沼津の“聖地巡礼”より楽しく 「ラブライブ!」映画公開へ施策
(2018/10/2 17:00)-
沼津市を舞台にした人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の初めての劇場版の公開日が2019年1月4日に決まり、地元の交通各社は同市を訪れる“聖地巡礼”のファンに向けた施策を次々打ち出している。ファンの取り込みと沼津への誘客増に向けて各社が躍起になっている。
伊豆箱根鉄道グループは9月、主人公9人を車体に描いたタクシーやバスを相次いで刷新した。13日にタクシー9台、15日にバス1台の運行を開始。バスはすでにラッピングバス2台が走っている伊豆長岡駅と伊豆・三津シーパラダイスを結ぶ路線に追加投入した。
同バス路線の17年度の年間利用者数は、アニメ放送前の15年度と比較して23・5%増えた。鉄道の駿豆線も、伊豆長岡駅の1日当たりの乗降客数が同じ年度の比較で2・8%伸びた。同グループは「ラブライブ!-」が大きく貢献したと分析。担当者は「新車体はファンが繰り返し来訪する動機づけになる」と期待する。
富士急シティバス(沼津市)は10月1日、県東部と東京駅を結ぶ高速バス路線を毎日1往復増便し、ラッピングバスの運行を始めた。
8、9月にJR沼津駅と富士急ハイランド(山梨)の間で運行したツアーバスを活用。首都圏のファンが往復利用しやすいように、東京駅午前9時発と沼津駅南口午後3時50分発をラッピングバス便とした。担当者は「地域の観光振興の一助になれば」と願う。
沼津駅と内浦・西浦地区を結ぶ路線にラッピングバス3台を走らせる東海バスオレンジシャトル(沼津市)は9月20日、バス乗車時に配るシールを活用した企画を始めた。
同路線のラッピングバス3台のオリジナルシールを集めると特典がもらえる、12月19日まで続くキャンペーン。担当者は「映画公開までファンの熱を冷まさないことが大切。交通各社と地元店舗が一体となって、沼津の魅力を訴求したい」と意気込む。
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