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【大リーグ】

イチロー、来季は現役復帰だ 今季を総括「できること全部やった」

2018年10月2日 紙面から

レンジャーズに勝利し、コーチと抱き合うイチロー会長付特別補佐=シアトルで(ゲッティ=共同)

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 メジャーでも前例がない1年を終えたマリナーズのイチロー会長付特別補佐(44)が30日、苦しかった心情を吐露した。メジャー18年目の今季は出場15試合のみ。5月3日、同職に就任した。「できることは全部やったんで、そこそこ疲れてます。ちょっと休みたいかな」。イチローは今季を総括し、苦笑いした。

 現役引退ではなく、若手を指導しつつ試合前のチーム練習に参加。試合には出場しないが、復帰も視野に入れてトレーニングを続けるという特殊な役割を果たした。5月は「コンディションが維持できれば、来年につながる未来がある」と語っていた。その思いは変わらないかと問われ、「もちろん。言うまでもない」。来年3月、日本で開催されるアスレチックスとの開幕シリーズ2連戦で現役復帰が期待される。 (シアトル秋野未知)

◆イチ★一問一答 「帰るとき、クタクタ」

 -毎日、試合中ずっとトレーニングしていた

 イチロー「毎日の目標はそれだった。帰るとき、もうクタクタで帰るというのが。そこだけ見れば、完遂したということになるでしょうね」

 -来年以降へ、何を感じながらやっていたのか

 「この状態でもけがなく過ごすこと。結構大変なことなのでね。その期間を過ごしたのは、ひとつの抗体ができたかなという気がする」

 -しばらく休む

 「休むが、体は休ませない。気持ちというか、それなりに(ナインと)一緒にいたんでね。トレーニングとかをやめることはない」

 -チームが5月に下した(特別補佐就任の)決断が早すぎたんじゃないかという声もある

 「それは僕の問題というよりも、周りの問題。そういうふうに見てくれているのなら、やったかいがある。ま、しょうがない。今年はもう、5月までできたことだけでもね。なかった可能性だってあるからね。もう、常にそこに立ち返る」

 -キャンプをフルで過ごしていれば

「キャンプというよりも、あの(開幕前の)ふくらはぎ(の張り)がという感じ」

 

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