無人配送社会で日本は世界に見捨てられる

スマホ購入断念で感じた日本の暗い未来

2018年10月4日(木)

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無人配送は高齢化社会の支え

 高齢化が進む日本では、在宅で医師の診断を受けられる「遠隔診断」や、薬の処方を受けられる「遠隔服薬指導」が期待されており、すでに検証や制度の整備が進んでいる。その期待を叶えるには、薬などを届ける無人配送サービスの普及は欠かせない。配送はすでに人手不足が加速しているのだから、無人配送なしには在宅での高度な医療サービスも夢物語になってしまう。

 海外で優れた技術が開発されても、日本だけはその恩恵を受けられない。日本で優れた技術が開発できても、海外へ輸出ができずに事業が潰れてしまう。そんな悲しい未来が無人配送サービスで起こるのではないか。できればそんなリスクを考える日本のファンドや銀行がパイオニアに出資してほしかった。

 スマホ購入を断念したことで脳裏をよぎったこうした心配が、杞憂で終わることを祈っている。

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「無人配送社会で日本は世界に見捨てられる」の著者

広田 望

広田 望(ひろた・のぞむ)

日経ビジネス記者

物性物理学で博士号(理学)を取得。日経BPに入社後は「日経コンピュータ」や「ITpro」でIT業界を幅広く取材。2017年10月から日経ビジネス記者として、家庭消費財や化粧品を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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