半年間、一話も欠かさず見続けた「半分、青い。」も終わってしましました
深い考察や観察や裏読み等が恐ろしく苦手な私が、心の中のなんてことない呟きを好き勝手に書こうと思います
呟きシリーズはこちら↓
読んで行く中で、「それは違う!!ああしてこうなって、だからそうなったんだよ!わかんないの?」という反論をお持ちになるかも知れませんが、そこはまあツッコミなしで大目に見て下さい
ね、お願い!
あくまでも一個人の感想です、ご了承を~~
印象に残っているセリフ
※こちらも正確に再現出来ているかは不明
鈴愛
「お母ちゃんは油臭い!和子おばちゃんはいいにおいがする!」
「秋風先生はいい年して家族も友達もいない」
「(ユーコに)逃げた奴に何がわかる」
「死んでくれ、涼ちゃん」
「ブッチャーに雇われるくらいなら物乞になる!」
「律は今まで看板に守られてきた」
ほとんど暴言ですね
観ていてリアルに「おいおい、言い過ぎ!」突っ込んでしまったセリフ達です
子供や学生の時は、まあまだ若いしね・・・とこちらも大目に見て成長を期待してたけど、アラフォーになっても人様に対する失礼さや非常識さが治ってないのが、後半イライラの原因の大半を占めてます
晴さんが「あんたはいっつも思いつきや!」と言った事に対し「思いつきやない!本気や!」と口答えする鈴愛
いや違う違う!「思いついてすぐ本気になる」になってんのよ!
漫画家になるために東京へ行く事も、涼ちゃんと出会って数日で結婚を決めた事も、五平餅カフェをやろうとした事も、東京に戻ってカンちゃんにスケート習わせながらおひとり様メーカーをやろうとした事も・・・
全部、思いつきからの周りが見えないくらい本気なんだよね?
アイデアや決断力や行動力と言う面から言えば尊敬に値しますが、これだけ周囲の人を振り回して暴言繰り返すのにみんなから好かれて助けられてる
なかなかに珍しい朝ドラヒロインだと思います・・・うん、新しい
永野芽郁ちゃんが可愛いからなんとか最後まで、「鈴愛ってどうなのーー?いや~~それにしても可愛いな」と観れました
これからが楽しみな大好きな女優さんです
応援してます
律
「鈴愛の夢を盗んだ」
「夢が飛んだ代わりに、鈴愛を捕まえたつもりでした」
「母さんの笑い声、掴んだ」
理系のわりになんともポエミーな・・・
こんなセリフをサラッと真顔で言えるのは、そう律くん、あなたしかいない!!
確かにカッコいい、美形です!認めましょう!
しかし、周りから容姿を褒められるシーンが多い中・・・
一度も否定しない!
「ああ、まあそうですよね」みたいな顔してシレっと黙ってるっていうね
だからこそのこれらのセリフも端的に言っている様で、キマル!(褒めてます)
子役時代から、淡々と飄々として感情を表に出すのが悪だとでも言うような態度を全ての人に取ってたのに(親にさえ)
スパロウリズムを立ち上げてからのあのキャラ変ぶり凄くない?
イキイキしているという表現がピッタリだけどね、今まで周りの期待に応えたい一心で慎重に人生歩んできたから自分のやりたいことを爆発させて生きる喜びを手に入れたって感じ?
出来すぎる子ってのも考えもんだね~~~
佐藤健くんは仮面ライダー電王の頃からすごい子が出て来たなーと思って注目してたのよ
応援してます
晴
「うちの娘はひとりです!」
「もう大人やって言われても・・・3つのあんたも5つのあんたも13歳のあんたも、まだ心の中におる」
「ちょっと宝くじに当たったような気分やった」
晴さんのこれらのセリフを聞いた時ですね・・・
泣けました
子を持つ母親として自分と目線が一番近い役だったからか、晴さんの表情や言葉は特別浸み入るものがありました
スレンダーで洗練されていてちょっと冷たいイメージもある松雪泰子さんが、敢えて田舎の食堂の奥さんを演じることで柔らかい愛情がうまく醸し出されてたと思います
我らが「白鳥麗子」(←知ってる?)もヒロインの母親役をする年になったかー・・・
相変わらず綺麗なんだけど・・・羨ましい
これからも応援してます
仙吉
「夢を見る時間がいいんや。それだけでも・・・元取れるな」
「人間ちゅうのは、大人になんかならへんぞ、ずーっと子供のままや、競争したら勝ちたいし、人には好かれたいし、お金は欲しい」
こんな風におじいちゃんに言われたらストンと腑に落ちると言うか、安心も出来て自信も持てるというか
とにかく仙吉じいちゃんは功労賞ものですよ
家族や梟町の人達や視聴者みんなの癒しとなって、ドラマを支えてきたんだから
画面の中に見つけるだけで暖かい気持ちになれたものです
我らが「夕陽丘の総理大臣」(←え、知らない?)中村雅俊もおじいちゃん役かあ
でも朝ドラ史上最もかっこいいじいちゃんだったのでは?
この「半分、青い」は別名「イケメン、多い」と言われるほど(私が今命名しました)イケメン俳優が雨後のタケノコのように後から後からニョキニョキと登場しますが、
ぶっちゃけ、仙吉じいちゃんが一番カッコいいと思ってます!!
これからも応援してます
たくさんのイケメン達
律や仙吉じいちゃんの他にもイケメンが次々現れます
ザーッと簡単にご紹介
正人
大学生役で初登場したときは特に何とも思わなかったんですが、回を重ねて観て行くうちに・・・
恋に落ちました
あのゆるーい雰囲気と、優しげな表情と、柔らかい口調で甘い言葉をかけられたら・・・
あっという間にマアくん信者の出来上がり
こりゃモテるわ
涼次
無責任にも夢の為に家庭を捨てたダメンズ代表です
毎日朝ドラ観ているうちの上司も「涼次はクズだな」と言ってました
本当にクズだし、叔母さん達に愛されすぎて世間知らずだし、雨の中「踊りませんか?」と言っていきなり踊り出したり、出会って数日でプロポーズしたり・・・
登場した時から胡散臭さは漂ってたんだけど・・・
顔面の美しさに負けました
いやー、なんだろうね
吐いてるセリフはバカバカしいくてもうっとり顔を眺めちゃう
あのキラキラしたお目目で縋られたらなんかそれだけで許しそうになる
まさに3叔母の気分ですわ
草太
颯太の子供時代の子役が可愛い
颯太の息子役の子役が可愛い
なぜか?
それは草太が可愛いから!
つるんとしたお肌にえくぼが可愛い
食堂継いで繁盛させてえらい!えらいぞ!
健人
話の中盤で突如として現れ、鈴愛の思いつきで始めた五平餅カフェを最終的にメインで任される為だけに配置されたキャラクター
つーか、ブッチャーのお姉さんの体、触り過ぎ!!
弥一
ここは敢えて和子さんとツーショットで
夫婦そろって柔らかくて優しい雰囲気が良く似合う
単体でなくこの組み合わせの夫婦で初めてこの役の良さが生かされていると思う
とにかく声がいい!!KING OF イケボ !
近所にこんな写真館あったら、記念写真はスタジオア〇スじゃなくてここで撮る!!
秋風羽織
鈴愛にはさんざんこき下されたけど、見た目のイメージとは裏腹に一番人間味があったと思う
鬼才ぶりの中におちゃめな要素も垣間見せつつ、多くの名言を残してこのドラマの肝になる役割だったのだなあと、私なんかは思います
とても弟子思いの暖かい人でした
今の若い人で秋風羽織推しで「愛していると言ってくれ」を観た事ない人!!
是非とも若くて美しいトヨエツを見て、秋風先生とのギャップに萌えてほしい!!
全体的な感想
ネットでは色々と叩かれていた「半分、青い」
私も観ていて途中で「いやいや、それはちょっと!」「それはないやろ!」「やっぱり無理・・・」となる場面は多数ありました
個人的には、中盤(100円ショップ編)~ 終わりにかけてが突っ込む為だけに見続けた感があります
あのね、子供時代が始まった時は「こんなに面白い朝ドラがあったとは!」と感動すら覚えました
私が鈴愛達と同世代と言う事もあって、ベストテンごっこ・ぐるぐる定規・テープレコーダーでテレビ番組をアナログ録音・チラシの裏にお絵かき、画面に映る小物やファッション・・・
まさに自分の子供のころを見ている様で非常にツボでした
そして、子供時代の鈴愛や律が魅力的でした
生まれた時から一緒で、正反対の全然違うタイプなのにそれでもずっと一緒にいてお互い大切に思ってて
でもそれをうまく表現するにはまだ幼すぎて・・・
鈴愛が左耳失聴した時、河原で耳を寄せ合うシーン
このドラマの中で一番好きです!
ベスト オブ 名場面!
この感じを40代まで引っ張るから無理があるのかなあ
子供時代は2週間で終わったけど、もっと長くても良かった
メインにしてもいいくらい
昔は子供がメインのドラマたくさんあったよね?「ケンちゃんチャコちゃん」とか「あばれはっちゃく」とか(←知らない?)
そこから学生時代に移って、それでも律とはそのままの関係だったり思春期特有のギクシャクしたりだとか
で、漫画家編で紆余曲折ありながら、夏虫の駅でプロポーズされて「お互い自分の夢をかなえたら」的に数年後に晴れて結婚!最終回!でよかったのでは・・・
定番過ぎ?やっぱり私、凡人?
あとね、片耳失聴の設定を推すならもう少しそのエピソード・・・
例えば大事な話を聞きとれなくて大変な失敗したとか、自転車で事故りそうになったのも晴さんのセリフ説明だけじゃなくて実際シーンで再現するとか
子供時代の体育の平均台の時だけだったかな?律がそれをフォローしたのも・・・
そのハンデや恐怖心を明るく乗り越えて自分の夢をかなえる為に頑張るヒロイン・・・そこをもっと丁寧に書いてくれてたら応援したくなるよね、フツーは
それ以外はやたら口で「片耳聞こえない」は言うけど、それによって特別困っている描写は、ない!逆に結構地獄耳だな!と思う事がしばしば
あ、それと!せっかく漫画家を目指すドラマなのだから、もう少し「絵」だったり「構図」だったり漫画製作に関わるプロの技が見たかったなあ
ネーム、ネームとストーリー作りに重きを置いていたのでそこはちょっと残念・・・と私なんかは思います(←しつこい)
最終週は、娘のいじめ問題・復縁プロポーズ・震災・ユーコの死と詰め込むだけ詰め込んでハラハラしでしたけどね・・・
従来の朝ドラと言うよりは、連載が長く続きすぎてエピソードを詰め込み過ぎた少女漫画という印象が残りました
もう8年も高校3年生やってるよー、なんか事件起こしとけー、みたいな(「一瞬に咲け」もそんな感じだったらしいですね)
最後は主役二人の気持確かめ合うー、みたいな
ドラマはアラフォーまで引っ張りましたが
「私の律は、律しかいないんで」
ここが一番書きたかった事なんでしょうか、作家さんとしては・・・知らんけど
色々思う事はありますが、2人の気持ちが通じ合ってめでたくハッピーで良かったです
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どうしても引っかかること
こんなに自由奔放に自分に正直に生きている鈴愛ですが、それゆえたくさん人を傷つけているように見えます
なのに、周りの友達・・・
奈生ちゃん
ボクテ(イケメン枠に書くの忘れてた!)
ユーコ
この人たちが鈴愛を好きすぎるのがいつも違和感
みんな、鈴愛にはさんざん振り回されたりひどい事も言われたりしたじゃん?
特にユーコは
「鈴愛が好きだ」
「やっぱり鈴愛の声が好きだ」
「鈴愛は私の命だ」
「鈴愛、何かを成し遂げて!それが私の夢だ」
友情以上の熱量を感じますよね
ここまで依存的なのは、もしかすると鈴愛に出会う前は気を許せる友人がいなかったのかも?
しかしいくら苦しかった漫画家時代ともに過ごしてきた同志とはいえ、旦那さんや息子がいるのに「私の命だ」って違うだろーと首をかしげずにいられません
それに対して鈴愛は「私も!」とはならないんですよね
震災であんな形で亡くなってしまったのは無念でしたが、どうにもこうにも最後まで「家族<鈴愛」だったのは不思議で仕方なかったです
そして、我慢しているであろう子供たち
カンちゃん
天真爛漫に振舞ってて鈴愛に言えてない事がたくさんありそう
あんなにパパに会いたがって1人で会いに行って自分から抱きついて・・・
パパ大好きなのに、鈴愛には「結婚は好きな人と(してね)」と言ってしまってるんだから・・・
パパが再プロポーズしたのなら3人で暮らしたいに決まってるじゃん!!
って言えないのが不憫だわ
翼くん
小さい頃から勉強勉強で両親の不仲・渡米・両親の離婚・母親の再婚・・・
どんな思春期を迎えるのか心配でなりません
揺れる想い
涼ちゃんからの復縁プロポーズには非常に驚いたと同時に、「いや、ないやろ」と頭の中では即断ですが・・・
本音は揺れました(私が)
こいつは映画監督になると言う夢の為に家族を捨てたクズ野郎・・・
でも娘のカンちゃんもパパが恋しいみたいだし・・・
しかも別れる時鈴愛は「好きで好きでしょうがない」って言ってしまってるから、未だにそうだと思ってる可能性が・・・
ああ~~~~!!
家の不動産を継いで地元の名士
家族をハワイ旅行に連れていける甲斐性はある
嫁とも仲良しでラブラブ
そしていいやつ
なんだかんだ言ってもブッチャーが一番当たりくじだったというオチです
奈生ちゃん勝ち組!
最後に・・・
長々と好き勝手書きましたが、脚本の賛否はさておき魅力的な役者さん達の素晴らしい演技と制作チームの努力の甲斐あって、続きが気になって目が離せなかったのは事実です
「べっぴんさん」の時も思いましたが、キーパーソンとなる「大人」(「べっぴんさん」ではあさやさん、「半分、青い」では仙吉さんや秋風先生)が亡くなったり出て来なくなると、途端にドラマが締まらなくなってしまいがちですね
でもでも半年間楽しませていただきました!
次の「まんぷく」も楽しみです^^