15世紀に聖書を超える大ベストセラーが存在していた!
その名も『魔女に与える鉄鎚』。
そして、2011年6月、苫米地英人が「人類の情報操作の歴史」「脳と情報」「宗教とメディア」「新しいメディアと魔女狩り」というテーマを、15世紀の大ベストセラー『魔女に与える鉄鎚』を通じて執筆した『現代版 魔女の鉄鎚』ついに完成!
フェイスブック、ツイッターが、現代に魔女を生み出す!
あなたは「魔女狩り」と聞いて「自分には関係ないこと」だとは思っていませんか?
現代でも魔女狩りが始まっているのです!
魔女の存在が広がった背景には出版物という【ニューメディア】の誕生がありました。そして現在、グーテンベルグの印刷発明以来の技術革新といわれる【ニューメディア】「ソーシャルメディア」が誕生しました。
それがフェイスブックであり、ツイッターの誕生です。
文字情報のメディアであり、口コミをもたらす機能、刷り込み効果のあるメディアであるツイッターやフェイスブックは、魔女狩り以上の恐ろしさを秘めているのです。
ソーシャルメディアの誕生によって、誰もが情報を発信できるようになったことで、魔女狩り広まったときの条件が整ったのです!
ソーシャルメディアはアンダーグラウンドメディア
さらに、このソーシャルメディアが恐ろしいのは、【開かれているメディア】として認識されていることです。じつは、このメディアは閉じられたクローズドメディアです。なぜならフェイスブックもツイッターもみたくない物、信じたくない物は見ないことができるからです。
真実かどうかも解らない情報が蔓延していき、誰もしらないところで、【真実がウソになり、ウソが真実になる】のです。
本書のまえがきにも、こんな一文が紹介されています。
情報量は膨大になり、情報経路は複雑になっていく中で、多くの人は情報源をまったく見ないままに情報を受け取っています。
あまりにも膨大な情報が複雑に絡み合っていく中で、私たちの脳は思考停止状態になり、より【他人によってつくられた世界】が強化されているのです。
現代人はより【他人によってつくられた人生】を生きることを強いられ、「自由」を奪われているのです。
そして、ツイッター、フェイスブックという【新しいメディア】は、【他人によってつくられた人生】をより強化する作用があるのです
(まえがきより)
本書では、15世紀の大ベストセラー『魔女に与える鉄鎚』が中世に与えた影響とツイッター、フェイスブックが現代に生きる私たちに与える影響を比較しながら、情報の洪水の中で【不自由な人生】を強いられている現代人のための【自分でつくった人生】を生きるための方法を解き明かしていきます。
著者について
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1959年東京都生まれ。脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家。
上智大学外国語学部英語学科卒業。 2年間の三菱地所勤務を経て、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学。
その後、コンピューター科学の分野で世界最高峰と言われるカーネギーメロン大学大学院に転入。計算言語学の博士号を取得(日本人初)。
現在、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、米国公益法人The Better World Foundation日本代表。
イエール大学・カーネギーメロン大学在学中、世界で最初の音声通訳システムを開発し、 CNNで紹介されたほか、マッキントッシュの日本語入力ソフト「ことえり」など、多くのソフトを開発。帰国後、三菱地所の財務担当者としても活躍。自身の研究を続ける傍ら、1989年のロックフェラーセンター買収にも中心メンバーの一人として関わった。
また、オウム真理教信者の脱洗脳や、国松警察庁長官狙撃事件で実行犯とされる元巡査長の狙撃当日の記憶の回復など、脱洗脳のエキスパートとしてオウム事件の捜査に貢献。現在も各国政府の顧問として、軍や政府関係者がテロリストらに洗脳されることを防ぐ訓練プログラムを開発・指導している。
近年は、同時通訳者としての経験や脳機能学者・計算言語学者としての見識から生み出した「英語脳のつくり方」プロジェクトが大反響を呼んでいるほか、本業のコンピューター科学分野でも、人工知能に関する研究で国の研究機関をサポートする。次世代P2P型通信・放送システム「Key HoleTV」を開発し、無料公開も行っている。
今春から、自己啓発や能力開発の分野における世界的権威ルー・タイス氏とともに、米国認知科学の最新の成果を盛り込んだ能力開発プログラム「PX2」の日本向けアレンジに着手。日本における総責任者として普及に努めることになった。
一方、格闘家前田日明氏とともに全国の不良たちに呼びかけた格闘イベント「THE OUTSIDER」を運営。また、「神様のパズル」(角川春樹事務所)や「明日使える心理学!テッパンノート」(TBS・毎日放送系列)「ケータイ捜査官セブン」(テレビ東京系列)の監修を務めるなど、多方面で活躍している。
苫米地英人の著書に『残り97%の脳の使い方』『英語は逆から学べ!』『英語は逆から学べ!実践トレーニング編』『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~』『脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~』(フォレスト出版)、『本当はすごい私』(講談社)『年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方』(宝島社)『洗脳』(三才ブックス)、『ドクター苫米地の新・福音書』(講談社)、『スピリチュアリズム』(にんげん出版)、『心の操縦術』(PHP研究所)、『洗脳原論』(春秋社)、『夢をかなえる洗脳力』(アスコム)、『洗脳護身術』(三才ブックス)、翻訳書に『CIA洗脳実験室』(デジタルハリウッド)など他多数。
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