紙パックの恐怖(前編)


 

・もはや、”ブラジル屋”に行ってもアレな感じのするモノを新たに発見する事もなくなり、すっかり安心していた頃にいぬゐ先生から賜ったがこの”ドリンク味噌汁(しじみ)”です。いきなり飲むのも危険な気がしたので、とりあえず成分表示を見る事にしましょう。

 

品名

清涼飲料(味噌汁)

(特許出願中)

原材料

みそ(豆みそ、米みそ)

しじみ

殺菌乳酸菌飲料

乳化剤

香料

かつお

昆布

調味料(アミノ酸等)

内容量
200ml
賞味期限
容器上部に記載
使用上の注意

ホットショーケース利用可能容器です

(それでの以外加温はおやめください)

保存方法
高温多湿を避けて保存してください
販売者

長崎県佐世保市ハウステンボス町14番地21

長崎飲料株式会社 NIK

 

何で乳酸菌飲料が混入してますか?

って言うか、味噌汁は清涼飲料水ですか?

 

外装をよく見ると、他にも「なぜなかったのか? 」「この商品は味噌汁・具材をジュース状にしてあります」などと、恐ろしい事がイロイロと書かれています。前者、”なぜ? ”の着眼点はかなりイイのですが、その問題点を解決しないまま商品化しているようにしか考えられないのは私だけでしょうか? 。”狂気と天才は紙一重”との表現になぞらえるなら、これはおそらく狂気の側だと思います。後者、”この商品は”に関しては、味噌汁は最初から液状なのでまだイイとして、何で具材までジュース状にしますか? この場合、味噌汁らしさを再現するには味なんかよりも、具材の食(触)感の方が大切なんじゃないかと思ってしまいますケド?

 

 

・さて問題の”味”ですが、何だかとっても表現し難い味わいです。何と表現すればイイのでしょうか、確かに味噌汁のようではありますが、そこはかとなく違うのです。おそらく、保存料の代用として入っている乳酸菌飲料のせいでしょうね。まぁ、想像していたモノよりは遥かにマシでしたよ。

 

判決

脳死はヒトの死か?

・”コレは味噌汁である”と言う、つまらない意識さえ捨て去ってしまえれば”味噌汁みたいな味のする不思議なノミモノ”として余裕を持って飲めるでしょう。よって、”執行猶予3年・懲役5年”ってとこですかね。まぁ、”朝食の一品”として出てきたらスゲぇ嫌ですケド。

 

 

 

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