Uniqys Networkのロゴデザインとそこに込めた想い
こんにちは!Uniqysデザインチームです。
この記事では、Uniqys Networkのロゴに込めた想いと、そのデザインの過程を公開いたします。
Uniqys Networkで実現したい世界
Uniqys Networkが実現したい世界は、非中央集権のアプリケーション(DApps)をより気軽に使えて作れる世界です。
そこは我々だけではなく、さまざまな開発者やユーザが参加できる自由でオープンな環境であり、それぞれが発展し広がり相互につながることで、今よりも便利で楽しい世界を実現したいと考えています。
ロゴにより伝えたい想い
このような世界を表現するため、伝えたい想いを書き出し、出てきたものをまとめると以下のようになりました。
- 開かれてること・オープン
- みんなが集まって成長していく
- 生態系・海
- 公平・公正
- フレンドリー
- 広がっていく
これらのキーワードを表現の軸にしつつ、ユースケースを考えロゴマークとして機能するかどうかでデザインを絞り込んでいくこととしました。
ロゴマークの検討
ラフスケッチ
伝えたい想いをもとに、たくさんのラフスケッチを書きアイデアを出しあっていきます。
モチーフ案として、染色体、細胞、海、有機体などがあがりました。
モチーフの絞り込み
ラフスケッチをチーム全体に公開し意見を募ります。
もっとも高評価を得たのが『生態系や成長して広がっていくイメージを細胞分裂として表現した案』でした。
細胞分裂をキーワードにしっくりくるものを探っていきます。
ロゴマークのバリエーション
円と円がしだいに離れていくデザインに絞り込まれました。
細胞と細胞が今まさに分裂する、その動的な瞬間を切り取り表現したものです。
視認性を考えながら、細胞の数やその並べ方も検討してみます。
できるだけシンプルなものを選びおおよその形状が固まってきました。
ロゴマークの調整
ロゴタイプとのバランスを考えながら、ロゴマークの太さや傾きを調整します。
ロゴタイプの検討
ロゴマークと並行して、ロゴタイプの検討も行っていきます。
既成フォントは使わないポリシーのもと、世界観を表現するにふさわしいロゴタイプを気持ちを込めて作字します。
ロゴタイプの方向性
ロゴマークが『生態系や成長して広がっていくイメージ』を表現したのに対し、ロゴタイプでは『公平・公正さ』を表現していくことにします。
直線のほかに、円を用いることで固くなりすぎず、1文字の中心をセンターに置くことで不安定さがなく、全体的に安心できる印象を与えています。Yの字は左上のアイデア以外は天秤のようなフォームを保つことで、公平感がうまく表現できたのではと思います。
とくに議論となったのがQのひげの部分です。
真ん中の案は、虫眼鏡のようにも見えるということで、意図しない表現をしてしまっていないかどうか考える必要がでてきました。また文字として認識できるか、目が滑って読みづらさを感じないか、といった内容です。
結果的には、シンプルかつ文字としての認識がしやすい右の形となりました。
ロゴタイプの太さと角丸の調整
信頼感を表現しつつ、スタイリッシュになりすぎずフレンドリーさを残す表現はできないか、形状やウェイトもいくつかバリエーション用意して検討してみました。表現したい方向に一番ふさわしそうな、丸すぎず、見た目に強すぎないものが選ばれました。
カラーの検討
ロゴ全体が決まったので、カラーを検討します。
伝えたい想いや、ロゴマークのモチーフである細胞分裂や生態系の舞台にもなることから、海の色をイメージとすることはすぐに決まりました。
しかし、海の色といっても、さまざまなシーンが考えられます。
ビーチ、水平線、波、海中?
それは、浅いのか深いのか。昼なのか夜なのか。
イメージしていく中で、今後生まれてくるDAppsを『生命の誕生』と捉えて、その誕生の地と考えられている『深海』にフォーカスし、カラーとして選択しました。
この時点で並行してデザインを行っていた、ウォレット付きブラウザアプリであるQuragéとのカラーの関係性も持たせています。
DAppsが生まれていくるUniqysの『深海』に対して、DAppsを検索したり表面的な操作ができるイメージとしての『水面』の明るい色を設定しました。
このようにして、Uniqys Netwrokのロゴはデザインされました。
ロゴに込めた想いを胸にこの海がDAppsの生命に満ちた世界を目指して、デザイナーとしても良いプロダクトを提供できるように進んでいきたいと思います。