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大田区議が譲渡の口座、振り込め詐欺グループが悪用か
東京・大田区の区議会議員が借金をしようとして男に譲り渡した口座が振り込め詐欺に悪用され、警視庁から事情聴取を受けていたことが分かりました。区議はJNNの取材に、詐欺グループとの関係は否定しています。
事情聴取を受けたのは日本維新の会に所属している大田区の荻野稔区議(32)です。警視庁によりますと、荻野区議は去年2月ごろ、金融業者にメールで借金を申し込んだ際、男から電話で「キャッシュカードを送ってもらえれば口座に現金を入れます」と言われ、指定された住所にカードを送りました。数日後、荻野区議の口座に振り込め詐欺にだまされた大阪の60代の女性がおよそ200万円を振り込んでいて、すぐに引き出されたということです。
「(電話で)『口座の番号を見せてくれれば、状況によってはお貸しできる』と言われた。結果的にそういう犯罪の中に入ってしまったということは、本当に申し訳ないことなんですけど、もともと振り込め詐欺の方に何か関連があったとか、そういうことがあったわけではなくて、それはもう警察に説明をしています」(荻野 稔 大田区議、2日)
警視庁は、荻野区議が借金を申し込んだ業者が金融業を装い、詐欺グループに加担していたとみて調べています。