50代は白髪が生えても違和感のない年齢と感じる女性の方も多くなるようです。反面、白髪のままだとだらしなく見えるのでは？ ズボラだと思われるのでは？と、周りの反応が気になる方も。
雰囲気が40代と比べ変わってきたと自覚する50代、そこで、おススメしたい二つの白髪対策とその注意ポイントなどをご紹介していきます。
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50代女性、白髪の原因は？
白髪の原因はいろいろありますが、50代女性の場合は何が大きく関わっているのでしょうか。
加齢
50代、白髪の一番の原因はやはり加齢なんですね。
ヒトの身体は20歳前後を境に身体の老化が始まります。例えば、身体の成長は20歳ころで止まり、肌なども25歳をピークに細胞が衰え始めますよね。
同様に、髪の毛に関係している成長ホルモンの分泌も減少し始め、髪に色を付ける色素細胞は細胞分裂が活発でなくなります。自分で新しい細胞を作り出せない色素細胞（メラノサイト）は、徐々に減少してゆき最後はなくなってしまいます。これを補うために色素幹細胞が自分で細胞を増やしメラニン作り出しますが、これも年を追うごとに働きが悪くなり白髪は増えてゆきます。
女性ならではの更年期や閉経も白髪に関係
女性の場合、原因の一つに更年期と閉経があります。閉経は初潮と同じく、人によって時期が異なりますが、50代で閉経する方が増えています。
更年期は閉経の前後5～10年間に現れ、女性ホルモンのバランスが大きく崩れるため自律神経を乱して、免疫力の低下かイライラなど様々な症状が現れます。
女性ホルモンが髪の発育をコントロール
女性ホルモンは「エストロゲン」「プロゲステロン」の2種類あるのはもうご存知ですね。
エストロゲンは気分を安定させたり、髪の毛や肌の新陳代謝や血管を拡張したりする働きをします。もう一方のプロゲステロンは妊娠継続の役割や生理前の体調変化に関わっています。
閉経にかけて減少するのはエストロゲンのため、髪の新陳代謝や血行が悪くなります。そうすると、頭皮への栄養は行き渡らなくなり、メラノサイトが必要なチロシンも不足。すでに髪の毛を作る毛母細胞やメラノサイトはその働きが衰え始めているので、さらに白髪になりやすい状態を作ってしまうわけです。
この先増え続ける白髪なのですが、今後も白髪染めを定期的に続けるかどうか迷っている方も多いでしょう。そこで、二つの白髪対策方法を以下の項目でご紹介していきます。
隠して気品のある髪型に
家族や友人から「白髪頭まだ早いんじゃない？」とブレーキを掛けられている方、望む時期に自然と白髪に戻していかれる方法は？と考えている方へ、おススメの白髪染と白髪を上手に隠すヘアアレンジをご紹介しましょう。
白髪染めはヘアカラートリートメントがおすすめ
50代に入って、髪質も艶やボリュームがなくなった、ぱさぱさ感が増してきた、と感じていらっしゃいませんか？
せっかく染めても、なんだかこれまでと雰囲気が違って見えるのは髪質の変化のせいなんですね。そこで、髪に栄養を与えながら色も付けられるヘアカラートリートメントを試してみてはいかがでしょう？
数多くの口コミを見ても、艶が出た、手触りがよくなった、扱いやすくなったなど髪の保護や修復の質は疑うところがありません。髪質がよくなると、雰囲気は不思議と明るく、若々しくみえます。
ひとつ問題は、ヘアカラートリートメントは色づきがイマイチ、と言われます。
髪質により、色の付き方は確かに時間がかかりますが、数日シャンプーのたびに使うことで色は定着していきます。
良い点は、もちろん髪にも頭皮にも優しいこと。そして、白髪染めのような黒々とした色ではなく、ナチュラルな色味に仕上がること。さらに、もう染めるのはやめよう、と思った時点でカラートリートメントの使用をやめれば、髪全体の色が徐々に抜けるので、違和感なく白髪に戻すことができます。
白髪を上手に隠せるヘアアレンジ
次は、髪のアレンジの仕方で白髪を上手に目立たなくさせるコツをご紹介！
髪にボリューム出すようにする
白髪はへたり易く、分け目の白髪が目立ちやすくなります。シャンプー後自然乾燥させている方も、お出かけの際はドライヤーを使って髪の毛の根元を立てるようにしてみましょう。
毛が寝た状態ではっきり見えていた生え際の白髪も、こうすると髪の毛で根元が見えにくくなります。髪の分け方も、まっすぐではなく、ジグザグ分けにすると白髪が目立ちにくくなりますよ。
ゆるパーマや小物使い
ストレートヘアは、どうしても分け目が目立ちますので、思い切ってセミロングでふわっとパーマをかけてみてはどうでしょう。内側の白髪が目立ちにくくなります。
小物使いで、幅広のヘアーバンドやカチューシャ付き部分ウィッグなどを利用するのもおススメです。トップの白髪や顔周りの生え際の白髪をうまく隠しながらおしゃれも楽しめます。
あえて隠さないかっこいい女性
白髪はそのまま、というあえて隠さない女性の意見や、白髪を生かしたヘアスタイルの選び方をご紹介します。
染めない派は、どんな意見？
白髪は染めない、もう染めずにおこう！と決めた方々の意見をいくつか集めてみました。
肌のくすみや小じわと、黒髪のバランスが悪く感じるようになった
頭皮がかなり赤くなって、ヒリヒリする、かゆみがある
頻繁に髪を染めるのが煩わしくなった
染めるのは人工的、ナチュラルな自分でいたい
白髪＝染める、白髪＝受け入れる、それぞれの価値観
老けて見られないように白髪染、でも50才だから、もういいかな
自分の身体や髪の毛を労る気持ち、今の年齢に見合った自分らしさを大切にしたい、自然体でいたいなどの考えから、あえて白髪を選択されているようですね。あなたの意見はどうでしょうか？
白髪を染めない場合のおすすめヘアスタイル
白髪を染めないヘアスタイルと言っても、人それぞれに白髪の出方が違いますので、どんな選び方が無難なのか、素敵な雰囲気を作れるのかご紹介していきます。
白髪の量や髪質にあったヘアスタイル選びを
一番のおススメは、専門家にアドバイスをもらうこと。なぜかというと、まだ白髪はまばら、一部がほとんど白くなっている、全体にごま塩、ほぼ真っ白と個人差がありますし、髪の量や質でも、「白髪を生かすヘアスタイル」は異なるからなんです。
行きつけの美容院か、サイト上にブログを出しているサロンへ出かけましょう。サイト上でのサロン探しは、白髪ヘアをお勧めしていて、ヘアスタイルのビフォー・アフター写真を掲載しているサロンがいいでしょう。
行きつけの美容院なら、髪質、好みを十分に把握しているので、顔立ちにあったヘアスタイルを選んでくれます。また、染めた髪を完全に白髪にするまでにショートヘアで半年ほどかかりますから、その間の手入れの仕方（ヘアカラートリートメントの併用や、メッシュの利用など）も細かくしてくれるでしょう。
注意が必要なヘアスタイル選び、ヘアカタログと自分の好み
ヘアカタログから安易に選んでしまうのは、ちょっと危ないですね。たいていモデルさんは若い方が多いです。また同じ50代のモデルさんでも頭の形、髪質、雰囲気も自分とは違いがあります。
決めるときは「コレ」ではなく「こんな感じ」で選びましょう。
次に、美容師さんのアドバイスは是非よく聞くようにしましょう。自分の好みで似あうと思っても、他人から見ると違和感があるときもあります。美容師さんは一番身近で専門家の第3者、他人の目から見た「あなたに似合っているかどうか」を教えてくれますよ。
白髪対策は自分らしさを基準に選びましょう
50代に入ったから、そうはいっても人それぞれに生活環境も異なれば、白髪の多さなども異なります。今の自分に似合うのは何か、白髪染め、ヘアカラートリートメント、ナチュラル白髪、を一度見直して、一番自分が素敵に映る白髪対策を選びましょう。
白髪の対策に合わせて、健康対策も是非忘れずに！50代に入って更年期を迎える、またはその期間中であれば心身ともに健康のバランスは崩れやすくなっています。白髪対策のためにも、日ごろの軽い運動、食事内容のチェックやサプリなどでのイソフラボンやビタミンの補給、そして趣味を生かしたストレス解消、などもぜひ忘れずに続けてくださいね。
まとめ
女性ホルモンのバランスの崩れから、50歳という年齢は女性にとって心身ともに変化が大きくでます。白髪が増えるだけでなく、顔の表情に疲れや精神の起伏も現れやすく、全体の雰囲気をくすませてしまいがちです。
更年期に入っているご自分を労ることを一番に考え、健康面のメンテナンスも加えながら、今のあなたが素敵に輝きを増す白髪対策を選んでいきましょう！
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