Microsoftが、Windows 10の大型アップデートとなる「Windows 10 October 2018 Update(バージョン 1809)」の提供を開始しました。前回のAplir 2018 Updateと同様、互換性の確認が取れたデバイスから、Windows Updateを通じて順次配信されます。
大型アップデートのため、改良点や機能追加などは多数ありますが、スマートフォンとの連携を強めているのが大きな特徴です。
Androidでのタイムライン機能のサポートもその一つ。といってもWindowsのアップデートというよりはスマートフォンアプリのアップデートでの対応です。
もう一つのスマートフォン連携は、スマートフォンのSMSをPC上から送受信したり、端末内の写真にアクセスできる「Your Phone(スマホ同期)」アプリの提供です。この機能は、5月からInsider Programで提供されていたもの(当時は「同期電話」の名称でした)。なお、写真はドラッグアンドドロップでPCに移すこともできますが、アクセスできるのは直近の25枚に制限されています。
また、今回のアップデートには含まれませんが、このYour Phone(スマホ同期)を拡張し、Androidの画面をPC上にミラーリングする機能も発表済みです。今後もスマートフォン連携は、ますます強化されていきそうです。
その他の機能として、画面のキャプチャを取得するSnipping Toolに変わり、「切り取り領域とスケッチ」が提供されました。「Windowsキー + Shift + S」で起動し任意の領域をキャプチャ可能。アプリからの起動であれば、遅延させてからのキャプチャ取得も行えます。なお、Snipping Toolも引き続き利用可能ですが、起動すると下記のメッセージが表示されます。
Edgeブラウザにもいくつかの機能が追加されました。WEBサイトの内容に集中できる読み取りビューは以前からありましたが、これに、読んでいる個所を把握しやすくするハイライト表示機能が加わりました。長文のページを読む際に便利そうな機能です。
クリップボードも機能が拡張されており、「Windows + v」でクリップボードの履歴が表示可能に。さらに、タイムライン機能と同様に、他のデバイスともクリップボードの内容を共有可能になっています。
ただ、大きなファイルは利用できず、現在は、プレーンテキスト、HTML、1MB未満のイメージがサポートされているとのことです
このほか、非常に多くのアップデートが含まれており、詳細はMicrosoftのサイトで確認できます。