幸せ朝じかん〜暮らしと心、眠りと体をととのえる〜

昨年の春から秋にかけて、半年ほど続いた原因不明の体調不良から抜け出し、何気ない暮らしに幸せを感じる毎日。せっかくだから、そんなささやかな日々をつづります。そして、まだまだぐっすり眠れるようになりたいし、もっともっと元気になりたい!このブログとともに、眠りと体と心を整えていきます。

跳び箱になる

娘の保育園の運動会は再来週です。

時々、運動会でする踊りのふりつけを、

嬉しそうに、照れくさそうにやってみせてくれる娘。

なのに……

運動会が嫌だと言います。

跳び箱と竹馬がうまくできないから

怒られるかもしれない、と。

「誰に怒られるの?怒るひとがいるの?」

ときくと、

「いないけど、先生が怒るかもしれない」

と、目に涙をうかべます。

「なに先生が怒るかもしれないと思うの?

そんなんで怒るような先生いる?」

「いないけど、怒るかもしれない」

 

ありもしないことに怯える娘……

分かるなぁ。。。

 

「一生懸命やってたら、だれも怒らないと思うけど、跳び箱の練習しよっか?」

と言うと、うん、と笑顔をみせました。

 

そして、、、

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ヨガマットの上に小さく小さくまるまって、

私は跳び箱になります。

「いちばん遠いとこ、このママのお尻のあたり、ここに手をついて跳ぶねん。分かる?」

まるまりながら、必死に説明します。

保育園でそうしているようで、

右手を挙げて「はい」とかけ声をあげてから

むかってくる娘。

その声はなんとも嬉しそう。

何度もやっていくうちに、

跳び箱の私には見えないものの、

手をつく位置や、かかってくる重みで、

上達していくのが分かります。

 

そばでスマホをいじりながらお酒を嗜む夫に

「ちょっと見てよ!今の跳べてたよね?」

ときくと、

「跳べてる、跳べてる」と。

 

嬉しそうにとびついてくる娘。

笑顔のまま、「竹馬は?」ときいてきます。

「竹馬はうちにはないからなぁ。でも、どうしてもできなかったら、持ったままゴールまでニコニコ笑顔で歩いたらいいよ」

と、ほうきを手に、へらへら笑いながら歩いてみせると、

「ちょっと、貸してー」

と私の手からほうきを取り上げて、

こりゃまたやけに嬉しそうに、楽しそうに、

へらへら笑ってほうきを持って歩きだす娘。

 

よかったよかった、これで安心。

と、胸をなでおろしたあとに、

 

ん??あれ???

こんなにへらへら笑って歩いたら、

ふざけてると思われて、

先生に怒られやしないだろうか。。。

 

と、不安がざわざわと胸にわきあがったのでした。。。