立川の猫カフェが臨時休業 ネットにはパルボウイルス感染との告発も 店に真偽を確認するも「わかる者がいない」

画像は「猫カフェ MOCHA」ホームページのスクリーンショット

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東京・立川の猫カフェ「猫カフェ MOCHA 立川店」が1日、猫の体調に深刻なトラブルが発生したとして臨時休業すると発表した。ネット上では、このトラブルは「猫パルボウイルス」の感染によるもので、既に複数の猫が死んだとの情報が拡散。臨時休業の理由を運営会社のケイアイコーポレーションに確認したが、担当者不在とのことで回答を得られなかった。


「猫カフェ MOCHA 立川店」のホームページには、「一部の猫の体調に深刻なトラブルが発生したため、猫の安全が確認できるまでのしばらくの間臨時休業とさせていただきます」との告知が掲載。現在、問題解決に向け全力で対応にあたっているとして、詳細は今後報告するとしている。


しかし、店が告知を出す前からネット上には、店で働いているという人が発信した「猫パルボウイルス」が蔓延し「この4日間で4匹も死んだ」という情報が拡散。他の従業員・元従業員という人からも同様の指摘が相次ぎ、飼っている猫の妹が実際に死んだとの告発も出ている。また、「猫カフェ MOCHA」は都内だけでも9店舗あり、店舗間で猫の移動もあることから他の店舗も休業すべきとの声があがっている。


「猫パルボウイルス」は、猫汎白血球減少症という病気を引き起こすもので、ワクチン接種によって防ぐことができるが子猫が感染すると高い確率で死に至る。また、感染力が強いため多頭飼いの環境では一気に感染が広がるほか、家で猫を飼っている場合、猫カフェで付着したウイルスが飼い猫に感染する恐れもある。臨時休業の理由が「猫パルボウイルス」なのか、ケイアイコーポレーションに確認したが、わかる者がいないとのことで回答は得られなかった。立川店にも話を聞いたところ、担当者不在とした上で、「猫は死んでいない」とネット上の情報を一部否定。また、「このトラブルによって他の店舗が休業することはない」と答えた。


なお、今回の騒動によって、都内の猫カフェでは他の猫カフェからはしごして来店することを断る店舗も出てきている。

BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

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