スポンサーリンク
『第60話 馬騰、都に入る』のキャスト
曹操の傲慢さが炸裂してしまう『第60話 馬騰、都に入る』 に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。
- 曹操(魏)/無理難題な事を要求する丞相(声:樋浦勉)
- 曹丕(魏)/楊修を褒める曹操の子息(声:前野智昭)
- 曹彰(魏)/馬騰の陣を調べる曹丕の弟(声:小林かつのり)
- 司馬懿(魏)/曹操と衝突する文官(声:佐々木勝彦)
- 荀彧(魏)/司馬懿の動向を憂う軍師(声:星野充昭)
- 楊修(魏)/曹操の考えを看破する文官(声:鈴木正和)
- 黄奎(魏)/馬騰と共謀する文官(声:横島亘)
- 馬騰(西涼)/西涼軍を指揮する猛将(声:佳月大人)
- 韓遂(西涼)/馬騰の義弟(声:北川勝博)
- 馬超(西涼)/馬騰の子息(声:森川智之)
『第60話 馬騰、都に入る』のストーリー
司馬懿は、曹操から「自分の息子たちの中から一人だけ選んで、師父になれ」と言われていました。そこで、司馬懿は曹沖がなくなってから3年も経ったので「曹丕様の師父になります」と言いますが、それに曹操は無理難題な理屈を述べるのです。
曹操の無理難題(起)
司馬懿が曹丕の師父になりたいと聞いた曹操は「そなたは曹植につけ、優秀で前途有望だ」と要求。それに司馬懿は「曹植様は優秀なので、教える事はございません」と答えますが、曹操は「ワシの命と言えば?」と迫るのです。
司馬懿は「私は裁きを受け、死すともやむなし」と覚悟を決めます。曹操は「見上げた気概だな、あぁ?そなたには才がそなわっている、傲慢という才だ。しかし曹丕を選ぶ傲慢は許さん」と言い放ちます。それに司馬懿は「3年前に、丞相はご子息から選ぶ事を承知されました」と答えます。
曹操は「私が前言をくつがえしても問題はない、違うか?皇帝の臣下の最上位、丞相だからだ。ワシの言葉が法であり、天下を掌握する。そうであろう?」と迫ります。
司馬懿が下野(承)
曹操の無理難題な理屈の前に、司馬懿は「おっしゃる通りにございます」と答えるしかありませんでした。そして、曹操は「ゆえにワシは約束を反故しても構わんが、そなたらはいかん」と言い放ちます。
しかし、司馬懿の事を気に入っていた曹操は「置いてゆく訳にはいかん、出ていけ」と司馬懿の命を取らない事にしたのです。これに司馬懿は感謝をして野に降りますが、それに曹丕が駆けつけていき「先生、戻って下さい」と懇願。
司馬懿は「私が戻れば曹丕様が何かと言われます。私には、雨風をしのぐ程度ですが、あばら家があります。お暇があれば釣りでもしましょう」と去っていくのです。荀彧は、曹丕と司馬懿が最後に会っていた事を報告して、司馬懿が去る事を憂慮してしまいます。
楊修の危うさ(転)
曹操は「劉備には諸葛亮、孫権には魯粛がいるので、奴らの所へ行けば争う事になるので、魏から離れないだろう」と指摘して、思わず荀彧は敬服します。そんな時に、楊修は、曹操が門に書いた文字や、お菓子の上に置いたフダなどから主君の考えている事を当ててしまいます。
それに曹操は「そなたは賢いな、荀彧を呼んでまいれ」と言って、揚州は少し微笑んで荀彧のもとへいきます。しかし、その時、曹操の目は殺気にみなぎっていました。曹操は荀彧が来た所で、お菓子を差し出して食べさせた所で「馬騰が寄越したものだ」と言って、荀彧は毒が入ってないか驚きます。
馬騰の策謀(結)
曹操は「安心せよ、先に楊修に食べさせた」と笑い出します。そのお菓子は苦味のある物で美味しい物ではありませんでした。曹操は、かねてより自分を尊敬しようとしない馬騰を魏に招き入れて、始末しようと企みます。
曹丕は、司馬懿と釣りをしながら楊修が行なった事について「賢いでしょう?」と微笑んでいました。しかし司馬懿は「楊修は長生きしませんな、才覚をひけらかしていたら、曹操様の癇(かん)にさわります」と指摘するのです。それに思わず、曹丕は「目が覚めました」と力なく答えます。
その頃、馬騰は曹操に招かれたので、逆に曹操を始末しようとします。そのために、韓遂や馬超に追放されたフリをして曹操を油断させようとします。はたして、馬騰の試みは上手くいくのでしょうか?
答えを知りたい方はネタバレをクリック [ネタバレ]
『第60話 馬騰、都に入る』のまとめ
動画配信U-NEXTで配信されている『第60話 馬騰、都に入る』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい(本ページの情報は2018年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください)。
三国志の名言『狼をもって犬を討つの計』
荀彧は、曹操に『狼を以て犬を討つの計』を進言します。これは狼(馬騰)に犬(孫権)を討たせて、漁夫の利を得ようとするものでした。しかし、曹操は「それに少し手を加えたい」と言って、馬騰を招いた所で始末しようとするのです。
冷静に考えて、馬騰が宿敵の曹操のために、孫権と血みどろの戦いをする訳はないので、この曹操の謀略は見事と言えます。
『第60話 馬騰、都に入る』の残念な所
荀彧が、孫権を犬として例えた所は、呉のファンの私としては、少しカチンとはきましたね。その犬に赤壁で大敗したのはどこの国だ?と突っ込みたい所ではありました。
それにしても、今回も楊修が危ない事をしていて、関係のない私でさえ「もう辞めたほうがいいぞぉ」と助言したいぐらいでしたね。
『第60話 馬騰、都に入る』の見所
今回も、曹操の傍若無人さが炸裂する内容になっていましたね。それに臣下である司馬懿は従うしかありません。それにしても、荀彧がお菓子を食べたあとに「それは馬騰が送ったものだ」と脅かす所は、少し面白かったです。
馬騰が送ったという事は、毒が入っていた可能性はゼロではありません。それを承知で、楊修に食べさせようとしていたという事は、すでに楊修を始末しようと考えていたのかもしれませんね。