
美人=「異変を起しやすい」絵と、不美人=「きわめて起しにくい」絵が描かれている。
・p.125“二個は発振孔を接した。前述した通り発振孔は栄養摂取孔をもかねている。 彼等はこのような時にも栄養摂取欲を失わないのである“
キスの起源は口移しかも。
・p.126“AはBグループ群生地に引き返しBの静止室に接近した。
註:彼等は 生活単位時間の 三分の一を静止状態で過す。このための区画が静止室だ。”
観察存在に睡眠の概念はないのだろう。
・p.128“静止不足”=睡眠不足。
・p.129“A、B両者が恒常的に近接して存在したい”=結婚したい。
・p.130“この儀式には A、B、Xの他に第三者が介在していたようだ。「至高の存在・万能者」などとXは呼んでいた。 そんな高等動物にならぜひ会ってみたいと 手をつくして探査したが ついに発見できなかった。”
儀式=ロミオとジュリエットの内密の結婚式
X=僧ロレンス。
ゴッド=高等動物、ならば探査すれば見つかるはずだという合理的思考。
・p.132“鉄片はa´の中に吸いこまれた。 組織が破壊され搬送液がまきちらされた。 a´は生命活動を停止した。 おどろくべきもろさである。 こんどはAがbの生命活動を停止させたのだ。 前出の規制者(Zと呼ぶ)がきた。 ZはAに対し棲息地を遠く移すことを命じた。 A、Bは永遠に離れて存在することを強いられたわけである。”
語り手は人間よりは死ににくいらしい。
・p.133“Bは受光孔から液体を分泌した。この液体は他の個体の思考波に影響を及ぼすものらしい。Yは影響された。”
涙。
p.134“外皮を取り去った両者の体には相違点がある。 他のあらゆるサンプルについても この相違点は認められた。種族の違いか? それとも単なる個体差か? ともあれAとBはその相違点を奇妙な形で利用しあったのである。 この行為は相求める両者の欲求の帰結であったらしい。AもBも深い充足感に満たされた。 相違点の利用は夜中 飽くことなくくり返された。”
相違点利用図=女性器及びその内部の男性器を示す断面図。
交尾しまくったということ。
=有機物質で構成された先が丸い円柱状のものを、同じく有機物質の壁によって構成された蠕動する窪みに挿入する行為の繰り返し。
充足感という概念などから、観察存在は人間に似通っている(そもそもそうしないと人間が理解できない)。
・p.135“朝をむかえ A、Bは大気振動を交わす。 以下はその大意である。
ちがう あの大気振動は昼行性飛行小型生物によるものではない。あれは夜行性飛行小型生物のものである。
事実と相違する。遠距離上方を受光せよ。 分裂していく浮遊水滴集団をふちどる朝の光を ただちにこの位置から移動しなければ 生命活動停止あるのみ。
それもよい 光は衛星からのものと仮説する 大気振動は夜行生物のものと仮説する。 Aも移動したくはない。現状の継続こそ望ましいのだ。
いや朝だ あの不快な大気乱振動は昼行生物のもの。時間を消費せず移動せよ。光量が増大してくる。
Aは長距離移動した。“
ここで中野好夫訳『ロミオとジュリエット』(新潮文庫)の該当箇所が登場する。これは気が狂っていた(虚航船団風)ということはない。
p.135あたりから始まる第三幕 第五場が元ネタ。
p.136”ほら、御覧、あの向うの東の空、別れていく雲の裂目を縁どって、あの意地悪い朝の光を。(中略)往って生命を助かるか、ぐずぐずすれば死があるだけだ。“
観察している存在は昼夜の区別があるところに住んでいるのだろうか。
p.136より観察存在も生命活動停止は一大事であることがわかる。
p.137“恒常的近接生活は 通常 非生命体との間にはおこなわれない。 したがってBは「元生命体貯蔵所」に放置されるはずだ。”
p.138“頭部保護細管”=頭髪。
・休日のガンマン
虚構を楽しむコツは俗世間のことを持ちこまないことさ!
このテーマパークってリピーターが少なそうだな。金持ち以外。
現実世界での資金力と立場が反映されるテーマパークなんて願い下げさ!
・分岐点
辿らなかった方の人生の分岐点を辿っても特別良いことなんかないよ。
・換身
藤子先生作品では男は女よりも背が低くて太っているな。
・気楽に殺ろうよ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E6%A5%BD%E3%81%AB%E6%AE%BA%E3%82%8D%E3%81%86%E3%82%88
“価値観の変わったもの[編集]
食欲と性欲
種の保存と繁栄に必要不可欠な性欲は公益的性格を持つが故に罪深いものではなく、むしろ個体の生存にのみ必要不可欠である食欲の方が独善的性格を持ち、罪深く恥ずかしいことである。そのことからすると、性を扱った本や映像記録を持つことは恥じることではない。そのため、子供用の絵本であるはずのシンデレラが結婚したシーンに、王子とシンデレラが性交をしている描写がある。逆に食事中の写真をもつ事は恥であり、またポルノの換わりであるという事になる。ちなみに病院の先生は乱食パーティーの写真や8ミリをコレクションしていた。
平日と休日
月曜日が休日となっていることから、日曜日が平日になっている。
公共交通機関
主人公の知り合いが、切符を値切っている。
殺人
殺人が公認されているのだが、1人殺すためには子供を1人作って権利書を貰う必要があると考えられる。
登場人物[編集]
主人公
名字は河口で、名前は不明。突然価値観が違う世界に入り込んでしまう。
妻
主人公の妻。夫がおかしくなったと感じ、病院に行くように勧める。
先生
主人公の担当医。
学生のカップル
体型が父親に似た赤ん坊をゴミ箱に捨てて、新しい子供を作るべく駅のプラットホームで性交しようとしたが、駅員に注意される。
駅員
子供を捨てたカップルに対して、「ちゃんとスペア(次の子供)を作ってから保健所へ電話するのが順序だろ」と注意をする。
”
・ウルトラ・スーパー・デラックスマン
USDマンと略される。
【藤子】ウルトラ・スーパー・デラックスマン【短編】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15927984
ウルトラスーパーデラックスマン
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13714659
マンガ物理学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6
« 『道教の本―不老不死をめざす仙道呪術の世界 』と主に道教系魔術の資料。 | 永井均の著作三冊:『子どものための哲学対話』・『翔太と猫のインサイトの夏休み』・『私・今・そして神』 »
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