フルコンタクト制


 

・小学校の頃、よく朝の学校が始まる前の時間にサッカーをやってたのですが、誰も正確なルールを知らなかった(あっても従わなかった)ので”反則”なんてモノは存在しませんでした。

まぁ、さすがに相手を泣かせたらアウトでしたけどね。んなワケで、タックルで相手をブッ飛ばしたり、浮いたボールを蹴ろうとしたらハイキックで頭を揺らしたり、キーパーが本当に”パンチ”してきたりと滅茶苦茶でした。そんな事を半年も続けていたら、いつしか”蹴りでダウンさせたら1点”などと言うルールが成立してしまって、ついにフルコンタクト制サッカーが完成したのです。

 

・そこまでするともはやサッカーではない気もしますが(今から考えると、某くにおくんシリーズのようです)、当時はそんな事を言うヤツは誰もいませんでした。それぐらい面白かったンですよ、スゲぇ痛かったけど。先生方が「何があってもケンカはいけません」と最高に納得の行かない事をのたまっていたおかげで溜まっていたモノを、この”サッカー”のカタチをしたケンカにぶつけていたのでしょう、たぶん。

 

・フルコンタクト制になってから最初のうちはうまくやっていたのですが(まぁ、すり傷だらけでしたケド)、だんだんとエスカレートしてついには大怪我するヤツまでが現れたので、さすがに「コレじゃ死亡遊戯だ」って事に気付いてそれっきり廃止されてしまいました。でもこの遊びはイロイロな事を教えてくれましたよ、特に”蹴られると痛い”って事をね。

 

・あぁ、ちなみに、中学校ではこの時の主要メンバーが再び集結してフルコンタクト制バスケをやってました。

 


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