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どこでも引き篭もれるパナソニック「WEAR SPACE」製品化へ。2.8万円~

パナソニックは、視界を制限するバリアとヘッドフォンで、集中力を高めるウェアラブルデバイス「WEAR SPACE Project」の製品化プロジェクトを開始する。GREEN FUNDINGでクラウドファンディングを開始し、価格は28,000円(税込)~。期限は12月11日までで、目標金額は1,500万円。リターン(製品のお届け)時期は2019年8月以降を予定している。

WEAR SPACE Project

WEAR SPACEは、パナソニック アプライアンス社デザインセンターの「FUTURE LIFE FACTORY」(FLF)が手掛けており、視野角を調整するファブリック素材のパーティションとノイズキャンセル機能を備えたヘッドフォンにより、視野と聴覚を制限。身に着けることで、オープン空間に居ながらも周囲との境界を作り出し、目の前のことに集中できる。

オープンなオフィスでは、コミュニケーションを活発にする一方で、他人の会話や雑音、人の動きなど集中を妨げる要素もある。そうした環境下でも集中して作業できるデバイスが「WEAR SPACE」となる。周囲が騒がしくても、“引き篭もれる”デバイスといえる。

パーテションでは水平視野を6割カットし、人の動きなどの影響を防ぐ。アクティブノイズキャンセリングにより騒音を低減。アプリも準備中で、3段階で変更可能になる予定。状況に合わせてコントロールできる。

水平視野を6割カット

Bluetoothを搭載し、音楽のワイヤレス再生にも対応。装着時に集中していることが周囲に伝わるため、「話しかけづらい」というのも特徴。

企画はFLFだが、WEAR SPACEの開発から量産までは、Shiftallが担当している。

コアターゲットは、ソフトウェアエンジニア、Webデザイナー、デスクワーカーなど。高品位なコンピュータや周辺機器に投資を惜しまない層を想定。スポーツ前の集中や図書館での利用といった応用も想定しているという。

詳細は追ってレポートする。