デジタルアート作品をERC721トークン化するZenArt & ChildArtのご紹介
デジタルアート作品を投稿できるdAppsを作りたいと思い立ち、ZenArtとChildArtという2つのサービスを作りました。
投稿作品はIPFS上にアップロードされ、ERC721トークンとしてEthereumブロックチェーンに記録されます。
ZenArt
コンセプトは「日本らしさのあるdApps」ということで、書道や水墨画作品をERC721トークン化できるようにしてみました。
iOSの場合、「Zen Brush 2」というアプリを使うと手軽に書道作品が作れます。
Andoroid版のオススメ書道アプリがあれば教えてください。
ChildArt
コンセプトは「子供のアート作品美術館」ということで、お子さんの書いた落書きや絵をアート作品としてERC721トークン化できるようにしてみました。
作品が増えてきたら投稿ユーザ毎のページを用意して、お子さん専用の作品集が見れるようにしたいと考えています。
そもそものきっかけはdAppsエンジニアのオオキマキさんが開発されているDIGITAL ART CHAINを見て、誰でも手軽に自分の作ったデジタルアート作品をERC721トークンとして発行できるのがおもしろいなぁと思ったからです。
投稿作品を特定のジャンルに制限することで、より手軽に作品が投稿されるようになるのではないかと思って生まれたのが、ZenArtとChildArtになります。
0x V2がERC721対応となったこともあり、例えば自分の書道作品やお子さんのアート作品がCryptoKittiesをはじめとする別のdAppsのゲームアイテムと交換できるようになる日が来ると、夢が広がるなぁと思っています。
できること
- 作品の閲覧
- 作品の投稿
- OpenSeaへの接続
- 自分のウォレットでの所有トークンの確認
作品自体はInfuraのIPFSノードにアップロードされ、投稿したファイルは消せない/更新できないという仕様になっています。
また、スマートコントラクトでファイルのIPFSハッシュをチェックしており、同一画像は投稿できない仕組みになっています。
dAppsの特性上、作品投稿時には都度gas代がかかってしまうため、現状だとどうしても投稿ハードルは高いですね。
投稿方法
手順はZenArtのものになりますが、ChildArtも同様です。
- 事前にMetaMaskもしくはモバイルウォレット(TrustWallet, tokenPocket など)に少額のEtherを入れておいてください(作品投稿にトランザクションを発行するためgas代が必要になります)
- https://zen-art.app/publish ページにアクセスします
- 作品名(必須)、説明文、画像ファイル(必須)を入力して「Publish」を実行
- トランザクションを確認して、しばらく待つ
本来はトランザクションが承認されると投稿完了画面が表示されるのですが、Firebase上だとjsの警告が出てうまく完了画面が出ない現象が発生しており調査中です。 - トランザクション承認後はトップページに投稿作品が表示されるようになります
- お手持ちのウォレットの「コレクション」にも自分が所有権を持つ作品が表示されるようになります
Let’s try
書道作品を投稿してみたい方はZenArtを
https://zen-art.app/
お子さんがいらっしゃる方はChildArtを
https://child-art.app/
ぜひ試してみてください!
使用技術
- truffle(solidity)
- next.js
- Firebase