今年もこの季節がやってまいりました。
今回の電奏楽団の新譜は、
11年ぶりくらいとなる
みずさわゆうきさんとのコラボレーションです。

3曲のミニアルバムですが、
全編歌モノで、作詞もみずさわさんに
書いていただきました。
みずさわゆうきさんは、
かつて新海誠監督の「ほしのこえ」で
主題歌を歌っていただいた方で、
「電奏楽団」でも「悠久の老木」という
アルバムにも参加いただいておりました。
その後歌手活動を一時休止していましたが、
今回、久し振りに歌っていただく事になりました。
しかし今回は聞くも涙語るも涙。
歌録りまでは順調に進んでいたのですが、
直後に、14年ほどずっと音楽制作で使ってきた
MACが死んでしまいまして、
データが消失・・・。
仕事のための曲もデモまでは完成させてましたが
全部データが吹っ飛んで目の前が真っ暗に・・・。
人生終了だ、と嘆き悲しみました。
しかし、気を取り直して
なんとか最低限の機材を揃えようと、
通販で取り寄せる事に。
・・・配達の時間が指定できなかった為、
機材が届いたのは夜の9時。
そこからセッティングにかかり、
とりあえずは音が出るようになって
バンドルされているシーケンサーを
使ってみよう、と手続きをしてみると、
「すでに別のマシンで使われています」
(・・・?)
(何かがおかしい)
と思いながら、
キャンペーンは終わってしまったのかな、
なんて楽観しながら、
まずは音が出たので
本格的にセッティングするのは明日から、と思い
眠りにつきました。
翌日。
機材がウンともスンとも言いません。
USBが死んでるようですが、
ケーブルを替えてもダメだったので
本体が死んでるようです。
(・・・こいつはマズい。本当にマズい)
人生終了だ、と嘆き悲しみました。
不良品云々でやりとりする暇はもはや無く、
取り乱しながらまた機材を買いに行き、セッティング。
バンドルで付いているシーケンサーを
「お願いします!」と祈るようにアクティベーションさせます。
鼻血出しながら。
今度はちゃんと使えるようになりました。
あっという間にぶっ壊れた通販で取り寄せた機材に
ものすごい疑念を抱きながら、
やっと作業再開するも
CDプレスの締め切りまであと6日。
人生終了だ、と嘆き悲しみました。
・・・というわけで、
当初予定していたアレンジとは
違うものになってしまいましたが、
矢尽き刀折れ、血ヘドを吐き、涙にむせび泣きながら
この作品は出来上がりました(ウソ)
しかし仕事のデータも吹っ飛んだので
本当の地獄はこれからでしたけどね。ええ。
人生終了だ、と(略)
「scenery in one's mind's eye」
2016年12月31日(土曜日)
「コミックマーケットC91」にて頒布予定。
ブース: 西 る - 3 8 a
会場頒布価格予定:1000円
soundcloudによる
試聴ページへ
また、
電奏楽団ホームページもご覧ください。
みずさわゆうきさんのコメントも掲載しています。